Details of a Researcher - Torii, Hidemasa

Papers - Torii, Hidemasa

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白内障手術後の残余屈折異常に対し追加型眼内レンズを使用した1例

小林文貴, 鳥居秀成, 根岸一乃, 渡辺一弘, 佐伯めぐみ, 坪田一男

臨床眼科 ((株)医学書院) 67 ( 10 ) 1679 - 1684 2013.10

Lead author, Last author, Corresponding author, ISSN 0370-5579

目的:白内障手術後の残余屈折異常に対し,追加型眼内レンズ(IOL)を挿入した1症例の報告。症例:70歳男性が白内障手術を希望して受診した。23年前に両眼に放射状角膜切開術,12年前に両眼にレーザー屈折矯正角膜切除術を受けていた。所見:裸眼視力は右0.5,左0.4で,矯正視力は右0.9,左1.0であった。加齢白内障の診断で,左右眼に超音波乳化吸引術とIOL挿入術を行った。1年後の裸眼視力は右0.5,左0.5で,矯正視力は右1.2,左1.0であった。左眼に+3.0D()cyl-2.0D 65°の屈折異常があった。患者の希望により,左眼に追加型単焦点IOLを挿入した。6ヵ月後の左眼の裸眼視力は0.63,矯正視力は1.0であり,合併症はない。結論:追加型IOLの挿入は,白内障手術後の残余屈折異常に対する治療の,1つの選択肢である。(著者抄録)

学校近視の現況に関する2010年度アンケート調査報告

鳥居秀成, 不二門尚, 宇津見義一

日本の眼科 ((公社)日本眼科医会) 84 ( 6付録 ) 15 - 27 2013.06

Lead author, Last author, Corresponding author, ISSN 0285-1326

目的:学校近視に対する日本の眼科医の先生方の現在の検査、治療法を調査し基礎データを把握、今後の近視研究に対する方向性を検討する。対象および方法:我が国の学校近視に関する眼科医の実態調査を行うため、すべての日本眼科医会会員13719名にアンケート用紙を配布した。結果:回答は幅広い年代層から得られ、合計3165名(23.1%)の先生方から回答を頂いた。また、勤務形態は約70%が医院・診療所の先生方であった。近視の進行予防に関して困った経験をされた先生方は55%であった。コンタクトレンズ(CL)の処方年齢は、中学生からが最も多かったが、小学生高学年から処方されている先生が10%程度であった。近視に対する眼鏡処方は、黒板が見にくいなど日常生活に支障を来す時点で行っている先生が多かった。眼鏡処方の前に行う検査としては、小学生低学年まではシクロペントラート点眼後の屈折検査が多く、高学年になるとトロピカミド点眼が増え、中学生になると調節麻痺点眼を行わない場合が多くなった。眼鏡処方までの治療として、小学生に対してはトロピカミド点眼を1～3ヵ月程度行う先生が多かった。眼鏡処方時の目標矯正視力は1.0とした割合が最も多く、やや低矯正がその次であった。近視進行が抑制できる点眼・眼鏡・CLが市販された場合、導入を考えている先生は76%、同様に近視研究に協力して頂けると返答した先生方は73%であった。最後のコメント・意見の項目では、今後の調査・研究によりevidenceのある学校近視の治療・予防法・ガイドラインの作成を望む声が大半を占めた。結論:各質問に一定の傾向が見られたが回答は様々であり、学校近視の検査・治療に関してevidenceが確立されていない事の表れであると思われた。今後大規模疫学調査による日本人児童生徒等の現状を把握する事が必要であると共に、evidenceのある近視予防・治療法が望まれ、最終的なガイドライン作成や治療・予防方法が求められている。(著者抄録)

Visual Simulation of Retinal Images through a New Asymmetric Refractive Multifocal Intraocular Lens with Two Spherical Surfaces

