論文 - 小池　康博

高速通信を可能にする屈折率傾斜機能型プラスチック光ファイバ

小池 康博

マテリアルインテグレ-ション （（株）ティー・アイ・シー）  Vol.14 （ No.8 ） 27-30 2001年08月

研究論文（学術雑誌）, 単著

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GI-POFにつき、その開発史、構造、性能につき簡潔に解説した。

世界最高速を可能にするGI型ポリマー光ファイバー

小池 康博、石榑 崇明、大津 信弘

レーザー研究/レーザー学会誌 （社団法人　レーザー学会）  Vol. 29 （ No. 8 ） 496-500 2001年08月

研究論文（その他学術会議資料等）, 共著

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GI型POFを中心とする高速通信用POFについて紹介。

高速光通信がもたらす社会変革

小池 康博

財団法人あさひ中小企業新高事業団技術懇親会 （財団法人あさひ中小企業新高事業団）  2001年07月

単著

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次世代のLAN、情報家電ネットワークへの応用展開を目的とした屈折率傾斜型POFの現状と、今後の展望について述べる

光ファイバーが拓く新しい生活とビジネス

小池 康博

丸の内シティキャンパス定例講演会「夕学５０講」 （株式会社　慶應学術事業会）  2001年07月

単著

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近年、従来の金属線と同様な取扱い性を有しながらギガビット以上の伝送を可能とする高速プラスチック光ファイバーに新たな注目が寄せられている。ビデオをレンタルしないで家庭にいながらのダウンロード、臨場感あるリアルタイム動画伝送など、ギガビット光ファイバー網が可能とする膨大な新しい光通信市場を展望する。

Fabrication and Properties of Optical Fiber Containing Nd-Chelate for Optical Amplification

栗木 研、小林 毅之、今井 奈々、田村 藤嗣彦、西原 晋、多加谷 明広、小池 康博、岡本 善之

OSA, Optical Amplifiers and Their Applications, TOPS, Proceedings Vol. 44   67-71 2001年07月

研究論文（研究会，シンポジウム資料等）, 共著

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Ndキレートを添加したポリマー光ファイバーの近赤外波長蛍光スペクトルを観測した。またJudd-Ofelt法を用いてNdの輻射遷移確率、誘導放出断面積などを求めた。

高速ポリマー光ファイバの新展開

石榑 崇明、小池 康博

電子情報通信学会誌 （社団法人　電子通信情報学会）  Vol. 84 （ No.4 ） 238-243 2001年04月

研究論文（その他学術会議資料等）, 共著

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インターネット加入者の爆発的増加とともに、オフィス・家庭内においても数百Mbit/s以上の高速データ通信の要求が高まってきており、このような、中・短距離通信網に対しても高速光ネットワークインライフを構築する事が望まれている。この高速ネットワークメディアとして世界規模で検討が進められている石英系光ファイバは、コア径が数µm程度であるためにシステム構築に関してのコスト面が大きな問題となっている。これに対して、本稿では、近年注目を集めている大口径、低損失、広帯域ポリマー光ファイバ(POF)の現状と今後の展開についてまとめた。

Fabrication and Optical Properties of Neodymium-,Praseodymium- and Erbium-Chelates-Doped Plastic Optical Fibers

栗木 研、西原 晋、西澤 幸久、多加谷 明広、岡本 善之、小池 康博

Electronics Letters Vol. 37 （ No. 7 ） 415-417 2001年03月

研究論文（学術雑誌）, 共著, 査読有り

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母材などのフォノンエネルギーは近赤外波長域での蛍光観測、レーザー発振、増幅をする上で大変重要な問題である。本発表では活性物質のリガンドにフォノンエネルギーの低いフッ素を多く含んだものを使用した。またドーパントとよばれる屈折率をつけるものには重水素化されたものを使用した。その結果、低損失なファイバーを作製することに成功し、はじめて時間波形を観測することに成功した。

