論文 - 岡田　英史

頭部組織の光学物性値の測定に脳脊髄液が及ぼす影響

御園生 賢，岡田 英史

1999年電子情報通信学会総合大会 1999年03月

研究論文（研究会，シンポジウム資料等）, 共著

I&Q位相検出システムによる非均質生体モデル内の光伝播の計測

田島 香，岡田 英史

1999年電子情報通信学会総合大会 1999年03月

研究論文（研究会，シンポジウム資料等）, 共著

時間分解計測法による近赤外分光計測の測定領域に関する検討

本庄 一史，岡田 英史

第46回応用物理学関係連合講演会 1999年03月

研究論文（研究会，シンポジウム資料等）, 共著

Influence of Adipose Tissue on Near Infrared Oxygenation Monitoring in Muscle

Kenichi Matsushita and Eiji Okada

20th Annual International Conference of the IEEE Engineering in Medicine and Biology Society 20 1998年10月

研究論文（研究会，シンポジウム資料等）, 共著, 査読有り

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3波長の光を用いて生体組織内の酸素代謝を測定する近赤外酸素モニタ装置では，組織が均質であることを前提にした計測アルゴリズムを用いている。表面に脂肪層がある筋肉組織中の酸素代謝を測定する場合をモデル化して，実際の酸素代謝の変化と測定値を比較したところ，脂肪が厚くなるにつれて測定値が実際の値より小さくなることが明らかになった。

3-D Spatial Sensitivity Profiles of Head Model in Near Infrared Spectroscopy

Eiji Okada

20th Annual International Conference of the IEEE Engineering in Medicine and Biology Society 20 1998年10月

研究論文（研究会，シンポジウム資料等）, 単著, 査読有り

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近赤外分光法によって脳の酸素代謝計測をおこなうときの測定領域は，脳周囲に存在する脳脊髄液の影響を大きく受ける。頭部を模擬した多層モデルを用いて脳における測定部位の3次元分布をシミュレーションで求めたところ，測定部位は脳の広い領域に分布している反面，脳の深部には分布しておらず，近赤外分光法では脳の浅い部位を広い範囲で測定していることが明らかになった。

Frequency-domain Monte Carlo Prediction of Light Propagation in Scattering Bodies with Clear Region

Isao Momose and Eiji Okada

Proc. SPIE, Photon Propagation in Tissue IV 3566   28-36 1998年09月

研究論文（研究会，シンポジウム資料等）, 共著

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数MHzオーダーの高周波で変調したレーザ光の散乱媒質中での伝播をシミュレートするためのモンテカルロアルゴリズムが，散乱媒質中に透明層が存在する場合には正しい計算がおこなえないという問題を解決するアルゴリズムを提案し，その有効性を実証した。

The Effect of a Non-scattering layer on Time-resolved Phton Migration Path

Eiji Okada and David T. Delpy

Proc. SPIE, Photon Propagation in Tissue IV 3556   2-9 1998年09月

研究論文（研究会，シンポジウム資料等）, 共著

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透明な層を有する散乱媒質中を伝播する光を時間分解して検出したときの，光の到達時間と伝播経路の関係をシミュレーションした。早い時刻に検出器に到達する光は透明層の周辺を伝播し，遅い時間に到達する光は深部を伝播する割合が高くなることが明らかになった。

Monte Carlo Prediction of Meantime Photon Measurement Density Functions

Muneo Ono and Eiji Okada

Proc. SPIE, Photon Propagation in Tissue IV 3566   20-27 1998年09月

研究論文（学術雑誌）, 共著

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生体組織中に局所的に生じる吸収の変化が近赤外光の強度と平均伝播時間におよぼす影響をモンテカルロシミュレーションで調べたところ，光の強度と平均伝播時間におおきく影響をあたえる部位がことなっており，平均伝播飛行時間は強度に比べて深い部位の吸収変化に影響を受けることが明らかになった。

Investigation of the Direct and Indirect Signal Contribution of Brain Haematoma in Near Infrared Spectroscopy

Eiji Okada, Yukari Tanigawa, Yukio Yamada, Michael Firbank and David T. Delpy

OSA TOPS on Advances in Optical Imaging and Photon Migration 1998 21   7-10 1998年03月

研究論文（研究会，シンポジウム資料等）, 共著, 査読有り

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脳深部における血腫によって近赤外酸素モニタの検出光量が変化する現象について，光量の変化が血腫による吸収変化の影響を直接受けたものではなく，血腫の発生に付随して生じる浮腫により，脳脊髄液層の厚さが変化したことに起因する間接的なものである可能性が高いことをシミュレーションによって明らかにした。

光マンモトポグラフィーにおける腫瘍標識色素の効果

川井 くみこ，岡田 英史

第45回応用物理学関連連合講演会 1998年03月

研究論文（研究会，シンポジウム資料等）, 共著

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近赤外光を用いて乳ガンの診断をおこなうマンモトポグラフィーにおいて、腫瘍を特異的に染色する色素を用いることによって得られる画像にどの程度の分解能の向上がみられるかをシミュレーションで検した。

