論文 - 椎木　一夫

Patterning Effect on Easy Axis Alignment in Permalloy Thin Film

城石芳弘，椎木一夫，由比藤勇，藤原英夫， 工藤実弘

IEEE Transactions on Magnetics Vol.20 （ No.3 ） 485 〜488 (4ペ-ジ) 1984年05月

研究論文（学術雑誌）, 共著, 査読有り

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基板上に薄膜を形成しリソグラフィによって微細パターンを形成すると薄膜の応力がパターンに集中し、異方的パターンの場合は異方的な応力が加わる。パーマロイのような軟磁性薄膜では、異方的応力によって磁気異方性が誘導され、磁気異方性の向きがパターン化によって変化する。薄膜磁気ヘッドの性能は、パターン形状や磁極材料の磁歪定数に大きく依存することが明らかになった。

Magnetic Properties of Multilayered Fe-Si films

熊坂登行，斎藤法年，城石芳弘，椎木一夫， 藤原英夫，工藤実弘

Journal of Applied Physics Vol.55 （ No.8 ） 2238〜2240 (3ペ-ジ) 1984年04月

研究論文（学術雑誌）, 共著, 査読有り

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高飽和磁束密度のFe-Si合金を、SiO2などの非磁性膜を用いて多層化することを検討した。多層化はFeSiを微結晶化し大きな結晶磁気異方性の効果を実効的に軽減し透磁率を高めることが明らかになった。

Hyperfine Field of Fe in Co Metal Precipitated in Amorphous Alloy (Co０．９４Fe０．０６)７４．５Si１３．５B１２

森本節，鳥飼映子，伊藤厚子，椎木一夫，工藤実弘

Journal of Magnetism and Magnetic Materials Vol.31   1519〜1520 (2ペ-ジ) 1983年04月

研究論文（学術雑誌）, 共著, 査読有り

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Fe57を用いメスバウワー効果によって超微細磁界を測定し、非晶質合金リボンの強磁性の起源について検討した。

Thin Permalloy Film-Bulk Ferrite Composite Head for Perpendicular Magnetic Recording

藤原英夫，椎木一夫，城石芳弘，品川公成， 奥脇東洋治，工藤実弘

IEEE Transactions on Magnetics Vol.18 （ No.6 ） 1158〜1163 (6ペ-ジ) 1982年11月

研究論文（学術雑誌）, 共著, 査読有り

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フェライト基板上にパーマロイ薄膜を形成した垂直磁気記録用の磁気ヘッドを試作し、垂直記録特性を調べた。

Note on the Directional Distribution of the Magnetization 　 Axis in Amorphous 　(Co０．９４Fe０．０６)７４．５Si１３．５B１２　Alloy : Moessbauer Study

伊藤厚子，鳥飼映子，森本節，椎木一夫， 工藤実弘

Japanese Journal of Applied Physics Vol.20 （ No.4 ） 797 〜 798 (2ペ-ジ) 1981年03月

研究論文（学術雑誌）, 共著, 査読有り

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非非晶質磁性合金リボンのメスバウワー効果を測定し、磁化構造と時効効果の関係を調べた結果、マクロな磁化構造は経時変化しないことが明らかになった。

Magnetic Properties, Aging Effects and Application for 　 Magnetic Heads of Co-Fe-Si-B Amorphous Alloys

椎木一夫, 大友茂一，工藤実弘

Journal of Applied Physics Vol.52 （ No.3 ） 2483〜2485 (3ペ-ジ) 1981年03月

研究論文（学術雑誌）, 共著, 査読有り

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非晶質磁性合金の軟磁気特性について時効効果を調べ、磁化回転課程ではほとんど経時変化が起こらないことを明らかにした。

Magnetic Instability of（Fe０．０６Co０．９４)-B Amorphous Alloy System

椎木一夫, 渡辺武彦，工藤実弘

Journal of Applied Physics Vol.50 （ No.8 ） 5419〜5424 (5ペ-ジ) 1979年08月

研究論文（学術雑誌）, 共著, 査読有り

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非晶質状態の磁性合金は結晶対称性を持たないので磁気異方性が零で，軟磁気特性に優れていると考えられてきた。しかし実際に非晶質合金を試作してみると，軟磁気特性は時間がたつにつれて劣化することが分かった。これは時間とともに局所的な磁気異方性が発生し，磁束を固着するためである。Ｃｒ原子などの添加は緩和過程の活性化エネルギーを高めるのでこのような時効効果を抑制するのに有効である。また非晶質合金の作成条件も時効に関係することから，非晶質といってもなんらかの秩序があり，これを制御する必要のあることが分かった。

非晶質金属はいかにして作るか

椎木 一夫

材料科学 15 （ 3 ） 141 1978年

研究論文（学術雑誌）, 単著

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スプラットクーリング法、ロール法などの、非晶質合金リボンを作製する方法について解説した。

超電導線材の交流損失

椎木 一夫

学位論文 1978年

研究論文（学術雑誌）, 単著, 査読有り

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超電導線材において交流損失が発生するメカニズムを明らかにし、安定性に優れ損失の小さい実用的な線材の設計手法について述べた。

