研究者詳細 - 高橋　大志

論文 - 高橋　大志

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ガソリン・軽油配送モデルの基盤となるエージェントベースモデルを用いた次世代自動車の日本における普及の研究

渡邊恵美子, 高橋大志

経営情報学会　全国研究発表大会要旨集（一般社団法人経営情報学会） 202311 （ 0 ） 128 - 130 2024年01月

本研究では、次世代自動車の一つである電気自動車（以下、EV)の普及予測をエージェントベースモデル(以下、ABM)にて実施した。個人で自家用車を有する一般消費者をエージェントとした消費者モデルと業務のために車両を有する企業をエージェントとした企業モデルの2つを構築し、EV普及の予測を行なった。最終的には、これらモデルの予測を必要データの一つとして用いて、今後の需要予測を行ないガソリン・軽油配送モデルに反映を行なう。

特許文書ベクトルを用いた製薬企業の技術領域の推移の可視化

澤井悠樹, 高橋大志

経営情報学会　全国研究発表大会要旨集（一般社団法人経営情報学会） 202311 （ 0 ） 207 - 210 2024年01月

製薬企業における特許とは、研究開発投資の結果であり、新薬創出に向けた探索研究段階での成果を表す指標のひとつと捉えることができるだけでなく、当該企業の技術領域に対する戦略を反映している。従って、特許文書を定量化すれば、技術領域の集中或いは拡大の程度を客観的に捉えることが可能となるだけでなく、企業間比較も可能となる。本研究では、特許の抄録集より抽出したベクトル表現を用いて技術移動距離として定量化することにより、日・欧米製薬企業の技術領域の推移を可視化することを試みた。

企業業績と労働環境の要因分析

神山直也, 高橋大志

経営情報学会　全国研究発表大会要旨集（一般社団法人経営情報学会） 202311 （ 0 ） 89 - 91 2024年01月

従業員が自身の会社に関する評価を投稿することができる口コミサイトからテキストマイニング技術を利用し、感情分析により口コミデータの労働環境スコアを測った。その労働環境スコアが企業の業績にどのような影響を与えるかを検討した。結果、労働環境のスコアと営業利益率は正の相関が見受けられた。さらに、形態素解析・共起キーワード・係り受け解析を行い、企業間での共通した単語の確認および可視化することができた。

Building a Shapley FinBERTopic System to Interpret Topics and Articles Affecting Stock Prices

Yoshihiro Nishi, Hiroshi Takahashi:

Software Engineering, Artificial Intelligence, Networking and Parallel/Distributed Computing （Springer） 17 135 - 146 2024年

研究論文（学術雑誌）, 査読有り

Nowcasting Corporate Product Development Activities Through News Article by BERTopic: The Case of the Japanese Chemical Company

Okazaki H., Takahashi H.

Lecture Notes in Computer Science (including subseries Lecture Notes in Artificial Intelligence and Lecture Notes in Bioinformatics) （Lecture Notes in Computer Science (including subseries Lecture Notes in Artificial Intelligence and Lecture Notes in Bioinformatics)） 14644 LNAI 217 - 225 2024年

ISSN 03029743

In this study, we attempt to extract corporate trends from news data. Specifically, in this analysis, we employed BERTopic to group news containing various topics into several categories. BERTopic is a tool for document clustering that utilizes BERT. The analysis focused on examining the relevance between topics related to products and corporate activities. The study targeted news headlines of specific chemical company listed on the Japanese stock market, covering a sample period of 24 years from 1996 to 2019. The results of the analysis revealed (1) the ability of BERTopic to classify target news into multiple groups and (2) the potential to efficiently obtain information about future corporate activities from the content of the news. These findings indicate the possibility of acquiring timely information about corporate trends through the analysis of news headlines using BERTopic.

