論文 - 南谷　晴之

Assessment of a Hyperkinematic Drug for Gastric Mucosal Microcirculation

Eiichi Sekizuka, Chikara Oshio, Isao Ueki, Haruyuki Minamitani, Masaharu Tsuchiya

Microciruculation Annual Vol.9   13-16 1993年08月

共著

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胃粘膜表層の組織微小循環における血流動態を解析するために，ＦＩＴＣ蛍光色素をラベリングした赤血球を循環させ，その流動現象を蛍光画像解析する実験システムを開発した。この超高速・超高感度ビデオシステムを用いて胃粘膜微小循環の赤血球流動現象を可視化し，画像処理によってBenexateＣＤ等の薬剤による血流改善効果を定量化した。

Sensitivity Analysis of a Thinfilm Optical Waveguide Biochemical Sensor Using Evanescent Field Absorption

S. W. Kang, K. Sasaki, H. Minamitani

Applied Optics Vol.32 （ No19 ） 3544-3549 1993年07月

共著

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３層構造のスラブ型薄膜光導波路センサにおけるエバネッセント光の伝搬吸収について理論的解析を行い，種々の吸収物質の濃度計測の可能性を示した。また，実験によりセンサとしての有効性を示し，とくにセンサの高感度化を達成した。

学習信号処理を用いたレーザドップラー速度計測における測定誤差低減法と血流速度計測への応用

福岡　豊, 岡田英史, 南谷晴之

電子情報通信学会論文誌 Vol.76J-D-Ⅱ （ No.3 ） 737-74 1993年03月

研究論文（研究会，シンポジウム資料等）, 共著

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速度計測を目的とするレーザードップラ流速計のドップラ信号で十分なＳＮ比が得られない場合，ニューラルネットワークを用いて良好に信号処理を行い，流速測定が可能なシステムを提案した。本システムを微小血管内の血流速度計測に応用し，その有効性を示した。

相関法を用いた微小循環血流の速度分布測定

阿川雄資, 岡田英史, 関塚永一, 大塩　力, 南谷晴之

電子情報通信学会論文誌 Vol.J76-D-Ⅱ （ No.2 ） 397-405 1993年02月

研究論文（研究会，シンポジウム資料等）, 共著

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微小血管内の血流速度分布を画像計測する動画像処理法を提案し，顕微鏡下で得られる各種血流画像の定量的解析を行った。動画像処理法として局所相関法を採用し，速度ベクトルの推定に階層画像を用いることによって流速の速い細動脈に対しても適用が可能となり，本システムと画像処理アルゴリズムの有効性を確認した。

画像処理による肺胞壁線維化の計測

南　憲一, 石井浩一, 岡田英史, 吉村ゆかり，南谷晴之

電子情報通信学会論文誌 Vol.J76-D-Ⅱ （ No.2 ） 315-324 1993年02月

研究論文（研究会，シンポジウム資料等）, 共著

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肺疾患によって起こる肺胞壁の線維化と肺血管の肥厚度を染色病理標本から自動的に計測する画像処理システムを開発し，肺胞壁線維化の客観的かつ有効な測定を行う方法について検討した。本法を用いて肺疾患による肺胞壁の線維化と血管の肥厚度の傾向について調べ，組織標本からの肺疾患の識別の可能性を示した。

蛍光プローブを利用したヒト単球活性酸素産生能の評価と検討

富井靖志, 南谷晴之, 貞広荘太郎, 園田　啓, 川合陽子

日本炎症学会雑誌 Vol. 13 （ No.1 ） 35-40 1993年01月

研究論文（学術雑誌）, 共著

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ＤＣＦＨ―ＤＡを蛍光プローブとして貧食細胞であるヒト末梢血単球の活性酸素産生能をフローサイトメータで測定評価した。他の白血球と弁別するために単球表面抗原を強く認識するＰＥ標識モノクローナル抗体を使用した。各種炎症性疾患および胃癌・大腸癌の進行癌・末期癌で単球の活性酸素生能が増大することを認めた。

