池田 真弓 (イケダ マユミ)

Ikeda Mayumi

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所属(所属キャンパス)

理工学部 外国語・総合教育教室 (日吉)

職名

准教授

外部リンク

総合紹介 【 表示 / 非表示

  • 15世紀ヨーロッパの写本や印刷本の装飾や挿絵、色彩などの視覚的要素の役割と発展について研究しています。活版印刷術の発明が、本の「見た目」にもたらした変化と、現代の我々が認知するような本の形状が確立していく過程に関心があります。 15世紀の本に用いられている色彩や顔料、インクの素材にも興味があります。 また、デジタル技術を応用した美術史・書誌学の研究にも取り組んでいます。

その他の所属・職名 【 表示 / 非表示

  • グローバルセキュリティ研究所, 所員

  • 教養研究センター, 所員

  • デジタルメディア・コンテンツ統合研究センター, 所員

経歴 【 表示 / 非表示

  • 2004年06月
    -
    2009年03月

    慶應義塾大学, デジタルアーカイヴ・リサーチセンター(DARC), リサーチ・アシスタント

  • 2008年04月
    -
    2008年07月

    Universität Heidelberg, Institut für Europäische Kunstgeschichte, ドイツ学術交流会(DAAD)研究・留学奨学生

  • 2009年07月
    -
    2010年03月

    マインツ・ヨーロッパ史研究所, 博士課程奨学生

  • 2011年04月
    -
    2014年03月

    日本学術振興会, 特別研究員(PD)

  • 2011年04月
    -
    2014年03月

    上野学園大学, 音楽学部, 非常勤講師

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学歴 【 表示 / 非表示

  • 1998年04月
    -
    2002年03月

    慶應義塾大学, 文学部, 哲学科美学美術史学専攻

    大学, 卒業

  • 2000年10月
    -
    2001年06月

    バーミンガム大学, 美術史学科

    グレートブリテン・北アイルランド連合王国(英国), 大学, その他, その他

  • 2002年09月
    -
    2004年05月

    ニューヨーク大学, 美術史研究所

    アメリカ合衆国, 大学院, 修了, 修士

  • 2006年10月
    -
    2010年12月

    ロンドン大学コートールド美術研究所, 美術史学科

    グレートブリテン・北アイルランド連合王国(英国), 大学院, 修了, 博士

学位 【 表示 / 非表示

  • PhD (History of Art), The Courtauld Institute of Art, University of London, 2010年12月

    Illuminating Gutenberg: The Fust Master and Decoration of Incunables and Manuscripts in Mainz and Palatine Heidelberg

免許・資格 【 表示 / 非表示

  • 学芸員資格, 2002年05月

 

著書 【 表示 / 非表示

  • 国立西洋美術館所蔵内藤コレクション写本カタログレゾネ

    駒田亜紀子, 国立西洋美術館, 2024年06月,  ページ数: 477

    担当範囲: L.2015-0044, L.2015-0045, L.2015-0047, L.2015-0046, L.2015-0048, L.2015-0049, L.2015-0050, L.2015-0051, L.2015-0073, L.2018-0007, L.2015-0075, L.2015-0074, L.2015-0076,  担当ページ: 221-229, 234-241, 316-327

  • 旅するナラティヴ—西洋中世をめぐる移動の諸相—

    大沼由布,徳永聡子, 知泉書館, 2022年12月,  ページ数: 284

    担当範囲: 14 世界に散らばる装飾写本—マンスフェルト祈禱書を辿って,  担当ページ: 223-240

  • 移ろう形象と越境する芸術:小林賴子先生退職記念論文集

    青野純子, 今井澄子, 望月典子, 望月みや, 小林賴子, ミヒャエル・ノルト, 鎌田由美子, 萩原裕子, ズザンナ・ファン・ライフェン=ゼーマン, マルテン・ヤン・ボック, 樋澤明, 奥窪宏太, 金原由紀子, 池田真弓, 大高幸, 上杉真理子, 八坂書房, 2019年03月,  ページ数: 491

    担当範囲: 初期活版印刷本の装飾方法:一四五九年マインツ出版『聖務の理論』を例に,  担当ページ: 337-369

  • インキュナブラの時代:慶應義塾の西洋初期印刷本コレクションとその広がり

    安形麻理(監修), 慶應義塾図書館, 2018年10月,  ページ数: 107

    担当範囲: 図録番号56,  担当ページ: p. 92

     概要を見る

    2018年10月に、丸善丸の内本店で開催された第30回慶應義塾図書館貴重書展示会の展覧会図録。

  • Ad Stijnman and Elizabeth Savage ed. Printing Colour 1400-1700: History, Techniques, Functions and Receptions