Photosensitivity in Low-Loss Perfluoropolymer (CYTOP) Fiber Material

H.Y. Liu, G.D. Peng, P.L. Chu, 小池康博、Y. Watanabe

Electronics Letters Vol .37 （ No. 6 ） 347-348 2001年03月

研究論文（学術雑誌）, 共著, 査読有り

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全フッ素化ポリマー（CYTOP）製光ファイバーのphotosensitivityについて解析した結果、最大1.6%の回折効率を達成した。これは約0.0003の屈折率変化に相当する。これによりCYTOPファイバー中にBraggグレーティングを書き込める可能性を示した。

高速プラスチック光ファイバの現状と動向

小池 康博、石榑 崇明

電子情報通信学技術研究報告／レーザ・量子エレクトロニクス研究会 （社団法人　電子情報通信学会）  2001年02月

研究論文（研究会，シンポジウム資料等）, 共著

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プラスチック光ファイバ(POF)は、石英系光ファイバの有する低損失・広帯域と銅線の有するハンドリングの容易さを兼ね備えた物理媒体であり、ネットワークの高速化を実現しつつトータルシステムコストの低減が期待される。これまで、GI型POFにより、数Gb/sの高速伝送が可能となることが慶應大学により報告されてきた。さらに近年、新規全フッ素化ポリマー系GI型POFが開発され、その材料分散が石英に比較して小さく、広い波長域において石英系光ファイバを凌ぐ伝送速度を実現できることが明らかとなった。これまで、安価である一方で石英系光ファイバの特性に及ばなかったPOFが、石英系光ファイバを凌駕する特性を有しうることを明らかにしたものである。本稿では、オフィス・家庭内のネットワークの高速化をも可能にするGI型POFの現状と動向について述べる。

高速プラスチック光ファイバの現状と動向

小池 康博、石榑 崇明

電子情報通信学技術研究報告／レーザ・量子エレクトロニクス研究会 （社団法人　電子情報通信学会）  Vol. 100 （ No. 626 ） 43-49 2001年02月

研究論文（研究会，シンポジウム資料等）, 共著

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プラスチック光ファイバ(POF)は、石英系光ファイバの有する低損失・広帯域と銅線の有するハンドリングの容易さを兼ね備えた物理媒体であり、ネットワークの高速化を実現しつつトータルシステムコストの低減が期待される。これまで、GI型POFにより、数Gb/sの高速伝送が可能となることが慶應大学により報告されてきた。さらに近年、新規全フッ素化ポリマー系GI型POFが開発され、その材料分散が石英に比較して小さく、広い波長域において石英系光ファイバを凌ぐ伝送速度を実現できることが明らかとなった。これまで、安価である一方で石英系光ファイバの特性に及ばなかったPOFが、石英系光ファイバを凌駕する特性を有しうることを明らかにしたものである。本稿では、オフィス・家庭内のネットワークの高速化をも可能にするGI型POFの現状と動向について述べる。

プラスチック光ファイバーを展望する

小池 康博

O plus E （新技術コミュニケーションズ）  vol.23 （ No.1 ） 72-75 2001年01月

研究論文（学術雑誌）, 単著

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GI型POFの現状として、石英系に匹敵する伝送損失の可能性が明らかにされ、また全フッ素化ポリマーにより低材料分散化され高速化が実現していることを紹介。今後として、基礎的な研究を深めることで、さらなる低損失化の実現を見込めることについて述べた。

Novel Photonics Polymers in High-Speed Telecommunication

石榑 崇明、小池 康博

Molecular Crystals and Liquid Crystals (MCLC) Vol.353,   451-469 2000年12月

研究論文（その他学術会議資料等）, 共著

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高速通信を可能にするPOFを構成する材料として従来から用いられているPMMAのみでなくフッ素置換された新たな材料が開発され、極めて高速な通信がPOFにより可能となることを明らかにした。

High Temperature Resistant Graded-Index Polymer Optical Fiber

佐藤 真隆、平井 美季、石榑 崇明、小池 康博

Journal of Lightwave Technology, Vol.18 （ No.12, ） 2139-2145 2000年12月

研究論文（学術雑誌）, 共著, 査読有り

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GI型POFの屈折率分布の耐熱性を向上するためのドーパントの最適化方法、さらには伝送損失の耐熱性に与えるドーパントの影響を報告した。

