Papers - Yamazaki, Hajime

スポーツ医学研究センター副所長・所長

 1994.10

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新しいスポーツ医学実践の施設を慶應義塾大学が設立する際の中心的役割を果たした。成人病（生活習慣病）の予防と治療、つまり疾病の早期発見、健康の維持と増進を主目的とし、医師たちへの教育も目的とした施設である。慶應義塾大学スポーツ医学研究センターは平成元年に竣工・発足し、医学的根拠に基づいた予防医学を中心としたスポーツ医学の実践と教育に携わっている。

スポーツ心臓の成立機序

山崎元,大西祥平

Cardiac practice 5   293-297 1994.10

Joint Work

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重量挙げのような等尺性の運動では、血圧が著明に上昇するため高血圧症に似た求心性心肥大を呈する。逆に長距離ランナーのような等張性の運動では、心拍出量を多く保つために遠心性肥大をきたす。それら負荷とともにホルモンの影響も無視できない。筆者の専門分野であるスポーツ心臓の発生機序を概説した。

スポーツの効用とリスク

健康管理 5   3-18 1994.10

Single Work

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若年者の突然死の７割は運動中もしくは運動直後であるが、突然死を来たす疾患の概略は明らかになりつつある。肥大型心筋症マルファン症候群などである。一方中高年者の突然死は虚血性心疾患である。リスクはきちんとケアすることにより減少するため、一般医への啓蒙に役立つ論文とした。

健常者のフィットネス

山崎元,大西祥平

総合リハビリテーション 22   159-162 1994.09

Joint Work

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加齢に伴うフィットネスレベルの低下の原因には、単に年齢によるものばかりでなく生活様式の変化も加味されている。真の加齢による変化を評価するため、身体活動量が多い者から少ない者まで多数例で検討し、年齢相応のフィットネスレベルを示した。

スポーツ医学の現状―米国スポーツ医学会年次集会から

山崎元，大西祥平，勝川史憲，辻秀一，植村恭夫

慶應義塾大学スポーツ医学研究センター紀要    3-6 1994.09

Joint Work

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第一次、第二次予防すなわち健康の維持増進、疾病の治療と予防がメインテーマとなったスポーツ医学の分野の教育研究は、我が国は欧米諸国に比べてはるかに遅れている。米国スポーツ医学界の会員数は、過去２０年で１０倍に増した。予防医学が重視された結果である。先進国である米国のスポーツ医学の現状を詳細に調査し報告した。

健康管理におけるスポーツ医学の役割

第32回全国大学保健管理集会関東甲信越地方部会研究集会報告書    35-47 1994.07

Single Work

Analysis of muscle activation pattern using EMG signal during cycle ergometer exercise

Ju K, Lee C, Shin K, Minamitani H, Onishi S, Yamazaki H, Park S

SICE    953-957 1994.07

Joint Work

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運動中の換気応答（排泄炭酸ガス量／酸素摂取量）と積分心電図との関係を漸増運動負荷時で比較した。よくトレーニングされたものでは負荷量と換気応答との相関が運動終了近くまで良く保たれ、IEMGも負荷量と同様な関係がみられた。

Spectral analysis of unevenly-spaced heart rate variability using Lomb-Scargle algorithm

Shin K, Minamitani H, Onishi S, Yamazaki H, Lee C。Lomb-Scargle

SICE    977-980 1994.07

Joint Work

Estimation of lumbar muscles fatigue using EMG spectral analysis during dynamic trunk exercise

Lee C, Ju K, Wakano K, Onishi S, Yamazaki H, MinamitaniH

SICE    1003-1008 1994.07

Joint Work

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腰部の表面筋電図を記録して躯幹運動を繰り返した際どのような変化をきたすかを検討した結果、表面筋電図が局所筋疲労の評価に役立つことを明らかにし得た。

ストレス負荷試験による蓄積疲労感の評価

小泉祐貴子，南谷晴之，辻秀一，大西祥平，山崎元

第9回生体・生理工学シンポジウム論文集    223-226 1994.05

Joint Work

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主観的な疲労レベルとタスク時の体温変化・心拍変動を比較し疲労レベルによってストレスに対する生体反応の違いを検討した。疲労レベルが低い群ではタスク時体温変化は少なく心拍増加反応も安定し、しかも再現性がよいことがわかった。

