論文 - 富田　豊

文字読取り装置のための最適閾値設定アルゴリズム

富田豊, その他

情報処理学会論文誌 Vol.30 （ No.6 ） 786 1989年06月

研究論文（研究会，シンポジウム資料等）, 共著

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文字の輪郭長をl, 文字の黒い部分が占める面積をＳとするときl２ ／Ｓが最大となる濃度を２値化のしきい値とすると文字読取り装置の認識率が最大となることが分かった。

尺度の目測認識特性に関する実験的研究

富田豊, その他

人間工学 Vol.24 （ No.3 ） 189 1988年06月

共著

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目盛線間の目測による内挿読取り特性を実験的に解析した。その結果, 被験者は２本の目盛線の他に中央に目盛線を仮想し, これを含めた３本の目盛線の最も近い線に偏って目測することが分かった。

計測工学科卒業生30年の歩み

富田豊, その他

応用物理教育研究会会報 Vol.12 （ No.2 ） 143 1988年03月

共著

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慶應大学理工学部計測工学科卒業生にアンケート調査を行った結果, 最近30年間の産業構造変化の中で, 常に花形産業に就職でき, 仕事内容は計装からエレクトロニクスに変化し, 業務部門はエンジニアリングから設計, 研究開発に変化していることが分かった。

数学列の視覚記憶における誤り率

富田豊, その他

人間工学 Vol.22 （ No.1 ） 31 1986年02月

共著

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１および０で構成される数字列を提示し, 被験者にそれを記憶させる課題を与えた。このときの誤り率は, 数学の桁数だけでなく数字の並び方にも依存した。この現象を説明するために,数字列の情報量と人間が持つ最大記憶情報量とを考慮したモデルを示した。これは実験結果とよく一致した。

システム同定における式誤差規範（ＥＥＭ）と出力誤差規範（ＯＥＭ）の相違

富田豊, その他

計測自動制御学会論文集 Vol.22 （ No.1 ） 50 1986年01月

研究論文（研究会，シンポジウム資料等）, 共著

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システム同定において実システムがモデル集合に含まれないときには式誤差規範と出力誤差規範は異なったパラメータを推定することを指摘した。また種々のシミュレーション結果からどのようなシステムが規範を取違えて推定したときに問題となるかを論じ, またそのときの解決策の一つを提示した。

A new equipment to measure the 　 viscoelastic properties of soft materials and its application to articular cartilage

J. Engineering in Medicine Vol.14 （ No.3 ） 127 1985年06月

単著

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軟らかい材料の粘弾性特性を測定する装置を開発した。この装置を用いて関節軟骨の粘弾性特性を測定した。その結果, バネ係数およびダンピング係数が変位とともに指数関係的に大きくなる非線形ケルビンモデルが実験結果とよく一致した。

Equation error versus output error methods in system identification

Tomita, Y. , et al.

Internal Report. Eindhoven University of Technology Vol.ER 85 （ No.6 ） 1 1985年06月

共著

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同定したいシステムがモデル集合にないときには式誤差規範と出力誤差規範は異なるパラメータを推定する。一般に実システムはモデル集合に含まれないが, どのようなシステムが推定されるパラメータに大きな違いを与えるのかを解析した。

Equation error and output error 　 identification (computer program user's manual)

Tomita, Y. , et al.

Internal Report. Eindhoven University of Technology Vol.ER 85 （ No.4 ） 1 1985年03月

共著

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本論文は出力誤差規範のシステム同定アルゴリズムを開発し, コンピュータ・プログラムを作製し, 一般ユーザが使用できる形にまとめたものである。式誤差規範や出力誤差規範におけるノルムなど新しい概念に基づく算法も記述してある。

A fast simple and low cost data acquisition system

IEEE, Trans. Instrumentation and Measurement Vol. IM- 33 （ No.2 ） 53 1984年03月

単著

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Ｚ80をＣＰＵに持つマイクロコンピュータ用のデータ収集装置を開発した。これは, ８チャンネルのマルチプレクサと２ｋＢのメモリを内蔵し, 収集開始命令前の信号も収集できる。サンプリング速度50ｋＨｚが達成され, 費用は約400 米ドルであった。

