論文 - 堀　里子

ヒト胎盤灌流法におけるフルボキサミンの胎盤透過特性

堀 里子, 松岡 紗代, 佐藤 宏樹, 藤井 知行, 澤田 康文

臨床薬理の進歩 （(公財)臨床薬理研究振興財団）   （ 34 ） 26 - 32 2013年06月

ISSN  0914-4366

　概要を見る

ヒト胎盤灌流法におけるフルボキサミンの胎盤透過特性について検討した。すべての灌流実験において、胎盤からの灌流液の漏出はほとんどなく、胎児側灌流圧は60mmHgを超えない値を示した。胎盤灌流実験における典型的な単純拡散マーカーであるアンチピリンの定常状態におけるTPTm,ss値は6.30%で、既報と同程度であった。ヒト胎盤灌流実験における母体側から胎児側、胎児側から母体側へのフルボキサミンの移行性はアンチピリンと同程度であった。非結合型薬物の胎盤組織/母体側灌流液濃度比から、フルボキサミンはアンチピリンよりも胎盤組織への移行(分布)が大きかった。washoutも実験における胎盤組織から灌流液中へのフルボキサミンの流出は速やかであった。

Pharmacokinetic model incorporating mechanism-based inactivation of CYP2D6 can explain both non-linear kinetics and drug interactions of paroxetine.

Mikami A, Ohtani H, Hori S, Sawada Y

International journal of clinical pharmacology and therapeutics 51 （ 5 ） 374 - 82 2013年05月

ISSN  0946-1965

• Access to Document (DOI)

[Development of Internet-based system to collect and provide drug information for patients/consumers].

Kurimoto F, Hori S, Satoh H, Miki A, Sawada Y

Yakugaku zasshi : Journal of the Pharmaceutical Society of Japan 133 （ 9 ） 1023 - 34 2013年

ISSN  0031-6903

• Access to Document (DOI)

The present status and future issues regarding the use of nonprescription drugs, obtained from the results of face-to-face surveys with the inhabitants of remote islands.

Hirayama T, Tanaka H, Suzuki S, Inoue K, Nagatomi A, Sakumoto S, Kitahara T, Miyazaki C, Yoshitani K, Satoh H, Hori S, Miki A, Sawada Y

Yakugaku zasshi : Journal of the Pharmaceutical Society of Japan 133 （ 8 ） 913 - 22 2013年

ISSN  0031-6903

• Access to Document (DOI)

Sequential interaction of phenytoin and phenobarbital with fluorouracil.

Tsuda A, Miki A, Togawa T, Satoh H, Hori S, Sawada Y

International journal of clinical pharmacology and therapeutics 50 （ 12 ） 862 - 6 2012年12月

ISSN  0946-1965

• Access to Document (DOI)

NSAIDs貼付剤の処方に対する患者意識と自宅残薬の取り扱い実態

松岡 紗代, 三木 晶子, 佐藤 宏樹, 堀 里子, 澤田 康文

医療薬学 （(一社)日本医療薬学会）  38 （ 9 ） 592 - 598 2012年09月

ISSN  1346-342X

　概要を見る

ウェブサイト「QLife」を介して、過去1年以内に医療機関の処方でNSAIDs貼付剤を使用した患者を募り、ウェブサイト上で残薬量や用途、副作用などについて無記名のアンケートを行い、618名(男性362名、女性256名、年齢10代〜80代)から回答を得た。処方診療科は整形外科73.8%、内科15.5%、外科7.6%の順で、処方されたパック数は中央値3パック、中に11パック以上の回答もあった。処方量は「ちょうどの量」41.1%、「かなり・やや多め」40.1%、「やや・かなり少なめ」18.8%であった。残薬の保存は「ある」61.2%、その量は中央値1〜2パック、残薬の用途は「同じ症状再発時に使う」71.2%、「家族が必要な時にあげる」49.7%、「別の症状で貼りたい時に使う」39.7%であった。副作用は「あると思う」32.8%、「ないと思う」24.3%、経験した副作用の症状は「かゆみ」40.0%、「かぶれ」39.5%など、使用期限のチェックは「する」58.9%、市販薬との違いは「よく効く」55.0%、「安い」80.0%であった。

Community pharmacists' attitudes relating to patients' use of health products in Japan.

