論文 - 井上　秀成

Preparation and Characterization of Substituted Pentacyanoferrates（II）with Phosphine or Phosphite Ligands

井上，笹川，Fluck，白井

Bull. Chem. Soc. Jpn. Vol.56 （ （No.11） ） 3434-3440 1983年11月

研究論文（学術雑誌）, 共著

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22個のホスフィン及びホスファイトを配位子として含むペンタシアノ鉄錯体Na3〔Fe（CN）5PX3〕・2H2Oを新に合成して，57Fe -メスバウアースペクトル，IRスペクトル及び電子スペクトルを測定し，これらの化合物におけるFe-P結合及び分光学的パラメータ間の相関関係を詳しく議論している。

イオンクロマトグラフ用電位差検出器による陰イオンの定量

鈴木，有賀，石和田，大嶋，井上，白井

分析化学 Vol.32 （ No.10 ） p.585-590 1983年10月

研究論文（学術雑誌）, 共著

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イオンクロマトグラフ用電位差検出器として銀-ハロゲン化銀の固体膜電極とトリオクチルメチルアンモニウムイオンを感応物質としたエポキシ樹脂混合膜電極を試作し，ハロゲン，擬ハロゲン化物イオンの選択的な高感度定量を検討している。

改良亜鉛還元ナフチルエチレンジアミン法による排ガス中窒素酸化物の定量

磯部，赤田，柳沢，井上，白井

分析化学 Vol.32 （ No.7 ） p.425-429 1983年07月

研究論文（学術雑誌）, 共著

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排ガス中の窒素酸化物を定量するための亜鉛還元ナフチルエチレンジアミン法における吸収液の改良を試み，迅速かつ精度の高い定量方法を提案している。

Mossbauer-und Rontgen-photoelektronen-spektroskopische Untersuchungen an Berlinerblau-Analoga des Typs Fe[M (CN)6]

井上，Fluck

Z. Naturforsch. Vol.38b （ （Nr.6） ） 687-691 1983年06月

研究論文（学術雑誌）, 共著

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新しいタイプのプルシアンブルー類似化合物Fe〔M (CN)6〕（M =Pd及びPt）を合成し，その結晶構造を明らかにしている。更に，57Feメスバウァーススペクトル及びX線光電子スペクトルの測定により，これらの化合物の電子構造に関する検討を行っている。

Mossbauer Spectroscopic Characterization of Airborne Particles Collected by an Andersen Sampler

的場，井上，胡，西原，白井，柳沢

Radiochem. Radioanal. Lett. Vol.52 （ No.6 ） p.335-342 1982年06月

研究論文（学術雑誌）, 共著

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都市大気中に存在する粒子状物質をアンダーセンサンプラーにより粒度別に捕集し，全粒子状物質及び鉄成分についての粒度分布曲線を作成している。約一年間にわたり粒度別に捕集された粒子状物質の粗大粒子群及び微小粒子群に含まれる鉄成分のメスバウァースペクトルより粒子状物質の発生源を推定している。

Rapid Determination of Oxides of Nitrogen in Flue Gases

白井，季，黄，福島，片山，井上，柳沢

Proc. 5th Clean Air Cong.    p.317-320 1982年04月

研究論文（学術雑誌）, 共著

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排ガス中の一酸化窒素をアルカリ性過酸化水素吸収液に酸化吸収した後，ナフチルエチレンジアミン法により発色し，吸光光度定量する方法を検討している。本法は従来のJIS法より更に簡便迅速であるため公定分析法として有効であることを指摘している。

Characterization of Prussian Blue Analogs of the Type M3[Fe(CN)5CO]2・xH2O

井上，川井，長尾，柳沢

Bull. Chem. Soc. Jpn. Vol.55 （ No.3 ） p.733-737 1982年03月

研究論文（学術雑誌）, 共著

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一般式M3（Fe(CN)5CO〕2・xH2O（M=Mn，Co，Ni，Cu，Zn）で表わされるプルシアンブルー類似化合物を合成し，それらの粉末X線回折及び磁気モーメントの測定により結晶構造及び電子構造を研究している。得られた化合物の赤外，拡散反射及びメスバウァースペクトルより化学結合性について新知見を得ている。

粉じん中のタイヤゴム成分の分析

東，井上，白井，柳沢

大気汚染学会誌 Vol.16 （ No.3 ） p.163-167 1981年03月

共著

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自動車のタイヤトレッド部が摩耗して発生するゴム粉じんの挙動を把握するため道路上堆積物中に含まれるゴム成分濃度を熱分解ガスクロマトグラフィーにより測定している。タイヤトレッド摩耗の形態として結合の熱的切断及び機械的摩耗以外に摩耗の際に他の粒子状物質に付着して放出される形態が考えられた。

Korrelation zwischen Mossbauer-Isomerieverschiebungen und ESCA-Bindungsenergien

井上，Fluck，Binder，柳沢

Z. anorg. allg. Chem. Vol.483   p.75-85 1981年

研究論文（学術雑誌）, 共著

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低スピン鉄（Ⅱ）錯体，高スピン鉄（Ⅲ）化合物及び高スピン鉄（Ⅱ）ハロゲン化物をモデル化合物としてメスバウアー異性体シフトとESCA結合エネルギーとの相関関係を研究している。異性体シフトと結合エネルギーとの間に見出された直線関係は鉄化合物における結合型式を考慮することによって説明されると結論している。

排ガス中窒素酸化物のアルカリ吸収による亜鉛還元-ナフチルエチレンジアミン法の検討

福島，井上，白井，柳沢

分析化学 Vol.29 （ No.6 ） p.410-412 1980年06月

共著

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排ガス中の一酸化窒素を酸素及びアルカリ性過酸化水素吸収液で酸化吸収し，亜鉛還元-ナフチルエチレンジアミン法で迅速に定量する方法について検討している。