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ガソリン・軽油の配送モデルの基盤となる消費者及び企業への EV 普及予測のためのエージェントベースモデルの構築

渡邊恵美子, 高橋大志

人工知能学会第二種研究会資料（一般社団法人人工知能学会） 2023 （ BI-023 ） 12 2023年09月

電気自動車(以下、EV)など次世代自動車普及の方策を立案する目的としてエージェントベースモデル(以下、ABM)を用いた研究は多数なされているが、一般消費者への普及予測を対象としたものが多く、企業への普及予測を行なったものは限定的である。本研究では、消費者モデルに加え、企業モデルの構築も行なった。企業への普及予測も行なうことで、今後のガソリン・軽油の需要に与える影響をより正確に把握することが期待される。EV などの次世代自動車の普及予測を行ない、ガソリン・軽油の配送モデル構築を行なうことを本研究の最終目的とする。

大規模言語モデルを用いたエージェントモデルのシミュレーション・ログに基づく仮想ビジネスケース生成

菊地剛正, 田中祐史, 國上真章, 高橋大志, 寺野隆雄

人工知能学会第二種研究会資料（一般社団法人人工知能学会） 2023 （ BI-023 ） 15 2023年09月

社会技術システムの設計・実装のため，構成的な接近法として，エージェントシミュレーションが用いられている.しかし，多様な背景を持つステークホルダーに対し，モデルの構造やシミュレーションの全体的な結果を理解・共有させることが課題となっている.先行研究ではシミュレーション結果を自然言語により記述しビジネスケースと接地させる方法論が存在するが，本稿では当該手法の改善提案を行う.具体的には，1)シミュレーション結果を大域的に分析し系統的に分類する，2) 分類結果につき大規模言語モデルを用いて自然言語により書き下す. このことにより，シミュレーション全体の構造を俯瞰し「あり得る結果」を同定した上で，それに基づき半自動的に仮想的なビジネスケースを作成しうることを確認した.

シミュレーションに基づく定量的ペルソナ作成手法の改善に向けた実務有識者ヒアリング

菊地剛正, 高橋大志

人工知能学会第二種研究会資料（一般社団法人人工知能学会） 2023 （ BI-023 ） 05 2023年09月

顧客中心のサービス設計のため，マーケティング領域では，ペルソナ手法が広く用いられている.デザイナーのインタビューによる定性的な作成手法に加え，昨今では，多量のデータと様々な分析手法を組み合わせた定量的ペルソナデザイン手法が多用されている.本稿では，著者らが提案しているシミュレーションベースの定量的手法について，ペルソナの企画者やデザイナーなどの実務有識者にヒアリングを行う.当該手法の有用性や限界を議論するとともに，今後の改善に向けた方向性を議論する.

労働環境における企業の業績に及ぼす影響について

神山直也, 高橋大志

人工知能学会第二種研究会資料（一般社団法人人工知能学会） 2023 （ BI-023 ） 08 2023年09月

We conducted text mining on data from review sites where information and reputations about companies can be shared, and evaluated the labor environment score from that data through sentiment analysis. As a result of investigating the impact of the labor environment score on corporate performance, a positive correlation was shown between the labor environment score and the operating profit margin. Furthermore, by conducting morphological analysis of the review data and analyzing co-occurring keywords, we were able to identify common words between companies and visually confirm them.

ディープラーニングアーキテクチャを用いた建物画像認識モデルにおけるグレード分類精度の比較と評価 -不動産ビジネスにおける実用化を目指して-

廣井駿, 高橋大志, 太田明

人工知能学会第二種研究会資料（一般社団法人人工知能学会） 2023 （ BI-023 ） 01 2023年09月

This study will identify the superior model by grade recognition of building images of office buildings and residential buildings by two image recognition models that are known to be highly accurate. With respect to expert grade evaluation in facade images of buildings, for practical use in the real estate business, focus on the layer depth of convolutional neural networks (CNN), an AI image recognition technology, and build two models using VGG-16 and ResNet-50, which are different layer depths. Modify the network so that it can be applied to the model, perform transfer learning, and obtain a transition graph of classification accuracy. The results of this accuracy comparison considered showed that VGG-16 outputs higher accuracy than ResNet-50 for both applications, indicating that VGG-16 has the advantage. This also suggests that the performance required of the model (architecture) is not only based on layer thickness, but also includes the need to avoid overlearning due to layer depth.

