木下 衆 (キノシタ シュウ)

Kinoshita, Shu

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所属(所属キャンパス)

文学部 人文社会学科(人間関係系) 社会学専攻 (三田)

職名

准教授

経歴 【 表示 / 非表示

  • 2010年04月
    -
    2013年03月

    日本学術振興会, 特別研究員(DC1)

  • 2012年04月
    -
    2013年03月

    神戸市看護大学, 看護学部, 非常勤講師

  • 2013年04月
    -
    2019年03月

    京都大学, 文学部, 非常勤講師

  • 2013年08月
    -
    2013年09月

    福岡県立大学, 人間社会学部, 非常勤講師

  • 2014年04月
    -
    2017年03月

    日本学術振興会, 特別研究員(PD)

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学歴 【 表示 / 非表示

  • 2004年04月
    -
    2008年03月

    大阪市立大学, 文学部, 人間行動学科

  • 2008年04月
    -
    2010年03月

    京都大学大学院, 文学研究科, 行動文化学専攻博士前期課程

  • 2010年04月
    -
    2013年03月

    京都大学大学院, 文学研究科, 行動文化学専攻博士後期課程

 

研究分野 【 表示 / 非表示

  • 人文・社会 / 社会学 (医療社会学)

研究キーワード 【 表示 / 非表示

  • 介護

  • 医療社会学

  • 概念分析

  • 社会構築主義

  • 認知症

 

著書 【 表示 / 非表示

  • どうする日本の家族政策

    落合, 恵美子, ミネルヴァ書房, 2021年11月,  ページ数: x, 299p

    担当範囲: 第10章 認知症ケアはどこに向かうのか――「その人らしさを支える」の先へ

  • 家族はなぜ介護してしまうのか―認知症の社会学

    木下 衆, 世界思想社, 2019年02月,  ページ数: 256

  • 認知症の人の「想い」からつくるケア 在宅ケア・介護施設・療養型病院編

    井藤 英喜, 伊東 美緒, インターメディカ, 2017年07月

    担当範囲: 「家族が認知症に気づくことの難しさ――介護の『入り口』に立つうえで」(pp. 56-59)、「家族が専門職に憤るとき――『あなたは認知症をわかっていない』」(pp. 60-63)

  • 最強の社会調査入門 : これから質的調査をはじめる人のために

    前田 拓也, 秋谷 直矩, 朴 沙羅, 木下 衆, ナカニシヤ出版, 2016年07月

    担当範囲: 「はじめに――この本を手に取ってくれた方へ」(pp. i-viii)、「第9章フィールドノートをとる――記録すること、省略すること」(pp. 103-118)、「おわりに――社会学をするってどういうこと?」(pp. 213-219)

  • 方法としての構築主義

    中河 伸俊, 赤川 学, 勁草書房, 2013年09月

    担当範囲: 「第5章 ケースを記録する――強調する,省略する,共有する」(pp.94-112、緑山清と共著)

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論文 【 表示 / 非表示

  • 書評 三井さよ著『ケアと支援と「社会」の発見 : 個のむこうにあるもの』

    木下 衆

    ソシオロジ / ソシオロジ編集委員会 編 (社会学研究会)  67 ( 3 ) 95 - 102 2023年02月

    ISSN  0584-1380

  • 変わる家族介護の姿 : 「自分がいけない」を乗り越えて—特集 ヤングケアラー : 家族主義的福祉・貧困の連鎖・子どもの権利…

    木下 衆

    現代思想 50 ( 14 ) 175 - 182 2022年11月

  • 認知症の人の心はどこにあるのか : 社会学の立場から—特集 認知症と社会

    木下 衆

    三田評論  ( 1271 ) 27 - 32 2022年11月

    ISSN  1343-618X

  • 書評 井口高志著『認知症社会の希望はいかにひらかれるのか : ケア実践と本人の声をめぐる社会学的探求』

    木下 衆

    社会学評論 = Japanese sociological review / 日本社会学会 編 73 ( 1 ) 79 - 81 2022年

    ISSN  0021-5414

  • 書評 井口高志著『認知症社会の希望はいかにひらかれるのか――ケア実践と本人の声をめぐる社会学的探求』

    木下 衆

    社会学評論 289 2022年

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KOARA(リポジトリ)収録論文等 【 表示 / 非表示

