論文 - 小池　康博

Birefringence Reduction Method for Optical Polymers by The Orientation-Inhibition Effect of Silica Particles

大喜田 尚紀、阿部 泰之、小林 博、多加谷 明広、小池 康博

Applied Physics Letters Vol. 84 （ No. 18 ） 3534-3536 2004年05月

研究論文（学術雑誌）, 共著

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ポリマーにナノオーダーのシリカ微粒子を添加することにより、光学ポリマーの配向複屈折をその符号の正負にかかわらず低減できることを明らかにした。赤外吸収スペクトルの解析により添加した微粒子がポリマーの配向を抑制し、複屈折を低減していることを確認した。

ITを支えるフォトニクスポリマーとその展開

小池 康博

先端通信技術　新技術説明会 （独立行政法人　科学技術振興機構）  2004年02月

単著

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近年、従来の金属線と同様な取扱い性を有しながらギガビット以上の伝送を可能とする高速プラスチック光ファイバー（POF）に新たな注目が寄せられている。ビデオをレンタルしないで家庭にいながらのダウンロード、臨場感あるリアルタイム動画伝送など、ギガビット光ファイバー網が可能とする膨大な新しい光通信技術を展望する

Face-to-Faceコミュニケーションの実現へ ブロードバンド社会を拓くフォトニクスポリマー

小池 康博

化学経済  （ 2月 ）  2004年02月

研究論文（学術雑誌）, 単著

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ブロードバンド社会を拓くフォトニクスポリマーについて「伝送とディスプレイ」という切り口で解説した

A Novel Thermally and Chemically Stable Polymer: Poly (2-difluoromethylene-1,3-dioxolane)

W. Liu, Y. Guo, 小池 康博、岡本善之

Macromolecules （American Chemical Society）  Vol. 37 （ 2 ） 254-255 2004年02月

研究論文（学術雑誌）, 共著, 査読有り

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フッ素化ポリマーはその熱および化学安定性、電気絶縁性の高さによって新規素材として幅広く研究されている。既に商品化されている全フッ素化ポリマーは、そのモノマーの製造コストに起因する値段の高さが問題となっている。そこで今回、我々は熱および化学安定性が高く、フッ化アルコール類にも易溶な、部分的にフッ素化したポリマー、Poly (2-difulioromethylene-1, 3-dioxolane)を作製したので報告した。

大量な情報を伝達するソフトマテリアル

小池 康博

学術月報 Vol.57 （ No, 2 ） 125-129 2004年02月

研究論文（その他学術会議資料等）, 単著

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ハードのブロードバンド化を達成しうる通信メディアとして近年注目されているPOFについて解説した。

ゼロ複屈折光学ポリマー －複屈折性結晶による光学ポリマーの複屈折相殺－

多加谷 明広、大喜田 尚紀、小池 康博<

O Pluse E （新技術コミュニケーションズ）  Vo. 26 （ No. 2 ） 113-114 2004年02月

研究論文（学術雑誌）, 共著

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ポリマー鎖が配向しても複屈折性が生じない「ゼロ複屈折性光学ポリマー」という概念とその有用性について述べ、ゼロ複屈折性光学ポリマーを実現するために新たに提案した「複屈折性結晶ドープ法」について紹介した。

Synthesis of A Zero-Birefringence Optical Polymer by The Birefringent Crystal Dopant Method and Analysis of Its Characteristics

大喜田尚紀、多加谷明広、小池 康博

Transactions of The Materials Research Society of Japan （Transactions of The Materials Research Society of Japan）  Vol. 29 （ No. 1 ） 259-262 2004年02月

研究論文（研究会，シンポジウム資料等）, 共著

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低分子ドープ法により、光学ポリマーの負の配向複屈折を消去できることを報告してきた。従来の方法では困難であった光学ポリマーの正の配向複屈折を結晶の複屈折により相殺する方法を提案し、合成したポリマーは複屈折が生じず入射偏光の状態も乱れないことを確認した。

複屈折ゼロの光学ポリマーを開発 液晶テレビの大幅コストダウンに道拓く

小池 康博

JST基礎研究最前線  （ No. 4 ） 2-3 2004年01月

研究論文（その他学術会議資料等）, 単著

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当研究室では、複屈折ゼロの光学ポリマーを開発した。この光学ポリマーで最も重要視されるのが複屈折の低減である。複屈折ゼロの光学ポリマーは世界でも初めてである。このポリマーの研究開発のを狙いとその背景、特徴、今後の展望を含めて紹介した。

Graded-Index Plastic Optical Fiber with High Mechanical Properties Enabling Easy Network Installations. I

石榑 崇明、平井 美季、佐藤 真隆、小池 康博

Journal of Applied Polymer Science Vol. 91 （ No.1 ） 404-409 2004年01月

研究論文（学術雑誌）, 共著, 査読有り

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PMMA系GI型POFの機械強度を定量的に解析し、ファイバー延伸時の張力に大きく依存すること、最適な張力で延伸されたGI型POFは市販のSI型POFと同等の優れた機械強度（引っ張り強度）を有することを報告した。

