論文 - 小池　康博

高輝度光散乱体のＬＣＤへの応用

堀部 晃啓、小池 康博

IEICE電子情報通信学会誌  （ 3月 ） 17-22 1997年03月

研究論文（学術雑誌）, 共著

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我々はこれまでに透明な導光体を用いるほど高い輝度を持つとされていた液晶用バックライトに対し、その材料に特定の光拡散機能を有する光散乱導光体を用いることにより高性能化が可能である事を提案してきた。この材料は、その内部に形成された不均一構造により入射された光が多重散乱を起こし、画面全体から高効率に均一な出射光が得られる。この光散乱導光体内部の光の挙動は当研究室で作成したモンテカルロ法を導入した最適化シミュレーションによって解析され、液晶用バックライトへの最適化が行われた。簡素化、高輝度化、視野特性の向上を達成することに成功した。実際に搭載されたバックライトの特性を紹介する。

フッ素樹脂ＧＩ-ＰＯＦ

小池康博、吉原紀幸、杉山徳英、高野芳伸、小金澤光司、成富正樹

電子情報通信学会技術研究報告／光エレクトロニクス研究会 （社団法人　電子情報通信学会）  Vol. 96 （ No. 516 ） 75-80 1997年02月

研究論文（その他学術会議資料等）, 共著

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パーフルオロ非晶質樹脂CYTOPを用いたGI-POFを開発中であり、試作したGI-POFの伝送特性を測定した結果、650-1.300nmの広い波長域で使用でき、長波長では100m以上の伝送が可能であること、および300MHZ・KM以上の高帯域を有していることを実証した。

Estimate of Light Scattering Loss of Amorphous Polymer Glass from Its Molecular Structure

谷尾 宣久、小池 康博

Japanese Journal of Applied Physics Vol.36, part 1 （ No.2 ） 743-748 1997年02月

研究論文（学術雑誌）, 共著, 査読有り

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アモルファスポリマー固体に関して、その構造から固有の光散乱損失値を求めた。

高出力ポリマー光ファイバアンプ

小林 毅之、佐々木 敬介、小池 康博

レーザー研究 （社団法人　レーザー学会）  Vol.25 （ No.2 ） 153-157 1997年02月

研究論文（学術雑誌）, 共著

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これまでに可視域全域において増幅が可能となった光ファイバー増幅器の高出力特性について詳細に検討した。

High-Power and High-Gain Organic Dye-Doped Polymer Optical Fiber Amplifiers:Novel Techniques for Preparation and Spectral Investigation

多加谷 明広、寺本 茂弘、二瓶 栄輔、佐々木 敬介、小池 康博

Applied Optics Vol.36 （ No.3 ） 572-578 1997年01月

研究論文（学術雑誌）, 共著, 査読有り

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屈折率分布型ポリマー光ファイバーアンプに増幅物質としてオキサジン４パークロレートを用いることにより、屈折率分布型ポリマー光ファイバーで利用可能な波長領域（550?650nm)において増幅特性を発現させることに成功した。また、同様にローダミンBを用いることで、620Wの高出力と、33dBの増幅利得を達成した。

面発光プラスチック

堀部晃啓・小池康博

合成樹脂 （社団法人　日本合成樹脂技術協会）  Vol. 43 （ No. 1 ） 11-12 1997年01月

研究論文（その他学術会議資料等）, 共著

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ポリマー固体内部に不均一構造を有し、光の導波と拡散出射の二つの機能を有する光散乱ポリマー導光体を提案した。またMonte Carlo 法によってその内部の多重散乱現象を理論的に解析し、液晶用バックライトに応用するために最適化を行った。その結果、輝度の均斉度が低下することなく市販品よりも高輝度なバックライトを作製した。（解説）

