論文 - 神成　文彦

Multifarious control of two-photon excitation of multiple fluorophores achieved by phase modulation of ultra-broadband laser pulses

K. Isoba, A. Suda, M. Tanaka, F. Kannari, H. Kawano, H. Mizuno, A. Miyawaki,and K. Midorikawa

Optics Express 17 （ 16 ） 13737-13746 2009年

研究論文（学術雑誌）, 共著, 査読有り

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超広帯域フェムト秒レーザーに周波数位相変調を付加して２光子励起スペクトルを任意に整形することによって，複数の蛍光蛋白質分子の２光子励起蛍光を選択励起できることを明らかにした。

Generation of squeezed vacuum pulses using cascaded second-order optical nonlinearity of periodically poled lithium niobate in a Sagnac interferometer

K. Hirosawa, Y. Ito, H. Ushio, H. Nakagome, and F. Kannari

Physical Review A 80   043832-1-5 2009年

研究論文（学術雑誌）, 共著, 査読有り

光源技術の展望と期待

神成 文彦

O plus E 30 （ 1 ） 30-34 2008年01月

研究論文（学術雑誌）, 単著

Fourier transform spectroscopy combined with a 5-fs broadband pulsefor multispectral nonlinear microscopy

K. Isobe, A. Suda, M. Tanaka, F. Kannari, H. Kawano, H. Mizuno, A. Miyawaki, and K. Midorikawa

Phys. Rev. A 77   06382/1-13 2008年

研究論文（学術雑誌）, 共著, 査読有り

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パルス幅5 fsの超広帯域レーザーのスペクトル位相を制御することで４光波混合過程を制御し，特定の波長を選択して発生できることを理論および実験から明らかにした。

“Dissociative two-photon ionization of N2 in extreme ultraviolet by intense self-amplified spontaneous emission free electron

T. Sato, T. Okino, K. Yamanouchi,　A. Yagishita,　F. Kannari,　 K. Yamakawa,　 K. Midorikawa, H. Nakano, M. Yabashi, M. Nagasono, and T. Ishikawa

Appl. Phys. Lett. 92   154103/1-3 2008年

研究論文（学術雑誌）, 共著, 査読有り

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X線自由電子レーザーを用いた窒素分子の２光子イオン化反応の実験結果を報告した。

Purification of squeezed vacuum pulse light generated from a Sagnac loop fiber using linear optics and temporal homodyne detection

K. Hirosawa, Y. Momose，H. Ushio, Y. Fujiwara, and F. Kannari

Jpn. J. Appl. Phys. 48   034001/1-6 2008年

研究論文（学術雑誌）, 共著, 査読有り

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波長1550nmのスクイーズド真空パルス光の純粋度を時間域ホモダイン計測法を用いたポストセレクションによって改善できることを実験から明らかにした。

Generation of 1.5 μm Squeezed Vacuum Pulse Using a Sagnac Loop Interferometer

K. Hirosawa, Y. Momose, Y. Fujiwara, F. Kannari, S. Suzuki, M. Takeoka, and M. Sasaki

the proceedings of The 6th Asia Pacific Laser Symposium (APLS2008),(Rev. Laser Engineer., Supplemental Volume （レーザー学会）  36   1031-1034 2008年

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広帯域レーザー光源の可能性

神成文彦

光アライアンス 19 （ 8 ） 1-2 2008年

研究論文（学術雑誌）, 単著, 査読有り

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近年の超広帯域フェムト秒レーザー開発の進展に鑑み，その応用技術と将来性について概説した。

波形整形されたフェムト秒レーザーパルスによるエタノール分子の解離イオン化反応制御および振動核波束観測

矢澤洋紀，神成文彦，板倉隆二，山内薫

レーザー研究 35 （ 11 ） 710-719 2007年11月

研究論文（学術雑誌）, 共著, 査読有り

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フェムト秒レーザーの波形，波長によってイオン化準位の振動核波束ダイナミクスを制御することで，エタノール分子の解離性イオン化反応を制御できることを様々な実験結果から解説した。

ホモダイン検波によるコヒーレント重ね合わせ状態の純粋化

鈴木重成，武岡正裕，佐々木雅英，U.L. アンダーセン，神成文彦

日本物理学会誌 62 （ 11 ） 846-850 2007年11月

研究論文（学術雑誌）, 共著, 査読有り

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量子光学における非ガウス型プロセスについて報告した。

Quantum correlated pulse pair generation during pulse trapping propagation in optical fibers

K. Hirosawa, F. Kannari, M. takeoka, M. Sasaki

Phy. Rev. A 76   043817/1-5 2007年10月

研究論文（学術雑誌）, 共著, 査読有り

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光ファイバーにおける異常分散領域でのフェムト秒光パルス伝播で生じるパルストラッピングを利用することで，４波光混合による光子数相関および光子数スクイージングの発生が可能であることを理論モデルから明らかにした。また，量子非破壊計測に応用できることも明らかにした。

