論文 - 椎木　一夫

Fe-N Films Prepared by Dual Ion Beam Sputtering

永瀬俊彦、椎木一夫

Jpn. J. Appl. Phys. 37 PaetI （ 1 ） 279-283 1998年01月

研究論文（学術雑誌）, 共著, 査読有り

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イオンビームスパッタ法によって、鉄と窒素の合金を作製した。通常のバルク状態では得られない、窒素過飽和の新たな相が薄膜状態で存在することを確かめた。

Formation of a New Phase in Ru Films by Sputtering Based on Band Calculation Prediction

椎木一夫、樋尾起年

Jpn. J. Appl. Phys. 36 Part I   7360-7361 1997年12月

研究論文（学術雑誌）, 共著, 査読有り

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バンド計算の結果に基づき、ルテニウム薄膜を種々の単結晶基板上に作成し、得られる相を対応づけた。たとえば、モリブデン上に成長すると予想された体心立方相は実際には体心正方晶となることが分かった。

Size Effect in the In-plane Electric Resistivity of Very Thin Graphite Crystals

大橋良子、小泉崇、吉川貴弘、広中竜也、椎木一夫

TANSO 180   235-238 1997年12月

研究論文（学術雑誌）, 共著, 査読有り

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実際に存在するグラファイトは半金属であるが、２次元のグラファイト格子は半導体になると予想されている。劈開によって、極薄のグラファイト単結晶を作り、電気抵抗の測定を行ってその可能性を確かめた。

超高密度磁気記録用ヘッドの研究

椎木 一夫

第4回ＳＲＣ技術検討会 1997年11月

研究論文（研究会，シンポジウム資料等）, 単著

Prediction of Giant Magnetoresistance in Co/X Superlattice from First Principle Calculation

甲斐正、大橋良子、椎木一夫

Journal of the Magnetics Society of Japan 21 （ S2 ） 359-361 1997年11月

研究論文（学術雑誌）, 共著, 査読有り

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巨大磁気抵抗効果はバンド計算によって得られる電子状態から見積もれることを示した。これを利用して、新たな巨大磁気抵抗効果物質を予測した。Co-Mn系などに可能性があることを、見いだした。

Effect of Stabilizing Fields on Magnetization Process of Magnetoresistive Element

平田幸伸、小峰啓史、椎木一夫

Jpn. J. Appl. Phys. 36 PART I   6344-6349 1997年10月

研究論文（学術雑誌）, 共著, 査読有り

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強磁性薄膜における磁化過程の履歴をなくし、バルクハウゼン雑音を抑制するには、磁界の印加方向と直交するバイアス磁界を加えておくことが効果的であることをシミュレーションにより求めた。

Effect of N atom and lattice constant on electronic structures and magnetic properties of Fe16N2 calculated by band structure calculation based on local density approximation

中嶋裕之、大橋良子、椎木一夫

J. Magn. Magn. Mat. 167   259-263 1997年07月

研究論文（学術雑誌）, 共著

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鉄に窒素を添加した場合の電子状態の変化を、種々の結晶構造、原子配置を仮定してバンド計算によって調べた。一電子近似の範囲ではFe16N2の巨大磁気モーメントは出現する可能性がないことを確かめた。

Effect of Nb addition to Ni and Fe on electronic structure and magnetic properties

小林満、甲斐正、高野則之、大橋良子、椎木一夫

J. Magn. Magn. Mat. 166   329-333 1997年06月

研究論文（学術雑誌）, 共著, 査読有り

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ニオブを鉄またはニッケルに添加すると、ニオブは磁気モーメントを示すが、ルテニウムほどは強くない。その理由はニオブ自身が自発分極するのでなく、周囲の強磁性状態からモーメントが誘起されるためである。

超高密度磁気記録用ヘッドの研究

椎木 一夫

第3回ＳＲＣ技術検討会 1997年05月

研究論文（研究会，シンポジウム資料等）, 共著

超高密度磁気記録用ヘッドの研究

椎木 一夫

第2回ＳＲＣ技術検討会 1996年10月

研究論文（研究会，シンポジウム資料等）, 単著

Effect of Ru addition to Ni on electronic

小林満、甲斐正、高野則之、大橋良子、椎木一夫

J. Phy. : Condensed Matter 8   7863-7868 1996年10月

研究論文（学術雑誌）, 共著, 査読有り

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少量のルテニウムを面心立方格子のニッケル中に入れると、ルテニウムは磁気モーメントを持つ。しかし、添加量を増やすとルテニウムの磁気モーメントは消失し、ニッケル自身のモーメントも低下する。この様子は鉄中のルテニウムとは異なる。