特許文書ベクトルを用いた国内製薬企業の技術領域の推移の可視化

澤井悠樹, 高橋大志

人工知能学会第二種研究会資料（一般社団法人人工知能学会） 2023 （ BI-023 ） 03 2023年09月

国内医薬品市場において、処方量は高齢化による医療ニーズの拡大や画期的な新薬の発売等で増加している一方、薬剤費は政府による医療費増加抑制策(薬価引下げや GE 使用推進)の結果、市場規模は頭打ちとなってきている。そのような中、国内製薬企業は自社が強みを持つ疾患或いは技術領域に経営資源を集中的に投資している動きが見られている。しかし、製薬企業の経営資源の集中度合は、IR 情報等の定性的な情報では測ることが困難である。そこで、本研究では技術領域に焦点を当て、製薬企業の技術領域を特許文書にベクトル表現を持たせることで定量化し、2000 年以降の技術領域の推移を可視化することを試みた。

人工知能・概観 ―機械学習、自然言語処理、計算機シミュレーションおよび関連トピック―

高橋大志

証券アナリストジャーナル（証券アナリスト協会） 61 （ 9 ） 6 - 15 2023年09月

筆頭著者, 最終著者, 責任著者

Editorial: Tipping points in societies

Kurahashi, S; Chappin, E; Jager, W; Takahashi, H

FRONTIERS IN PHYSICS 11 2023年06月

ISSN 2296-424X

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ライフプランニング検討に向けたシミュレーションベースの定量的ペルソナデザイン

菊地剛正, 高橋大志

経営情報学会誌（一般社団法人経営情報学会） 31 （ 4 ） 169 - 188 2023年03月

査読有り, ISSN 09187324

顧客中心のサービスの設計のため，マーケティング分野では，ペルソナ手法が広く用いられている．しかし，資産形成やライフプランニング領域など，顧客の便益の享受が遠い将来になりうる特性を持つサービスや施策に関するペルソナ作成・評価においては，以下のような課題が存在する：a）過去または現在の顧客属性に基づく分析が多く，必ずしも適切な顧客分類がなされないこと，b）提供するサービス・施策が各ペルソナにもたらす影響が自明ではなく，訴求すべきターゲット層の同定が困難であること．そこで本稿では，資産形成領域を対象とし，上記特性を勘案したペルソナ作成・評価の枠組みを提案し，フィジビリティの確認を行う．本手法は，実データに基づく社会シミュレーションにより顧客の将来属性を生成し，仮想空間上のシナリオ分析を通じて施策効果を把握するものであり，定量的ペルソナ作成手法の改善提案としての側面も有する．主な結果は以下の通り：1）顧客の将来における属性の変化を定量的・客観的に予測・把握し，複数の施策を考慮した上で，クラスタリングによるペルソナ作成が可能であること，2）複数のペルソナ間の評価・優先順位付けを行い，サービス・施策の提供者毎にターゲットとして有効なペルソナを特定可能であること．本手法により，金融分野を応用領域とし，ペルソナを用いたマーケティングの有用性向上の可能性が示された．

M&A における企業間の技術的距離とイノベーションの関係性の研究—特許データの外れ値検出を用いた分析—

山本大史朗, 高橋大志

人工知能学会第二種研究会資料（一般社団法人人工知能学会） 2023 （ BI-022 ） 08 2023年03月

In this study, we analyzed the relationship between the technological distance calculated from the patent text data as an explanatory variable and the number of occurrences of outliers in new patents as an explained variable. This study aims to explore the technological distance that brings about innovation. We vectorized the patent text data using natural language processing called SCDV and calculated the technological distance of companies. PCA and Local Outlier Factor (LOF) were applied to calculate outliers. As a result of comparing the groups divided according to technological distance, we confirmed that the group with the shortest technological distance had a higher mean number of outliers than the other groups. Furthermore, similar results were obtained when the same comparison was made after classifying by company size. These results suggest that M&As between companies with similar technologies produce more innovation as outliers.