    池田 真弓, Brill, 2015年08月

    担当範囲: "Chapter 5: The Fust and Schöffer Office and the Printing of the Two-Colour Initials in the 1457 Mainz Psalter," pp. 65-75. , 査読有り

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論文 【 表示 / 非表示

  • Labour-Saving or Labour-Demanding? Replicating the Illumination of the 1459 Durandus

    Mayumi Ikeda

    The Library: The Transactions of the Bibliographical Society (Oxford University Press)  Seventh Series, 25 ( 3 ) 313 - 331 2024年09月

    研究論文(学術雑誌), 単著, 筆頭著者, 最終著者, 責任著者, 査読有り

  • 大学一年生の自然科学への興味度と知識度2022年度調査―主に10年前との比較―

    小林宏充,池田真弓,青木健一郎,下村裕,杉本憲彦,新田宗土,松浦壮

    慶應義塾大学日吉紀要 自然科学 (慶應義塾大学)  69   13 - 31 2022年10月

    研究論文(大学,研究機関等紀要), 共著

     概要を見る

    慶應義塾大学文学部,経済学部,法学部,商学部の1,2年生および理工学部の1年生を対象に,科学用語に関するアンケ―ト調査を実施した。実施期間は2022年5月,回収数は文系学部が238(回収率52.1%),理工学部が249(回収率49.1%)である。科学用語36の知識と興味度のほか,物理ならびに科学へのコンプレックスなどを調査し,主に10年前の調査結果と比較した。科学知識を獲得する媒体は,新聞からインターネットへ大転換した。科学コンプレックスを感じる時期は,10年前とほぼ変化がなかった。文系では数学受験の経・商の学生は物理にコンプレックスが少なく,理工では化学・生命科学系の学門で物理コンプレックスが高かった。文系理工,男女問わず物理コンプレックスを感じない割合が増加した。特に理工女性は1.4倍,文系女性は2.0倍と女性の割合が大きく増加している。RNAや量子計算機の知識度が増加したが,特に量子計算機は興味度も増加した。意外にもほとんどの科学用語で興味度が減少した。

  • 『健康の庭』―本草挿絵の諸問題について

    池田 真弓

    言語文化 (明治学院大学言語文化研究所)  33   28 - 46 2016年03月

    研究論文(その他学術会議資料等), 単著

  • デジタル画像を用いた15世紀装飾本の顔料分析の試み

    池田 真弓

    慶應義塾大学DMC紀要 (慶應義塾大学デジタルメディア・コンテンツ統合研究センター)  3   58 - 62 2016年03月

    研究論文(大学,研究機関等紀要), 単著,  ISSN  2188-3424

  • 「ペーター・シェーファー出版『ラテン語本草』と『健康の庭』―15世紀印刷本草の挿絵分析―」

    池田 真弓

    『鹿島美術研究』 (公益財団法人 鹿島美術財団)   ( 第32号別冊 ) 76 - 87 2015年11月

    研究論文(学術雑誌), 単著

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KOARA(リポジトリ)収録論文等 【 表示 / 非表示

総説・解説等 【 表示 / 非表示

  • グーテンベルク聖書の前と後:写本から印刷本への書物彩飾の変遷

    池田真弓

    書物を/が構成する宇宙:2023年度極東証券寄附講座「文献学の世界」 (慶應義塾大学文学部)     69 - 84 2024年03月

    記事・総説・解説・論説等(その他), 筆頭著者, 最終著者, 責任著者

  • プロジェクトをアーカイヴするーHUMIプロジェクトのアーカイヴの試みー

    池田 真弓

    慶應義塾大学DMC紀要 2 ( 1 ) 18 - 22 2015年03月

    記事・総説・解説・論説等(大学・研究所紀要), 単著

  • Katharina Hranitzky, Veronika Pirker-Aurenhammer, Susanne Rischpler, et al., Mitteleuropäische Schulen V (ca. 1410-1450): Wien und Niederösterreich [...], Wien, Verlag der Österreichischen Akademie der Wissenschaften, 2012...

    池田 真弓

    西洋中世研究 6   236 - 237 2014年12月

    書評論文,書評,文献紹介等, 単著

  • 「5年越しのヴァチカン図書館訪問記」

    池田 真弓

    『イタリア圖書』 (イタリア書房)   ( Nuova Serie 48 ) 34 - 40 2013年04月

    その他, 単著,  ISSN  0915-020X

  • "Digital vs. Original vs. Facsimile: Comparing the Morgan and the Burgos Gutenberg Bibles."

