研究発表 - 小原　京子

The Japanese FrameNet Project: An introduction

小原 京子、藤井聖子、大堀壽夫、鈴木亮子、斎藤博昭、石崎俊

LREC 2004. Fourth international conference on Language Resources and Evaluation.Satellite workshop "Building Lexical Resources from Semantically Annotated Corpora". （ポルトガル、リスボン市） , 

2004年05月

, 

口頭発表（一般）

　概要を見る

日本語フレームネットプロジェクトについての概要、プログレスレポートおよび日本語移動動詞分析の一部の紹介。英語フレームネットで英語分析のために考案された意味役割では日本語移動動詞の分析、意味記述には不十分であることを指摘した。研究プロジェクト代表者およびfirst authorとして、論文執筆全般及び発表を担当。

The Japanese FrameNet Project: A Preliminary Report

小原 京子、藤井聖子、斎藤博昭、石崎俊、大堀壽夫、鈴木亮子

Pacific Association for Computational Linguistics 　2003 （Dalhousie University Halifax, Canada） , 

2003年08月

, 

ポスター発表

　概要を見る

Proceedings of the Pacific Association for Computational Linguistics 2003掲載の論文を詳説したポスター発表である。研究プロジェクト代表者およびfirst authorとしてポスター作成を単独で行った。

Manner of Motion in Japanese: Not Every Verb-framed Language is Poor in Manner Information

小原 京子

8th International Cognitive Linguistics Conference （University of La Rioja, Spain） , 

2003年07月

, 

口頭発表（一般）

　概要を見る

Talmyの類型意味論やSlobinの “Thinking for speaking”仮説では、スペイン語などの “verb-framed”言語では移動の様態記述が乏しいとされている。しかしながら、スペイン語同様 “verb-framed”言語と分類される日本語では、実は移動の様態記述が豊富であることを示し、その要因を考察した。

関係節構文と文接続構文

小原 京子

日本英語学会第20回大会特別シンポジウム『英語の構文：サブタイプ（変異形）と意味の違い』 （青山学院大学） , 

2002年11月

, 

口頭発表（招待・特別）, 日本英語学会

　概要を見る

構文を形式と意味の結び付きと捉え、英語の構文との比較対照の観点から日本語の関係節構文と文接続構文を分析した。特に、IHR文と逆接文との関係を検討した。まず、IHR構文と逆接構文が異なる構文であることを明らかにした上で、両者の形式、意味、機能を比較した。さらに、IHR構文が逆接構文として再分析されつつあるという仮説を提案した。

Semantic changes and grammaticalization: A case of Japanese “place” constructions

小原　京子

Second International Conference on Construction Grammar （ヘルシンキ大学） , 

2002年09月

, 

口頭発表（一般）

　概要を見る

構文理論の立場から、現代日本語の形式名詞「ところ」を含む様々な構文の意味と機能について考察した。助動詞用法、節接続用法、副詞節用法のいずれも、話し手の視点が密接に関わった意味と機能を持つ構文であることを論じた。

日本語の空間移動表現とThinking for Speaking仮説

日本認知科学会第19回大会 （石川ハイテク交流センター） , 

2002年06月

, 

ポスター発表

　概要を見る

前掲『日本認知科学会第１9回大会発表論文集』掲載の論文を詳説した発表である。ポスター発表。

A constructional account of Japanese internally headed relative clauses

Keio Construction Grammar Workshop （慶應義塾大学日吉校舎） , 

2002年03月

, 

口頭発表（一般）

　概要を見る

平成12年度慶應義塾大型研究プロジェクト「コンピュータ・コーパスに基づく日・英・独・仏語の意味構造と語用論構造の分析」（研究代表者　小原）の成果発表ワークショップにて、構文文法のアプローチにより現代日本語の主要部内在型関係節を分析した。

