論文 - 南谷　晴之

A. Neural Network Model of Pain　Mechanisms; Computer Simulation of the Central Neural Activities Essential for the Pain and Touch Sensations

H. Minamitani & N. Hagita

IEEE. Trans Systems, Man and Cybernetics Vol.SMC-11 （ No.7 ） 481-493 1981年07月

共著

　概要を見る

痛覚および触覚を支配する体性感覚系の情報伝達機構をニューロン群の集合モデルで記述し,ニューロン群方程式を解析することにより, 脊髄, 脳幹, 大脳皮質等の刺激-応答特性を明らかにした。痛覚および触覚の感覚情報処理ならびに制御メカニズムを明らかにした。

扇形三弁尖型金属人工弁の開発とその水力学的特性

南谷晴之, 井上政昭, 井上正

人工臓器 Vol.10 （ No.2 ） 606-609 1981年04月

共著

　概要を見る

大動脈弁を対象として扇形三弁尖型金属工人弁を設計試作し, その水力孚的特性を同大の市販ＢＳ弁およびＳＥ弁と比較検討した。試作弁の特性は拡張期時に漏れ流量が大きいものの, 中心流型であり, ＢＳ弁とＳＥ弁の中間特性を示した。

人工心臓弁の特性評価システムー各種人工弁の機能評価―

市川篤実, 南谷晴之, 秋山純一, 井上正

人工臓器 Vol.10 （ No.2 ） 586-589 1981年04月

共著

　概要を見る

空気駆動型拍動流人工弁テストシステムを開発し, 生体埋込み用各種人工弁の水力学的特性評価を行った実験結果を著している。特性評価パラメータとして人工弁の有効開口面積, 性能指数, エネルギー損失を定義し, これらと弁閉鎖時の漏れ流量をコンピュータで解析し, 各種人工弁の評価値を定量的に示した。

Flexible stented trileaflet valveの弁機能特性

南谷晴之, 市川篤実, 横山, 井上正

人工臓器 Vol.10 （ No.2 ） 594-597 1981年04月

共著

　概要を見る

弁尖交連部が収縮期に外方へ拡大するようなFlexible stentを有する高分子人工三尖弁を開発し, その弁機能特性の同種のRigid stented弁と比較検討した。性能指数, エネルギー損失の観点から明らかにその有効性が, 確認された。

微小電流の測定

渡辺, 南谷晴之

静電気学会誌 Vol.5 （ No.1 ）  1981年03月

研究論文（学術雑誌）, 共著

　概要を見る

静電気測定をはじめとして種々の分野で必要な微小電流測定法の測定原理, 測定方法, 測定機器について解説した。

ミニコンベースによる顔の特徴抽出

上原年博, 南谷晴之, 鈴木登紀男

第11回画像コンファレンス論文集    167-170 1980年11月

研究論文（研究会，シンポジウム資料等）, 共著

　概要を見る

顔画像処理専用システムを作成し, これを用いてスリット平均化法エッジ検出法により22種類の特徴点を算出した。その組み合わせから７つの待徴パラメータを求め, 顔面像の認識同定を高精度で可能にした。

顔のパターン認識に関する特徴抽出法

上原年博, 南谷晴之, 鈴木登紀男

シミュレーション技術研究会論文集 Vol.8 （ No.2 ） 1-6 1980年09月

研究論文（研究会，シンポジウム資料等）, 共著

　概要を見る

顔面像の認識・同定を目的としたパターン認識法の研究である。認識システムは画像入力用ＩＴＶカメラ, ミニコンシステムで構成した。前処理として２次微分, 孤立点除去, データ圧縮を行い, さらにスリット平均化法, エッジ検出法を適用し, ７つの顔の特徴パラメータを抽出し顔面像の認識・同定を行った。

脊髄後角における痛覚情報処理機構に関する一神経回路モデル

南谷晴之, 萩田紀博

日本ME学会誌「医用電子と生体工学」 Vol.18 （ No.4 ） 256-263 1980年08月

研究論文（学術雑誌）, 共著

　概要を見る

脊髄後角の神経回路網を構築し, その数理的解析より, 痛みの動的特性を明らかにした。解析結果と心理物理学的実験および生理学的実験結果とを比較検討し, 痛みのメカニズムの理論づけを行った。

生体計測

計測と制御（計測自動制御学会誌） Vol.19 （ No.2 ）  1980年02月

研究論文（学術雑誌）, 単著

　概要を見る

近年, 急速に発展した生体医用工学の領域で開発研究され, かつ進行中の生体計測法, 計測機器およびシステムに関し, その手法別に解説してある。

感覚神経の順応効果

南谷晴之, 萩田紀博

電子通信学会技術研究報告MBE78-72    41-48 1979年01月

共著

　概要を見る

感覚神経の順応モデルを提案し, しきい値を越えた入力エネルギーで感覚神経を刺激したとき, しきい値とインパルス頻度がいかなる変動を示すか, すなわち, 順応効果がどのように起るかを解明した研究である。