Asahina Y, Hori S, Sawada Y

International journal of clinical pharmacy 34 （ 4 ） 529 - 37 2012年08月

ISSN  2210-7703

• Access to Document (DOI)

病院における抗がん剤の注射剤混合業務環境の実態調査

藤田 優美子, 吉見 隆宏, 堀 里子, 佐藤 宏樹, 三木 晶子, 森 和明, 澤田 康文

医療薬学 （(一社)日本医療薬学会）  38 （ 7 ） 449 - 460 2012年07月

ISSN  1346-342X

　概要を見る

全国2000病院を対象に抗がん剤調製環境についてアンケート調査を行い、1073施設より有効回答を得た。抗がん剤の注射剤混合業務を実施している360施設において、業務担当者は入院患者の場合は薬剤師70.8%、看護師10.8%、外来患者ではそれぞれ76.9%、10.3%であった。薬剤師が担当している施設の調製作業場所は「専用の調製室」47.9%で、「専用のクリーンルーム」「ほかの作業と兼用のクリーンルームではない部屋」がそれぞれ約20%であった。看護師が担当の施設では「ほかの作業と兼用のクリーンルームではない部屋」が86.7%で、具体的には「ナースステーション」が目立った。抗がん剤を調製する部屋に「保護具等を装着できる前室を備えている」のは30.3%、「流し台を備えている」は65.8%で、「室温のコントロールが調製室だけ独立している」61.4%、「生物学的安全キャビネットを備えている」75.8%、「調整作業時にケモシートを使用している」77.2%であった。

Prediction and evaluation of fetal toxicity induced by NSAIDs using transplacental kinetic parameters obtained from human placental perfusion studies.

Shintaku K, Hori S, Satoh H, Tsukimori K, Nakano H, Fujii T, Taketani Y, Ohtani H, Sawada Y

British journal of clinical pharmacology 73 （ 2 ） 248 - 56 2012年02月

ISSN  0306-5251

• Access to Document (DOI)

[Evaluation and improvement of a measure of drug name similarity, vwhtfrag, in relation to subjective similarities and experimental error rates].

Tamaki H, Satoh H, Hori S, Sawada Y

Yakugaku zasshi : Journal of the Pharmaceutical Society of Japan 132 （ 4 ） 525 - 9 2012年

ISSN  0031-6903

• Access to Document (DOI)

[Questionnaire survey on the change of asthmatic response, adverse events and product usability due to drug switching between name-brand and generic tulobuterol tapes].

Izumi T, Hori S, Satoh H, Miki A, Sawada Y

Yakugaku zasshi : Journal of the Pharmaceutical Society of Japan 132 （ 5 ） 617 - 27 2012年

ISSN  0031-6903

• Access to Document (DOI)

[Prediction of systemic exposure of ketoprofen tapes by in vitro release test and pharmacokinetic model analysis: comparison between brand-name and generic formulations].

Awa K, Satoh H, Hori S, Sawada Y

Yakugaku zasshi : Journal of the Pharmaceutical Society of Japan 132 （ 1 ） 135 - 44 2012年

ISSN  0031-6903

• Access to Document (DOI)

離島における一般用医薬品のインターネット購入に関する意識調査　インターネットを使用する居住者を対象として

平山 匡彦, 田中 秀和, 鈴木 慎太郎, 大村 平自, 永瀬 正義, 作元 誠司, 菅原 正典, 北原 敏弘, 宮崎 長一郎, 山下 登, 吉谷 清光, 三木 晶子, 佐藤 宏樹, 堀 里子, 澤田 康文

薬学雑誌 （(公社)日本薬学会）  131 （ 5 ） 783 - 799 2011年05月

ISSN  0031-6903

　概要を見る

離島における一般用医薬品のインターネット購入に関する意識調査を実施した。1269件中、有効回答は825件で、16歳以上の五島市居住者2.2%にあたり、一次離島居住者648件、二次離島居住者177件であった。インターネット使用可能の離島居住者はインターネットによる一般用品の購入は行っていたが、一般用医薬品の購入を行っているものはほとんどなく、その必要性も感じていなかった。しかし、一部にはインターネットによる一般用医薬品の購入の必要性を感じている者もおり、インターネットによる一般用医薬品の購入を規制するのであれば、それに変わるシステムを早急に構築する必要があった。

[Model analysis of tulobuterol patch formulations to explain the influence of drug release rate and transdermal transfer rate on the plasma concentration profile].