Y Hidaka, K Negishi, K Ohnuma, K Watanabe, H Torii, M Saiki, K Tsubota

Investigative Ophthalmology & Visual Science 54 (15), 835-835 54 ( 15 ) 2013.06

Lead author, Last author, Corresponding author, ISSN 0146-0404

Visual Simulation of Retinal Images with Various Designs of Pinhole Contact Lenses

Y Nishi, K Negishi, K Watanabe, Y Hidaka, H Torii, M Saiki, K Tsubota

Investigative Ophthalmology & Visual Science 54 (15), 4283-4283 54 ( 15 ) 2013.06

Lead author, Last author, Corresponding author, ISSN 0146-0404

疎水性アクリル眼内レンズのグリスニングとホワイトニングにより視機能低下をきたした1例

日高悠葵, 根岸一乃, 松島博之, 鳥居秀成, 佐伯めぐみ, 渡邊一弘, 稲福沙織, 坪田一男

臨床眼科 ((株)医学書院) 67 ( 2 ) 199 - 202 2013.02

Lead author, Last author, Corresponding author, ISSN 0370-5579

目的:白内障術後,眼内レンズ(IOL)のグリスニングとホワイトニングによると考えられる視機能低下によりIOLを交換した症例を報告する。症例:78歳,女性。右白内障手術6年後の視力低下を主訴に受診した。所見:右矯正視力は白内障手術直後の0.8から0.4に低下しており,IOLのグリスニングおよびホワイトニングを認めた。軽度の網脈絡膜萎縮を認めたが,白内障手術直後から変化はなかった。IOL交換により矯正視力は0.8に回復した。結論:IOLのグリスニングおよびホワイトニングにより視機能低下をきたす可能性があり,その場合には眼内レンズの摘出・交換も考慮すべきである。(著者抄録)

A new central–peripheral corneal curvature method for intraocular lens power calculation after excimer laser refractive surgery

M Saiki, K Negishi, N Kato, H Arai, I Toda, H Torii, M Dogru, K Tsubota

Acta ophthalmologica 91 (2), e133-e139 2013

Lead author, Last author, Corresponding author

Electric pump

H Torii

US Patent App. 13/893,845 2013

Lead author, Last author, Corresponding author

Changes in higher-order aberrations after iris-fixated phakic intraocular lens implantation (要旨); 虹彩支持型有水晶体眼内レンズ挿入術後の高次収差の変化; コウサイシジガタユウスイシ …

H Torii

(No Title) 2013

Lead author, Last author, Corresponding author

A Case of Traumatic Mydriasis with Lens Subluxation Treated by Suturing Iris-Diaphragm Intraocular Lens

YAMASHITA Kazuya, TORII Hidemasa, NEGISHI Kazuno, WATANABE Kazuhiro, SHIGENO Yuta, SAIKI Megumi, TSUBOTA Kazuo

IOL & RS ((株)杏林舎内「IOL&RS」編集事務局) 26 ( 4 ) 448 - 452 2012.12

Lead author, Last author, Corresponding author, ISSN 1341-3678

目的:外傷性散瞳を伴う水晶体亜脱臼に対し虹彩付き眼内レンズ(IOL)を縫着した1例を報告する。症例:50歳、男性。交通事故後、右眼羞明の軽減を希望し、慶應義塾大学病院眼科を紹介され受診した。初診時、右眼の視力は0.4(1.0×C-1.00D Ax130°)で、コントラスト感度検査(Optec 6500 Vision Tester)で右眼のコントラスト感度の低下を認めた。細隙灯顕微鏡検査にて右眼の外傷性散瞳、10時から2時のチン小帯断裂、水晶体亜脱臼と前房への硝子体脱出を認めた。眼底検査では異常はなかった。右眼の水晶体切除術+前部硝子体切除術+虹彩付IOL(MORCHER Type 67F BDI lens)縫着術を施行した。結果:手術1年後の視力は右眼0.15(1.2×S-2.50D C-1.00D Ax160°)で、コントラスト感度は改善し、羞明は軽減した。結論:外傷性散瞳による羞明の軽減に虹彩付きIOL縫着術が有効だった。(著者抄録)

Severe Diffuse Lamellar Keratitis Following Laser in Situ Keratomileusis with an Iatrogenic Double Flap.

