論文 - 一ノ瀬　友博

都市公共空間における緑地の効用について—都市の魅力という観点から—

一ノ瀬 友博水野紗也

都市計画報告集(CD−ROM)  （ 11 ） 87 - 90 2013年04月

共著

撤退する農山村のランドスケープ再編 ソーシャルネットワーキングがつくる新しいコモンズ

一ノ瀬 友博

森林環境 2013   65 - 74 2013年03月

単著

静岡中心部の都市改造計画における既存街路構造の評価の変遷に関する研究:「通り」を中心とした都市づくりの意識に着目して

宮下 貴裕, 中島 直人, 一ノ瀬 友博

都市計画論文集 （公益社団法人 日本都市計画学会）  48 （ 3 ） 489 - 494 2013年

査読有り,  ISSN  0916-0647

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静岡は徳川家康によって建設された城下町都市であるが、現在駿府城の天守閣は失われ歴史的建造物も多くは現存していない状況である。しかし江戸時代の街路網が近代以降も踏襲されたり、かつて商業の中心であった町人町が中心商店街として発展し続けたりと城下町時代以来の「通り」に対する強い意識とも言うべき都市づくりの理念が継承されている。そこで本研究では静岡における歴史性を再認識することを目的として、近代以降に行われた都市計画事業において、各時代の整備計画や都市改造事業における計画者の既存の都市構造に対する評価の変遷を通して「通りの意識」はどのように継承されたのかを明らかにしている。これによって「歴史まちづくり法」のように都市の歴史性を歴史的建造物などの「モノ」にのみ見出していくのではなく、都市構造やそれを生み出す構想などといった「システム」や「意識」にまで拡大して捉えるという新たな解釈のもと、「モノ」としての歴史的要素を持たない都市においても歴史的まちづくりの視点を取り入れた都市づくりが展開される可能性を見出した。

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オーラルヒストリーの収集と分析による東日本大震災以前の記憶と地域イメージ:－宮城県気仙沼市唐桑町舞根地区の事例－

矢ケ﨑 太洋, 一ノ瀬 友博

農村計画学会誌 （農村計画学会）  32 （ 0 ） 209 - 214 2013年

査読有り,  ISSN  0912-9731

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本研究では住民の地域イメージの抽出を試みるにあたり，口述資料であるオーラルヒストリーを採用した。オーラルヒストリーは歴史学と政治学で盛んに研究がおこなわれてきた。歴史学におけるオーラルヒストリーは，一般人へのインタビューから住民目線の歴史を明らかにしてきた。一方，政治学の分野においては，政治家などの重要人物へのインタビューから政策決定の背景を明らかにしてきた。農山漁村など，集落の歴史が市町村史等の断片的な記述に限られ，個々の集落を中心とした歴史が住民の記憶や伝承という形でしか残されていない地域においては，集落の歴史を編纂するにあたって歴史学におけるオーラルヒストリーの方法は有効である。集落の歴史を編纂する作業において，住民の記憶であるオーラルヒストリーから客観的な歴史を構築するが，そこから地域イメージを抽出するためには記憶の偏りを明らかにする必要がある。本研究では，地域イメージを分析するにあたり，オーラルヒストリーにおける世代間の記憶の偏りと地域の地物に対する記憶の空間的な偏りという2点に着目した。コミュニティに依拠した復興を実現するためには，住民の地域イメージにみられる世代間の差を明らかにすることは重要である。農村計画への住民参加の課題を明らかにした研究では，アンケート調査とワークショップから世代間にみられる価値観の差が明らかになるとともに，若年層を主体とする活動の維持が難しいと評価されている。しかしながら，アンケート調査では，質問項目にあげた想定した実態以外に関しては，明らかにすることが難しい。一方，オーラルヒストリーでは，世代間における地域イメージを分析することにより，現状を捕捉し地域コミュニティに適した支援を行うことができる。地物の記憶の空間的な偏りから得られた地域イメージは，今後の具体的な集落復興計画において重要である。

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Green infrastructure in preindustrial Japan

一ノ瀬 友博

zoll+ 21   96－99 2012年12月

研究論文（学術雑誌）, 単著

都市公共空間における緑地の効用について--都市の魅力という観点から

水野 紗也, 一ノ瀬 友博

都市計画論文集 （日本都市計画学会）   （ 11 ） 87-90 2012年10月

研究論文（研究会，シンポジウム資料等）, 共著

The reconstruction of transportation and environmental infrastructure in rural areas

ICHINOSE Tomohiro

IATSS Research 36 （ 1 ） 24-29 - 29 2012年07月

研究論文（学術雑誌）, 単著,  ISSN  0386-1112

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On March 11, 2011 a massive, magnitude 9.0 earthquake destroyed most of the rural areas along the Pacific Coast of eastern Japan, an area that had been facing issues of depopulation and aging even before the earthquake. In this paper I discuss reconstruction plans for depopulated rural areas from the perspectives of transportation infrastructure, residential areas, agriculture, forestry, fisheries, consensus building, and nature restoration. We must take a "backcasting" approach to sustainable development, one in which planning strategies lead to successful outcomes. An organizational and planning support platform is needed to build a consensus within an area. © 2012 International Association of Traffic and Safety Sciences.