A New Tool for Measurement of Red Blood Cell Velocity Using High Speed Video System And Image Gradient Method

Eiji Okada, Jun Umetani, Eiichi Sekizuka, Chikara Oshio and Haruyuki Minamitani

Bioimages Vol.1 （ No.1 ） 21-26 1993年01月

共著

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組織微小循環系における赤血球の流動現象を高速ビデオシステムで画像取得し，その連続画像に対して動画像処理法の一つである濃度勾配法を適用して流速分布（オプティカル・フロー）を求める方法を開発した。本システムにより細動脈，細静脈，毛細血管内の種々の血流動態を解析し，その有効性を示した。

微小循環における血液酸素飽和度測定のための基礎的検討

篠崎　洋, 岡田英史, 江原宏幸, 南谷晴之

計測自動制御学会論文集 Vol.28 （ No.10 ） 1182-1188 1992年10月

共著

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組織レベルの微小血管の酸素飽和度測定において問題となるヘマトクリットや血管径の変化といった微小血管の特殊性が測定に及ぼす影響を基礎実験によって調べた。これらの影響を受けることなく正確に微小血管の酸素飽和度を測定する方法について検討した。

Comparison of Linear Prediction Methods Based on Singular Value Decomposition

Mitsuhiro Uike, Takanori Uchiyama and Haru yuki Minamitani

J. of Magnetic Resonance Vol.99 （ No.9 ） 363-370 1992年09月

共著

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特異値分解にもとづく線形予測法により核磁気共鳴のＦＩＤ (free induction decay) 信号から共鳴スペクトルを精度よく求める４種類の解析手法を比較検討した。カリウムおよびリンのＦＩＤ信号に対して雑音を重畳した場合のスペクトル推定において安定性と有効性が示された。

微小リンパ管におけるリンパ輸送機構の解析

江原宏幸，岡田英史，篠崎　洋，南谷晴之

計測自動制御学会論文集 Vol.28 （ No.9 ） 1029-1037 1992年09月

研究論文（研究会，シンポジウム資料等）, 共著

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逆流をともなうリンパ流速の測定を行うために，流れの方向判別機能を有する光ファイバアレィ型空間フィルタ速度計を製作し，これを倒立型顕微鏡に組み込み，その性能評価を行った。本システムを使い，微小リンパ管におけるリンパ流速とリンパ管径の同時測定からリンパ輸送機構の解析を行った。

機能的電気刺激による起立・歩行制御

南谷晴之, その他

日本ＭＥ学会雑誌BME Vol.6 （ No.8 ） 16-24 1992年08月

研究論文（学術雑誌）, 共著

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機能的電気刺激による筋力の再強化から対麻痺者の平行棒内起立，立位保持および歩行について詳細に検討した。筋力の再強化は大腿四頭筋刺激による膝伸展トルクの増強にみられ，起立動作については床反力の持続にみられ，またフィードバック姿勢制御と平行棒内歩行について機能的電気刺激の有効性が得られた。

マイクロバイブレーション計測による痙性の評価

根武谷吾，南谷晴之，白川守，本多純男

バイオメカニズム Vol.11   299-308 1992年05月

共著

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片麻痺疾患に多くみられる不随意的な筋活動である筋痙攣症状の痙性を筋表面上に設置した振動センサを用いて測定した。このマイクロバイブレーションをＦＦＴ法によりスペクトル解析し，特定周波数域のパワー比率を判別分析した結果，痙性の程度を評価できることがわかった。

対麻痺者のＦＥＳ立位における筋疲労の影響と原因

藤田欣也，野口隆敏，南谷晴之，戸松泰介

バイオメカニズム Vol.11   275-283 1992年05月

共著

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大腿四頭筋を電気刺激して立位姿勢を維持する機能的電気刺激法において，筋疲労の原因と影響を観測し，その対応法を検討した。持続刺激および断続刺激の両者に対して膝関節屈曲モーメントと床反力を測定し，その定量データから断続電気刺激により疲労を軽減できることが明らかになった。

