論文 - 上原　喜代治

レーザー分光とメタン

上原喜代治

固体物理 21   768-775 1986年10月

研究論文（学術雑誌）, 単著, 査読有り

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He-Neレーザーとメタン吸収線の周波数の偶然の一致が，分光学や基礎物理および応用技術にもたらした重要な結果について述べた。

An Intensity-Modulated Dual-Wavelength He-Ne Laser for Remote Sensing of Methane

上原喜代治，その他

第13回国際レーザーレーダー会議 1986年08月

研究論文（研究会，シンポジウム資料等）, 共著, 査読有り

Alternate Intensity Modulation of a Dual-Wavelength He-Ne Laser for Differential Absorption Measurements

K.Uehara

Appl.Phys.B 38   37-40 1985年09月

研究論文（学術雑誌）, 単著, 査読有り

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He-Neレーザーから3.391μmと3.392μmの光を交互に発生させる方法を実現した。このレーザーを光源とする差分吸収法により，メタンを高感度で遠隔検出することができる。

100cm-1 Scan Range Single-Mode Dye Laser

K.Uehara，H.Sasada，N.Ukaji，and T.Kasuya

Rev.Sci.Instrum. 56   1352-1355 1985年07月

研究論文（学術雑誌）, 共著, 査読有り

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共振器，エタロン，複屈折フィルターを同時に自動同調することにより，スペクトル副を15MHz以内に保ったまま，色素レーザーを100cm-1以上の広領域で掃引することに成功した。

A Wide Scan Range Single-Mode Dye Laser

K.Uehara and N.Ukaji

Proceedings of the Seventh International Conference on Laser Spectroscopy    391 1985年06月

研究論文（研究会，シンポジウム資料等）, 共著, 査読有り

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新しいサーボ増幅器により，色素レーザーを単一モードで一度に160cm-1の領域を掃引することが可能になった。このレーザーを用いてI2およびIClのスペクトルを測定した。

広域掃引単一モード色素レーザー

上原喜代治，佐々田博之，粕谷敬宏

レーザー科学研究 5   64-66 1983年10月

研究論文（大学，研究機関等紀要）, 共著

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単一モードで一度に100cm-1以上の広い領域を掃引できる色素レーザーを開発した。これによって，可視域のバンドスペクトル全体を極めて迅速に，高分解能で測定することが可能になった。

無極性分子の回転遷移とシュタルク効果

上原喜代治

日本物理学会誌 38 （ 1 ） 16-25 1983年01月

研究論文（学術雑誌）, 単著, 査読有り

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永久双極子モーメントを持たない分子が回転遷移やシュタルク効果を示すいくつかの機構について理論的に考察した。また，これまでの実験的研究についても解説した。

可視レーザーによるシュタルク変調分光

上原喜代治、佐々田博之、粕谷敬宏

レーザー科学研究 4   34-38 1982年09月

研究論文（大学，研究機関等紀要）, 共著

広帯域ゼーマン同調He-Xeレーザーを用いたシュタルク変調分光

上原喜代治、高木光司郎、粕谷敬宏

レーザー科学研究 3   21-27 1981年09月

研究論文（大学，研究機関等紀要）, 共著

Stark Modulation Spectroscopy in the Visible Region

K.Uehara

Proceedings of the Fifth International Conference on Laser spectroscopy    89 1981年07月

研究論文（研究会，シンポジウム資料等）, 単著, 査読有り

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シュタルク変調分光法が可視域分光に於ても高感度であり同定の容易性の点で極めて有効であることをIC1とI2の測定例によって示した。IC1では多くの新しいバンドが発見された。

Stark Effect Observed in Molecular Iodine and Its Application to Laser-Frequency Stabilization

K.Uehara

Optics Lett. 6   191-192 1981年04月

研究論文（学術雑誌）, 単著, 査読有り

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永久双極子モーメントを持たない沃素分子の可視スペクトルで初めてシュタルクシフトが観測された。また，これをレーザー周波数の安定化に利用することを提案した。

