論文 - 川口　春馬

Mechanisms of blood coagulation induced by latex particles and the roles of blood cells

M. Miyamoto, S. Sasakawa, T. Ozawa,H. Kawaguchi and Y.Ohtsuka

Biomaterials, 11, (1990)    385-388 1990年08月

共著

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構造の異なるラテックスを用意し、それによって引き起こされる血液の凝固機序を調べた。特に、血球が果たす役割について検討した。

Preparation of hybrid microspheres and their functions for recognition and separation of biocomponents

NEW FUNCTIONALITY MATERIALS -Design, Preparation & Control - (Report of Priority Area Research Program Supported by The Ministry of Education, Science and Culture, Japan)    235-240 1990年03月

単著

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生体成分を高分子ミクロスフェアに担持させたハイブリッド化物を他の生体成分の認識や分離に利用した。

Drug-carrying latices for prolonged release of drugs

H.Kawaguchi, S.Kataiwa,T.Mita, Y.Ohtsuka, T.Takeuchi, and S.Kobayashi,　

Colloid Polym. Sci., 269    1167-1173 1990年

共著

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薬物を持担する高分子ラテックスを作製し、その薬理効果、持続性を検討した。

Purification of DNA-brinding transcription factors by their selective adsorption on the affinity latex particles

H.Kawaguchi, A.Asai, Y,Ohtsuka,H.Watanabe, T.Wada and H.Handa

Nucleic Acids Res., 17, (1989)    6229-6240 1989年10月

共著

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転写制御タンパク質を効率よく高い純度で精製するためのデバイスとしてDNA図定ラテックス粒子を開発し、その作製法と性能を報告した。

Fundamental study on latex reagents for agglutination tests

H.Kawaguchi,K.Sakamoto,Y.Ohtsuka,T.Ohtake, H.Sekiguchi, H.Iri

Biomaterials, 10, (1989)    225-229 1989年05月

共著

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感度の高いラテックス診断薬を作製する上で急所である抗体の感作法を検討し、好ましい方法を提唱した。

Platelet aggregation induced by latex particles. 1. Effects of size, surface charge and hydrophobicity of particles

M. Miyamoto, S. Sasagawa, T. Ozawa and　H.Kawaguchi

Biomaterials, 10, (1989)    251-257 1989年

共著

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血小板凝集に及ぼすラテックス粒子のサイズ、表面電荷、疎水性の影響を調べた。

Separate or simultaneous immobilization of glucose oxidase and peroxidase on latex particles and their function

H. Kawaguchi, N. Koiwai and Y. Ohtsuka　

J. Appl. Polym. Sci., 35    743-753 1988年03月

共著

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グルコースオキシダーゼを固定したラテックスを作製し、グルコースセンサーとしての適用性を吟味した。糖基を使って固定することにより酵素活性のロスを少なくできること、単一粒子に両酵素を同時固定することによりグルコース定量感度が極めて高いセンサーが得られることを明らかにした。

Hydrogel microspheres. 1 Preparation of monodisperse hydrogel microspheres of submicron or micron size

H. Kawaguchi, M. Kawahara, N. Yaguchi,　F. Hoshino and Y. Ohtsuka

Polymer J., 20    903-909 1988年

共著

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アクリルアミド・メチレンビス・アクリルアミド、メタクリル酸をエタノール中で沈殿重合して、単分数ハイドロゲル粒子を得た。

N-substituted acrylamide-styrene copolymer latices. 3. Morphology of latex particles

F. Hoshino, H. Kawaguchi and Y. Ohtsuka　

Polymer J., 19    1157-1164 1987年10月

共著

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アクリロイルピロリジン/スチレン、アクリロイルピペリジン/スチレンの共重合体粒子の超薄切片写真で粒子の内部構造を観察し、粒子形式の機構、重合方法が粒子モルホロジーに及ぼす影響を検討した。モノマー組成や開始剤量、重合温度により、粒子構造を幅広く変化できることが明らかになった。

Soap-free latices of polyoxyethlene chain-binding particles

F. Hoshino, M. Sakai, Y. Ohtsuka　

Polymer J., 19    383-389 1987年04月

共著

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ポリオキシエチレンメタクリレートとスチレンをソープフリー乳化共重合し、温度により分散-凝集の転移をおこし得るラテックスを調製した。転移挙動は、オキシエチレン鎖長や重合条件によりコントロールできた。

N-substituted acrylamide-styrenecopolymer latices. 2. Polymerization behavior and thermo-sensitive stability of latices