磁気効果を利用したヒト単球貧食能の測定法

富井靖志，下村卓司，貞広荘太郎，岡田英史， 南谷晴之

計測自動制御学会論文集 Vol.28 （ No.4 ） 464-471 1992年04月

研究論文（研究会，シンポジウム資料等）, 共著

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ヒト末梢血中の単球の貧食能を測定するために, 磁気マイクロビーズを単球に貧食させ磁気吸引力によりリンパ球と分離し，その数量を計数する磁気泳動法を開発した。これを用いて胆癌患者の単球貧食能を評価した結果，健常者に比べ明らかに低下することを見出した。

ＦＥＳによる対麻痺者の立位姿勢のフィードバック制御

藤田欣也，野口隆敏，南谷晴之，戸松泰介

電子情報通信学会論文誌D Ⅱ Vol.J75-D-Ⅱ （ No.4 ） 791-798 1992年04月

研究論文（研究会，シンポジウム資料等）, 共著

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運動筋の支配神経を電気刺激して機能再建する機能的電気刺激において，対麻痺者の立位姿勢を維持する方法を倒立振子モデルで近似したＩＰＤ制御システムのフィードバック制御により実現した。

液晶光変調器を用いたスペックル変位・速度計測

岡田英史，南谷晴之

光学 Vol.21 （ No.3 ） 161-162 1992年03月

共著

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従来写真フィルムを用いて変位・速度の２次元分布測定を行っていたスペックル写真法に液晶空間光変調器を応用し，処理の高速化をはかったスペックル変位・速度計測法を提案した。

微小リンパ管内の流速測定―周波数シフト機能を有する空間フィルタ速度計の応用―

南谷晴之，岡田英史，その他

電子情報通信学会論文誌C-I Vol.J75-D- Ⅱ （ No.3 ） 652-662 1992年03月

研究論文（研究会，シンポジウム資料等）, 共著

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光ファイバアレイを用いて構成した空間フィルタ速度計を顕微鏡に組み込み，ラット腸間膜における微小リンパ管内のリンパ流速の測定に応用した。信号処理系に周波数シフト機能を有し, リンパ流の逆流を時系列データとして測定記録できることを示した。

粒子イメージ速度計における機能性光学素子の利用に関する検討

岡田英史，榎本宏，南谷晴之

計測自動制御学会論文集 Vol.28 （ No.2 ） 189-198 1992年02月

研究論文（研究会，シンポジウム資料等）, 共著

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光学情報処理のもつ情報量に依存しない演算の高速性とディジタル画像処理における処理アルゴリズムの柔軟性という双方の利点を生かした定量的可視化法の構築をねらいとして機能性光学素子である液晶ディスプレイを用いた粒子イメージ速度計の開発を行った。

.注意力と追跡眼球運動特性との関係-注意レベルの推定-

海老澤嘉伸，南谷晴之，高瀬守一朗

日本ＭＥ学会論文誌「医用電子と生体工学」 30, 1,    22-31 1992年01月

研究論文（研究会，シンポジウム資料等）, 共著

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運動物体を追跡視覚する際に起こる追跡眼球運動特性が認識における注意力によっていかに変動するかを実験的に定量化した研究である。追跡眼球運動特性変化から注意レベルの変化を推定すると同時に追跡中の注意レベルの時間的変動が推定できることを示した。

ニューラルネットによる生体信号の計測・処理

南谷晴之，福岡豊

BME Vol.5 （ No.10 ） 12-21 1991年10月

共著

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従来，最適化問題の解法やパターン認識に使われてきたニューラルネットワークを時系列信号である各種生体生理信号の処理と解析に使用する事例を示し，その計測結果における有効性を述べた