Reviews, Commentaries, etc. - NISHIHARA, Hiroshi

【膵疾患の病理学的診断の現状と課題】がん遺伝子パネル検査(がんゲノムプロファイリング検査)

林 秀幸, 西原 広史

膵臓 ((一社)日本膵臓学会)  35 ( 4 ) 313 - 321 2020.08

ISSN  0913-0071

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本邦においてもがん遺伝子パネル検査(がんゲノムプロファイリング検査)が保険診療下で実施可能となり,がんゲノム医療の臨床実装が進んでいる.個々の患者にとって最適な治療方針を探るための参考情報として,包括的なゲノムプロファイルを取得することが検査の本来の目的である.しかし,現状では保険適用での対象患者は標準治療がない固形がん患者,または標準治療が終了となった固形がん患者(終了が見込まれる者を含む)で,全身状態・臓器機能等から検査後に化学療法の適応となる可能性が高い患者に限定されており,十分に活用できてない.検査の結果に関しては,エキスパートパネルにおいて検出された各遺伝子異常に対し,臨床的意義付けが行われ,個々の患者の治療方針が議論される.しかし,検査後の治療実施率は約10%と不十分な結果であり,最適な検査実施時期の検討,治療機会の向上を目指した治療実施体制を構築することが今後の課題である.(著者抄録)

【がんゲノム医療の診療体制の整備】エキスパートパネルの運用とレポート作成

中村 康平, 西原 広史

癌と化学療法 ((株)癌と化学療法社)  47 ( 8 ) 1141 - 1148 2020.08

ISSN  0385-0684

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ゲノム研究の飛躍的な進展により臨床現場で遺伝子解析を行い、診断・治療に必要なゲノム情報を取得するクリニカルシーケンスが2019年に実臨床でスタートして約1年が経過した。がんゲノム医療連携病院も多数の施設が登録され、遺伝子解析は日常検査としてより多くの臨床現場に門戸が開かれることとなった。シーケンスデータの解析はバイオインフォマティシャン含む多くの専門家が担当し、ゲノム解析後も多くのステップを経て、最終的に主治医・患者の元へ遺伝子解析結果・推奨治療などが記載されたレポートが返却される。その過程では臨床医のみならず病理医、バイオインフォマティシャン、分子遺伝学やゲノム医療に精通している者など多数の職種の知識が必要となり、まだ自動化でできる部分は多くない。そのなかでわれわれは、molecular tumor board(MTB)、clinical tumor board(CTB)という院内独自のフローを構築し、レポート作成に役立てているので、本稿ではそれらを用いたわれわれのレポート作成方法とエキスパートパネルの運用について紹介したい。(著者抄録)

EGFR遺伝子変異陽性肺癌に対するOsimertinib耐性後の再生検

福島 貴大, 増澤 啓太, 篠崎 太郎, 堀内 康平, 杉原 快, 光石 彬史, 胡谷 俊樹, 竹原 朋宏, 小林 慧悟, 眞鍋 維志, 池村 辰之介, 安田 浩之, 川田 一郎, 四十物 絵理子, 西原 広史, 副島 研造, 福永 興壱

日本呼吸器学会誌 ((一社)日本呼吸器学会)  9 ( 増刊 ) 165 - 165 2020.08

ISSN  2186-5876

【ゲノム医療におけるエキスパートパネル】がんゲノム医療中核拠点病院でのエキスパートパネル 慶應義塾大学のエキスパートパネル

四十物 絵理子, 西原 広史

病理と臨床 ((株)文光堂)  38 ( 6 ) 517 - 522 2020.06

ISSN  0287-3745

遺伝子パネル検査に基づくがんゲノム医療

四十物 絵理子, 西原 広史

胆膵の病態生理 (日本胆膵病態・生理研究会)  36 ( 1 ) 1 - 8 2020.06

ISSN  2185-4564

がん遺伝子パネル検査の二次的所見の開示希望に関わる因子の検討 北海道大学での症例をもとに

吉岡 正博, 山田 崇弘, 柴田 有香, 近藤 知大, 林 秀幸, 西原 広史, 矢部 一郎, 秋田 弘俊, 武藤 学, 木下 一郎, 小杉 真司

日本遺伝カウンセリング学会誌 (日本遺伝カウンセリング学会)  41 ( 2 ) 75 - 75 2020.06

ISSN  1347-9628

がんゲノム医療におけるチーム医療の実践 がんゲノム医療の実践

西原 広史

日本臨床腫瘍薬学会雑誌 ((一社)日本臨床腫瘍薬学会)  15   54 - 54 2020.05

乳癌カレントトピックス がんゲノム医療の仕組み 現状と課題

西原 広史

Cancer Board of the Breast ((株)メディカルレビュー社)  6 ( 1 ) 56 - 59 2020.05

ISSN  2189-356X

メラノーマの新しい分類 がんゲノム診断と個別化治療

西原 広史

日本皮膚科学会雑誌 ((公社)日本皮膚科学会)  130 ( 5 ) 1089 - 1089 2020.05

ISSN  0021-499X

がんゲノム医療におけるチーム医療の実践 がんゲノム医療中核拠点病院におけるゲノムコーディネーターの役割とみえてきた今後の課題について 慶應義塾大学におけるがんゲノムコーディーネーターとしての役割