H. Kawaguchi, F. Hoshino, Y. Ohtsuka, K.Kabamoto

Polymer J., 19    241-248 1987年02月

共著

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そのポリマーが下限臨界共溶温度をもつアクリロイルピロリジン、アクリロイルピペリジンを、スチレンとソープフリー共重合し、その共重合過程が三段階に分割できることを明らかにした。共重合体粒子表面は、アクリルアミド誘導体ポリマーで覆われ、水和層に依存する粒子の分散安定性は顕著な温感性を示した。

医用高分子ミクロスフェア

生化学や医学分野で機能を発揮する高分子微粒子について解説した。

表面 Vol.25 （ No.2 ） 99-108 1987年

単著

Soap-free emulsion copolymerization of styrene with acrylopyrrlodine and features of resulting latices

H. Kawaguchi, F. Hoshino and Y. Ohta

Makromol. Chem., Rapid Commun., 7    109-114 1986年04月

共著

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温度応答性を有するアクリルアミド誘導体をスチレンと共重合し、得られた粒子の特性を調べた。　

Head-to-head polymers. 33. Bromination of cis-1, 4-polybutadine to head-to-head poly (vinyl brimide)

H. Kawaguchi, P. Loefflera, O. Vogl　

Polymer, 26    1257-1264 1985年10月

共著

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Cis-1.4ポリブタジェンに臭素をふきこみ頭-頭ポリ臭化ビニールを得た。臭素化はブロック的に進行させることができ、部分臭化ポリマーはミクロドメイン構造を形成した。系の触媒を変えることによりランダムに臭化することも可能であり、それらがIRやNMRで確かめられた。

顆粒球-ラテックス粒子間の相互作用の評価

H. Kawaguchi, N. Nojiri, Y. Ohtsuka,M. Miyamoto and S. Sasagawa　

Kobunshi Ronbunshu, 42    671-678 1985年10月

共著

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顆粒球とラテックス粒子の相互作用（顆粒球からの放出成分による粒子の凝集）の進展を、電子顕微鏡観察、酵素消費量測定、顆粒球体積測定で追跡し、それぞれの測定間の相関を調べた。凝集性が著しい粒子の素を除けば酵素消費量と顆粒球体積増加との間には明確な相関が認められた。

ラテックス粒子へのα-アミラーゼの固定

F. Hoshino, H. Kawaguchi and Y. Ohtsuka

Kobunshi Ronbunshu, 42    305-310 1985年05月

共著

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0.3〜1.5μのラテックス粒子に酵素アミラーゼを固定し、固定法や固定条件が酵素活性に及ぼす影響を検討した。

Phagocytosis of latex particles by leukocytes. 1. Dependence of phagocytosis on the size and surface potential of particles

H. Kawaguchi, N.Koiwai, Y. Ohtsuka,M. Miyamoto and S. Sasagawa　

Biomaterial, 7    61-66 1985年01月

共著

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大きさ、電荷、親水性の異なる種々のラテックス粒子の顆粒球に貪食させたところ0.6-1.2　程度のものが貪食されやすく、それ以下の大きさの粒子では、電荷が高いもしくは疎水性であるものだけが貪食された。貪食過程を吸着過程と取込過程とに分けると、前者はほぼコロイド科学的にDLVO理論で説明できた。

Preparation of large and monodisperse copolymer latex particle

H. Kawaguchi, M. Nakamura, M. yanagisawa, F. Hoshino and Y. Ohtsuka　

Makromol. Chem., Rapid Commun., 6    315-319 1985年

共著

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ソープフリー乳化重合で単分散型粒子を作成する方法を研究し、スチレン-アクリルアミドの系で、適量の電解質を加え、触媒をジメチルホルムアミドの水溶液とし、アクリルアミドを一部先行重合することにより３μmまでの単分散粒子が得られることを明らかにした。

Interaction between proteins and latex particles having different surface structures

H. Kawaguchi, H. Amagasa, T. Hagiya,N. Kimura and Y. Ohtsuka　

Colloids and Surfaces,13    295-311 1985年

共著

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スチレン-アクリルアミド共重合体粒子およびそれを種々改質した粒子に対するアルブミン、グロブリンの吸着性を調べ、親水性粒子＜弱アニオン化粒子＜強アニオン化粒子＜疎水性粒子の順位吸着性が高いことを明らかにし、さらに吸着のpHやイオン強度依存性を検討した。また、ペルオキシダーゼの吸着および粒子表面での酵素活性も研究した。

Titrimetric charactrizaion of amphoteric latex

H. Kawaguchi, H. Hoshino, Y. Otsuka　

Colloids and Surfaces,6  （ No.3 ） 271-281 1984年05月

共著

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スチレンーアクリルアミド共重合体ラテックスをホフマン反応して得た両性ラテックスを水素イオン滴定、電導度滴定、濁度滴定、pH滴定し、粒子表面のカルボキシル基、アミノ基を定量する方法を論じた。