佐野 仁美 ( サノ ヒトミ )

Sano, Hitomi

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所属(所属キャンパス)

研究所・センター等 グローバルリサーチインスティテュート ( 三田 )

職名

研究員

プロフィール 【 表示 / 非表示

  • Hitomi Sano is a researcher at the Cyber Civilization Research Center, Keio Global Research Institute, Keio University in Tokyo, Japan. Her research engages with the theoretical underpinnings of digital civilization and the societal implementation of emerging technologies, with a particular emphasis on health and medicine.

    She brings practical experience from global R&D in super intelligence and space exploration, and is affiliated with a historically significant institution that first established Japan’s Internet connectivity. These field-based engagements have informed her interests in the development of a distinct civilizational theory rooted in technological praxis.

    In recent years, she has positioned the digital transformation of healthcare as a central axis of creating an information civilization. Following her tenure as a researcher at Keio University’s School of Medicine, she has worked to advance the diffusion of telemedicine and the public’s engagement with digital health paradigms.

    Her work on comparative civilizations seeks to conceptualize and facilitate a transition toward a mature digital civilization, while also gaining a deeper understanding of the practical interplay between technology and societal structures.

 

著書 【 表示 / 非表示

  • 医療と健康のDX

    村井純, 川森雅仁, 山本隆太郎, 佐野仁美, 慶應義塾大学サイバー文明研究センター, 株式会社インプレス, 2024年03月,  ページ数: 384

総説・解説等 【 表示 / 非表示

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研究発表 【 表示 / 非表示

  • 情報文明から振り返る福澤諭吉のメディア論的考察

    [国内会議]  第 42 回比較文明学会大会, 

    2025年12月

    口頭発表(一般)

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    文明論の先駆者である福澤諭吉の代表作品として、まず『文明論之概略』(1875)が挙げられるが、その四年後に書かれた「民情一新」(1879)では、情報文明に深く通じる考察が残されている。福澤は『文明論之概略』において、文明論とは衆心発達論であるとし、人と人との「交際」について述べたが、「民情一新」では、文明を直接的に推し進める思想を伝達する「交通」について述べた。また、『文明論之概略』で、人間の衆心発達とは、人々の智徳の進歩であるとして、「智」を「intellect」、「徳」を「moral」と定義したが、「民情一新」では「智」は必ずしも「intellect」だけではなく、英語の「information」も含まれるとした。さらに「民情一新」では「狼狽」といった情報と民衆の感情の動きの関連性にまで考察が及ぶ。また、広義的に見れば現代では「情報」や「メディア」にも近い文脈で「交通」、「無形の智識交換」、「交詢」、「諮詢」、「衆智集散」、「演説」などといった用語を福澤は繰り返し使用している。さらに、西洋からの書物の輸入と翻訳、「演説館」の設立、「福澤屋諭吉」による出版事業や版権保護、「時事新報」、「交詢社」といった活動も、福澤による文明発達を進めるための幅広いメディア事業の一環としてみなすこともできる。このように福澤の活動や作品を広く総合的に解釈すると、福澤はただ文明論を説いただけではなく、近代日本文明の転換期にとって新しい情報循環の設計の大切さを知り、情報を切れ間なく社会に浸透させようと実践した人物であることがわかる。「インフォメーション」または「情報」という言葉や概念がまだ定着していなかった近代日本で福澤は文明論と向き合った。したがって、情報文明の時代を生きる私たちにこそ、日々の実体験を持って福澤の文明論を活き活きと再解釈することができるのではないか。本発表では「民情一新」を始めとした福澤の作品や活動を手掛かりとし、十八世紀において思想伝達の利器の原動力となった「蒸気」の文明と、インターネットを前提とした二十一世紀の情報の文明との文明比較を試みたい。インターネットの黎明期からその開発の舞台となるなど、情報文明の転換期においても慶應義塾は、重要な文明の発信拠点となった。再び文明の分岐点に立つ慶應にとって、福澤の文明論をこのような文明比較から考察し直すことには深い意義がある。

  • The Transition from Western Scientific Civilization to Information Civilization Viewed from a Comparative Civilizational Perspective

