Papers - Tanishita, Kazuo

Effect of simple shear flow on photosynthesis rate and morphology of microalgae

S. Mitsuhashi, M. Fujimoto, H. Murmatsu, K. Tanishita

Acta Astronautica (1994) Vol.33   179-187 1994

Joint Work

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微細藻類の光合成速度が単純せん断流れによって影響を受けることを、同軸二重円筒のリアクターによって計測した。スピルリナはせん断流れによって光合成速度が増加し、長期実験では形態も変化することが明らかになった。

対称分岐管内振動流における軸方向拡散の評価

西田正浩、吉村康輔、谷下一夫

日本機械学会論文集 Vol.60 ( No.570B ) 417-424 1994

Research paper (conference, symposium, etc.), Joint Work

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肺の気道の最初の分岐である気管支を対称分岐管とモデル化し、対称分岐管内の軸方向の炭酸ガスの輸送を実験的に計測し、分岐管に生ずる渦などの影響について検討を行った。

Study on freezing process of Killifish egg: utilizing the undercooled state for cryopreservation

M. Ujihira, N. Aizawa, K. Tanishita

Bio-Medical Material and Engineering (1994) Vol.4 ( No.2 ) 115-125 1994

Joint Work

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生体物質のモデルとしてメダカの受精卵を選び、受精卵の凍結保存を達成するために重要な過冷却の有効利用に焦点を絞った研究。細胞内の氷晶形成を妨げるように有効に過冷却を行うことによって卵の生存率（孵化率）が改善された。

Measurement of thermal diffusivity of biomaterials by focused ultrasonic beams

M. Nakayama, K. Tanishita

Bio-Medical Material and Engineering Vol.4 ( No.2 ) 105-114 1994

Joint Work

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生体物質の熱的な性質は生体内の温熱制御のメカニズムを明らかにする上で重要であるが、プローブなどを挿入しないで非侵襲的に計測できることが望ましい。そこで収束超音波を使って加熱し、測定部から離れた二カ所の部位の温度を熱伝対で測定し、熱伝導率を決める方法を開発した。

曲がり管内生理的拍動流の数値解析（大動脈弓内流れのモデル計算）

駒井豊、山崎元、大西祥平、谷下一夫

日本機械学会論文集 Vol.59 ( No.560B ) 1079-1086 1993

Research paper (conference, symposium, etc.), Joint Work

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実際のヒトの大動脈内流れをパルス超音波流速計によって計測し、その血流波形を数値計算にいれて、大動脈内の流れのシミュレーションを行った。安静時と運動時との比較などを行った。

大動脈血管壁内酸素輸送の数値解析

駒井豊、谷下一夫

日本機械学会論文集 (1993) Vol. 59 ( No.566B ) 3158-3166 1993

Research paper (conference, symposium, etc.), Joint Work

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動脈硬化病変は低酸素状態に関連があると言われているので、大動脈血管壁内の酸素濃度の分布を計算によって予測した。二次流れの存在のために、血管壁内の酸素濃度は曲がりの内側付近で最小値となり、従来の臨床医学的知見と一致しているので、低酸素状態は今後病変発生の重要な条件となることが解った。

管内間欠流における軸方向拡散の数値解析

藤岡秀樹、田中学、西田正浩、谷下一夫

日本機械学会論文集 Vol.59 ( No.566B ) 3078-3085 1993

Research paper (conference, symposium, etc.), Joint Work

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間欠的な振動流では、輸送すべき物質を最大ストローク移動させてから、一旦静止させるので、分子拡散などにより混合する機会が与えられ、全体としてテーラー拡散が促進される可能性がある。そこでその原理的な面を計算で確かめ、間欠的振動流の軸方向ガス輸送への影響について明らかにした。

培養内皮細胞における酸素透過抵抗の測定

片岡則之、永山和弘、工藤奨、田中俊也、谷下一夫

日本機械学会論文集 Vol.59 ( No.561B ) 1761-1765 1993

Research paper (conference, symposium, etc.), Joint Work

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動脈硬化病変は低酸素状態で生ずることが言われているため、血液からの物質透過の関門である内皮細胞が酸素輸送への調節を行っている可能性がある。そこで、培養内皮細胞を微孔性膜上に撒き、一層の内皮細胞を透過する酸素の透過性能を測定した。

The effect of resting period for the transition to turbulence in the periodical pipe flow

A.?? Nakano, K. Tanishita

Proc. 9th Symp. on turbulent Sear Flow, (1993)    721-726. 1993

Research paper (conference, symposium, etc.), Joint Work

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間欠的振動流に発生した乱流が流れの静止期の大きさによって顕著な影響を受けることが解っている。その際、流れの静止期の乱流遷移にたいする影響に関して特にスペクトル領域で検討を行った。

振動流に発生する乱れのテーラー拡散に対する影響

西田正浩、藤岡秀樹、小渡武彦、谷下一夫

日本機械学会論文集 Vol.58 ( No.555B ) 3298-3304 1992

Research paper (conference, symposium, etc.), Joint Work

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管内における振幅の小さな振動流は、テーラー拡散に極めて効果的であり、高頻度換気という新しい呼吸法に適用されている。特に流れの減速期に生ずる乱流が、断面内混合を促進するため、乱流の発生がテーラー拡散を著しく促進していることを実験的に明らかにした。

曲がり管内振動流の数値解析（曲率の影響に対する検討）

駒井豊、谷下一夫

日本機械学会論文集(1992) Vol.58 ( No.546B ) 343-348 1992

Research paper (conference, symposium, etc.), Joint Work

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曲がり管内の振動流の発達流れに関して数値計算を行い、実験との比較を行った。