Present Prospect of Graded-Index Plastic Optical Fiber in Telecommunication

二瓶 栄輔、石榑 崇明、谷尾 宣久、小池 康博

IEICE Transactions on Electronics, Vol.E-80-C （ No.1 ） 117-122 1997年01月

研究論文（学術雑誌）, 共著

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屈折率分布型ポリマー光ファイバーを情報伝送媒体として用いることを考え、現在の伝送損失特性、情報伝送特性の改善を試みた。新規な材料である全フッ素化ポリマーを用いることにより、実際に作製された屈折率分布型ポリマー光ファイバーの伝送損失は、これまで通常の炭素-水素結合からなるポリマー材料では達成不可能であった近赤外領域での高透明性を実現し、また、伝送帯域も理論的にこれまでの材料に比べて約３倍以上優れていることを明らかにした。

High Bandwidth Graded-Index Polymer Optical Fiber for Near Infrared Use

二瓶栄輔、石榑崇明、小池康博

Applied Optics Vol.35 （ No.36 ） 7085-7090 1996年12月

共著, 査読有り

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屈折率分布型ポリマー材料に、含フッ素材料を用いることにより、通常の炭素-水素結合からなるポリマーでは伝送損失の値が数100dB/km以上となる、688nmや773nmの近赤外領域の波長において、それぞれ約56dB/kmと約773dB/kmの低損失を実現した。また伝送帯域についても100mで５.12GHzを達成し、これまでのポリマー材料での値よりも約２倍程度優れた値であることを実験的にも確認した。

High Speed POF

小池 康博、石榑 崇明、二瓶 栄輔

Transaction of the Materials Research Society(MRS)of Japan,Transactions （the Materials Research Society(MRS)of Japan）  Vol.22   32-35 1996年12月

研究論文（研究会，シンポジウム資料等）, 共著

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ＧＩ型ポリマー光ファイバーの高速伝送特性を中心にその材料から理論解析にわたるまでを述べた。

色素ドープポリマー光ファイバのＡＳＥ特性

山本 剛、二瓶 栄輔、佐々木 敬介、小池 康博

IEICE電子情報通信学会誌  （ 12月 ） 13-18 1996年12月

研究論文（学術雑誌）, 共著

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レーザ色素をプラスチック光ファイバのコア内部にドープした色素ドーププラスチック光ファイバ（DPOF）における増幅された自然放出光（ASE）を評価・解析する。レーザ媒質の蛍光スペクトルを考慮したレーザのレート方程式を用いて、ASEのパワー特性、出射スペクトルを解析する。また、ASE強度のファイバ長依存性、励起波長依存性、出力スペクトル、出力波形の評価結果を示す。ASE強度は波長に大きく依存し、エネルギー変換効率は最大40％になる事を実験的に示す。

プラスチック光ファイバ

小池 康博

オプトロニクス 15 （ 10 ） 126-132 1996年10月

研究論文（その他学術会議資料等）, 単著

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高速情報通信において利用されるプラスチック光ファイバーの特徴を述べた。

高速ポリマー光ファイバー　-高速情報通信のための高分子-

小池 康博

化学と工業/日本化学会誌 （社団法人　日本化学会）  49 （ 10 ） 1379-1381 1996年10月

研究論文（その他学術会議資料等）, 単著

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マルチメディア社会で必要な伝送容量をすべてカバーしうる、高速、低損失のポリマー光ファイバーが近年開発され、POFが高速ネットワークやLANの媒体として大きな注目を浴びている。本稿では、POFの特性とその背景について解説する。

光学ポリマー固体の光散乱損失とガラス転移温度

谷尾 宣久、小池 康博

高分子論文集 Vol.53 （ No.10 ） 682-688 1996年10月

研究論文（学術雑誌）, 共著

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光学ポリマー固体の散乱損失の低減化におけるガラス転移温度(Tg)の役割、また、ガラス状態におけるポリマー固体の本質的な光散乱損失とポリマー分子構造の関係について述べた。代表的光学ポリマーであるPMMA固体を試料として検討した結果、無定形ポリマーをTg以上の温度で重合するか、熱処理することにより、内部に不均質構造を持たない揺動説の理論値とほぼ等しい低散乱損失ポリマーが作製されるという低散乱損失化へのアプローチが得られた。また、ガラス状態における光学ポリマー固体の本質的な光散乱損失を、熱運動による揺らぎはTgでの状態が凍結されると考えることにより、ポリマー分子構造のみから予測できることが明らかとなった。

