論文 - 小池　康博

プラスチックファイバー光増幅器

多加谷 明広、小池 康博、佐々木 敬介

応用物理/応用物理学会誌 （社団法人　応用物理学会）  第64 （ 第1 ） 32-35 1995年01月

研究論文（学術雑誌）, 共著

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著者らにより初めて提案された、プラスチック光ファイバー光増幅器という新規なデバイスを紹介した論文である。プラスチック光ファイバー光増幅器の作製方法、光増幅特性、理論解析などについて詳細に紹介している。

プラスチック光ファイバーと情報社会

小池 康博

三田評論 1995年01月

研究論文（その他学術会議資料等）, 単著

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広伝送帯域を実現する屈折率分布型ポリマー光ファイバーが、情報化社会でどのように利用されていくかを平易に解説。（解説）

The Large Dimensional Radial GRIN Polymer

呉 上賓、二瓶 栄輔、小池 康博

Polymer Journal Vol.27 （ No.1 ） 21-25 1995年01月

研究論文（学術雑誌）, 共著, 査読有り

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本論文で新規に提案する拡散法を用いて、大口径（直径70ミリ）を有する屈折率分布型ポリマーレンズの作製に成功し、レンズ内に適切な屈折率分布を形成させることにより、球面収差のない眼鏡レンズや、遠近両用の眼鏡レンズを作製可能であることを理論的に明らかにした。

プラスチック光ファイバー

小池 康博、二瓶 栄輔

繊維と工業/繊維学会誌 （社団法人　繊維学会）  第50 （ 12 ） 623-627 1994年12月

研究論文（学術雑誌）, 共著

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これまでに開発されてきたプラスチック光ファイバーの経緯を示し、その種類、光学特性等を明らかにし、近未来の情報伝送媒体としての利用の可能性を明らかにしている。

マルチメディアへ向けてのＰＯＦ

小池 康博

オプトロニクス （株式会社　オプトロニクス）   （ No.10 ） 101-106 1994年10月

研究論文（学術雑誌）, 単著

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マルチメディアにおけるＰＯＦの可能性を具体的に述べる。

High Bandwidth and High Numerical Aperture Graded-Index Polymer Optical Fiber

石榑 崇明、堀部 晃啓、二瓶 栄輔、小池 康博

Electronics Letters Vol.30 （ No.14 ） 1169-1170 1994年07月

研究論文（学術雑誌）, 共著, 査読有り

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大口径（直径が約0.5ミリ?1.0ミリ）・広帯域（586MHz・km）・低損失(150dB/km)・高開口数(Δ=0.28)を有する屈折率分布型ポリマー光ファイバーの作製に成功した。高開口数化の達成により、従来の屈折率分布型光ファイバーに比べ著しく曲げ損失特性の向上が達成された。

Graded-Index Polymer Optial Fiber for High-Speed Data Communication

石榑 崇明、二瓶 栄輔、小池 康博

Applied Optics Vol.33 （ No.19 ） 4261-4266 1994年07月

研究論文（学術雑誌）, 共著, 査読有り

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界面ゲル重合法における高屈折率材料として、未反応のドーパントを使用することにより、低損失（90dB/km）かつ広帯域（１GHz・km）な屈折率分布型光ファイバーの作製に成功した。ここではその光学特性、伝送特性、機械特性等について報告した。

Spherical Gradient-Index Polymer Lens with Low Spherical Aberration

小池 康博、金光 昭佳、塩田 好巳、二瓶 栄輔、大塚 保治

Applied Optics Vol.33 （ No.16 ） 3394-3400 1994年06月

研究論文（学術雑誌）, 共著, 査読有り

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新規の懸濁重合法を開発し、これを用いて屈折率分布型球レンズを作製した。作製された球レンズは理想的な屈折率分布を有しており、球レンズ内に屈折率分布を持たせることにより、球面収差の低減化が達成されることを、理論的にも実験的にも明らかにした。