Torii H, Negishi K, Dogru M, Tsubota K.

Open Journal of Ophthalmology 2 ( 2 ) 34 - 36 2012.05

Research paper (scientific journal), Joint Work, Accepted

前眼部光干渉断層計を用いたトーリック眼内レンズの簡便で正確な位置調整と回転誤差の評価(Simple and accurate alignment of toric intraocular lenses and evaluation of their rotation errors using anterior segment optical coherence tomography)

Watanabe Kazuhiro, Negishi Kazuno, Torii Hidemasa, Saiki Megumi, Dogru Murat, Tsubota Kazuo

Japanese Journal of Ophthalmology (シュプリンガー・ジャパン(株)) 56 ( 1 ) 31 - 37 2012.01

Lead author, Last author, Corresponding author, ISSN 0021-5155

前眼部光干渉断層計(AS-OCT)を用いて基準点を正確にマークする方法を考案し、トーリック眼内レンズ(IOL)の回転の評価に適用した。AS-OCTによる回転誤差を、波面収差誤差測定器の内部マップを用いて測定した値と比較した。白内障摘出後にアクリル製トーリックIOLを挿入した22名の患者(22眼)を対象とした。AS-OCTで評価したトーリックIOLの回転誤差平均値は、術後1週間では3.2±2.2°、1ヵ月後では3.2±2.4°であった。受診間の基準軸の平均差は1.8±2.1°であった。AS-OCTで測定した位置調整軸の回転誤差と内部マップの差は、2.5±1.9°であった。両法による回転誤差データは、ほぼ完全な直線関係にあった。本法はトーリックIOLの正確な位置調整と回転誤差の評価に有用である。

CLINICAL INVESTIGATION: Simple and accurate alignment of toric intraocular lenses and evaluation of their rotation errors using anterior segment optical coherence tomography

K Watanabe, K Negishi, H Torii

Japanese journal of ophthalmology: the official international journal of the … 2012

Lead author, Last author, Corresponding author

Pre-and Post-operative Corneal, Internal, and Total Higher-order Aberrations in Patients with Iris-fixated Phakic Intraocular Lens Implantation

H Torii, K Negishi, K Watanabe, M Saiki, M Dogru, T Yamaguchi, N Kato, ...

Investigative Ophthalmology & Visual Science 53 (14), 1383-1383 2012

Lead author, Last author, Corresponding author

The Impact Of Changes In Posterior Corneal Aberrations After Cataract Surgery

Y Hidaka, K Negishi, H Torii, K Watanabe, M Saiki, T Yamaguchi, ...

Investigative Ophthalmology & Visual Science 53 (14), 1385-1385 2012

Lead author, Last author, Corresponding author

The Effect Of Intraocular Lens Position On Corrective Error Of Astigmatism After Toric Intraocular Lens Implantation.

K Watanabe, K Negishi, H Torii, M Saiki, D Murat, T Shimizu, N Kato, ...

Investigative Ophthalmology & Visual Science 53 (14), 1376-1376 2012

Lead author, Last author, Corresponding author

Ray Tracing For Intraocular Lens Calculation After Corneal Excimer Laser Surgery

M Saiki, K Negishi, N Kato, H Torii, K Watanabe, M Dogru, R Ogino, ...