    池田 真弓

    『デジタルアーカイヴ―その継承と展開・慶應義塾大学デジタルアーカイヴ・リサーチセンター報告書(2006-2009)』 (慶應義塾大学出版会)     95 - 99 2010年03月

    速報,短報,研究ノート等(大学,研究機関紀要)

研究発表 【 表示 / 非表示

  • ため、誰のため?中世薬草事典の挿絵について

    池田真弓

    西洋中世学会全国大会・シンポジウム「薬を語る・薬を知る—西洋中世の薬の歴史と文化—」 (富山大学) , 

    2024年06月

    口頭発表(招待・特別), 西洋中世学会

  • Printing or not Printing Colour in the Early Mainz Presses

    Mayumi Ikeda

    (Warsaw) , 

    2022年06月

    口頭発表(一般), Institute of Art History, University of Warsaw

     概要を見る

    The aim of the conference is to initiate more extensive comparative research on the phenomenon of colour printing and print colouring so that the significance of colour in prints, reflected by a variety of cultural, political, social, economic and confessional backgrounds, can be better understood. We hope to contextualize local experiments with colour printing and the role of colourists in the adaptation of prints to local needs and tastes. A transregional overview will enable us to gain an understanding of the mobility of printmakers and the role it played in the transfer of know-how as well as the mobility of the prints, which were often professionally or amateurishly coloured far from their original printing site. This approach also opens up the possibility of incorporating less studied regions into the ongoing, quickly developing studies on colour printing and print colouring, which so far have been focused mainly on the print production in Western and Central Europe.

  • How to Decorate Printed Books: The Case of Fust & Schöffer’s Rationale divinorum officiorum (1459)

    Mayumi Ikeda

    In Principio: The Beginning of Europe’s Printed-Book Trade (Princeton (United States)) , 

    2019年11月

    口頭発表(招待・特別), Princeton University Library

     概要を見る

    This symposium brings together five perspectives on the exhibition “Gutenberg & After: Europe’s First Printers 1450–1470.” Leading specialists in printing history and book collecting will explore the development of the first European printing types, the publication of church indulgences in the 1450s, the earliest efforts to decorate multiple printed books by hand, the rediscovery of the origins of European printing in the 18th century, and the contributions of American collectors, including the Scheide family, to the study of the typographic achievements of the 15th century.

  • The Book in Transition, the East and the West

    Paul Needham, Takahiro Sasaki,Ubaldo Iaccarino, Ryuichiro Sato, Jacek Soszynski、Hang Lin、Yi-Chun Liu、Raphaële Mouren, Koichi Yukishima

    The Book in Transition, the East and the West (東京、慶應義塾大学) , 

    2018年12月

    その他, 慶應義塾大学グローバルリサーチインスティテュート創造クラスター 「西洋初期印刷本の書誌学的研究成果を統合する画像付きデータベースの構築」プロジェクト

  • インキュナブラの装飾と挿絵

    池田真弓

    第30回慶應義塾図書館貴重書展示会「インキュナブラの時代:慶應義塾の西洋初期印刷コレクションとその広がり」 (東京、丸善丸の内本店ギャラリー) , 

    2018年10月

    公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等, 慶應義塾図書館

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競争的研究費の研究課題 【 表示 / 非表示

  • グーテンベルク聖書とその後継印刷所の出版物の色彩と装飾の分析

    2023年04月
    -
    2024年03月

    慶應義塾大学, 学事振興資金, その他,  研究代表者

  • 初期印刷文化における「書物のあるべき姿」の変容の総合的な解明

    2018年04月
    -
    2022年03月

    日本学術振興会, 科学研究費補助金(文部科学省・日本学術振興会), 安形麻理, 補助金,  研究分担者

     研究概要を見る

    本研究の目的は、中世写本文化を基盤に発展した西洋の初期印刷文化において、人々が抱 く「書物のあるべき姿」がどのように変容し、書物文化の新たな規範となっていったのかを 明らかにすることである。具体的には西洋書物文化の規範を高度に具現化していると考えら れる聖書を研究対象とし、ウルガータ聖書を出発点とする「テクスト」、レイアウトや挿絵 などの「パラテクスト」、社会的・文化的背景である「コンテクスト」の3つの観点から、 具体的な事例に基づく複層的な分析を行う。このために3つの課題を設定する。
    1 初期印刷文化における聖書の形態的特徴の変遷の分析(テクスト・パラテクスト)
    2 聖書に対する同時代の印刷業者の認識と読者の期待の分析(コンテクスト)
    3 「書物のあるべき姿」の変容の総合的な解明