肩凝りと筋肉の弾性率

富田豊, その他

医用電子と生体工学 Vol.22 （ No.1 ） 46 1984年02月

共著

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肩凝りを測定するために筋肉の力学的特性である筋肉硬度に着目し, 僧帽筋に経皮的にステップ荷重を与えた。このときの振動周期と最大変位との積が患者の自覚症状とよく一致し, 凝りの尺度を与えることが分かった。

上肢運動失調の定量的評価－ＰｏｓｉｔｉｏｎとＦｏｒｃｅとの関係

富田豊, その他

厚生省特定疾患. 運動失調研究班. 昭和57年度研究業績    132 1983年12月

共著

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上肢運動失調者の巧緻性を評価する目的で, 物をつかみ上げる動作における位置およびつまみ力の時間的変化に対し, 周波数解析を行った。パワースペクトルの特徴から上肢不隨意運動の定量化ができた。

Surface roughness measurement with speckle intensity distribution detected using a linear image-sensor

Tomita, Y. , et al.

Jpn. J. Apply. Phys Vol.21 （ No.12 ） L743 1982年12月

共著

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金属の表面粗さを光学的フーリエ変換を用いて測定した。フーリエ変換像の最大強度をリニア・イメージ・センサによって観測し, 最大強度と全強度の比が試料の表面粗さを与えることを見出した。この方法は相関長や表面のよごれによる反射率の変化と無関係に使用できる。

喫煙刺激による気道反応のボディプレチスモグラフ法とオシレーション法の検出力比較

富田豊, その他

日本衛生学雑誌 Vol. 36 （ No.2 ） 533 1981年06月

研究論文（学術雑誌）, 共著

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喫煙刺激に対する気道反応をボディプレチスモグラフ法（ＢＰ法）とオシレーション法（Ｏｓｃ法）を用いて調ベた。９人の被験者に対して実験を行った結果, ＢＰ法では気道内径の狭窄が, Ｏｓｃ法では気道および肺組織, 胸郭を含めた呼吸器系全体の抵抗が大きくなることを見出した。

膝の回旋運動について

富田豊, その他

整形外科バイオメカニクス Vol.1 （ No.1 ） 138 1980年11月

共著

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膝関節の回旋運動を評価する目的で試験機を開発した。本機は, 回旋トルクを与える脛骨を常に垂直に保ち, しかも, 前後, 左右, 上下運動を拘束しない特徴がある。ヒトの膝で試験を行った結果, 膝は内旋時よりも外旋時の方がトルクが小さいこと等が分った。

関節軟骨の粘弾性特性

計測自動制御学会論文集 Vol.16 （ No.2 ） 228 1980年04月

研究論文（研究会，シンポジウム資料等）, 単著

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関節軟骨の粘弾性特性を調ベる目的で衝撃法を考案した。関節軟骨の細胞間液の粘度を変えて特性の変化を調ベた。その結果, 細胞間液の粘度が小さくなると荷重による変位が大きくなり, 外液との交流が多くなる。このことは, 変形性関節症の臨床的研究と一致している。

側弯症早期診断におけるわれわれのモアレ法の実際と問題点

富田豊, その他

整形・災害外科 Vol. 22 （ No.3 ） 251 1979年03月

共著

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脊柱側彎症の早期発見のために容易に使用できるモアレ法装置を製作した。これはプレスクリーニングを目的とした装置である。約2500人の中から約30％の疑いのある者が検出された。そのうちの約17％が真性であった。

鋼球の衝突音

富田豊, その他

日本音響学会誌 Vol. 34 （ No.5 ） 318 1978年05月

研究論文（学術雑誌）, 共著

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機械雑音の主な原因の一つである衝突音の発生機構について鋼球を用いて実験的に解析した。その結果、衝突の力学過程がヘルツの理論に従う範囲では、衝突音は球の表面加速度から求まることが明らかになった。

Measurement of flow rate of solid particles by flow noise

Tomita, Y. , et al.

ACTA IMEKO. 1976    329 1976年05月

共著

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ナイキストの揺動散逸定理を粉体の流量測定に応用した。ガラス球粉体のパイプ中の流れをマイクロホンで観測し, パワースペクトルを解析した。それは, 流速に依存することを見出した。