インピーダンス・ニューモディスプレイ

阪上直人, 山本, 南谷晴之, 鈴木登紀男

電子通信学会技術研究報告MBE78-69    17-24 1979年01月

共著

　概要を見る

肺組織の伸展に伴うインピーダンス変化量を胸壁上に配置した多数の電極で検出し, 肺組織の電気インピーダンス変化像を表示するシステムの研究であり肺組織の疾患, 局所換気量分布を計測することが可能である。

A neural network model of pain mechanisms

H. Minamitani & N. Hagita

Proc. Int. Conf Cybernet. Soc. Vol.1   182-186 1978年11月

研究論文（研究会，シンポジウム資料等）, 共著

　概要を見る

末梢神経線維から大脳へ至る体制感覚系のうち, 痛覚および触覚の情報伝達機構を神経回路モデルのシミョレーションにより明らかにした研究である。このような感覚の情報伝達の時空間パターンが明確に示され, 生理学的事実との対応がよく表わされている。

人工心臓の現状をめぐって

桜井, 藤正, 田口, 草川, 南谷

医科器械学会誌 Vol.48 （ No.7 ）  1978年07月

研究論文（学術雑誌）, 共著

　概要を見る

人工心臓開発の現状を医学サイド, 工学サイド, ユーザサイド, 研究開発者サイドから概観し,かつ将来への展望を議論した記録である。

ＦＦＴによる集団検診用簡易型心電スクリーニングシステム

鎌田善政, 川畑清嗣, 南谷晴之, 鈴木登紀男

電子通信学会技術研究報告MBE78-13    51-60 1978年06月

共著

　概要を見る

高速フーリエ変換（ＦＦＴ）法による心電波形の周波数分析を行い, そのスペクトル成分の特徴抽出から心電の正常, 異常を判別するスクリーニング・システムの研究である。

痛覚伝導機構の神経回路モデル

南谷晴之, 萩田紀博, 鈴木登紀男

電子通信学会誌 Vol.61- A （ No.6 ） 612-614 1978年06月

研究論文（学術雑誌）, 共著

　概要を見る

未梢神経-背髄後索系の痛覚伝導機構をモデル化し, このモデルにより痛覚過敏症などの医学的症例および生体の痛覚しきい値の定量的表現を可能にした研究である。

Development of a hydraulic analog of the human circulatory system for testing artificial hearts-2. Design construction and testing of the hydraulic system

H. Minamitani, H. Reul & J. Runge

Keio Engineering Reports Vol.31 （ No.5 ） 431-63 1978年03月

共著

　概要を見る

人工心臓および人工心弁テスト用の水力学的循環系システムを開発し, その特性を評価した研究である。システムの最適構成素子の設計および構築に関して詳細な検討を加え, その特性値は生体循環系のそれと極めて良い一致を示している。

Development of a hydraulic analog of the human circulatory system for testing artificial hearts-1.Parameter optiml-zation of the hydraulic model elements

H. Minamitani, H. Reul & J. Runge

Keio Engneering Reports Vol.31 （ No.4 ） 27-42 1978年03月

共著

　概要を見る

人工心臓および人工心弁テスト用の水力学的循環系システムを開発するにあたり, その構成素子の最適値を電気系アナログモデルによって決定した研究である。システムは体循環系, 肺循環系ともに９個ずつの水力学的素子から成り立つもので, それぞれの最適値は電気的シミュレーションによる圧・流量波形えよび系の入力インピーダンスを検討することによってなされる。

信頼性技術の応用に関する実態調査報告書（医用電子機器）

金井, 中山, 山下, 南谷他

工業技術院昭和52年度報告書（日本電子工業振興協会） 1978年02月

共著

　概要を見る

医用電子機器の信頼性向上のために, どのように信頼性技術が導入されているかという実態を調査し, その結果を今後の医用電子機器の信頼性向上の指針とすることを目的とした報告書であり, 機器の安全性についても検討を加えている。

痛覚伝導機構の神経回路モデル

萩田紀博, 南谷晴之, 鈴木登紀男

電子通信学会技術研究報告MBE77-44    9-18 1977年11月

共著

　概要を見る

神経回路モデルにより痛覚の伝導機序を数理的に構築し生理学的, 臨床医学的な症状を定量的に表現することを試みた研究である。これにより今まで仮説とされていた特異な痛みの伝導機構が理論的に証明された。

The effects of the compliance of an artificial aortic root on the aortic pressure-flow pattern

H. Minamitani, H. Reul, J. Runge, W.Tillman

Digest 11th Int. Conf. Med. Bio. Eng,    632- 633 1976年08月

共著

　概要を見る

人工心弁の動脈側に縫合した人工動脈洞のコンプライアンスが大動脈圧および流量波形に与える影響を理論および実験の両面から検討した研究であり, 最適コンプライアンスを維持するとき, 人工心弁のWater Hammer現象が消失することを見い出した。