New Cladding Polymer for Optical Oxygen Sensor Using Fluorescent Plastic Fiber

MORISAWA MASAYUKI, UCHIYAMA KOJI, HOSAKA TOSHIKI, INOUE HIDEKI, MUTO SHINZO, NAMAZUE AKIRA, NIHEI EISUKE, KOIKE YASUHIRO

SPIE- The International Society for Optical Engineering, Photopolymer Device Physics, Chemistry, and Applications III, Proceedings （SPIE- The International Society for Optical Engineering）  Vol. 2836   336-340 1996年08月

研究論文（研究会，シンポジウム資料等）, 共著

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ポリメチルメタクリレートをクラッド層にコーティングすることにより,これまで作製されていた蛍光ポリマー光ファイバー型酸素センサーの感度を大幅に向上させることに成功した。

Phase-Matched Operation of Polymer TE-TM Mode Converter

武藤 真三、坂上 友康、坂根 好彦、鯰江 彰、二瓶 栄輔、小池 康博

SPIE- The International Society for Optical Engineering, Photopolymer Device Physics, Chemistry, and Applications III, Proceedings （SPIE- The International Society for Optical Engineering）  Vol. 2851   105-109 1996年08月

研究論文（研究会，シンポジウム資料等）, 共著

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ポリマーTE-TMモード変換器の位相整合動作について述べた。

New Cladding Polymer for Optical Oxyzen Sensor Using Fluorescent Plastic Fiber

M.Morisawa,K.Uchiyama,T.Hosokawa,H.Inoue,武藤真三，鯰江彰，二瓶栄輔，小池康博

Proceedings of SPIE-The International Society for Optical Engineering / Chemical,Biochemical,and Environmental Fiber SensorsVlll Vol.2836   336-340 1996年08月

研究論文（研究会，シンポジウム資料等）, 共著

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ポリメンチルメタクリレートをクラッド層にコーティングすることにより,これまで作製されていた蛍光ポリマー光ファイバー型酸素センサーの感度を大幅に向上させることに成功した。

Phase-Matched Operation of Polymer TE-TM Mode Converter

武藤真三、坂上友康、坂根好彦、鯰江彰、二瓶栄輔、小池康博

Proceedings of SPIE-The INternational Society for Optical Engineering / Photopolymer Device Physics, Chemistry, and ApplicationsⅢ Vol.2851   105-109 1996年08月

研究論文（研究会，シンポジウム資料等）, 共著

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ポリマーTE-TMモード変換器の位相整合動作について述べた。

Compensation for Birefringence of Oriented Polymers by Random Copolymerization Method

岩田 修一、塚原 宇、二瓶 栄輔、小池 康博

Japanese Joumal of Applied Physics Vol.35,Part1, （ No.7 ） 3896-3901 1996年07月

研究論文（学術雑誌）, 共著, 査読有り

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ポリマー材料を光学素子に用いる場合、その光学的特性を劣化させてしまう現象に、配向複屈折現象がある。この現象により、ポリマー材料内部を通過する光線の偏光が維持されないため、偏光を利用するような光学媒体、材料にポリマーを用いることは難しい。そこで正、負の配向複屈折を有するポリマーを共重合させ、配向複屈折の減少を試みたところ配向複屈折を全く生じないポリマー材料の開発に成功した。

マルチメディアのための高速プラスチック光ファイバー

小池 康博

三田評論 （慶應義塾）   （ 980 ） 34-40 1996年05月

研究論文（その他学術会議資料等）, 単著

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広伝送帯域を実現する屈折率分布型ポリマー光ファイバーの解説。

Optimum Refractive-Index Profile of The Graded-Index Polymer Optical Fiber, Toward Gigabit Data Links

石榑 崇明、二瓶 栄輔、小池 康博

Applied Optics Vol.35 （ No.12 ） 2048-2053 1996年04月

研究論文（学術雑誌）, 共著, 査読有り

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ギガビットオーダーの伝送を可能にするＧＩ型プラスチック光ファイバーの理想屈折率分布について明らかにした。