体脂肪率測定の重要性：近赤外線法の有効性と”隠れ肥満”の特徴

勝川史憲,辻秀一,大西祥平,山崎元

第１４回日本肥満学会記録    84-86 1994.04

Joint Work

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最近頻用されている近赤外線による体脂肪率測定の信頼性を、同時に行った水中体重秤量法との対比で検討した。前者の限界が明らかになった。また体重が少なくても体脂肪の多いいわゆる隠れ肥満の評価には水中体重秤量法が必須であることがわかった。

Evaluation for the effectiveness of muscle activity during cycle ergometer exercise up to　exhaustion

Ju K, Onishi S, Katsukawa F, Tsuji S, Yamazaki H ,Lee C, Shin K, Minamitani H

Proceeding Book of the papers at the 13th Southern Biomedical Engineering Congerence  1994.04

Joint Work

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活動筋の積分筋電図（IEMG)はトレーニングによって変化することが予想される。IEMGを外側広筋で記録して運動負荷量を増していくと、非運動者では他の筋肉群を用いることによって下肢全体の筋力を代償していることがわかった。

トップアスリートの中から偶然検出しえたannuloaortic ectasia の２例

山崎元,辻秀一,勝川史憲,石田浩之,大西祥平。我々は日本のトップアスリートのメディカルチェックを行う機会が多い。4年間にAAEを偶然に2例検出した。バルセロナ五輪ボート選手と世界大会代表バスケット選手である。スクリーニング検査の重要性も含めて症例報告した。

臨床スポーツ医学（別冊） 6   703-705 1994.04

Joint Work

卓球　1，卓球選手スポーツビジョンの能力-強化指定選手とユース選手の比較2，卓球競技におけるサービスのコースによる戦術分析の試み3，1994年度強化指定選手の基礎体力

山崎元，大西祥平，勝川史憲，大林千代美，辻秀一，斉藤尚美，八木紫，真下一策，遠藤文夫，宮永洋一，佐々木玲子

日本体育協会競技種目別競技向上に関する研究    98-105 1994.03

Joint Work

運動後のCreatine Kinease遊出に及ぼすビタミンEの影響 -筋収縮様式の違い-

辻秀一，角田直也，勝川史憲，大西祥平，山崎元

ビタミンE研究の進歩    216-221 1994.02

Joint Work

若年の卵摘および卵巣機能不全患者に対する骨粗鬆症予防のための運動療法の試み

辻秀一,増沢利秀,山下光雄,太田博明,山崎元,野沢志朗

Osteoporosis Japan 2   82-85 1994.02

Joint Work

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産婦人科教室との共同研究。エストロゲンの低下は骨塩量の減少を招くが、卵巣摘出の手術を受けた患者に対し運動療法を施行した結果、骨塩量の減少を抑制する上で極めて有用であるとことが示唆された。女性のＱＯＬの向上は、世界一の長寿国のわが国にとって大きな課題であり、本成績は極めて有意義なものと思われた。

企業保健相談室における骨検診の試み

辻秀一,渡辺啓子,勝川史憲,大西祥平,山崎元

Osteoporosis Japan 2   267-270 1994.02

Joint Work

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企業内検診に骨量測定を加えたことによって得られる新しい知見についてのべた。

栄養指導のエンジニアリング―解りやすい栄養指導法への挑戦

山下光雄，大林千代美，辻秀一，勝川史憲，大西祥平，山崎元，植村恭夫

慶應義塾大学スポーツ医学研究センター紀要    39-45 1994.01

Joint Work

バスケットボール選手のジャンプ力に与える大腿筋力の影響 -エクセントリック筋力の重要性-

辻秀一,常川倫生,山崎元,梅ヶ枝健一

日本体育協会スポーツ医・科学研究報告競技種目別競技力向上に関する研究 第17報   65-68 1994.01

Joint Work

閉経後骨粗鬆症治療における運動療法の確立－高齢者のＱＯＬ向上に向けて

辻秀一、常川倫生、山崎元、梅ヶ枝健一

日本体育協会スポーツ医・科学研究報告競技種目別競技力向上に関する研究第17報 第17報   72-73 1994.01

Joint Work