総説・解説等 - 松崎　潤太郎

【機能性消化管障害-気のせいでない科学の裏付けと最新治療-】機能性胃腸症(FD)　上部不定愁訴の鑑別診断と進め方

松崎 潤太郎, 鈴木 秀和

診断と治療 （(株)診断と治療社）  103 （ 8 ） 1000 - 1004 2015年08月

ISSN  0370-999X

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＜Headline＞ 1 機能性ディスペプシア(FD)を診断するためには、症状の原因となりうる器質的疾患を除外することが必要である。2 鑑別すべき器質的疾患として、特に胃癌、食道癌、肝臓癌、膵癌などの悪性腫瘍は確実に除外する必要があり、上部消化管内視鏡検査や腹部超音波検査が有用である。3 そのほかにも鑑別すべき疾患は多数あり(表1)、丁寧な問診や診察を含めたきめ細かい外来診療が求められる。(著者抄録)

十二指腸乳頭部腺腫に対する内視鏡的乳頭切除術の成績と合併症

岩崎 栄典, 南 一洋, 上田 真裕, 片山 正, 川崎 慎太郎, 清野 隆史, 松下 美紗子, 堀部 昌靖, 松崎 潤太郎, 山岸 由幸, 樋口 肇, 阿部 雄太, 北郷 実, 相浦 浩一, 金井 隆典

胆道 （日本胆道学会）  29 （ 3 ） 537 - 537 2015年08月

ISSN  0914-0077

【バレット食道研究の最前線】バレット食道の成因

松崎 潤太郎, 鈴木 秀和

The GI Forefront （(株)メディカルレビュー社）  11 （ 1 ） 27 - 29 2015年07月

ISSN  1349-9629

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バレット食道の臨床的な危険因子として、胃食道逆流症の症状があることに加えて、男性、加齢、喫煙、および中心性肥満が挙げられる。またHelicobacter pylori感染者はバレット食道が進展しづらい。また胃内容物の逆流成分のなかでも特に胆汁の逆流は、発がんとの関わりが深い。これらの情報は食道腺がん発症リスクの高い患者の効率的な拾い上げ、発がん予防となり得る生活習慣介入のあり方、および新規治療の開発に有用である。(著者抄録)

機能性疾患　「機能性ディスペプシアの新展開」〜ピロリ菌感染胃炎と機能性ディスペプシア〜から　ディスペプシア症状を引き起こすH.pyloriの特徴

松崎 潤太郎, 鈴木 秀和

メディカル朝日 （(株)朝日新聞社）  44 （ 7 ） 34 - 35 2015年07月

ISSN  0919-7818

胃癌粘膜と周囲粘膜との形態的かけはなれの程度

吉田 諭史, 杉野 吉則, 井上 詠, 松崎 潤太郎, 高山 美智代, 清水 良子, 槇野 香奈子, 塩見 英佑, 高田 直美, 岩男 泰

人間ドック （(公社)日本人間ドック学会）  30 （ 2 ） 377 - 377 2015年07月

ISSN  1880-1021

内視鏡を活用したあらたな診療展開　胆・膵　当院におけるWire-guided cannulationの導入後の評価と今後の課題

岩崎 栄典, 山岸 由幸, 川崎 慎太郎, 清野 隆史, 松下 美紗子, 南 一洋, 上田 真裕, 片山 正, 堀部 昌靖, 松崎 潤太郎, 樋口 肇, 鈴木 秀和, 阿部 雄太, 北郷 実, 金井 隆典, 緒方 晴彦

Progress of Digestive Endoscopy （(一社)日本消化器内視鏡学会-関東支部）  87 （ Suppl. ） s100 - s100 2015年06月

ISSN  1348-9844

壊死性膵炎後のWalled-off necrosis(WON)に対するネクロセクトミー施行中に穿孔をきたした一例

町田 雄二郎, 岩崎 栄典, 片山 正, 清原 裕貴, 上田 真裕, 南 一洋, 川崎 慎太郎, 清野 隆史, 松下 美紗子, 堀部 昌靖, 松崎 潤太郎, 山岸 由幸, 樋口 肇, 鈴木 秀和, 緒方 晴彦, 金井 隆典

Progress of Digestive Endoscopy （(一社)日本消化器内視鏡学会-関東支部）  87 （ Suppl. ） s110 - s110 2015年06月

ISSN  1348-9844

Helicobacter pylori感染胃炎総除菌時代に向けて　Sitafloxacin含有レジメンによるH.pylori三次除菌レジメンの効果と安全性

森 英毅, 松崎 潤太郎, 正岡 建洋, 津川 仁, 西澤 俊宏, 岩崎 栄典, 福原 誠一郎, 三好 佐和子, 金井 隆典, 鈴木 秀和

日本臨床腸内微生物学会誌 （日本臨床腸内微生物学会）  17 （ 1 ） 51 - 51 2015年05月

IPMN評価目的ERCPの有用性とERCP後膵炎発症リスクの検討

岩崎 栄典, 松下 美紗子, 上田 真裕, 片山 正, 南 一洋, 川崎 慎太郎, 清野 隆史, 堀部 昌康, 松崎 潤太郎, 山岸 由幸, 樋口 肇, 鈴木 秀和, 阿部 雄太, 北郷 実, 真杉 洋平, 緒方 晴彦, 金井 隆典