Organic Dye-Doped Polymer Optical Fiber Lasers

栗木 研、小林 毅之、今井 奈々、田村 藤嗣彦、小池 康博、岡本 義之

Polymers for Advanced Technologies, Vol.11, （ Issue, 8-12 ） 612-616 2000年11月

研究論文（学術雑誌）, 共著

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５種の有機色素を添加したGI型ポリマー光ファイバーを作製し、レーザー発振を観測した。レーザー発振特性として発振傾き効率、耐光性を明らかにした。

光学ポリマーの基礎的研究と光機能の創出

小池 康博

繊維と工業/繊維学会誌 （社団法人　繊維学会）  Vol. 56 （ No. 10 ） 277-281 2000年10月

研究論文（その他学術会議資料等）, 単著

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光と高分子物質の相互作用という視点の下に原子レベルからマクロな不均一構造に至るまで光学ポリマーにおける光作用の基礎原理とその応用につき紹介する。

プラスチック光ファイバ最近の話題

石榑 崇明、小池 康博

オプトニューズ （財団法人　光産業技術振興協会）  通 （ 119 ） 38-42 2000年09月

研究論文（学術雑誌）, 共著

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GI型POFを用いた情報家電インターフェースの国際標準化動向や、PFポリマー系GI型POFのLAN導入実施例など最近のPOFによる高速通信関連技術に関してを紹介した。

Fabrication and Properties of Polymer Optical Fibers Containing Nd-Chelate

栗木 研、小林 毅之、今井 奈々、田村 藤嗣彦、西原 晋、多加谷 明広、小池 康博、岡本 義之

IEEE Photonics Technology Letters, Vol.12 （ No.8, ） 989-991 2000年08月

研究論文（学術雑誌）, 共著, 査読有り

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フォノンエネルギーの高い有機媒体中ではNdなどの近赤外波長域での蛍光は観測されていなかった。しかし、本研究ではフォノンエネルギーの低い媒体、活性物質を用いることで初めてアクリルポリマー中で近赤外波長域の蛍光を観測することに成功した。

High-Efficiency Organic Dye-Doped Polymer Optical Fiber Lasers

栗木 研、小林 毅之、今井 奈々、田村 藤嗣彦、西原 晋、西澤 幸久、多加谷 明広、小池 康博、岡本 義之

Applied Physics Letters, Vol.77 （ No.3 ） 331-333 2000年07月

研究論文（学術雑誌）, 共著, 査読有り

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GI型ポリマー光ファイバーレーザーがロッド型レーザーより、発振効率、耐光性の点で著しく優れていることを明らかにした。

Which is A More Serious Factor to The Bandwidth of GI POF: Differential Mode Attenuation or Mode Coupling?

石榑 崇明、叶 真理子、小池 康博

Journal of Lightwave Technology, （IEEE）  Vol.18 （ No.7 ） 959-965 2000年07月

研究論文（学術雑誌）, 共著, 査読有り

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マルチモード型ファイバの広伝送帯域化を促進する要因の一つとして、特に石英系ファイバの場合にモードカップリングがこれまで考えられてきた。これに対してGI型POF中においてはモードカップリングの影響は極めて小さく、伝送帯域特性に対して、モード依存性損失が多大な影響を及ぼすことを初めて明らかにした。

世界最高速ポリマー光ファイバー

小池 康博、石榑 崇明

高分子/高分子学会誌 （社団法人　高分子学会）  49 （ 7月 ） 431-434 2000年07月

研究論文（その他学術会議資料等）, 共著

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分子内に全く水素原子を含まない全フッ素化ポリマーは、屈折率の波長依存性が極めて小さい低材料分散性を有していることから、石英系光ファイバが伝送することの出来ない世界最高速の伝送を可能にするのはポリマー光ファイバであることを紹介した。