Papers - Sano, Akira

Blind inverse problem for transfer function model based on output over-sampling

孫, 劉, 佐野昭

Proc. IFAC Symp. System Identification,    499-504 1997.07

Research paper (conference, symposium, etc.), Joint Work

　View Summary

入力信号を利用することなく出力信号のみを利用して伝達関数モデルのパラメータを推定するブラインド同定法を提案した．出力オーバーサンプリングが一入力多出力系の構造を与えることを明らかにし，これを利用したパラメータ推定法を与えた．

Regularization approach for detection of cyclostationary signals in antenna array processing

辛, 鍵和田, 佐野昭, 辻, 吉本

Proc. IFAC Symp. System Identification    529-534 1997.07

Research paper (conference, symposium, etc.), Joint Work

　View Summary

修正最小二乗法において複数個の正則化定数を導入することにより信号部分空間の次元を求める手法を提案し，さらに真値を利用せずに反復的な計算法を与え，これをアレイアンテナによる到来波の個数判定に利用できることを明らかにした．

Robust adaptive algorithm for multi-channel active noise control

江, 文屋, 大森, 佐野昭

Proc. IFAC Symp. System Identification    901-906 1997.07

Research paper (conference, symposium, etc.), Joint Work

　View Summary

マルチチャンネル形能動騒音制御を適応的に実現する場合，適応フィードフォワード制御の安定性を保証することが重要となる．ここでは多入出力系の適応システムのロバスト安定な適応調整則を明らかにし，２次伝播行列が既知という条件のもとで安定性を保証した適応能動曾孫制御を実現できた．

High-order estimator for model reference adaptive control of linear time-varying systems

日高, 大森, 佐野昭

Proc. IFAC Symp. System Identification    1783-1788 1997.07

Research paper (conference, symposium, etc.), Joint Work

　View Summary

時変係数をもつ線形システムの状態予測器とそれに基づくモデル期間形適応制御系の設計法を明らかにしたものである．特に受動性に基づくアプローチと高階調整則をリンクさせ，適応アルゴリズムの安定性を確保している点に大きな特徴がある．

Adaptive control and stability analysis of nonlinear systems using neural networks

山中, 吉澤, 大森, 佐野昭

Proc. 1997 IEEE Int. Conf. Neural Networks (ICNN'97), Houston, USA  1997.06

Research paper (conference, symposium, etc.), Joint Work

　View Summary

有限ボルテラ級数系で表現される非線形系に対して，線形フィルタ群と多項式生成系からなるニューラルネットによりモデル規範形適応制御を実現する方法を明らかにし，適応アルゴリズムの安定性条件を具体的に与えた．

２次経路の変動を考慮した適応アクティブノイズコントロール

江, 小代, 佐野昭

電子情報通信学会論文誌 Vol.J80-A ( No.6 ) 862-871 1997.06

Research paper (conference, symposium, etc.), Joint Work

　View Summary

制御音源から誤差マイクおよび検出マイクまでの２つの２次伝搬経路特性が未知あるいは変動する場合に，フィードフォワードコントローラを適応的に構成するための手法を提案している．２つの等価伝播経路の適応同定，およびコントローラの実時間計算の繰り返しにより与えられる．エアダクトにおける実験結果により有効性を明らかにしている．

ニューラルネットワークを用いたウィーナ型非線形システムの適応制御

山中, 吉沢, 大森, 佐野昭

電気学会論文誌 Vol.117-C ( No.5 ) 609-617 1997.05

Research paper (conference, symposium, etc.), Joint Work

　View Summary

出力部に非線形特性をもつウイーナ形非線形系の適応制御を多項式生成系からなるニューラルネットワークにより実現する方法を明らかにした．特に線形部の出力を予測するための適応アルゴリズムを与え，その安定条件を明らかにし，この結果に基づいて適応制御が構成できることを示した．

Novel approach to parameter estimation of a class of nonlinear systems

孫, 劉, 佐野昭

Proc. IEEE Int. Conf. Acoust. Speech, Signal Processing,  1997.04

Research paper (conference, symposium, etc.), Joint Work

　View Summary

入力部に非線形特性を有する線形系の同定法を示したものであり，特に非線形特性と線形部を完全に分離して同定できるため，非線形部のモデル化誤差が線形部の一致推定に影響しない点に大きな特徴がある．また出力のオーバサンプリングレートと可同定性条件との関係を明らかにした．

Minimum MSE-based detection of cyclostationary signals in array processing

辛, 辻, 吉本, 佐野昭

IEEE Workshop on Signal Processing Advances in Wireless Communications,    169-172 1997.04

Research paper (conference, symposium, etc.), Joint Work

　View Summary

通信システムの変調波のもつ性質を利用して，アレイアンテナによる到来波の方向推定を実現する方法を提案し，さらに各変調方式の異なる信号の個数を判別するためのアルゴリズムを部分空間法の枠組みの中で解析的に与えた．具体的な数値例を通してその有効性を明らかにした．

A recursive algorithm for tracking DOA'a of moving targets by using linear approximations

鍵和田, 大森, 佐野昭

IEEE Workshop on Signal Processing Advances in Wireless Communications,    189-192 1997.04

Research paper (conference, symposium, etc.), Joint Work

　View Summary

アレイアンテナによる高速移動対からの到来波の方向を実時間で推定する適応アルゴリズムを提案したものである．特に到来方向の変動を一次関数で記述することにより高速に追尾でき，また信号波形を必要としないのでブランド推定出ある点にも特徴がある．

Hammerstein型非線形系に対するモデル規範型適応制御系の構成

山中, 大森, 佐野昭

計測自動制御学会論文集 Vol.33 ( No.2 ) 94-102 1997.02

Research paper (conference, symposium, etc.), Joint Work

　View Summary

入力部にメモリレスの多項式形非線形特性をもつ要素を含む連続時間線形システムに対して，モデル規範形適応制御系を構成する新しい方法を与えた．また，この適応制御系が内部状態の有界性と適応システムの安定性を保証するための条件を明らかにした．

MSEの最小化に基づく信号個数の判定法

鍵和田, 青木, 辛, 佐野昭

電子情報通信学会論文誌 Vol.J80-A ( No.2 ) 317-326 1997.02

Research paper (conference, symposium, etc.), Joint Work

　View Summary

複数個の正弦波からなる信号を，自己回帰モデルで表現するアプローチにおいて，その相関行列の特異値分解の特異値打ち切りの問題を，パラメータの平均二乗誤差を最小にする立場から解き，信号数を検出するためのアルゴリズムを明らかにした．

Stability analysis of exact model-matching control for finite Volterra series systems

山中, 大森, 佐野昭

IEICE Trans. Fundamentals Vol.E80-A ( No.1 ) 166-175 1997.01

Research paper (conference, symposium, etc.), Joint Work

　View Summary

有限ボルテラ級数系の制御仕様として，与えられた規範モデルにその入出力特性を一致させるための制御系の安定解析を行ったものであり，特に，制御入力の振幅の大きさに依存した小ゲイン定理を明らかにするとともに，モデルマッチング制御系の安定条件を明らかにした．