論文 - 立仙　順朗

『エロディアードの結婚』を読む（２）

立仙 順朗

慶應義塾大学日吉紀要「フランス語フランス文学」  （ ３９ ） 1-25 2004年09月

研究論文（大学，研究機関等紀要）, 単著

『エロディアードの結婚』を読む

立仙 順朗

慶應義塾大学日吉紀要「フランス語フランス文学」  （ ３８ ） 1-28 2004年03月

研究論文（大学，研究機関等紀要）, 単著

マラルメ全集Ⅴ　書簡Ⅱ（松室三郎他編）

松室三郎他編

（筑摩書房）  2001年04月

共著

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立仙は１１９通の手紙を訳す。

百年前のマラルメ

芸文研究、慶応義塾大学芸文学会. ７７   220-236 1999年12月

単著

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カミーユ・モクレールがマラルメをモデルにして書いた小説『死者たちの太陽』にもとづいて、マラルメがこの弟子にどう見られていたか考察し、当時のアナーキズム運動とマラルメの詩的実践との関わりの実態を解明しようとした。『音楽と文芸』で言及された無政府主義者の爆弾と詩的言語との関係についても考察した。

マラルメ全集Ⅲ　言語、書物、最新流行（松室三郎他編）

松室三郎他編

（筑摩書房）     488-540 1998年03月

共著

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立仙はp.488-540のアンケート回答、インタビュー記事を分担

マラルメの文学とは-作品の外なる作品

芸文研究、慶応義塾大学芸文学会。 67   23-35 1995年03月

単著

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マラルメのライフ・ワークになるはずの「書物」は実現せず、詩人が書いた多様な作品は多少とも断片のまま遺されているが、これらをどのように評価すべきかを論じたもの。その際、「文学」、「作品」といった従来の概念がいかに危機に見舞われるか、それらをどのように拡張しなければならないかを論じた。

CE QU'ON A FAIT DES TEXTES: ETALAGES ET DEUIL.

EQUINOXE,NO.12 （臨川書店）  12 （ 冬 ） 29-37 1995年

単著

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仏文論文。プレイアードのマラルメ全集に収められている用途の違う二つのテクスト「陳列 Etalages」と「追悼 Deuil」とに重複部分があることに着目し、これらのテクスト間に見られる辞句と表現の異同を追いながら、マラルメのテクスト構成法の秘密を解き明かそうとした。

挨拶のことば

芸文研究、　慶応義塾大学芸文学会 65   398-419 1994年03月

単著

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「折りふしの詩」の作者であるマラルメにとって、言葉を挨拶として用いることが言語の詩的用法の基本であったとの観点から、『詩集』冒頭の詩「挨拶」を取りあげて言葉とその発話の状況との関係を考察し、マラルメの詩的エクリチュールの特性を探った。

書物と山高帽

芸文研究、慶応義塾大学芸文学会 63   25-36 1993年03月

単著

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当時の新聞がおこなった〈山高帽についてアンケート〉に答えて書いたマラルメの文章から、当時の平均的な紳士の代表的なアクセサリーである帽子と他方「人間のアクセサリーの中に場をしめる」もうひとつのものである「書物」とのあいだに類縁性が認められることに着目し、言語の状況的な使用とマラルメの「書物」とあいだにある密接な関係を考察した。

ティボーデ著『マラルメ論』田中淳一／立仙順朗訳

田中淳一／立仙順朗訳

（沖積舎）  1991年10月

共著

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全３７０ページのうち分量にして約半分と結論の部分とを立仙が訳出したが、田中淳一と立仙の両名が全体に対して責任を持つ。(374pp.)