総説・解説等 【 表示 / 非表示

  • 認知症の人の心を読み取る

    木下衆

    看護のチカラ ((株)産労総合研究所)  24 ( 525 ) 34 - 35 2019年11月

    記事・総説・解説・論説等(商業誌、新聞、ウェブメディア), 単著

  • 多様な老いと死を考える(第8回) 認知症の人の心を読み取る

    木下 衆

    看護のチカラ ((株)産労総合研究所)  24 ( 525 ) 34 - 35 2019年11月

  • Interview 早稲田大学人間科学学術院講師・社会学者 木下衆さんに聞く その人らしさを理解しようとするからこそ生まれる悩みがある

    神保 康子

    ケアマネジャー (中央法規出版)  21 ( 10 ) 1 - 4 2019年10月

    その他, 単著

  • 認知症の人の意思を読み解く作法 ケアにおける推測・推察

    平山 亮, 伊東 美緒, 島田 千穂, 木下 衆

    老年社会科学 (日本老年社会科学会)  41 ( 2 ) 173 - 173 2019年06月

    ISSN  0388-2446

  • 認知症高齢者の語る将来

    島田 千穂, 伊東 美緒, 平山 亮, 中里 和弘, 木下 衆

    日本認知症ケア学会誌 ((一社)日本認知症ケア学会)  18 ( 1 ) 263 - 263 2019年04月

    ISSN  1882-0255

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研究発表 【 表示 / 非表示

  • リモート面会の社会学――家族はなぜ会いに行き続けるのか、何が問題となるのか?

    木下衆

    第31回日本家族社会学会大会, 

    2021年09月

    口頭発表(一般)

  • 「家内はどう思っているのだろうか」――認知症看取りケアの社会学的分析

    木下衆

    日本老年社会科学会第61回大会, 

    2019年06月

    口頭発表(一般)

  • 学術書のアクセシビリティ――手話翻訳動画、テキストデータ提供の実践から

    木下衆

    日本出版学会 2019年 春季研究発表会, 

    2019年05月

    シンポジウム・ワークショップ パネル(指名)

  • 家族はどこまでやればいいのか ――「介護の理想」と認知症

    木下衆

    認知症の人と家族の会大阪府支部第313回つどい, 

    2018年12月

    公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等

  • 「その人らしさの尊重」とは何か――ある認知症患者の11年から

    木下衆

    日本社会学会第91回大会, 

    2018年09月

    口頭発表(一般)

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競争的研究費の研究課題 【 表示 / 非表示

  • 地域共生社会における「意思」と「主張」をめぐる人びとの「支援実践」の領域横断研究

    2020年04月
    -
    2023年03月

    東京大学, 科学研究費助成事業 基盤研究(C), 井口 高志、木下 衆, 海老田 大五朗, 前田 拓也, 基盤研究(C), 未設定

     研究概要を見る

    本研究は、「地域包括ケア」「地域共生社会」が目指される時代に、地域において障害や病い、または、生きづらさなどを抱える人たちがどのように支援と関わりながら日常生活を送り、それを支える人たちがどのように支援実践や居場所を形成してきた/いるのかを、領域横断的な研究者の経験的調査によって明らかにする。この作業を通じて、現在、政策目標とされている地域包括ケアや地域共生社会に向けた課題の明確化を目指す。中心となる研究領域は認知症ケアおよび障害者支援であり、これらの研究を中核として、さらに他領域の支援実践に関する研究の知見を付き合わせていく。

  • ケアのサイエンスを実現する介護とテクノロジー融合が福祉のトラストに与える影響

    2019年07月
    -
    2022年03月

    日本学術振興会, 科学研究費助成事業 基盤研究(B), 涌井 智子, 渡辺 健太郎, 池内 朋子, 三輪 洋靖, 伊藤 沙紀子, 木下 衆, 甲斐 一郎, 渡辺 健太郎, 池内 朋子, 三輪 洋靖, 伊藤 沙紀子, 木下 衆, 甲斐 一郎, 石崎 達郎, 基盤研究(B), 未設定