曲がり管内間欠流の数値解析

駒井豊、谷下一夫

日本機械学会論文集(1992) Vol.58 ( No.552B ) 2398-2406 1992

Research paper (conference, symposium, etc.), Joint Work

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大動脈内の流れは、曲がり管内の間欠流としてモデル化できるので、発達流れについて数値計算を行った。その結果、間欠流の静止期の大きさに応じて次の周期の流れ特に二次流れのパターンが大幅に変化することが明らかになった。従来静止期は余り重要視されなかったが、静止期の長さによって流れのパターンが変わることが明らかになったため、静止期も大動脈の流れを決める重要なパラメータとなった。

大動脈モデル分岐管内流れの構造と壁面せん断応力

広瀬貴史、田辺明夫、谷下一夫

バイオメカニズム Vol.11   99-109 1992

Research paper (scientific journal), Joint Work

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大動脈から腎臓に分岐している腎動脈の分岐部は血管病変の多発部位として知られる場所であるため、腎動脈分岐部の流れの様子を明らかにすることが必要とされている。本研究では流れの可視化と電気化学的な方法による壁面せん断応力の分布を測定し、分岐部での流れの様子を調べた。分岐部では流れが剥離して上流側に逆流し、渦を形成しながら下流側に流れて行く。このような流れの様子は分岐部の幾何学的形態に強く依存し、わずかな形態変化でも流れの様子が変わることが明らかになった。

きつい曲がり管内入口流れの壁面せん断応力

鈴木淳一、大石尚史、谷下一夫

日本機械学会論文集 Vol.58 ( No.548B ) 1098-1103 1992

Research paper (conference, symposium, etc.), Joint Work

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電気化学的方法で曲がり管内の壁面せん断応力を測定し、二次流れの発達との関連について検討を行った。

きつい曲り管における定常入口流れ

谷下一夫、鈴木淳一,　大石尚史,　成瀬岳史

日本機械学会論文集 Vol.57 ( No.535B ) 898-904 1991.01

Research paper (conference, symposium, etc.), Joint Work

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大動脈弓をモデル化した曲率の大きい曲がり管内を定常流れが生じている時の二次流れの発達の様子をレーザードップラー流速計によって計測した。入り口領域における軸方向流れと二次流れの空間的及び時間的変化を詳細に検討して、二次流れの加速のメカニズムを明らかにした。

Hydrodynamical effects on oxygen productive rate in Spirulina suspension,

K. Hoshino, M. Hamochi, S. Mitsuhashi, K. Tanishita

Proc. of 3rd ASME/JSME Thermal Engineering Joint Conference    305-310 1991

Research paper (conference, symposium, etc.), Joint Work

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微細藻類であるスピルリナ懸濁液を管状リアクター内に流して光合成を行わせ、流動条件と光合成による酸素発生速度との関係を明らかにした。

Measurements of oxygen productive rate in Spirulina suspension flow

K. Hoshino, M. Hamochi, S. Mitsuhashi, K. Tanishita

Applied Microbiology and Biotechnology Vol.35   89-93 1991

Joint Work

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微細藻類であるスピルリナ懸濁液を管状リアクター内に流して光合成を行わせ、流動条件と光合成による酸素発生速度との関係を明らかにした。とくに曲がり管を用いた管状リアクター内では酸素発生速度が大きく、従来のリアクターの中でもかなり高い酸素発生速度が得られ、注目された研究。

Gas Transport in serpentine microporous tubes under steady and pulsatile flow conditions

K. Tanishita, M. Ujihira, A. Watabe, K. Nakano, P. D. Richardson, P. M. Galletti

Trans. ASME, J. of Biomechanical Eng. Vol.113   223-229. 1991

Joint Work

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蛇行管型人工肺における炭酸ガス除去性能について明らかにしたもので、酸素の場合と同様、蛇行の曲率や拍動によって炭酸ガス除去性能が著しく改善された。とくにこの研究では蛇行管の曲がりをわずかでも入れることによりかなりの除去性能の改善が得られることが明らかになったことで、今後の人工肺の開発で重要な知見となった。

円管内振動流における乱流遷移の前兆

中野厚史、遠山浩伸、谷下一夫、吉川昭

日本機械学会論文集 Vol.57 ( No.542B ) 3395-3401 1991

Research paper (conference, symposium, etc.), Joint Work

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大動脈内に生ずる乱流の特性を明らかにするため、直円管に振動流を与えて乱流遷移の実験を行い、特に遷移前後の流れの変化を詳細に検討した。その結果、乱流強度が急激に上昇する直前で乱流の間欠性が一過的に増加することが解り、いわば乱流遷移の前兆となることが解った。

間欠流に発生する乱れ

中野厚史、谷下一夫、吉川昭、山口隆美

日本機械学会論文集 Vol.57 ( No.543B ) 3707-3714 1991

Research paper (conference, symposium, etc.), Joint Work

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大動脈内に生ずる乱流の特性を明らかにするため、直円管に間欠流を与えて乱流遷移の実験を行い、特に静止期の影響について検討した。その結果、静止期の長さによって次の周期で生ずる乱流が著しく異なることが解った。即ち、静止期が長いと生じた乱流が減衰する時間がとれるため、次の周期に発生する乱流が弱いことが解った。この結果は大動脈に発生する乱流で重要な特性と考えられ、静止期の重要性が認識された。