反応熱による排ガス中の窒素酸化物の定量

鈴木，伊藤，井上，白井，柳沢

分析化学 Vol.29 （ No.2 ） p.123-128 1980年02月

共著

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五酸化バナジウム触媒上で試料ガス中に含まれる窒素酸化物をアンモニアと反応させ，その際発生する反応熱を測定することによって窒素酸化物を定量する型の検出器を試作検討している。試作された小型で簡易な反応熱検出器は自動車排ガス及び煙排ガス中の窒素酸化物の測定に適用可能であることを確認している。

Preparation and Characterization of Cd(XCN)4M Type Componds

長尾，井上，柳沢

J. Coord. Chem. Vol.10 （ No.1 ） p.29-34 1980年01月

研究論文（学術雑誌）, 共著

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多核錯体Cd（XCN）4M（X=S，Se:M=Mn，Fe，Co，Zn）を新たに合成し，その化学結合性を述べている。架橋配位子XCN-と金属イオンとの結合を酸・塩基の“堅さ”と“柔さ”の理論に基づいて議論すると共に分光学的データを基に合成された錯体の電子構造を解明している。

Bonding Nature of Mixed Metal Complexes with Pseudohalogeno Ions

長尾，井上，柳沢，丹羽

J. Inorg. Nucl. Chem. Vol.41 （ No.12 ） p.1703-1705 1979年12月

研究論文（学術雑誌）, 共著

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チオシアネートおよびセレノシアネートを配位子として含む四面体錯塩のX線光電子スペクトルおよびメスバウァースペクトルを調べ，中心金属および配位子に於ける電子密度を考察し，主に，S電子が金属-配位子間の結合に寄与していることを見出している。

亜鉛還元-ナフチルエチレンジアミン法における含窒素化合物の影響

志智，福島，加藤，井上，白井，柳沢

分析化学 Vol.28 （ No.3 ） p.187-189 1979年03月

共著

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大気中あるいは排ガス中の窒素酸化物を亜鉛還元-ナフチルエチレンジアミン法で分析する際，これらに共存するアンモニア，シアン化水素等の含窒素化合物が妨害する可能性があるので，この点の改良法について述べている。

Mossbauer Spectroscopic Characterization of Prussian Blue Analogues

井上，Fluck，白井，柳沢

Journal de Physique(Paris) Vol.40   C2-361-362 1979年03月

研究論文（学術雑誌）, 共著

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プルシアンブルー類似化合物Fe〔M (CN)6〕（M =Pd，Pt）およびFe3〔M (CN)6〕2xH2O（M =Cr，Co，Rh.Ir）のメスバウアースペクトルによるキャラクタリゼーションが述べられている。メスバウアー異性体シフトおよび四極子分裂の温度依存性などの測定により，結晶構造および電子構造を詳しく検討している。

Bonding Properties in Prussian Blue Analogues of the Type Fe〔Fe(CN)5X〕・xH2O

Fluck，井上，長尾，柳沢

J. Inorg. Nucl. Chem. Vol.41 （ No.3 ） p.287-292 1979年03月

研究論文（学術雑誌）, 共著

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プルシアンブルー類似化合物Fe〔Fe(CN)5×〕・xH2O，NH3，CO）の化学結合性をX線回折，赤外吸収スペクトル，メスバウァースペクトルおよびESCAにより研究している。これらの化合物ではFeーC間の逆供与結合が重要な役割を演じていることおよびメスバウァー異性体シフトとESCA結合エネルギーとの間に直線関係が存在することを指摘している。

Preparation and Characterization of Mixed Metal Complexes with Selenocyanate Ions

長尾，井上，柳沢

J. Inorg. Nucl. Chem. Vol.40 （ No.9 ） p.1686-1687 1978年09月

研究論文（学術雑誌）, 共著

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セレノシアネートを架橋原子団とした配位高分子としてHg(SeCN）4FeおよびHg(SeCN）4Mnを合成し，X線回折，赤外吸収スペクトル，電子スペクトルなどにより，それらのキャラクタリゼーションを行っている。

都市大気におけるゴム粉じんの挙動

豊沢，越智，竹内，井上，白井，柳沢

大気汚染学会誌 Vol.13 （ No.3-5 ） p.101-105 1978年05月

共著

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都市大気中のゴム粉じんを種々のサンプリング地点で捕集し，熱分解ガスクロマトグラフィーにより分析して，その挙動を明らかにしている。

高速道路内浮遊粉じん中のタイヤトレッド成分の粒度分布

豊沢，竹内，藤村，井上，白井，柳沢

日化誌 Vol.1978 （ No.1 ） p.124-127 1978年01月

共著

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高速道路近傍における大気中浮遊粉じん中のタイヤトレッド成分の粒度分布を測定し，ゴム粉じんの大気中における挙動を考察している。また、粉じんに同伴する亜鉛濃度を粒度別に測定して大気中のゴム粉じんと亜鉛の発生源についての詳しい検討を行っている。

Mossbauer and X-ray Photoelectron Spectroscopic Studies of Prussian Blue and its Related Compounds

井上，Fluck，Binder，柳沢

Z. anorg. allg. Chem. 430   p.241-247 1977年04月

研究論文（学術雑誌）, 共著

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低スピン鉄(Ⅱ)錯体、高スピン鉄(Ⅲ)化合物及び高スピン鉄(Ⅱ)ハロゲン化物をモデル化合物としてメスバウアー異性体シフトとESCA結合エネルギーとの相関関係を研究している。異性体シフトと結合エネルギーとの間に見出された直接関係は鉄化合物における結合型式を考慮することによって説明されると結論している。