Self-interaction correction for band structure calculation based on local density approximation of iron nitrides

海野健二、中島裕之、椎木一夫

J. Magn. Magn. Mat. 153   323-328 1996年07月

研究論文（学術雑誌）, 共著, 査読有り

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Fe16N2が示す巨大磁気モーメントは、従来の一電子近似に基づくバンド計算では説明できない。一電子近似を自己エネルギー補正した結果、磁気モーメントはエンハンスされる方向にあることを明らかにした。

超高密度磁気記録用ヘッドの研究

椎木 一夫

第1回ＳＲＣ技術検討会 1996年05月

研究論文（研究会，シンポジウム資料等）, 単著

Effect of anisotropy dispersion on magnetization process in magnetoresistive sensor films

椎木一夫、三井雄、平田幸伸

J. Appl. Phys. 79   2590-2593 1996年03月

研究論文（学術雑誌）, 共著

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磁性薄膜の磁化過程をマイクロマグネティックシミュレーションにより調べた。磁性膜に磁気異方性の角度分散があると、磁化過程にヒステレシスを生じ、バルクハウゼン雑音の原因となることが分かった。

Quantum Monte Carlo study of spin 1/2 ±Jz Chains

横関亘、椎木一夫、福地充

Physica A 223   214-226 1996年01月

研究論文（学術雑誌）, 共著, 査読有り

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一次元スピン鎖の有限温度におけるスピン状態をモンテカルロ法を使ってシミュレーションした。その結果、一次元であっても秩序状態が出現する可能性を見いだした。

EFFECT OF COPIOUS VACANCIES ON MAGNETISM OF Pd

高野則之、甲斐正、椎木一夫、寺崎富久長

Solid State Communications 97   153-156 1996年01月

研究論文（学術雑誌）, 共著, 査読有り

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大量の欠陥を含む物質は、完全結晶とはまた、違った性質を示す場合がある。通常は非磁性であるPdに大量の欠陥を導入すると、強磁性を示すことをバンド計算によって示した。これは実験結果をよく説明している。

EFFECT OF CHARGE NEUTRALITY CONDITION IN KKR-CPA METHOD

甲斐正、椎木一夫、福地充、高野則之

Solid State Communications 96   971-974 1995年11月

研究論文（学術雑誌）, 共著, 査読有り

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合金のバンドを計算するCPA法において、電荷中性条件の取り方について、検討した。中性条件には任意性があるが、鉄ーニッケル合金のような遷移金属合金では原子ごとではなく、結晶全体で満足する必要がある。

Micromagnetics of soft magnetic thin film in presence of defects

小峰啓史、三井雄、椎木一夫

J. Appl. Phys. 78   7220-7225 1995年11月

研究論文（学術雑誌）, 共著, 査読有り

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強磁性体の一部に欠陥がある場合の磁化状態をマイクロマグネティックなシミュレーションにより調べた。欠陥は不可逆的な磁化過程を生じることを明らかにした。

The effect of addition of Ru to Fe on the electronic structure and magnetic properties

小林満、安道徳昭、甲斐正、高野則之、椎木一夫

J. Phys. Condensed matter 7   9607-9614 1995年10月

研究論文（学術雑誌）, 共著, 査読有り

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ルテニウム元素は通常、単体では六方晶構造を取り非磁性であるが、体心立方構造で強磁性の鉄元素の一部を置換すると、ルテニウム自身が磁気モーメントを持つと同時に鉄の磁気モーメントを高める。

Intergrain and Intragrain Critical Current-Densities of Ag-Doped YBa２Cu３O７－ｙ Superconductors

Shin'ichi Goto, and Kazuo Shiiki

Jpn. J. Appl.Phys. 34   4760-4764 1995年09月

研究論文（学術雑誌）, 共著, 査読有り

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銀をドープしたYBCO超電導体試料について、粒内及び粒間を流れる臨界電流密度を評価した。