Longitudinal Critical Currents in Type II Superconducting Wires

椎木一夫, 工藤実弘

Japanese Journal of Applied Physics Vol.16 （ No.7 ） 1241〜 1244 (4ペ-ジ) 1977年07月

研究論文（学術雑誌）, 共著, 査読有り

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超電導線の電流方向に磁界を加え臨界特性を測定し、超伝導状態が壊れるメカニズムについて検討した。

Anomalous Critical Alternating Currents of Superconducting Wires

工藤実弘，椎木一夫

Japanese Journal of Applied Physics Vol.15 （ No.12 ） 2445 〜2448 (4ペ-ジ) 1976年12月

研究論文（学術雑誌）, 共著, 査読有り

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超電導線に交流電流を流したとき、直流電流よりも低い電流値で超伝導状態が壊れる場合があることが分かった。この場合、超伝導が壊れる電流瞬時値はピーク値よりも低い。これは超電導体内部の磁束運動に関係していることが明らかにした。

A. C. Loss Study of Instability in Superconducting Compound Tape

椎木一夫

Japanese Journal of Applied Physics Vol.14 （ No.6 ） 905 〜 906 (2ペ-ジ) 1975年06月

研究論文（学術雑誌）, 単著, 査読有り

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NbSnなど化合物超電導テープの交流損失と不安定性について測定した。NbTiなど合金系超伝導線材との違いは臨界電流密度によって説明できる。

超電導体被覆線材

椎木一夫, 相原勝蔵，工藤実弘

低温工学 第９巻 （ ６号 ） 260 〜264 (5ペ-ジ) 1974年12月

研究論文（学術雑誌）, 共著, 査読有り

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超電導線の 中に銅を埋め込んだ複合線材を試作し、銅マトリックス中に超電導線を埋め込んだ従来の複合線材の特性と比較した結果、同等の安定性を保った上で交流損失が減少することが明らかになった。

Effect of Matrix Resistivity on Twisting in Superconducting 　 Composite Conductors

椎木一夫

Japanese Journal of Applied Physics Vol 13 （ No.11 ） 1875 〜1880 (6ペ-ジ) 1974年11月

研究論文（学術雑誌）, 単著, 査読有り

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銅のマトリックス中に微細な超伝導線を多数埋め込んだ複合線材に交流電流を流したときに発生する損失はマトリックスの電気抵抗と線材のねじりのピッチに依存することを実験的に示した。これはマットリックスを流れる渦電流によって説明できる。

Anisotropic Behaviours in Nonideal Type-2 Superconducting Alloy Wires

椎木一夫, 相原勝蔵

Japanese Journal of Applied Physics Vol.13 （ No.11 ） 1881 〜1887 (7ペ-ジ) 1974年11月

研究論文（学術雑誌）, 共著, 査読有り

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第2種超電導体に流す交流電流によって発生する損失は外部磁界を加える方向によって異なること、それが臨界電流の異方性に起因することを明らかにした。

Anomalous Hysteresis Loss in Superconducting Wire due to Flux 　 Jump

椎木一夫, 工藤実弘

Journal of Applied Physics Vol.45 （ No.9 ） 4071〜4075 (5ペ-ジ) 1974年09月

研究論文（学術雑誌）, 共著, 査読有り

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第２種超伝導体に交流磁界を加えると履歴損失を生じることが既に知られているが，ある条件下ではこの損失が非常に大きくなることを新たに見い出した。実験，及び電磁気的な解説の結果，この現象は量子磁束のピン止め力と関係しておりピンがはずれることによって大きな損失を生じることを明らかにした。このような付加的な損失が生じない条件についても検討し，たとえば磁束運動を抑制する様に電気伝導性の良好な金属を超伝導体周囲に被覆することが実用上有効であることを見い出した。

極細多心線巻き超電導ソレノイド・コイルの交流損失

黒田邦茂，椎木一夫

低温工学 第９巻 （ ３号 ） 137 〜145 (9ペ-ジ) 1974年06月

研究論文（学術雑誌）, 共著, 査読有り

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マトリックス中に微細な超伝導線を多数埋め込んだ複合線材を用いて超電導ソレノイドを作製し、その交流損失を測定した。

AC Losses in Single-core Superconducting Composite 　 Conductors

椎木一夫, 相原勝蔵，工藤実弘，入江富士雄

Cryogenics Vol.14 （ No.6 ） 343 〜345 (3ペ-ジ) 1974年06月

研究論文（学術雑誌）, 共著, 査読有り

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銅マトリックス中に一本の超伝導線を埋め込んだ複合線材の交流損失は超伝導線のヒステレシス損失と銅の渦電流損失の和で表せることを、損失の周波数依存性を調べることによって明らかにした。

A.C. Loss and Twisting Effect in 　 Superconducting Composite 　 Conductor

椎木一夫, 相原勝蔵，工藤実弘

Japanese Journal of Applied Physics Vol.13 （ No.2 ） 345 〜350 (6ペ-ジ) 1974年02月

研究論文（学術雑誌）, 共著, 査読有り

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銅のマトリックス中に微細な超伝導線を多数埋め込んだ複合線材に交流電流を流したときに発生する損失は線材をねじることによって変化すること、ねじりのピッチと損失との関係を与える実験式と簡単なモデルを示した。

超電導応用

椎木 一夫

電子通信学会誌 （電子通信学会）  57 （ 1 ）  1974年01月

研究論文（学術雑誌）, 共著