Investigative Ophthalmology & Visual Science 53 (14), 1372-1372 2012

Lead author, Last author, Corresponding author

期待のホープ

鳥居秀成

IOL & RS : Japanese journal of cataract and refractive surgery : 日本眼内レンズ屈折手術学会誌 25 ( 4 ) 600 - 604 2011.12

Lead author, Last author, Corresponding author, ISSN 13413678

Near Functional Visual Acuity after Cataract Surgery in Patients with Multifocal Intraocular Lens Implantation

TESHIMA Hitomi, TORII Hidemasa, SAIKI Megumi, OGINO Rika, NEGISHI Kazuno, MURATO Dogru, TSUBOTA Kazuo

IOL & RS ((株)杏林舎内「IOL&RS」編集事務局) 25 ( 4 ) 544 - 549 2011.12

Lead author, Last author, Corresponding author, ISSN 1341-3678

目的:多焦点眼内レンズ(MIOL)挿入眼の近方実用視力を検討する。方法:対象は白内障手術を施行した合併症のない白内障患者16例27眼、平均年齢57.4歳で、使用したMIOLはNXG1(AMO社)、ZM900(AMO社)、SN6AD3(Alcon社)である。術後3ヵ月の自覚屈折、遠方視力、近方視力と近方実用視力(遠方矯正下)を測定した。結果:術後平均屈折は-0.03D、平均遠方視力(logMAR)は裸眼、矯正の順に-0.04、0.13、平均近方視力(logMAR)は裸眼、遠方矯正下、最良矯正の順に0.15、0.08、0.02だった。遠方矯正下において平均近方実用視力は近方視力よりも有意に低かった(p<0.001)。遠方矯正下における近方視力と近方実用視力は3種のIOLの間で有意差はなかった。結論:MIOL挿入眼の遠方矯正下における近方実用視力は、遠方矯正下近方視力より不良であった。(著者抄録)

多焦点眼内レンズの度数ずれ

鳥居秀成, 根岸一乃

あたらしい眼科 = Journal of the eye 28 ( 7 ) 995 - 996 2011.07

Lead author, Last author, Corresponding author, ISSN 09101810

学校近視の現況に関する2010年度アンケート調査報告

鳥居秀成, 不二門尚, 宇津見義一, 日本眼科医会「近視進行防止と屈折矯正」研究班

日本の眼科 ((公社)日本眼科医会) 82 ( 4 ) 531 - 541 2011.04

Lead author, Last author, Corresponding author, ISSN 0285-1326

目的:学校近視に対する日本の眼科医の先生方の現在の検査、治療法を俯瞰し基礎データを把握、今後の近視研究に対する方向性を検討する。対象および方法:我が国の学校近視に関する眼科医の実態調査を行うため、日本眼科医会会員すべて13,719名にアンケート用紙を配布した。結果:回答は幅広い年代層から得られ、合計3,165名(23.1%)の先生方から回答を頂いた。また、勤務形態は約70%が医院・診療所の先生方であった。近視の進行予防に関して困った経験をされた先生方は55%であった。コンタクトレンズ(CL)の処方年齢は、中学生からが最も多かったが、小学生高学年から処方されている先生も10%程度であった。近視に対する眼鏡処方は、黒板が見にくいなど日常生活に支障を来す時点で行っている先生が多かった。眼鏡処方の前に行う検査としては、小学生低学年まではシクロペントラート点眼後の屈折検査が多く、高学年になるとトロピカミド点眼が増え、中学生になると調節麻痺点眼を行わない場合が多くなった。眼鏡処方までの治療として、小学生に対してはトロピカミド点眼を1～3ヵ月程度行う先生が多かった。眼鏡処方時の目標矯正視力は1.0とした割合が最も多く、やや低矯正がその次であった。近視進行が抑制できる点眼・眼鏡・CLが市販された場合、導入を考えておられる先生は76%、同様に近視研究に協力して頂けるとお答え頂いた先生方は73%であった。最後のコメント・意見の項目では、今後の調査・研究によりevidenceのある学校近視の治療・予防法・ガイドラインの作成を望む声が大半を占めた。結論:各質問に一定の傾向が見られたが回答は様々であり、学校近視の検査・治療に関してevidenceが確立されていない事の表れであると思われた。今後大規模疫学調査による日本人児童生徒等の現状を把握する事が必要であると共に、evidenceのある近視予防・治療法が望まれ、最終的なガイドライン作成や治療・予防方法が求められている。(著者抄録)

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