    [国際会議]  国際比較文明学会 (Hallym University Doheon Academy, Chuncheon, Republic of Korea) , 

    2025年09月

    口頭発表(一般)

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    This presentation explores the transition from Western scientific civilization to an emerging information civilization through comparative civilizational studies with a focus on science and nation.
    The shared development of cyberspace marks a significant turning point in human civilization. Information technologies enabled a shift from a state-centered, physics-based scientific paradigm to a transnational, collective intellectual space.
    Western scientific civilization, grounded in physics, expanded alongside the growth of Western nation-states. In contrast, information civilization is advancing through developments in information science and the global expansion of cyberspace.
    A key feature of the late stage of Western scientific civilization is the rise of Big Science, where
    large-scale, state-funded research reflects the deep entanglement of science with the demonstration of national power, especially in nuclear physics.
    In contrast, information civilization transcends national borders, sharing a unified cyberspace with people worldwide. While digitalization and globalization are often said to provoke division and conflict, such fragmentation contradicts the original design philosophy of the Internet and the World Wide Web, which was based on principles of integration and connectivity.

    The Internet provided the globally unique information space that transcended national boundaries. The Web structured this space through hyperlinks and hypertext, allowing dynamic access to vast stores of knowledge. This architecture laid the foundation for today’s digital
    society.

    Tim Berners-Lee invented the World Wide Web at CERN, a hallmark of Big Science. While initially intended to link fragmented experimental data across nations, he envisioned a universal information space that transcends institutional and national boundaries, reconnecting humanity and forming the core of a new civilization rooted in cyberspace.

    Keio University has played a vital role as Asia’s hub in this global transition from the Western-centric civilization to the global and information society, contributing significantly to the truly

    international evolution of the Internet and the World Wide Web.

  • 比較文明から見た World Wide Web 人類に一つの情報空間の構造化

    比較文明学会 , 

    2024年12月

    口頭発表(一般)

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    情報技術の発展とともにグローバル化が進んだが、地球上で人々の分断が煽られる状況 は絶えない。しかし「分断」は、インターネットやWebの「統合」の設計哲学からはかけ 離れたものである。人類が初めて手に入れた文明の融合基盤とも言える基礎技術の設計哲学が深く論じられないままに、分断やAIへの過度な期待と不安が煽られる現状は現代の不幸に他ならない。 去年は機械の共通言語の媒介によるコミュニケーションの変化や、インターネットが可 能にしたデジタル情報の流動性による情報空間の誕生を説明した。今年はWebによる情報 空間の構造化に着目する。 インターネットは一意性を持つ情報空間であり、Webはインターネットの一意性を保ち ながら情報空間を蜘蛛の巣状に構造化する。そして、Webはインターネットの代表的なア プリケーションである。Webはハイパーリンクおよびハイパーテキストにより、インター ネットにまたがる知識を直接的につなぎ、情報空間をダイナミックな知的世界へと構造化 した。それにより学術的な知識だけではなく、あらゆる種類の大量の情報が情報空間に保管され簡単に引き出せるようになった。ここから本格的なデジタル産業の幕開けとなった。 比較文明から見たWebとは、国家の近代化と物理学の発展とが共存した西洋近代科学文 明から、国家を超越した人類共通の一つの知的空間の発展を核とした情報文明への転換点の一つとして重要であると考える。 Webはビッグサイエンスの権化と言える国家集合的な素粒子物理学研究所CERN(欧州原子核研究機構)で誕生した。CERNのソフトウェアエンジニアであったティム・バーナーズ・リーには、巨大な物理学研究所内で国家ごとに分断された実験データを繋ぐ職務があった。しかし、ティムは実験データだけでなく人間と情報の本質を捉えてあらゆる分断を超えた人類共通の一つの情報空間を目指してWorld Wide Webを設計した。 さらに、欧米中心であったWebそのものの開発に対して、慶應義塾大学はアジア拠点として、真にグローバルな情報空間の発展のために貢献し続けてきた。 また、ハイパーテキストという概念はWeb以前にテッド・ネルソンにより提唱されXANADUプロジェクトで使われた。ここではインターネット、XANADUなどのWeb以前の 思想やデジタル産業への影響など、Web前後についても議論したい。