Linguistic encodings of motion events in Japanese and English

7th International Cognitive Linguistics Conference. （カリフォルニア大学サンタバーバラ校） , 

2001年07月

, 

口頭発表（一般）

　概要を見る

小説とその翻訳を題材に日本語と英語における空間移動表現を比較した。前掲『日吉紀要英語英米文学』第41号掲載の論文の原型をなす口頭発表である。

機械翻訳から見た日本語

小原　京子

第10回慶應義塾大学理工学部横浜市民講座『日本語の奥行き：日常性の再認識』, 

2001年06月

, 

公開講演，セミナー，チュートリアル，講習，講義等

　概要を見る

前掲『専門日本語教育研究』第3号掲載の論文の原型をなす講演である。

From relativization to clause-linkage: A case of Modern Japanese

First International Conference on Construction Grammar. （カリフォルニア大学バークレー校） , 

2001年04月

, 

口頭発表（一般）

　概要を見る

現代日本語の主要部内在型関係節構文が関係節構文から節接続構文へと、意味変化を伴い文法化されつつあることを指摘した。

From relativization to clause-linkage: A constructional account of Japanese internally headed relativization

Kyoko Hirose Ohara

10th Japanese-Korean Linguistics Conference （カリフォルニア大学ロサンゼルス校） , 

2000年10月

, 

口頭発表（一般）

　概要を見る

前掲Japanese/Korean Linguistics Vol. 10.掲載の論文の原型をなす口頭論文である。

関係節から文接続へ：現代日本語にみる文法化と意味変化

日本認知科学会第１7回大会 （静岡文化芸術大学） , 

2000年07月

, 

ポスター発表

　概要を見る

前掲『日本認知科学会第１7回大会発表論文集』掲載の論文を詳説した発表である。ポスター発表。

コンピュータは言葉を理解できるか

慶應サイエンス＆テクノロジーシンポジウム2000「21世紀のコンピュータ」－どう変わるか、何ができるようになるかー （慶應義塾大学矢上校舎） , 

2000年07月

, 

口頭発表（一般）

　概要を見る

自然言語処理技術の中で主に機械翻訳を取り上げ、その歴史、仕組み、課題、今後の方向性を解説した。

言語と翻訳コンピュータ

『理工学概論』, 

2000年01月

, 

公開講演，セミナー，チュートリアル，講習，講義等, 慶應義塾大学理工学部

　概要を見る

機械翻訳の歴史、仕組み、現在の課題を解説しつつ、自分のこれまでの研究の変遷、今後の展望を紹介した。

Cognitive and structural constraints on motion descriptions: Observations from Japanese and English

The 2nd International Conference on Cognitive Science （早稲田大学） , 

1999年07月

, 

ポスター発表

　概要を見る

前掲Proceedings of the 2nd International Conference on Cognitive Science掲載の論文を詳説した発表である。

Relevancy vs. Enablement: a case from　Japanese internally headed relativization

The 6th International　Pragmatics Conference （フランス・ランス市） , 

1998年07月

, 

口頭発表（一般）

　概要を見る

語用論的概念「関連性」と意味的概念「可能化」を比較し、日本語の複文構文においては、意味的概念「可能化」と認知的概念「偶発性」が重要な役割を果たすことを報告した。ポスター発表。

The pragmatics of Japanese internally　headed relative clauses

The 5th International　Pragmatics Conference （メキシコ・メキシコ市） , 

1996年07月

, 

口頭発表（一般）

　概要を見る

日本語の主要部内在型関係節構文の形式的・意味的特徴を指摘し、この構文が叙述を押し進めるという語用論的機能をもつと仮定することで、形式的・意味的特徴も説明できることを構文文法の枠組みから報告した。ポスター発表。

The conventionalized function of　Japanese internally headed　relativization: A constructional account

Linguistic Society of　America （アメリカ・サンディエゴ市） , 

1996年01月

, 

口頭発表（一般）

　概要を見る

日本語の主要部内在型関係節の先行節が現象文としての機能を持つこと、構文全体としては叙述を押し進める機能があることを報告した。（20頁）

What's in a place? Extended uses of a physical-world noun in Japanese

Berkeley Linguistics　Society （カリフォルニア大学バークレー校） , 

1995年02月

, 

口頭発表（一般）

　概要を見る

前掲Berkeley Linguistics Society 21.掲載の論文の原型をなす口頭論文である。

An event-reporting relative　construction in Japanese

Berkeley Linguistics　Society （カリフォルニア大学バークレー校） , 

1994年02月

, 

口頭発表（一般）

　概要を見る

前掲Berkeley Linguistics Society 20.掲載の論文の原型をなす口頭論文である。