光散乱ポリマー導光体

小池 康博

高分子/高分子学会誌 （社団法人　高分子学会）  43 （ 4月 ） 291 1994年04月

研究論文（学術雑誌）, 単著

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ポリマー中に理論的にある条件を満足させるように不均一構造を形成させることで優れた光散乱特性を実現する方法を示した。

光学活性と磁気光学特性を有するプラスチックによる偏光方向維持型光アイソレーターの検討

塚本 亨、武藤 真三、二瓶 栄輔、小池 康博

日本光学会誌「光学」 Vol.23 （ No.3 ） 212-215 1994年03月

研究論文（学術雑誌）, 共著

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旋光性ポリマーによる光機能素子化の試みとして、光学活性能と磁気光学能の２種類の旋光性を有するポリマー材料の合成と、素子の試作を行い、光アイソレーターへの応用についての基礎的検討及び実験を行い、実現の可能性を示した。

屈折率傾斜型光学ポリマー材料とその応用

小池 康博、西澤 幸枝

セラミックス/日本セラミックス協会誌 （日本セラミックス協会）  Vol.29 （ No.3 ） 194-196 1994年03月

研究論文（その他学術会議資料等）, 共著

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屈折率傾斜型ポリマー材料について、その作製方法や光学特性および光学材料への応用について解説する。

光学特性測定法

小池 康博、二瓶 栄輔

高分子/高分子学会誌 （社団法人　高分子学会）  43 （ 2月 ） 82-85 1994年02月

研究論文（学術雑誌）, 共著

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高分子の光学特性の測定方法として、屈折率分布及び不均一構造について解説している。屈折率分布については、Maxwellの光線方程式をルンゲ?クッタ法を用いて直接数値積分して得られる結果と、実測して得られる結果とを一致させて求める方法を、ポリマー内部の不均一構造については、そのポリマーからの散乱光の角度依存性を測定し、これをデバイの式へ代入して求める方法を示している。（解説）

Highly Scattered Optical-Transmission Polymer and Its Application

小池 康博、二瓶 栄輔

Transactions of Material Research Society(MRS)Japan / IUMRS-ICAM-93, The 3rd IUMRS International Conference on Advanced Materials Vol. 15A   175-180 1993年09月

研究論文（研究会，シンポジウム資料等）, 共著

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新しい光源媒体として光の伝送と拡散出射の２つの機能を有する光散乱ポリマー導光体を提案した。これはポリマー中に不均一構造を形成させここでの光散乱を積極的に利用するものであり、このポリマー導光体を用いて液晶用バックライトシステムを作製したところ、これまでの透明ポリマーを用いるものと比較して約５０％高い輝度が達成された。

Low-Loss High-Bandwidth GI Polymer Optical Fiber

石榑 崇明、堀部 晃啓、二瓶 栄輔、小池 康博

Transactions of Material Research Society(MRS)Japan / IUMRS-ICAM-93, The 3rd IUMRS International Conference on Advanced Materials Vol. 15A,   181-184 1993年09月

研究論文（研究会，シンポジウム資料等）, 共著

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低損失・広帯域屈折率分布型ポリマー光ファイバーにおいて、用いるモノマー、ドーパントの違いによる光学特性、伝送損失への影響について、またその低損失化、広帯域化についての現状を報告した。

Polymer Optical Fiber Amplifier

多加 谷明広、小池 康博、木下 岳司、二瓶 栄輔、山本 剛、佐々木 敬介

Applied Physics Letters, Vol.63 （ No.7 ） 883-884 1993年08月

研究論文（学術雑誌）, 共著, 査読有り

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屈折率分布型ポリマー光ファイバーのコアに有機色素をドープすることにより、屈折率分布型ポリマー光ファイバー増幅器を作製した。この光ファイバー増幅器を用いて増幅実験を行ったところ、波長591nmにおいて、１Ｗの信号光を６９０Ｗに増幅することに成功した。

