論文 - 南谷　晴之

Ｃ型慢性肝炎における小柴胡湯長期投与時の各種線維化マーカーの検討

関塚永一，大塩　力，丸山勝也，黒川　毅，細田泰雄，永田博司，南谷晴之

診断と治療, 83, 3    579-586 1995年03月

共著

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Ｃ型慢性肝炎に対する小柴胡湯投与開始時より３年間の長期にわたり線維化マーカーを定期的に追跡した疾患者について，肝生検所見を踏まえた各種線維化マーカーの長期間追跡の有用性と小柴胡湯の有効性について検討した結果，肝線維化の進展性を抑制する可能性があることを示した。

筋収縮閾値以下の電気刺激と随意性ＥＭＧフィードバックを併用した片麻痺下肢足関節治療システム

根武谷吾，野平晴彦，南谷晴之，白川　守，内田竜生

バイオメカニズム学会誌19, 1    51-62 1995年03月

研究論文（学術雑誌）, 共著

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片麻痺肢の運動機能獲得を効果的にはかる治療システムを開発し，片麻痺下肢足関節に対する機能獲得効果及びその機序の検討を行った。

加速度センサによる漕艇運動の身体動作と活動量の測定

岡田英史，中村好孝，茅　元司，南谷晴之

計測自動制御学会論文集(1995) Vol.31 （ No.2 ） 141-149 1995年02月

研究論文（研究会，シンポジウム資料等）, 共著

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加速度センサにより漕艇運動中の身体動作と活動量を計測した。その結果，漕艇運動中の身体動作の特徴をとらえ，また身体の発揮したエネルギを推定することができ，加速度センサのスポーツ計測への可能性を示した。

片麻痺下肢足関節における自動背屈運動改善のための電気刺激法の検討

根武谷吾，野平晴彦，南谷晴之，白川　守，内田竜生

バイオメカニズム学会誌18, 4    229-238 1994年12月

研究論文（学術雑誌）, 共著

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片麻痺肢の運動機能改善を促す電気刺激法を提案し，片麻痺下肢足関節に対する機能改善効果を明らかにした。

体内埋込型圧センサを用いた再建肛門収縮圧計測

杉山行信，捨田利，外茂夫，南谷晴之

計測自動制御学会論文集(1994) Vol.30 （ No.11 ） 1310-1316 1994年11月

研究論文（研究会，シンポジウム資料等）, 共著

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再建肛門管外側と移植薄筋の間に埋め込み可能な圧センサを製作した。動物実験より，この圧センサは再建肛門内圧の測定が可能であり，再建肛門の機能制御に利用できる可能性を示した。

A Quantitative Analysis of Mesenteric Lymph Flow in Potal Hypertension with a High-Speed Video Camera and Image Processing System

Sekizuka, E. , Oshio, C. , Kurokawa, T. ,Minamitani, H. , Nagata, H. , Morishita,T. , Tatemichi, M. , Miyairi, M. , Miura,S. , Ishii, H. and Tsuchiya, M.

Microcirculation annual 1994 Vol.10   181-182 1994年09月

共著

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超高速ビデオシステムと動画像処理システムを用いて腸間膜集合リンパ管内のリンパ流速とリンパ流量および全リンパ流量を同時計測し，門脈圧亢進時のこれら諸量の増加現象を定量化した。

Red Blood Cell Velocity Measurement of Microcirculation in Spontaneously Hypertensive Rat

Oshio, C. , Sekizuka, E. , Ueki, I. , Kurokawa, T. , Nagata, H. , Morishita, T. and Minamitani, H.

Microcirculation annual1994 Vol.10   149-150 1994年09月

共著

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超高速ビデオカメラによって得られた臓器微小循環系の血流画像に対して画像相関法を用いて画像計測した。とくに自発性高血圧ラット腸間膜における細動脈内の赤血球速度が正常に比べてピーク流速および振幅値ともに極めて高値になっていることを明らかにした。

Image analysis of rhythmical active contraction of collecting　lymphatics in the rat mesentery

Haruyuki Minamitani, Eiichi Sekizuka andChikara Oshio

Bioimages, 2, 2    133-141 1994年08月

共著

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顕微鏡下に観測される微小リンパ管の形状計測, リンパ管径の計測，リンパ管全体の収縮状態を計測できる画像処理アルゴリズムを開発し，これを用いてリンパ管の能動的な収縮モードとリンパ流量を定量化する方法を確立した。

3-D reconstruction of surface structure in medicine using CCD camera by photometric stereo and silhouette information

Changsuk Cho and Haruyuki Minamitani

Bioimages, 2, 2    111-118 1994年08月

共著

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３つの点光源による照度差画像情報と３次元物体のシルエット情報を組み合わせることにより, 対象の３次元表面形状を復元する画像処理アルゴリズムを提案し，全方位的な３次元形状計測を可能にし，実験によりその有効性を示した。

Reconstruction of anal function by transposed gracilis muscle with　electrical stimulation: rabbit model

T. SHATARI, Y. SUGIYAMA, T. TERAMOTO,M. KITAJIMA, H. MINAMITANI

The International Journal of Artificial Organs Vol.17 （ No. 4 ） 240-244 1994年04月

共著

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慢性電気刺激後の薄筋を移植することにより人工肛門再建家兎モデルを作成し，人工肛門再建前に慢性電気刺激を与えることの有用性を示した。