膵臓 （(一社)日本膵臓学会）  30 （ 3 ） 396 - 396 2015年05月

ISSN  0913-0071

急性壊死性食道炎発症リスク因子の検討

岩崎 栄典, 松崎 潤太郎, 鈴木 秀和, 中澤 敦, 正岡 建洋, 金井 隆典, 塚田 信廣

潰瘍 （(一社)日本潰瘍学会）  42   35 - 35 2015年05月

ISSN  2189-7956

モサプリドクエン酸塩を併用したアスコルビン酸加ポリエチレングリコール含有電解質溶液による大腸内視鏡前処置法の工夫

井上 詠, 岩男 泰, 松崎 潤太郎, 吉田 諭史, 杉野 吉則

Gastroenterological Endoscopy （(一社)日本消化器内視鏡学会）  57 （ Suppl.1 ） 821 - 821 2015年04月

ISSN  0387-1207

内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)におけるプロポフォールとベンゾジアゼピンの比較　システマティックレビューとメタ解析

西澤 俊宏, 鈴木 秀和, 松崎 潤太郎, 金井 隆典, 矢作 直久

Gastroenterological Endoscopy （(一社)日本消化器内視鏡学会）  57 （ Suppl.1 ） 963 - 963 2015年04月

ISSN  0387-1207

超高齢者に発症した胆石性急性胆管炎における内視鏡的治療に関する臨床的検討

川崎 慎太郎, 岩崎 栄典, 上田 真裕, 南 一洋, 片山 正, 清野 隆史, 松下 美紗子, 堀部 昌康, 松崎 潤太郎, 山岸 由幸, 樋口 肇, 鈴木 秀和, 阿部 雄太, 北郷 実, 細江 直樹, 柏木 和弘, 長沼 誠, 緒方 晴彦, 金井 隆典

Gastroenterological Endoscopy （(一社)日本消化器内視鏡学会）  57 （ Suppl.1 ） 859 - 859 2015年04月

ISSN  0387-1207

IPMNにおけるERCP後膵炎発症リスクの検討

松下 美紗子, 岩崎 栄典, 川崎 慎太郎, 清野 隆史, 上田 真裕, 片山 正, 南 一洋, 松崎 潤太郎, 山岸 由幸, 樋口 肇, 阿部 雄太, 北郷 実, 鈴木 秀和, 北川 雄光, 緒方 晴彦, 金井 隆典

日本消化器病学会雑誌 （(一財)日本消化器病学会）  112 （ 臨増総会 ） A377 - A377 2015年03月

ISSN  0446-6586

バレット食道および食道腺癌(食道胃接合部癌)の成因、発生のメカニズム　胆汁酸曝露による食道腺がん進展機序に対するアディポネクチンの抗腫瘍効果の検討

松崎 潤太郎, 渡辺 光博, 鈴木 秀和

日本消化器病学会雑誌 （(一財)日本消化器病学会）  112 （ 臨増総会 ） A31 - A31 2015年03月

ISSN  0446-6586

機能性ディスペプシア診療の現状と将来　FD患者の亜分類並びにアコチアミドの有効性と胃排出能の関係

正岡 建洋, 松崎 潤太郎, 鈴木 秀和

日本消化器病学会雑誌 （(一財)日本消化器病学会）  112 （ 臨増総会 ） A198 - A198 2015年03月

ISSN  0446-6586

H.pylori感染に対するLRP1を介した宿主細胞応答の解析

津川 仁, 松崎 潤太郎, 森 英毅, 正岡 建洋, 井本 正哉, 末松 誠, 鈴木 秀和

日本細菌学雑誌 （日本細菌学会）  70 （ 1 ） 223 - 223 2015年02月

ISSN  0021-4930

【機能性消化管疾患-病態の解明と新たな治療】機能性消化管疾患と発症機序　機能性ディスペプシアとヘリコバクターピロリ感染症

鈴木 秀和, 松崎 潤太郎

臨床消化器内科 （(株)日本メディカルセンター）  30 （ 2 ） 211 - 215 2015年01月

ISSN  0911-601X

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Helicobacter pylor(H.pylori)除菌治療によりディスペプシア症状が消失し,その後12ヵ月経過しても症状再発がみられない場合は,H.pylori関連ディスペプシア(H.pylori-associated dyspepsia;HpD)という用語で機能性ディスペプシアは明確に区別することが,2014年1月末の京都の会議で,最終的に国際的なコンセンサスとなった.H.pylori感染により生じる胃粘膜中の酸化ストレスはディスペプシア症状と相関があり,グレリン分泌や胃平滑筋層での筋特異的マイクロRNAの発現変化などを介して胃運動障害を引き起こす.ただしH.pylori陽性ディスペプシア患者のうち除菌治療によって症状改善を達成しうるのは13人に1人と限定的効果である点に留意する必要がある.(著者抄録)

内臓脂肪および飲酒が逆流性食道炎に及ぼす影響の検討

松崎 潤太郎

The GI Forefront （(株)メディカルレビュー社）  10 （ 2 ） 175 - 175 2015年01月

ISSN  1349-9629

消化管　Barrett食道と食道腺癌

松崎 潤太郎, 鈴木 秀和

Annual Review消化器 （(株)中外医学社）  2015   1 - 7 2015年01月

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食道腺癌は本邦では稀な疾患であるが,欧米では急増しており,その発生母地であるBarrett食道の適切なマネージメントが求められている.病変の診断には狭帯域光観察や超拡大内視鏡などの技術が有効である.発癌リスク因子として,Barrett食道の長さおよび中心性肥満などの生活習慣因子が挙げられる.食道粘膜内腺癌の治療は,本邦では内視鏡的粘膜下層剥離術が主に用いられているが,欧米ではhigh-grade dysplasiaのうちにBarrett食道全体を焼灼するラジオ波焼灼術が用いられ,その有用性が証明されている.Barret食道の進行予防にはプロトンポンプ阻害薬が有効である.また新たな診断バイオマーカー探索を目的とした基礎研究やトランスレーショナル研究が積極的に行われている.(著者抄録)