論文 - 中山　幹夫

Bargaining for an Information Good with Externalities

経済志林 vol.58, no.3・4 1991年

単著

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所有者の数の増大に伴い，効用が低下する情報の売買を，協力ゲームの交渉集合で分析したもの．

Mutually Consistent Expectations and the Nash Bargaining Problem

経済志林 vol.58, no.1・2 1991年

単著

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期待利得最大化によって，ナッシュ交渉解を導くための，相手の行動に対する先験的確率分布の条件を求めたもの．

A Direct Proof of Aumann and Maschlers' Theorem on the Nucleolus of a Bankruptcy Game

経済志林 vol.57, no.2 1990年

研究論文（学術雑誌）, 単著

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破産問題のタルムードによる解が，破産ゲームと名づけられた協力ゲームの仁に一致するというオーマン，マシュラーの定理を，より初等的に導出したもの．

The Proportional Solution in a Bankruptcy Bargaining Problem

富大経済論集 vol.34, no.2 1989年

単著

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破産問題の按分法を導出する公理を与えたもの．

On Big Boss Games

Shigeo Muto, Mikio Nakayama, Jos Potters,Stef Tijs

Economic Studies Quarterly vol.39, no.4 1989年

研究論文（学術雑誌）, 共著, 査読有り

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ビッグボスというプレイヤーが参加しない限り，提携は何の利益も得られないという形の協力ゲームのコアについて考察したもの．

The Nash Bargaining Solution as Mutual Expected-Utility Maximization

Journal of the Operations Research Society of Japan 31 （ 3 ） 322-334 1988年

研究論文（学術雑誌）, 単著, 査読有り

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有名なナッシュの交渉問題の解を，戦略的なプレイヤーではなく，期待利得を最大化する２人の意思決定者の最適行動として導出したもの．

破産問題とｎ人ゲームの仁

富大経済論集 vol.32, no.2 1986年

単著

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タルムードに現れる破産問題の解についてのオーマンとマシュラーの論文を解説したもの．

ある社会選択問題：誰を選ぶべきか

富大経済論集 vol.31, no.3 1986年

単著

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一人の人間を選ぶという社会選択問題を考察した．

書評：丸山徹著『均衡分析の数理』

Economic Studies Quarterly vol.37, no.3 1986年

単著

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丸山徹著『均衡分析の数理』を細部にわたって吟味して，紹介するとともにコメントしたもの．

Shapley 値の別表現について

富大経済論集 vol.30, no.3 1985年

単著

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シャプレイ値をハルサニー値の形で表現することについて，解説したもの．

Truthful Revelation of Preferences for a Public Good

Mathematical Social Sciences vol.5   47-54 1983年

研究論文（学術雑誌）, 単著, 査読有り

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公共財の費用分担を，効用関数の提示によって決定するモデルを考え，真の効用関数を報告するインセンティブを与えるメカニズムを設計した．

A Note on a Generalization of Nucleolus to a Game without Sidepayment

International Journal of Game Theory vol.12, Issue 2 1983年

研究論文（学術雑誌）, 単著, 査読有り

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譲渡可能効用を仮定しない一般の協力ゲームへ，仁の概念を拡張して，存在とコアに含まれることを示した．

Note on the Core and Compensation in Collective Choice

Mathematical Social Sciences vol.2 1983年

研究論文（学術雑誌）, 単著, 査読有り

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序数的でしかも，譲渡を許す効用関数を用いて，単純多数決や拒否権が存在する場合のコアを，有限人のモデルによって考察したもの．拒否権は，譲渡可能効用のもとでは，金銭的価値に置き換えられることが主要な結果である．

The Core and Compensation in Collective Choice

富大経済論集 vol.27, no.2 1982年

単著

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序数的でしかも，譲渡を許す効用関数を用いて，単純多数決や拒否権が存在する場合のコアを，有限人から連続無限人に拡張して考察したもの．

拒否権の評価－仁による例証

富大経済論集 vol.27, no.3 1982年

単著

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公共施設の建設において，地域住民の賛成が得られない限り建設は実行されないという仮定のもとで，協力ゲームの仁を分析することによって，その拒否権がどれほどのパワーをもつかを評価したもの．

Nucleolus のある一般化について

富大経済論集 vol.26, no.3 1981年

単著

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協力ゲームの解である仁の一般化についての方法を紹介したもの．

非協力ゲームの支配戦略とナッシュ均衡-公共財の供給と費用負担

オペレーションズ・リサーチ vol.26, no.10 1981年

研究論文（学術雑誌）, 単著

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公共財の費用分担問題のサーベイ．

Nash Equilibria and Pareto Optimal Income Redistribution

Econometrica vol.48, no.4 1980年

研究論文（学術雑誌）, 単著, 査読有り

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パレート最適な所得再分配が，個人の自発性によって実現するかという問題を，所得移転ゲームを定義してそのナッシュ均衡を分析することによって考察した．

集合的選択による所得再分配

富大経済論集 vol.25, no.3 1980年

単著

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単純ゲームと呼ばれる協力ゲームのコアによって，所得再分配問題を考察したもの．

Optimal Provision of Public Goods through Nash Equilibria

Journal of Economic Theory vol.23, no.3 1980年

単著, 査読有り

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公共財に対する適正な費用分担を，戦略形ゲームのナッシュ均衡で達成することが可能なことを示し，これによってただ乗り問題の解決を与えたもの．