Stark Modulation Spectrometer Using a Wideband Zeeman-Tuned He-Xe Laser

K.Uehara，K.Takagi，and T.Kasuya

Appl.Phys. 24   187-195 1981年03月

研究論文（学術雑誌）, 共著, 査読有り

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超電導ソレノイドを利用した広域ゼーマン同調3.51μm He-XeレーザーによってHDOのシュタルク変調スペクトルを測定した。いくつかの代表的な準位構造について，そのシュタルクパターンを理論的に解析し実験と比較した。

Hyperfine Splitting of the 13CH4 Line at 3.39μm Observed by Laser-Saturated Absorption

K.Uehara and J.L.Hall

Optics Letters 4   214-215 1979年07月

研究論文（学術雑誌）, 共著, 査読有り

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He-Neレーザーを用いた飽和吸収法により，メタン13CH4の超微細構造を測定し，理論的考察と定性的に一致することを示した。また，分解能ではこれまでの最高の約0.9kHzを達成した。

Stark Spectroscopy Using a CW Dye Laser and Its Application to NO2

K.Uehara and K.Shimoda

Jpn.J.Appl.Phys 16   633-634 1977年04月

研究論文（学術雑誌）, 共著, 査読有り

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赤外領域では一般的となったレーザーシュタルク分光法を可視レーザーに適用し，二酸化窒素のスペクトルを例にしてその有用性を実証した。

Direct Optical Resolution of the Recoil Effect Using Saturated Absorption Spectroscopy

J.L.Hall，C，J.Borde，and K.Uehara

Phys.Rev.Letters 37   1339-1342 1976年11月

研究論文（学術雑誌）, 共著, 査読有り

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周波数制御したHe-Neレーザーを光源とした飽和吸収によりメタン12CH4のスペクトルを線幅約1kHzの高分解能で測定し，超微細構造を正確に求めた。また，光の吸収，放出に伴う反跳効果を明瞭に確認した。

Hyperfine Interactions in the V3=1 Excited State of Methane

K.Uehara and K.Shimoda

J.Phys.Soc.Jpn. 36   542-551 1974年02月

研究論文（学術雑誌）, 共著, 査読有り

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メタン12CH4の振動励起状態での超微細構造を理論的に計算し，スピン-スピンおよびスピン-回転相互作用のほかにスピン-振動相互作用を考慮する必要があることを導いた。また実験との比較を行った。

Rotational Transitions of CH4 in the V3=1 Excited State Observed by an Infrared-Microwave Double Respoance Method

M.Takami，K.Uehara，and K.Shimoda

Jpn.J.Appl.Phys 12   924-925 1973年06月

研究論文（学術雑誌）, 共著, 査読有り

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レーザーを用いた赤外-マイクロ波二重共鳴の方法により，メタンの振動励起状態での回転遷移を観測し，同時に励起状態の準位間隔を正確に求めた。

レーザーの分光学への応用

上原喜代治

科学 43   248 1973年04月

研究論文（学術雑誌）, 単著, 査読有り

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レーザーを利用した種々の分光法をいくつかの具体例を挙げて解説し，レーザーの出現が分光の感度や分解能を向上させただけでなく，従来は困難であった方法を可能にしたことを述べた。

Stark Effect of the F1 Line of Methane at 3.39μm Observed by the Method of Inverted Lamb Dip

K.Uehara

J.Phys.Soc.Jap. 34   777-780 1973年03月

研究論文（学術雑誌）, 単著, 査読有り

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Td対称性をもつ分子の振動回転準位のうちF対称性の準位は2次のシュタルク効果をもつことをメタンの吸収線によって検証し，シフトの大きさも理論値とよく一致することを示した。

Exact Solutions in the Semi-Classical Theory of a Gas Laser for Two Special Cases

K.Uehara and K.Shimoda

Jpn.J.Appl.Phys 10   623-629 1971年05月

研究論文（学術雑誌）, 共著, 査読有り

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半古典的レーザー理論で，2つの特別な場合に厳密解が得られることを示した。また，従来の近似解との比較を行った。