ストレスと疲労をはかる

南谷晴之

バイオメカニズム学会誌 Vol.18 （ No.1 ） 1-3 1994年01月

研究論文（学術雑誌）, 単著

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シルバー社会，高齢化社会において問題となってくるストレスや疲労にもとづく生体機能の変化や疲労状態の推定，そして体調の変動をモニターする，いわゆるストレス・チェッカー，疲労モニター，体調モニターの実現についてその問題点と具体的課題を提案している。また，心身のリラクセーション法，疲労に対応した休息法，体調変化に対応した診断治療法などについても言及した。

顕微鏡画像処理による肺胞壁線維化計測

岡田英史, 南谷晴之

画像ラボ, 1994. 1,    38-40 1994年01月

共著

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組織標本における肺胞壁の線維化を定量的に評価するため，クラスタリングによる肺胞壁の領域抽出を行ない，肺胞壁厚を測定する方法を開発した。本法によって得られた結果を病理学者による判定と比較したところ良好な判定が行なえることがわかり，その有効性が検証された。

Microscopic Laser Doppler Velocimeter Measuring Blood　Velocity in Single Microvessel

Minamitani, H. and Okada, E.

The Keio Journal of Medicine Vol.42 （ No.4 ） 186-190 1993年12月

共著

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顕微鏡に組み込んだレーザードップラ流速計により各種微小循環系における血流速度を測定した結果について，その有効性と実用性を示すとともに，測定時に起こる誤差要因とその解決法について示した。

3D Reconstruction of Gastric　Surface Using Endoscopic 3 Source Photometry

Cho, C. and Minamitani, H.

Computerized Medical Imaging and Graphics Vol.17 （ No.4/5 ） 301-308 1993年10月

共著

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内視鏡下で観測される消化器官表層のポリープを想定して，その表面３次元形状を計測するとともに３次元形状再構築する照度差ステレオ法を提案した。３次元計測アルゴリズムを開発し３つの点光源による照度差ステレオ法を使ってモデル実験によりその有効性を検証した。

How to Convert the Rabbit Gracilis　Muscle into a Neoanal Sphincter

T. SHATARI, T. TERAMOTO, M. WATANABE,M. KITAJIMA AND H. MINAMITANI

ASAIO Journal 1993; 39: M486-M488 1993年09月

共著

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家兎薄筋に長期間慢性電気刺激を与える実験を行った。慢性電気刺激により，薄筋は低い周波数の刺激により加重を伴う収縮をすることを示し，肛門括約筋の代替筋として適する筋肉に変換されることを明らかにした。

A New Photometric Method Using 3 Point Light Sources

Changsuk Cho and Haruyuki Minamitani

IEICE Transactions on Information and Systems Vol.E76-D （ No.8 ） 898-904 1993年08月

共著

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３つの点光源を用いて得られる３次元物体表面の照度差情報より３次元表面形状を計測するとともに３次元形状を再構築する単眼式照度差ステレオ法を提案した。とくに鏡面反射の影響を修正し，形状復元誤差を低減する画像再構成アルゴリズムを提案しており，鏡面反射を有する凸状モデルを使った実験によりその有効性を示した。

特異値分解を伴う線形予測法による核磁気共鳴画像再構成法

鵜池充宏, 内山孝憲, 南谷晴之

計測自動制御学会論文集 Vol.29 （ No.8 ） 858- 866 1993年08月

研究論文（研究会，シンポジウム資料等）, 共著

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位相エンコードの回数を減らすことによってデータ数を縮小した磁気共鳴画像信号に対し，特異値分解を伴った線形予測法による信号外挿アルゴリズムを適用する画像再構成法を提案した。従来のMartin法に比べてトランケーション・アティファクトを低減するとともに分解能の向上がはかれることを明らかにした。

薄膜光導波路を用いた生体化学量センサーヘモグロビン濃度の定量分析―

姜信元, 南谷晴之, 佐々木敬介

計測自動制御学会論文集 Vol.29 （ No.8 ） 906- 915 1993年08月

研究論文（研究会，シンポジウム資料等）, 共著

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３層構造のスラブ型薄膜光導波路センサを試作し，理論的解析と実験にもとづいた化学物質の光吸収に関する基礎特性を示した。生化学物質である赤血球中の３種類のヘモグロビン濃度と吸収係数の定量測定を行い，生化学センサとしての有効性を示した。

肺組織標本における動脈肥厚度の画像計測

南憲一, 岡田英史, 吉村ゆかり, 南谷晴之

計測自動制御学会論文集 Vol.29 （ No.8 ） 925-933 1993年08月

研究論文（研究会，シンポジウム資料等）, 共著

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肺組織標本における動脈肥厚度を定量的に計測するために，肺組織画像から画像処理によって肺動脈を抽出するシステムを開発し，動脈肥厚度の計測に適用した。収縮状態の血管断面から幾何学的な手法を用いて収縮前の状態を推定する方法を提案した。従来からの病理学的知見と良く一致し，本システムの有効性が示された。

Measurement of Red Blood Cell Velocity Vector with a Combination of a Real-Time and Simultaneous Multi-Windows Cross-Correlationand a High-Speed Video System

I. Ueki, E. Sekizuka, E. Okada, H. Minamitani, M. Tatemichi, H. Nagata, T. Morishita, C. Oshio and M. Tsuchiya

Bioimages Vol.1 （ No.2 ） 149-157 1993年08月

共著

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組織微小循環系における赤血球の流動現象を超高速ビデオシステムで録画し，その連続画像から赤血球速度の流動分布を測定する方法と画像処理システムを提案している。本法は，原画像を２値化した画像に対してフレーム間で画素単位の相互相関を計算し，速度ベクトルを得るリアルタイム画像相関法であり，マルチウィンドウ方式で複数位置の血流速度が得られる。