     研究概要を見る

    本研究の目的は、介護情報を用いた科学的な介護「ケアのサイエンス」の実現に資する介護とテクノロジー融合が、福祉へのトラストにどう寄与するかということを明らかにするために、研究1.福祉のトラストに関する研究、研究2. 介護技術導入におけるトラストに関する研究、研究3. 介護データ利用のトラストに関する研究について、調査研究を進めている。実査は介護職、高齢者と家族、開発側、社会一般を対象にしたインタビュー調査と質問紙調査によるデータ収集を主としている。
    本年は、福祉全般に対するトラストに関する文献調査、および社会一般(中高年層)を対象にしたアンケート調査の実施に資する調査設計、倫理審査を行っており、これまでの介護分野におけるトラストに関する議論の整理、福祉制度に関するトラストの議論の整理、また、現在のCOVID-19 の世界的パンデミック下における社会保障制度や医療制度に対する人々のトラストと、人々の行動の関連について検討を進めている。
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  • 認知症看取りケアの社会学的研究

    2019年04月
    -
    2023年03月

    文部科学省・日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 木下 衆, 若手研究, 補助金,  研究代表者

     研究概要を見る

    本研究の目的は、終末期を迎えた認知症患者の意思を、介護者たちがどのように読み取り解釈しているのか、特に介護家族の役割に注目しながら明らかにすることだ。
    認知症介護においては現在、患者本人の意思の尊重が重要視されている。しかし患者が何を希望しているかを読み取ることは、非常に難しい。そこで介護家族はしばしば、患者のライフヒストリーに基づいて相手の意思を解釈し、選択を代行しようとするが、それにも限界が指摘できる。
    こうした問題は看取りケア、特に延命医療の選択において先鋭化する。
    本研究は、看取りケアに取り組む複数のケースを調査し、問題の構造を明らかにした上で、より良い意思決定支援のあり方を構想する。
    本研究の目的は、終末期を迎えた認知症患者の意思を、介護者たちがどのように読み取り、解釈しているのか、特に介護家族の役割に注目しながら明らかにすることだ。認知症介護においては現在、患者本人の意思の尊重が重要な目標として掲げられている。しかし、認知症が記憶障害やコミュニケーションの障害を特徴とする以上、様ざまな困難が生じる。そこで介護家族はしばしば、患者のライフヒストリーに基づいて患者本人の意思を解釈し、選択を代行しようとするが、それでも限界が生じる。
    そうした困難を先鋭化させたのが、2020年から続くコロナ禍である。本年度は、コロナ禍における特徴的なケースとして、介護施設Xでの「リモート面会」の調査を発展させた。施設Xでは「リモート面会」として、高齢者の居住スペースと面会用スペースをビデオ会議システムで中継する試みを始めた。本年度は、長年の調査対象者である介護家族Iから協力を得て、Iと実母Kのリモート面会場面を継続的に調査した。
    本年度は、その調査成果の中間報告を、日本家族社会学会大会で実施した。リモート面会は、介護施設や認知症患者に対し、新たな負担を「足す」試みとなってしまう。そこで介護家族は、しばしば、その制度を利用することに葛藤を覚える。今回の調査では、Iがこのリモート面会に、「K(認知症患者)の状態を維持する」という価値を見出し、リモート面会に通い続けていることに注目した。その患者の状態は、様ざまな成約がある中で行われる相互行為の中で、介護家族が推し量ったものだ。この報告では、「足りないことを前提とした相互行為」というキーワードを用い、認知症患者本人の状態を介護家族がどのように解釈しているか、精査した。
    コロナ禍により、認知症看取りケアにおける課題は、さらに深まったと言える。今後も、これまでに収集したコロナ禍前のデータの分析に加え、コロナ禍における調査を発展させる予定だ。
    2021年度も、新型コロナウイルス感染症の感染拡大が続き、調査計画は度々、大きく変更せざるをえなかった。そのため、無理な調査の実施は避け、関係者とは電子メールなどでやり取りを続けた。
    そんな中でも、介護施設Xでの「リモート面会」調査を発展させ、専門学会で研究報告を実施できたのは、大きな成果であった(「研究実績の概要」欄参照)。コロナ禍という社会情勢を踏まえた調査の実施方針、そして研究の方向性にも、一定の目処がたった。
    また、コロナ禍前のデータについても、書籍『どうする日本の家族政策』(落合恵美子編著)の中で、まとまった形で公表することができた。この中では、「認知症ケアはどこに向かうのか――「その人らしさを支える」の先へ」と題し、認知症の女性A、Aを在宅で看取った夫B、そしてAの担当ケアマネジャーCの事例を中心に、議論を展開した。
    さらに2021年度は、日本医療政策機構(HGPI)が主催する認知症政策プロジェクト専門家会合「介護保険制度創設から20年を経て考える「健康長寿社会に求められる介護システム」の 在り方」に登壇、また朝日新聞「耕論」の特集「ヤングケアラーのケア」でインタビューに応えるなど、研究成果の社会還元でも成果を収めた。
    まず、今後の研究においても、新型コロナウイルス感染症対応を最も重視する。当初予定していた家族会(介護家族の自助グループ)でのフィールドワークなどは、感染状況を踏まえ、これまで同様に極めて慎重に検討をすすめる。
    一方、リモート面会の調査については、できるだけ継続して実施したいと考えている。この調査についてはこれまで、感染症対策がかなり徹底された状況で実施できている。これまでの調査実施状況を踏まえ、調査をさらに発展させたい。この他にも今後は、コロナ禍での看取り経験者へのインタビューを計画している。
    コロナ禍が認知症ケアに与えた影響の調査は、当初の計画にはなかった。
    しかしコロナ禍は、本研究のテーマである「終末期を迎えた認知症患者の意思を、介護者たちがどのように読み取り、解釈しているのか」という問題を、先鋭化させている。コロナ禍前のデータを収集・分析することも継続しつつ、コロナ禍の認知症ケアへの影響も、可能な形で記録し、分析していきたい。