機械学習によるビットコインの違法取引と合法取引の分類

江原貴史, 高橋大志

人工知能学会第二種研究会資料（一般社団法人人工知能学会） 2023 （ BI-022 ） 29 2023年03月

暗号資産に絡んだ，資金洗浄，ハッキング，詐欺などの違法，不正取引は後を絶たない.今後ビットコインが発展するためには，違法取引を検出，凍結する必要がある.本論文では，分析対象として Elliptic Dataset を使用して，教師データと訓練データを様々な取引時間帯ごとに抽出し分類精度を測定した.時間帯により分類精度が著しく異なることから，時間帯により違法取引のパターンが異なることを示唆した.また，教師データの多寡にかかわらず分類精度が異なっていた.また分類精度を向上させるために，教師なし学習の利用可能性について検討したが，教師なし学習による分類は困難であることが示唆された.以上から，未知の違法取引パターンの検知は困難であると考える.

ライフプランニング領域におけるデジタル社会実験の実現に向けた一考察

菊地剛正, 高橋大志

人工知能学会第二種研究会資料（一般社団法人人工知能学会） 2023 （ BI-022 ） 15 2023年03月

社会シミュレーション分野では，リアルスケールのシミュレーション実施に向けた基本技術が整備されつつあり，「デジタル社会実験」の実現についても議論がなされている.金融分野でも，社会シミュレーション技法は様々な場面で活用されている.資産形成やライフプランニングに関し，個人の属性に即した解決策提示や施策検討などの諸課題に対しては，当該技法を用いたアプローチが有効となる.本稿では，著者らの最近の退職前後世代の資産形成・取り崩しのシミュレーション;仮想的施策の影響度分析;定量的エクスペリエンス・マップ作成手法;顧客とサービス提供者の共創的状況の形式記述などの研究成果に基づき，ライフプランニング領域におけるデジタル社会実験の実現に向けた考察を行う.

ニュースによる投資家行動及び出来高の反応分析

尹聖在, 高橋大志

経営情報学会　全国研究発表大会要旨集（一般社団法人経営情報学会） 202211 （ 0 ） 33 - 36 2023年01月

本研究では、投資家の注文情報が記録されている東京証券取引所の株式売買データおよび自然言語処理手法を用いて株式市場におけるニュース発信に対する投資家行動の反応について分析した。分析の結果、ポジティブな緊急ニュースの発信後における出来高比率の増加の程度は、他の分類のニュースと比較して相対的に小さくなること、大型株は相対的にニュース発信後の出来高比率の増加の程度は相対的に小さいことを見出した。これらの結果は、ニュースと投資家行動との関連性について興味深い結果を示すものである。

ライフプランニング分野における社会シミュレーション技法の応用事例

菊地剛正, 高橋大志

計測と制御（公益社団法人計測自動制御学会） 62 （ 1 ） 47 - 48 2023年01月

ISSN 04534662

What is the Investment Strategy to Overcome the Severe Business Environment?: Perspectives on the Relationship Between Business and Human Resources Management

Morimatsu K., Takahashi H.

ISSN 03029743

We use an agent-based model to elucidate the strategies of firms that have achieved superior performance even in an environment of market shakeout due to innovation. Assuming that a company’s sales consist only of intangible assets, we analyze the specific actions of the company regarding investment strategy from the viewpoint of decision-making and found that (1) it is important to invest more than competitors even at the expense of efficiency in the early stage of a business, and (2) business growth by investing talented human resources ahead of competitors is the most important factor in the (3) If it is difficult to secure human resources, it is important to make investment decisions for further new business development ahead of competitors. One of the novelties of this study is that it quantitatively provides valid suggestions regarding investment strategies for businesses.

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