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動き出す被災地 気仙沼大学ネットワーク-被災地における大学プラットフォーム

一ノ瀬 友博

建築雑誌 （日本建築学会）  127 （ 1633 ） 2 - 3 2012年06月

研究論文（学術雑誌）, 単著

気仙沼大学ネットワーク : 被災地における大学プラットフォームの構築(<連載>東日本大震災|連続ルポ1|動き出す被災地)

一ノ瀬 友博

建築雑誌 （日本建築学会）  127 （ 1633 ） 2 - 3 2012年06月

ISSN  0003-8555

宮城県気仙沼市における大学プラットフォーム

一ノ瀬 友博

ランドスケープ研究 （日本造園学会）  76 （ 1 ） 52 2012年05月

研究論文（学術雑誌）, 単著

東京湾沿岸部埋立地における緑被分布とバッタ類の生息分布との関係について

板川暢・一ノ瀬 友博・片桐由希子・大澤啓志・石川幹子

ランドスケープ研究 （日本造園学会）  75 （ 5 ） 621-624 - 624 2012年03月

研究論文（学術雑誌）, 共著, 査読有り,  ISSN  1340-8984

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This study aimed to understand the quality of the green space in the reclaimed land of Tokyo bay area from the aspect of organisms. The method to sort the green space environment of reclaimed land on the artificial ground with ecological function has not been examined. In this research, we selected Orthoptera (grasshopper, katydid and grig) as an index organism because it is closely related to the structure of green space and expected to inhabit on artificially made land. Therefore, the biotope type of the seaside area was examined with the relation to the habitat of Orthoptera and to the environmental information of green coverage. In this investigation, we recorded the number of individuals and the species of Orthoptera at 72 sites such as the parks, greenbelts, and planted zones. The relationship between environmental information of green coverage and habitat information of Orthoptera was analyzed based on the green classified chart. We classified groups of Orthoptera by TWINSPAN and analyzed the relationships of individual number of Orthoptera groups with environmental factors, using GLMM. In the result, Orthoptera groups receives the influence about distribution of green coverage in the near area and the distance from existing habitat.

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宮城県気仙沼市の復興と大学ネットワーク

一ノ瀬 友博

農村計画学会誌 （農村計画学会）  30 （ 4 ） 537-539 - 539 2012年03月

研究論文（学術雑誌）, 単著,  ISSN  0912-9731

宮城県気仙沼市の復興支援の取り組みと課題

一ノ瀬 友博

人と国土 （国土計画協会）  37 （ 6 ） 13-17 - 17 2012年03月

研究論文（学術雑誌）, 単著,  ISSN  1346-9576

地域発展過程の合意形成の特性に着目した過疎地型地域経営モデルに関する事例的研究 : 石川県能登町「春蘭の里」の取り組みから

山下 良平, 一ノ瀬 友博

農村計画学会誌 = Journal of Rural Planning Association （農村計画学会）  30 （ 3 ） 436 - 442 2011年12月

査読有り,  ISSN  0912-9731

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広域的に過疎化が進行する地域を事例として,地域再生の展開とその起点となった合意形成過程の展開に着目して,人口減少社会における地域経営の方法論に関する考察を試みる。研究対象として,地域づくり導入期に意識的に行政支援に依存しなかった地域が,明確な利益・経営規模の目標を掲げて農家民宿を計画して,合意形成の時間的制約を意識した結果,一部の構想賛同者のみで活動を起こした事例を取り上げる。具体的な研究課題として,対象地域が次第に地域の合意(協力)を拡大させると共に,行政による支援施策を呼び込みながら地域内の賛同者を拡大させ,活動を拡大させていった経緯を時系列的に読み解くことを目的とする。

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都市の生物多様性をはかる

一ノ瀬 友博

SEEDer （昭和堂）  5 （ 5 ） 44-49 - 49 2011年12月

研究論文（学術雑誌）, 単著

合意形成の特性と限界に着目した過疎地型地域経営モデルに関する事例的研究－石川県能登町「春蘭の里」の取り組みから－

山下良平・一ノ瀬 友博

農村計画学会誌 30 （ 3 ） 436-442 2011年12月

研究論文（学術雑誌）, 共著

農山漁村地域の交通・環境インフラストラクチャーの復興

一ノ瀬 友博

IATSS review （東京：国際交通安全学会）  36 （ 2 ） 100-106 - 106 2011年11月

研究論文（学術雑誌）, 単著,  ISSN  0386-1104

Integration of flood forecasting model with the web-based system for improving flood monitoring, and the alert system

一ノ瀬 友博

Control, Automation and Systems (ICCAS), 11th International Conference （IEEE）     767-772 - 772 2011年10月

研究論文（研究会，シンポジウム資料等）, 共著

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Limited flood disaster information causes insufficient justification for public awareness, therefore, improving flood practice management is needed. This paper applies the flood forecasting model and atmospheric model to identify rainfall distribution and to investigate the threshold values for alert system. The entire system aims to improve flood monitoring, information distribution and an alert system. The geospatial web based system is established to facilitate public awareness by allocating information in timely manner without cumbersome software installation.The process to obtain rainfall and river discharge data, input and transfer data, through the database can be launched after other parameters i.e. elevation, soil, land cover, and basin boundary are set. The entire process takes approximately 15 minutes. The flood warning system and the geospatial web based system are connected to the database and promptly alert in the case of emergency.The yields prove promising results, based on the amount of time and viable function. The existing rainfall spatial based pattern, received from the atmospheric model, takes about 72 minutes to achieve one hourly image. It is a suitable model for observing regional rainfall distribution. It does not serve immediate alert purpose in the emergency situation due to it is too time consuming.

Applicability of a predicitive distributional model for the distribution of the Asiatic black bear (Ursus thibetanus japonicus) to a local population tin the Tanzawa region of Japan

一ノ瀬 友博

Papers on Environmental Information Science 25   215-220 2011年10月

研究論文（学術雑誌）, 共著, 査読有り

宮城県気仙沼市の被災状況と現地調査速報

一ノ瀬 友博

農村計画学会誌 （農村計画学会）  30 （ 2 ） 114-116 - 116 2011年09月

研究論文（学術雑誌）, 単著,  ISSN  0912-9731