モンテカルロ法による非均質媒質中における強度変調光の伝播解析

百瀬 勇，岡田 英史

第45回応用物理学関連連合講演会 1998年03月

研究論文（研究会，シンポジウム資料等）, 共著

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強度変調したレーザ光が散乱媒質を伝播する過程をシミュレートするモンテカルロアルゴリズムを非均媒質に適用したときの問題点を指摘し，その解決法を提案した。

近赤外分光法におけるMeantime PMDFのモンテカルロアルゴリズム

小野斉大，岡田英史, Eiji Okada

第45回応用物理学関連連合講演会 1998年03月

共著

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近赤外光が散乱媒質中を飛行するときに要する平均時間に対して散乱媒質の吸収変化が与える影響度の分布を示すMeantime PMDFをモンテカルロ法で求める新しいアルゴリズムを開発した。

A theoretical study of the signal contribution of regions of the adult head to near-infrared spectroscopy studies of visual evoked responses

Michael Firbank, Eiji Okada and David T. Delpy

Neuroimage Vol.8   69-78 1998年01月

共著

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光拡散方程式とモンテカルロ法によって視覚刺激をおこなったときに引き起こされる脳の血流変化を近赤外分光法で測定したときのシミュレーションをおこなった。（10頁）

近赤外分光法による脳代謝計測の測定深度と脳脊髄液層の厚さとの関係

岡田英史

Optics Japan '97 1997年09月

研究論文（研究会，シンポジウム資料等）, 単著

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近赤外分光法による脳の酸素代謝計測において脳の周囲に存在する透明な脳脊髄液が測定深度大きく影響をおよぼしていることをシミュレーションによって明らかにした。

Monte Carlo Investigation of the Effect of Skull Optical Properties on Optical Pathlength in the Brain

Eiji Okada, Minobu Saito, Michael Firbank and David T. Delpy

Proc. SPIE, Photon Propagation in Tissue III 3194   28-33 1997年09月

研究論文（研究会，シンポジウム資料等）, 共著, 査読有り

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頭蓋骨は吸収の小さい骨と吸収の大きい骨髄のサンドイッチ構造になっていることをモデル化し，近赤外分光法による脳機能の測定に頭蓋骨の光学物性値がおよぼす影響について検討した。

Influence of Adipose Tissue on Muscle Oxygenation Measurement with NIRS Instrument

Kenichi Matsushita, Sachiko Homma and Eiji Okada

Proc. SPIE, Photon Propagation in Tissue III 3194   159-165 1997年09月

研究論文（研究会，シンポジウム資料等）, 共著

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近赤外分光法による酸素モニタ装置によって筋肉中の酸素代謝をモニタリングするさいに，脂肪の厚さによって測定感度と測定部位が変化してしまうことをシミュレーションによって明らかにした。

頭部における近赤外伝播のモンテカルロシミュレ-ション-頭蓋骨の光学定数に関する検討-

齋藤三延，岡田英史

第36回日本エム・イ-学会大会 1997年04月

研究論文（研究会，シンポジウム資料等）, 共著

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成人の頭部を伝播する近赤外光は脳の周囲に存在する脳脊髄液など，表層に存在する組織の影響を大きく受ける。脳脊髄液に隣接する頭蓋骨の光学特性が脳内に伝播する光におよぼす影響を検討するため，モンテカルロシミュレーションによる光伝播解析をおこなった。

散乱媒質中のパルス光伝播における透明層の影響

岡田英史

第44回応用物理学関係連合講演会 1997年03月

研究論文（研究会，シンポジウム資料等）, 単著

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透明層を有する散乱媒質中においては，透明層周囲の光子密度が大きくなる。これは，光が透明層周囲を主として伝播することを示している。時間分解法によって，検出器に早い時刻に到達する光と遅い時刻に到達する光を分離し，それらの光子に対応する光子密度分布を求めた。早い時刻に到達する光ほど，透明層周囲に光子密度が分布する割合が大きくなることがわかった。

Investigation of the effect of discrete absorbers upon the measurement of blood volume with near-infrared spectroscopy

Michael Firbank, Eiji Okada and David T.Delpy

Physics in Medicine and Biology Vol.42 （ No.3 ） 465-477 1997年03月

共著

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生体組織における血管のように，部分的に吸収係数が大きくなっている拡散媒質中を近赤外光が伝播するときの挙動を実験とモンテカルロシミュレーションから解析した。これらの結果から，生体組織内における血液量の変化を近赤外分光法によって測定する方法について検討した。 (頁数13)［担当部分：モンテカルロシミュレーション (掲載ページ：p.467 〜p.468)］

Effect of local and global absorption perturbation in layered media on NIR signal

Eiji Okada, Michael Firbank and David T. Delpy

Proc. SPIE, Optical Tomography, Photon Propagation, and Spectroscopy of Tissue and Model Media: Theory, Human Studies 2979   527-532 1997年02月

研究論文（研究会，シンポジウム資料等）, 共著

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近赤外分光法によって脳の機能計測をおこなうことの可能性について検討するため，頭部を模擬した多層モデル (頭皮，頭蓋骨，脳脊髄液，灰白質，白質) における光伝播のシミュレーションをおこなった。運動や刺激によって脳の一部が活性化されたと想定して，灰白質における小領域 (５mm×５mm×５mm) の吸収係数を変化させ，受光される近赤外光の影響が有意に変化することを確認した。