Controlling the dissociative ionization of ethanol with 800 and 400 nm two-color femtosecond laser pulses

H. Yazawa, T. Shioyama, Y. Suda, M. Yamanaka, F. Kannari, R. Itakura, and K. Yamanouchi

J. Chem. Phys. 127 （ 12 ） 124312-124316 2007年09月

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800nm および400nmのフェムト秒レーザーの組み合わせによって，エタノール分子の振動核波束を制御することで解離性イオン化反応の生成物比を大きく変化させることに成功した。

Adaptively controlled supercontinuum pulse from a microstructure fiber for two-photon excited fluorescence microscopy

J. Tada, T. Kono, A. Suda, H. Mizuno, A. Miyawaki, K. Midorikawa, F. Kannari

Appl. Opt. 46 （ 15 ） 3023-3030 2007年05月

研究論文（研究会，シンポジウム資料等）, 共著, 査読有り

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超微細構造ファイバに入射するフェムト秒レーザパルスをアダプティブに波形整形することで，白色光パルスを整形することが可能であることを実験から明らかにした。蛍光蛋白を励起し，蛍光強度を最適化するように整形することで特定の蛋白からの蛍光収率を向上することができた。

GaN半導体レーザー励起Pr3+ドープ固体レーザ

橋本浩平，神成文彦

レーザー研究 36 （ 4 ） 200-205 2007年04月

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青色半導体レーザー励起Prドープフッ化物レーザー可視域レーザーとして非常に有望であることを述べ，実験結果を紹介した。

Photon-number squeezing in a solitonlike Raman Stokes component during propagation of ultrashort pulses in a microstructure fiber

A. Tada, K. Hirosawa, F. Kannari, M. Takeoka, M. Sasaki

J. Opt. Soc. Am. B 24 （ 3 ） 691-698 2007年03月

研究論文（研究会，シンポジウム資料等）, 単著, 査読有り

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超微細構造ファイバを伝播する波長800nmのフェムト秒レーザパルスにおいて，ファイバ非線形光学により周波数モード間に光子数相関が形成されることを実験で明らかにした。とくに，ラマンストークス成分には負の光子数相関が形成され，スペクトルフィルタリングによって光子数スクイージングがえられた。ファイバ入射パルス波形を適応制御することで光子数スクイージングを最適制御できることもはじめて実験で実証した。

Intense femtosecond pulse shaping using a fused-silica spatial light modulator

Y. Oishi, A. Suda, F. Kannari, K. Midorikawa

Opt. Commun. 270 （ 2 ） 305-309 2007年02月

研究論文（研究会，シンポジウム資料等）, 共著, 査読有り

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紫外域フェムト秒レーザにも使用可能な石英板アレイを用いた空間光変調器を開発し，高強度フェムト秒レーザ増幅器の分散補償に応用した。

Stimulated emission of an orange wavelength from cryogenically cooled Pr3+-doped LiYF4 and Y2Al5O12.

K. Hashimoto, F. Kannari

Jpn. J. Appl. Phys. 270 （ 2 ） 305-309 2007年02月

研究論文（研究会，シンポジウム資料等）, 共著, 査読有り

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Pr:YLFおよびPr:YAG結晶のクライオジェニック温度下での蛍光特性，寿命を計測し，室温では発振しないオレンジ色発振がきわめて高利得で発振することを確認した。室温では吸収過程によりこの発振は赤色遷移に置き換わることを明らかにした。

A high-power GaN diode-pumped continuous wave Pr3+-doped LiYF4 laser

K. Hashimoto, F. Kannari

Opt. Lett. 32 2007年

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出力500mWのGaN半導体レーザを用いてPr:YLFレーザを励起し，112mWの赤色レーザ発振をスロープ効率33.5%で得た。

フェムト秒レーザー励起パルスの波形整形による２光子励起蛍光顕微計測の高性能化

山崎，多田，河野，神成，須田，緑川，河野，水野，宮脇

レーザー研究 34 （ 2 ） 833-837 2006年12月

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単一モードを介して蛍光蛋白の２光子励起蛍光を励起する際，ファイバ入射フェムト秒レーザパルスをアダプティブに波形整形することで蛍光効率を向上できることを示した。また，この結果より波形整形による時空間結合効果の結果としての空間パターン変化は影響がないことが明らかになった。また，最適化された条件では，蛍光蛋白の褪色効果も緩和されることを明らかにした。

Dissociative ionization of ethanol by 400 nm femtosecond laser pulses

H. Yazawa, T. Shioyama, Y. Suda, F. Kannari, R. Itakura, K. Yamanouchi

J. Chem. Phys. 125 （ 18 ） 184311/1-5 2006年11月

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波長400 nmのフェムト秒レーザーパルスによるエタノール分子の解離イオン化反応実験結果から，波長800 nmとの違いを明確に示した。