  • ヨーロッパ初期活版印刷本の視覚的要素に関する研究

    2015年04月
    -
    2020年03月

    日本学術振興会, 科学研究費補助金(文部科学省・日本学術振興会), 池田真弓, 補助金,  研究代表者

     研究概要を見る

    本研究では、ヨーロッパでの活版印刷術発明から間もない時代の本の視覚的要素を体系的に調 査・分析し、その意義や役割を明らかにすることを目指す。その具体例として、15 世紀半ばから 半世紀にわたり、マインツで印刷業を営んだ商業出版のパイオニア、ペーター・シェーファーの 出版物を採り上げる。これまで申請者が行ってきた、シェ―ファーの活動初期の作品の装飾や挿 絵の調査と分析により、彼の印刷所が、本の視覚的要素を重視し、数々の先進的な試みを行って いたことが明らかになってきた。本研究では、まだ研究の進んでいない中・後期の作品を中心に 調査と分析を進め、シェーファーの全活動期における出版物の視覚的要素の体系的な考察を行う。

  • ヨーロッパ初期刊本の書誌学および書物史的研究成果を統合するデータベースの構築

    2015年04月
    -
    2018年03月

    慶應義塾大学, 慶應義塾クラスター研究推進プロジェクトプログラム・C(創造), 徳永聡子, 補助金,  研究分担者

  • 西洋初期印刷本の書誌学的研究成果を統合する画像付きデータベースの構築

    2015年04月
    -
    2017年03月

    慶應義塾大学, クラスター研究推進プロジェクトプログラム・C(創造), 徳永聡子, 補助金,  研究分担者

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受賞 【 表示 / 非表示

  • Honorable Mention, The International Fine Print Dealers Association (IFPDA) Book Award

    Ad Stijman and Elizabeth Savage (eds), 2016年10月, The International Fine Print Dealers Association, Printing Colour 1400-1700: History, Techniques, Functions and Receptions (Brill, 2015)

    受賞区分: 国内外の国際的学術賞,  受賞国: アメリカ合衆国

その他 【 表示 / 非表示

  • 斉藤彩香氏発表「ロビネ・テスタールの彩飾写本『薬効植物の書』における植物描写 ― 15 世紀末の版画・印刷本の影響に関する一考察 ―」コメント

    2024年07月

     内容を見る

    日仏美術学会第173回例会 コメンテーター

  • 書物の背後にあるもの:初期近代における書物のデザイン、生産、利用

    2023年03月

     内容を見る

    国際シンポジウム「書物の背後にあるもの:初期近代における書物のデザイン、生産、利用」の企画・運営補助、討論司会(於:慶應義塾大学)

  • 2018年10月

     内容を見る

    講演「インキュナブラの装飾と挿絵」、第30回慶應義塾図書館貴重書展示会「インキュナブラの時代:慶應義塾の西洋初期印刷コレクションとその広がり」

  • 2017年12月

     内容を見る

    国際シンポジウムThe Book in Transition, the East and the West企画・運営・司会

  • 2017年

     内容を見る

    国立西洋美術館「内藤コレクション」調査

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担当授業科目 【 表示 / 非表示

  • 英語3

    2024年度

  • 英語2

    2024年度

  • 英語1

    2024年度

  • デジタル書物学Ⅱ

    2024年度

  • デジタル書物学Ⅰ

    2024年度

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担当経験のある授業科目 【 表示 / 非表示

  • 日本語IIIC

    慶應義塾

    2018年04月
    -
    2019年03月

    春学期, 演習, 専任, 1時間, 8人

 

所属学協会 【 表示 / 非表示

  • Bibliographical Society of America, 

    2016年01月
    -
    継続中
  • 西洋中世学会, 

    2012年04月
    -
    継続中
  • 美術史学会, 

    2009年04月
    -
    継続中
  • 美学会, 

    2006年04月
    -
    継続中
  • Early Book Society, 

    2002年
    -
    継続中

委員歴 【 表示 / 非表示

  • 2023年06月
    -
    継続中

    国際交流委員会委員, 西洋中世学会

  • 2017年06月
    -
    継続中

    事務局委員, 西洋中世学会

  • 2015年06月
    -
    継続中

    研究会講演会組織委員会委員, 西洋中世学会