High-Bandwidth Organic Dye-Doped Polymar Optical Fiber Amplifier

山本剛、藤井和人、寺本茂弘、多加谷明弘、二瓶栄輔、木下岳司、小池康博、佐々木敬介

Mulitigigabit Fiber Communcation Systems / SPIE-The international Society for Optical Engineering Proceedings （SPIE-The international Society for Optical Engineering）  Vol. 2024   42-51 1993年07月

研究論文（研究会，シンポジウム資料等）, 共著

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有機色素をドープした屈折率分散型ポリマー光ファイバー増幅器を作製した。ドープする有機色素を適宜選択することにより、可視光領域において、任意の波長での光増幅が可能となった。またファイバーの大口径化を行い、６２０Wの光出力を得ることに成功した。

High-Power Polymer Optical Fiber Amplifier and Their Applications

山本 剛、藤井 和人、寺本 茂弘、多加谷 明広、二瓶 栄輔、木下 岳司、小池 康博、佐々木 敬介

SPIE- The International Society for Optical Engineering, Doped Fiber Devices and Systems （SPIE- The International Society for Optical Engineering）  Vol. 2042   42-51 1993年07月

研究論文（研究会，シンポジウム資料等）, 共著

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高出力ポリマー光ファイバー増幅器を作製し、ファイバー長0.25ｍにおいて信号光利得30dB(最大１kW)の光増幅機能を確認した。また様々なレーザー用有機色素による光増幅の可能性が確認され、ポリマー光ファイバー増幅器のみを用いた固体光源か可能であることを示した。

有機色素ドープポリマー光ファイバー増幅器

山本剛、寺本茂弘、多加谷明弘、二瓶栄輔、木下岳司、小池康博、佐々木敬介、藤井和人

電子情報通信学会技術研究報告書／電子デバイス；光・量子エレクトロニクス （社団法人電子情報通信学会）  Vol. 93 （ No, 168, 169 ） 51-57 1993年07月

研究論文（その他学術会議資料等）, 共著

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Rhodamine B、Rhodamine 6G、Perylene Redを添加したポリマー光ファイバー増幅器をそれぞれ作製し、光増幅特性を実験的に確認し、報告している。信号光利得のファイバー長依存性について述べている。

High-Bandwidth Organic Dye-Doped Polymer Optical Fiber Amplifier

山本 剛、藤井 和人、寺本 茂弘、多加谷 明広、二瓶 栄輔、木下 岳司、小池 康博、佐々木 敬介

SPIE- The International Society for Optical Engineering, Multigigabit Fiber Communication Systems （SPIE- The International Society for Optical Engineering）  Vol. 2042   42-51 1993年07月

研究論文（研究会，シンポジウム資料等）, 共著

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有機色素添加GI-POF型増幅器を初めて作製した。僅か500mmのGI-POFAで、波長591nmにおいて27dBのゲインを示した。なお、PMMAマトリックス中のローダミンBの吸収断面積および発光断面積が見積もられた。この値はPOFA中の増幅メカニズムの解析に必要とされていたものであった。

高速伝送ポリマー光ファイバー及び新しいコンタクトレンズの開発

小池 康博、西澤 幸枝

化学と教育 （社団法人　日本化学会）  41 （ 11 ） 749-753 1993年01月

研究論文（その他学術会議資料等）, 共著

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光は、伝わる媒質が均一ならばまっすぐに進む。しかし、その道筋において媒質の形状や屈折率が変化すると、光は入射角に応じて反射や屈折率の現象を示してその進行方向を変える。私達のまわりでは、こういった光の現象を利用した、眼鏡やコンタクトレンズ、光ファイバー等の光学材料がいろいろ使われている。
従来の光学材料では、ほとんどのものが材料の形状を変化させることによって光線を制御しているが、近年、材料の形状に依存せず、材料中で光線を曲げることによってその進行方向を制御する材料が開発され、注目されている。
本稿ではその「光を曲げる材料」についてその作製方法および応用例について解説する。