Papers - Masuda, Shinya

曖昧さに対する耐性が心理的ストレスの評価過程に及ぼす影響

増田真也

茨城大学教育学部紀要（人文・社会科学・芸術）  ( 47 ) 151 - 163 1998.03

Single Work

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多くの研究で、刺激の曖昧さがストレスを引き起こすことが示されている。本研究では、曖昧さ対する耐性の個人差が心理的ストレスの評価プロセスにどのように影響を及ぼすのかを調べた。その結果、曖昧さ耐性は刺激が脅威かどうかについての一次的評価と関連し、その事件に対処できるかどうかについての二次的評価とは無関係であることが示された。

高齢者の意思決定－選択からの逃避

増田真也・坂上貴之・広田すみれ

心理学評論 40   457 - 465 1998.02

Research paper (scientific journal), Joint Work, Accepted

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一般に高齢者は、若齢者と比べて保守的で用心深いといわれる。しかしながらこうした結論を下した先行研究は、方法が不備であったり、異なる２つの行動傾向を混同していた。本研究では、高齢者の用心深さが、選択肢についての選択ではなく、むしろ選択場面に対する態度と関係することを論じ、高齢者の特徴は不確実な選択場面自体に対する回避傾向であることを明らかにした。またこうした議論から、メタ選択という概念を意思決定研究に取り入れることの有用性について提案した。(共同研究につき、本人担当部分抽出不可能)

日本語版Maslach Burnout Inventoryの妥当性の検討

増田真也

健康心理学研究 10   43 - 52 1997.12

Single Work, Accepted

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対人援助職者のバーンアウトを測定するのに世界中で最も用いられているMaslach Burnout Inventoryの日本語版の因子的・収束的・弁別的妥当性について、確認的因子分析法を用いて検討した。結果的に、本尺度の妥当性に関して一応の保証がなされたものの、多くの改善すべき点があることが示された。

ホームヘルパーの業務ストレスとバーンアウト

増田真也

介護福祉学 4   30 - 42 1997.09

Single Work, Accepted

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ホームヘルパーのサービス行動の低下の原因の一つは、バーンアウト(燃えつき)現象にある。本研究では燃えつきの原因となるストレス要因を４種類同定し、それぞれについて有効な緩和要因を明らかにした。例えば、業務遂行能力に自信をもっているヘルパーには、コーディネーターや主任が業務について十分理解していないことによって生じるストレスに対して、業務の自律性を高くすることがバーンアウトに有効であることが示された。

福祉現場での実習学生に対する指導内容と実習の効果の関係に関する研究

加瀬裕子・増田真也

東京都専修学校各種学校協会平成7年度研究紀要 32   259 - 265 1996.03

Joint Work

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福祉現場での実習で行われている指導の内容についての分類と、その効果に関する分析。（共同研究につき、本人担当部分抽出不可能)）

実習効果とスーパービジョンに関する計量的研究

加瀬裕子・宮本節子・蒲生俊宏・増田 真也

社会事業研究所年報 31   107 - 118 1996.03

Joint Work

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社会福祉士養成校の学生が、現場実習で行われている指導内容が、学生の実習満足度や心理的ストレスなどといかなる関係があるかについて、アンケート調査を行い、計量的な分析を行った。(共同研究につき、本人担当部分抽出不可能)

在宅福祉サービス専門職におけるバーンアウトの形成要因に関する研究〜業務の曖昧さを中心とした因果分析

増田真也

健康心理学研究 8   20 - 29 1995.12

Single Work, Accepted

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対人サービス業務の特徴は、対象者のニーズ、方法、権限、サービス提供の結果についての曖昧さにあると思われる。本研究では、在宅福祉サービス業務で遭遇する曖昧さの要因について分類し、それらがサービス従事者のバーンアウト(燃えつき)や職務満足感に及ぼす影響についての因果関係を、共分散構造分析によって検討した。

原因帰属とセルフエスティームに関する研究

増田真也

社会心理学研究 10   56 - 63 1994.11

Single Work, Accepted

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セルフエスティームは、パーソナリティとも精神症状の一つとも言われている。本研究では、高校生に対して時系列調査を行い、定期考査の出来不出来とその理由を測定し、原因帰属の内在性次元がセルフエスティームの高低に影響を与えるとの結果を得た。

抑うつの原因帰属モデルに関する研究－生活事件と帰属スタイルの交互作用について－

増田真也

慶應義塾大学大学院社会学研究科紀要 38   51 - 57 1993.03

Research paper (bulletin of university, research institution), Single Work

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自らの身に生じた様々な生活事件は、その原因がいかなるものに求められるかによって、その後の心身の状態が変わるものと考えられている。本研究では事件とスタイルの交互作用の影響を階層的重回帰分析という手法を用いて抽出し、こうした仮説を検討した。しかしながら大学生を対象に行われた研究では、仮説は支持されなかった。

抑うつ傾向に対する生活事件と原因帰属の影響

Shinya MASUDA

慶應義塾大学大学院社会学研究科修士学位申請論文  1992.03

Master’s thesis, Single Work

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抑うつの発生メカニズムに関する学習性無力感の改訂モデルに関する内外の100以上の文献をレビューし、問題点を検証するための、調査研究を行った。その結果、ストレッサーとしては、①課題達成に関する出来事よりも、対人関係に関する事件の方が、抑うつを引き起こしやすいこと、②原因帰属のスタイルが抑うつの原因となりうること、しかしながら、③事件とスタイルの交互作用の影響は見られないこと、が明らかにされた。 [学位（修士）論文]

道路公害による心理的ストレスに関する研究

増田真也・高山緑

慶應義塾大学大学院社会学研究科紀要 32   39 - 43 1991.12

Research paper (bulletin of university, research institution), Joint Work

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大型幹線道路の騒音・振動やそれらから生じる生活上の障害が、沿線の住民の健康状態に与える影響について調査研究を行った。そして、家屋素材・生活パターン・パーソナリティなどの外的要因が、ストレッサーの認知に影響し、最終的な健康状態を規定するとの結果が得られた。(共同研究につき、本人担当部分抽出不可能)