持田 かおり, 林 秀幸, 佐々木 瑛里, 柳田 絵美衣, 山田 寛, 中村 康平, 加藤 容崇, 四十物 絵理子, 永妻 晶子, 今井 光穂, 植木 有紗, 浜本 康夫, 高石 官均, 西原 広史

日本臨床腫瘍薬学会雑誌 ((一社)日本臨床腫瘍薬学会)  15   56 - 56 2020.05

【ゲノム医療と分子標的治療の最新情報】ゲノム医療の展望

中村 康平, 西原 広史

臨牀と研究 (大道学館出版部)  97 ( 4 ) 391 - 397 2020.04

ISSN  0021-4965

がんゲノム医療におけるエキスパートパネル

四十物 絵理子, 西原 広史

腫瘍内科 ((有)科学評論社)  25 ( 4 ) 462 - 470 2020.04

ISSN  1881-6568

当院における骨・軟部腫瘍に対するがん遺伝子パネル検査

中山 ロバート, 加藤 容崇, 笠原 知樹, 中川 瑠美, 関田 哲也, 弘實 透, 山口 さやか, 浅野 尚文, 四十物 絵理子, 西原 広史, 中村 雅也, 松本 守雄

日本整形外科学会雑誌 ((公社)日本整形外科学会)  94 ( 2 ) S149 - S149 2020.03

ISSN  0021-5325

【がんゲノム医療の新展開】がんゲノム医療から広がる臨床研究

西原 広史

腫瘍内科 ((有)科学評論社)  25 ( 1 ) 22 - 28 2020.01

ISSN  1881-6568

Cancer genomic profiling

林秀幸, 西原広史

膵臓(Web) 35 ( 4 )  2020

ISSN  1881-2805

BRCA1VUS保持卵巣癌例おけるバリアントの病的意義に関する検討

赤羽智子, 赤羽智子, 西原広史, 平沢晃, 平沢晃, 平沢晃, 井本逸勢, 井本逸勢, 増田健太, 坂本一平, 野原祥夫, 谷嶋成樹, 青木大輔

日本遺伝性腫瘍学会学術集会プログラム・抄録集 26th 2020

【肝胆膵領域のゲノム医療新時代-遺伝子パネルがやってきた!-】ゲノム医療のプラットフォーム構築

永妻 晶子, 西原 広史

肝・胆・膵 ((株)アークメディア)  79 ( 6 ) 1007 - 1014 2019.12

Other, Joint Work,  ISSN  0389-4991

検査UPDATE がん遺伝子パネル検査

四十物 絵理子, 西原 広史

SRL宝函 ((株)エスアールエル)  40 ( 3 ) 4 - 11 2019.10

Other, Joint Work,  ISSN  0912-0912

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がん遺伝子パネル検査が保険収載され、わが国のゲノム医療が新たなフェーズに入った。国内で実施可能ながん遺伝子パネル検査は複数あり、精度や内容は個々の検査により若干異なってくる。正確な内容を把握することで適切ながん遺伝子パネル検査を推奨・遂行することができる。いずれの検査においても、使用する生体材料の準備から報告までの一連の流れは概ね共通しており、本稿では保険診療での運用方法も併せて、全般的ながん遺伝子検査を解説する。がんゲノム医療のわが国での均てん化を目指すにあたり、様々な課題を抱えており、今までのコンパニオン検査や標準治療の考え方、保険体制などが見直される必要がある。より多くの人々が、がん遺伝子パネル検査の理解を深めることで、多様な観点からゲノム医療の推進を後押ししていく必要がある。(著者抄録)

胃癌に対するゲノム医療の展開

若井 俊文, 小松 嘉人, 辻 晃仁, 西原 広史

胃がんperspective ((株)メディカルレビュー社)  10 ( 4 ) 261 - 270 2019.10

Other, Joint Work,  ISSN  1883-3330

ゲノム医療を考える 遺伝子プロファイリング検査によるがんプレシジョンメディシンの実践

西原 広史

日本癌治療学会学術集会抄録集 ((一社)日本癌治療学会)  57回   SSY8 - 2 2019.10

Other, Single Work