マラルメ全集Ⅳ書簡Ⅰ(松室三郎他編)

松室三郎他編

（筑摩書房）  1991年08月

共著

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立仙はアンリ・ド・レニエ宛の手紙を訳す。

マラルメと挨拶のレトリック

芸文研究. 慶応義塾大学芸文学会 59   26-45 1991年03月

単著

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マラルメはジャーナリスム活動を嫌っていたが、その詩的営為の中では状況性が重きを占め、そのエクリチュールは挨拶の言葉にきわまることを、詩篇「挨拶」、アンケートへの回答などから実例を引いて論証した。

マラルメとジャーナリス

慶應義塾大学日吉紀要フランス語フランス文学、. 6   111-135 1988年03月

研究論文（大学，研究機関等紀要）, 単著

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マラルメには孤高の詩人としてのイメージがつきまとってきたが、その作品のほとんどは断片的に文芸ジャーナリズムの機関誌を通して発表された状況の作品であり、マラルメは言語のジャーナリスティックな使用に対してきわめて意識的であった。マラルメの詩的言語を、この「遍在するルポルタージュ」の言語に対する戦略の産物として捉えた。

マラルメの戦略？

慶應義塾大学日吉紀要フランス語フランス文学 4   37-53 1987年03月

研究論文（大学，研究機関等紀要）, 単著

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伝統詩句の破綻の問題をマラルメとユゴー、マラルメとヴァレリーの関係の中で相関的に捉え、詩はリズムのあるところどこにもあるというマラルメの言葉が詩的実践上のいかなる機略に基づくものであるか、ヴェルレーヌへの「墓」などを分析して解明しようとした。

ロイ・フラー現象とマラルメ

三田文学、秋季第１１号  （ 11 ） 244-249 1987年

単著

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フランスにおけるロマンティック・バレエの凋落期にアメリカらやって来たロイ・フラーによる異色の舞踊が、いかなる点で詩人マラルメの注目を引き、この舞踊についてのマラルメの考察が彼の詩学の中心問題にどのように関連しているかを論じた。

パナマ事件とマラルメ銀行

ユリイカ 18 （ 10 ） 110-127 1986年09月

単著

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マラルメがパナマ事件に言及して新聞に発表した記事「金」を取りあげて、詩的言語とカネとの関係を考察。マラルメの文学的発言が当時の政治的、社会的、経済的状況とどのように触れあい、相関的にどのような位置を占めるかを吟味した。

マラルメの間取りへのアプローチ

慶應義塾大学日吉紀要フランス語フランス文学 2   67-100 1986年03月

研究論文（大学，研究機関等紀要）, 単著

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マラルメのテクストの中で余白が単に本文を引き立てる地としてではなく、いかに重要な機能を負い、詩人による精密な考察の結果導き出されたものであるかを、後期の散文作品、特に「文芸の中の神秘」を中心にして考察した。

ヴァレリーのエロス－ヴォワリエ夫人

ユリイカ１０月号  （ 10月号 ） 192-197 1985年10月

単著

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世界の文豪・著名人２５人とその恋人たちとの関係を論ずる特集の一環として執筆。慶應義塾大学図書館の貴重書室が所蔵するヴァレリー未刊の詩集『コロニラ』を紹介した。恋人ヴォワリエ夫人に贈られた手稿詩篇の断片からヴァレリー晩年の秘められた恋の様相をうかがい、この恋を作者の創作活動の中に位置づけようと試みた。

ジャン・コクトー全集第６巻評論３

（東京創元社）     239-249,250-268 1985年09月

共著

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立仙分担訳は、「詩の誕生」「罪なき者の犯罪」

マラルメにおける間取り

慶應義塾大学日吉紀要フランス語フランス文学 1   1-30 1985年08月

研究論文（大学，研究機関等紀要）, 単著

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マラルメの詩的なテクスト実践の中で余白をどう配分するかはゆるがせにできない重要性を持つが、その具体的な実践の模様を後期の散文「白い睡蓮」を例にとって詳細に分析し、「文芸の中の神秘」や「詩の危機」などからそれを理論的に裏付けるマラルメの見解を援用した。マラルメ後期の「批評詩」を読み解くために欠かせいない考察である。