Graded-Index Plastic Optical Fiber with High Mechanical Properties Enabling Easy Network Installations. II

石榑 崇明、平井 美季、佐藤 真隆、小池 康博

Journal of Applied Polymer Science Vol. 91 （ No.1 ） 410-416 2004年01月

研究論文（学術雑誌）, 共著, 査読有り

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GI型POFの更なる高信頼性化を目的として部分フッ素化ポリマーP3FMAをクラッドに用いたGI型POFの高機械強度化を行った。PMMAに比べて機械強度の低下が懸念されるP3FMAは、延伸張力の最適化により、十分な機械強度をGI型POFに付与できることを明らかにした。

Train Communication System Using Graded-Index Leaky Plastic Optical Fiber

A. Shimura, Y. Sugawara, S. Haruyama, M. Nakagawa, H. Suzuki, A. Kondo, T. Ishigure, and Y. Koike

2004 IEEE International Conference on Industrial Conference on Industrial Technology (ICIT), Vols. 1-3    78 2004年

研究論文（国際会議プロシーディングス）, 共著, 査読有り

High-Definition Projection Screen Based on Multiple Light Scattering Technique

T. Okumura, H. Suzuki, A. Tagaya, Y. Koike, and E. Higuchi

Liquid Crystal Materials, Devices, and applications X and Projection Displays X 5289   294 2004年

研究論文（国際会議プロシーディングス）, 共著, 査読有り

Synthesis of a Zero-Birefringence Optical Polymer Doped with an Inorganic Birefringent Crystal

H. Ohkita, A. Tagaya, and Y. Koike

Functional Nanomaterials for Optoelectromics and Other Applications 99-100   143 2004年

研究論文（国際会議プロシーディングス）, 共著, 査読有り

Molecular Characterization of a Amorphous Perfluoropolymer: Poly (perfluoro-2-methylene-4-methyl-1,3-dioxolane)

F. Mikes, I. Teraoka, Y. Koike, and Y. Okamoto

Abstracts of Papers of the American Chemical Society 228   U646 2004年

研究論文（国際会議プロシーディングス）, 共著, 査読有り

Synthesis and Characterization of Poly (perfluoro-2-methylene-1,3-dioxolanes)

W. Liu, Y. Koike, and Y. Okamoto

Abstracts of Papers of the American Chemical Society 228   U337 2004年

研究論文（国際会議プロシーディングス）, 共著, 査読有り

Novel Photonics Polymer for Broadband IT

T. Ishigure and Y. Koike

2004 IEEE International Conference on Industrial Technology (ICIT), Vols. 1-3    87 2004年

研究論文（国際会議プロシーディングス）, 共著, 査読有り

プラスチック光ファイバーとブロードバンド社会

小池 康博

慶應義塾大学　公開講座 明日の社会と科学技術 （慶應義塾大学、川崎市教育委員会）  2003年12月

単著

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低コストで光情報化が可能な高速プラスチック光ファイバーとそのネットワークについて紹介した。更にそれがもたらす現在のインターネットの延長でないリアルタイムのフェイストゥフェイスコミュニケーションの生活と社会のあり方について説明した。

A Novel Perfluoromonomer: Perfluoro-2,3-dihydro-1,4-benzodioxin

Weihong Liu、小池 康博、岡本 善之

Journal of Fluorine Chemistry Vol. 124 （ Issue 2 ） 183-188 2003年12月

研究論文（学術雑誌）, 共著

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A novel perfluoromonomer, perfluoro-2,3-dihydro-1,4-benzodioxin (FDB), was synthesized. The homopolymerization and copolymerizations of FDB were investigated. The structure and physical properties of those polymers were characterized.

超高速伝送・高画質ディスプレイを実現するフォトニクスポリマー

小池 康博

第27回先端繊維素材研究委員会(AFMc)講演会 2003年11月

単著

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これまで行ってきた研究成果を光の偏波（またはフォトン）と高分子物質との係わりという視点で原子系のディメンジョンからマクロな不均質構造にわたって順に述べた。

High-Bandwidth Graded-Index Plastic Optical Fiber Enabling Power Penalty-Free Gigabit Data Transmission

石榑 崇明、牧野 建志、田中 奨、小池 康博

Journal of Lightwave Technology Vol. 21 （ No. 11 ） 2923-2930 2003年11月

研究論文（学術雑誌）, 共著, 査読有り

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GI型POFにより500Mb/s, 1.25Gb/s 50-100mの光リンクを設計する上で、GI型OFが有する伝送帯域特性とリンクのパワーペナルティーを理論的、実験的に解析した。その結果、石英のマルチモードファイバーにおいて問題となってきた屈折率分布の欠陥を全く有さないGI型POFはGHzオーダーの伝送帯域を有し、パワーペナルティーを0dBに抑えることが可能であることを明らかにした