Watanabe T, Satoh H, Hori S, Miki A, Ohtani H, Sawada Y

Yakugaku zasshi : Journal of the Pharmaceutical Society of Japan 131 （ 10 ） 1483 - 92 2011年

ISSN  0031-6903

• Access to Document (DOI)

[Opinion survey about purchasing nonprescription drugs over the internet in remote islands--survey among internet-literate inhabitants].

Hirayama T, Tanaka H, Suzuki S, O-mura H, Nagase M, Sakumoto S, Sugahara M, Kitahara T, Miyazaki C, Yamashita N, Yoshitani K, Miki A, Satoh H, Hori S, Sawada Y

Yakugaku zasshi : Journal of the Pharmaceutical Society of Japan 131 （ 5 ） 783 - 99 2011年

ISSN  0031-6903

• Access to Document (DOI)

Increased anticoagulant activity of warfarin used in combination with doxifluridine.

Nakajima M, Genda T, Suehira M, Satoh H, Miki A, Hori S, Sawada Y

Cancer chemotherapy and pharmacology 66 （ 5 ） 969 - 72 2010年10月

ISSN  0344-5704

• Access to Document (DOI)

Understanding of definition and safety of oral health products among patients, physicians and pharmacists.

Asahina Y, Hori S, Sawada Y

Yakugaku zasshi : Journal of the Pharmaceutical Society of Japan 130 （ 7 ） 961 - 9 2010年07月

ISSN  0031-6903

• Access to Document (DOI)

インターネットでの一般用医薬品購入に関する離島住民の意識調査

田中 秀和, 藤澤 哲也, 平山 匡彦, 若林 進, 宮崎 長一郎, 佐藤 宏樹, 三木 晶子, 堀 里子, 澤田 康文

医療薬学 （(一社)日本医療薬学会）  36 （ 3 ） 150 - 156 2010年03月

ISSN  1346-342X

　概要を見る

離島地域のうち、インターネット環境がほぼ整備され、薬局・薬店のある地域の居住者を対象に、インターネットでの医薬品購入に関する実態や意識調査を実施して検討した。アンケート回答者の居住している離島を判定し、住民内訳は長崎県五島市66名(68%)、新上五島町6名(6%)、壱岐市25名(26%)であった。離島には薬局・ドラッグストア・薬剤師が存在した。回答者は19歳以下1名(1%)、20〜39歳63名(65%)、40〜59歳21名(22%)、60歳以上12名(12%)であった。75名(77%)は自宅にインターネット環境をもち22名(23%)はもっていなかった。75名の回答者はインターネットで医薬品以外の購入歴がある一方で22名は購入歴がなかった。インターネットで風邪薬などの医薬品を購入した住民は2名(2%)でごく僅かで、95名(98%)は購入したことがなかった。インターネットで医薬品を購入する必要性を感じたことがある回答者は全体の7%であった。

[Safety Assessment regarding use of glucosamine sulfate by patients whose dietary potassium intake is restricted].

Asahina Y, Hori S, Sawada Y

Yakugaku zasshi : Journal of the Pharmaceutical Society of Japan 130 （ 2 ） 271 - 5 2010年02月

ISSN  0031-6903

• Access to Document (DOI)

[Collecting and sharing information about dietary supplements and functional foods among healthcare professionals using internet-based system].

Asahina Y, Hori S, Sawada Y

Yakugaku zasshi : Journal of the Pharmaceutical Society of Japan 130 （ 1 ） 131 - 9 2010年01月

ISSN  0031-6903

• Access to Document (DOI)