  • Welcome back to Keio, Ted Nelson/ Yukichi Fukuzawa and Information Civilization

    [国際会議]  「Ted Nelson 過去と未来を語る— ハイパーテキストを生んだ現代のダ・ヴィンチ」 テッド・ネルソン氏招へい特別シンポジウム, 

    2024年11月

    テッド・ネルソン招へい委員会 慶應義塾大学サイバー文明研究センター

  • Medical Inclusion Health and Medical in the Global Digital Civilization

    佐野仁美

    [国際会議]  53rd ISCSC Conference (リスブリッジ大学、アルベルタ州、カナダ) , 

    2024年05月

    口頭発表(一般), 国際比較文明学会

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競争的研究費の研究課題 【 表示 / 非表示

  • 若手標準化人材育成に資する、ITUにおけるマルチメディア応用医療・健康関連ICT等の国際標準化動向に関する調査

    2026年06月
    -
    2027年

    総務省 国際戦略局, 未設定

  • 人々を軸にあらゆる情報をオープンに活用する基盤「PeOPLe」によるライフイノベーションの創出

    2019年06月
    -
    2021年03月

    科学技術振興機構(JST), 産学共創プラットフォーム共同研究推進プログラム(OPERA)(OI機構連携型), 未設定

     研究概要を見る

    本プロジェクトは慶應義塾大学に新設されるイノベーション推進本部を中心とした自律・分散・協調型のオープンイノベーション構想の柱となる情報プラットフォーム共創・活用プロジェクトである。本プロジェクトでは、本人を中心とした情報プラットフォーム「PeOPLe」の共創・活用によるデータ駆動型のアプローチで、2023年までに、プレシジョンヘルスケアなど個人・患者中心でのwellbeingを共創する次世代サービスの開発を目指す。ここでは、個人に紐づく多様な情報が本人同意のもと安全に保管され、かつ多様なステークホルダーによる利活用が可能となり、ライフイノベーションを牽引していく。「PeOPLe」の共創・活用には、情報を作り・基盤上でつなげ・本人を中心とした社会へと開く工程が必要であることから、本プロジェクトでは、技術的課題の解決とともに、活用のための社会的合意形成の推進を目標とする。

  • スマートシティにおける技術と社会の調和の研究

    2019年

    日立製作所 , 研究分担者

  • 法・経済・経営とAI・ロボット技術の対話による将来の社会制度の共創

    2016年11月
    -
    2019年10月

    科学技術振興機構(JST), 社会技術研究開発センター(RISTEX)「人と情報のエコシステム」研究開発領域, 受託研究,  研究分担者

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    AIや自律型ロボットが日常生活に於いて広く利用される社会の到来に向けて、法、経済、倫理及び社会の側面と技術開発との関係において検討が必要な課題の研究を行うことにより、それらの研究開発の推進と社会への普及に必要な社会精度及び法制度の構築に必要な研究を実施する。
    ロボットとAI、IoTの組み合わせにより、プログラムの範囲内で動作する産業用ロボットとは異なる自律型ロボットの普及に伴い生ずることが想定される新たな課題への対応のあり方について研究及び提言を行う。
    AI及びロボットの普及に伴う課題の検討を文理融合の研究グループによる社会と技術の共進化促進のための研究として実現することにより、技術と人の共存を前提とした制度設計を行う基礎理論を構築することを可能にするとともに、本研究の実施により将来の制度設計やルールづくりの方向性を示す。

 

担当経験のある授業科目 【 表示 / 非表示

  • 宗教とメディア

    中央大学国際情報学部

    2024年01月

    学部専門科目, 20人

    「情報文明の立体的解釈」

 

学術貢献活動 【 表示 / 非表示

  • AI社会共創ラボ 事務局長

    慶應義塾大学SFC研究所, 

    2016年07月
    -
    2019年

  • AI社会論研究会 事務局長

    2015年
    -
    2019年

所属学協会 【 表示 / 非表示

委員歴 【 表示 / 非表示

  • 2023年
    -
    継続中

    広報委員, 比較文明学会