  • 認知症の医療社会学的研究――介護者たちの規範はいかに変化したか?

    2017年09月
    -
    2019年03月

    日本学術振興会, 科研費(研究活動スタート支援), 木下衆, 研究代表者

  • 「認知症」の社会学--パーソンセンタードケア時代の「責任をめぐるポリティクス」

    2014年04月
    -
    2017年03月

    日本学術振興会, 科研費(特別研究員奨励費), 木下衆, 研究代表者

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受賞 【 表示 / 非表示

  • 関西社会学会第65回大会奨励賞

    木下衆, 2014年05月, 関西社会学会

  • 園田賞

    木下衆, 2012年05月, 日本保健医療社会学会

  • 関西社会学会第61回大会奨励賞

    木下衆, 2010年05月, 関西社会学会

 

担当授業科目 【 表示 / 非表示

  • 社会学研究会Ⅱ

    2024年度

  • 社会学研究会Ⅰ

    2024年度

  • 社会学史Ⅱ

    2024年度

  • 卒業試験(卒業論文)

    2024年度

  • 社会学研究会Ⅲ

    2024年度

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担当経験のある授業科目 【 表示 / 非表示

  • 医療社会論II

    慶應義塾大学

    2020年10月
    -
    継続中

  • 社会調査Ⅵ

    慶應義塾大学

    2020年10月
    -
    継続中

  • 社会学研究会II

    慶應義塾大学

    2020年10月
    -
    継続中

  • 社会学概論II

    慶應義塾大学

    2020年10月
    -
    継続中

  • 医療社会論I

    慶應義塾大学

    2020年04月
    -
    継続中

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委員歴 【 表示 / 非表示

  • 2019年10月
    -
    継続中

    学会誌専門委員, 関西社会学会

  • 2016年07月
    -
    2019年06月

    事務局員, 関西社会学会

  • 2016年04月
    -
    継続中

    編集委員会査読委員, 日本保健医療社会学会

  • 2010年07月
    -
    2013年07月

    事務局員, 関西社会学会