総説・解説等 - 松崎　潤太郎

Helicobacter pyloriの酸化ストレスセンサー異常による薬剤耐性機序

津川 仁, 鈴木 秀和, 中川 いずみ, 平田 賢郎, 鈴木 祥子, 松崎 潤太郎, 岩崎 栄典, 斎藤 義正, 日比 紀文

G.I.Research （(株)先端医学社）  17 （ 4 ） 376 - 377 2009年08月

ISSN  0918-9408

【バレット食道の取扱い】バレット食道のリスク要因

松崎 潤太郎, 鈴木 秀和, 日比 紀文

消化器科 （(有)科学評論社）  49 （ 1 ） 14 - 17 2009年07月

ISSN  0289-8756

臨床応用を目指した胃疾患への新しいアプローチ　Cine MR gastric imaging法を用いた胃運動の評価

平田 賢郎, 鈴木 秀和, 奥田 茂男, 松崎 潤太郎, 斎藤 義正, 日比 紀文

胃病態機能研究会誌 （(株)勁草書房コミュニケーション事業部）  41   71 - 71 2009年07月

ISSN  1880-3652

【Helicobacter Year Book　Annual Review 2008】Helicobacter研究のレビューと今後の展望　Helicobacter pylori感染と非胃・十二指腸疾患とのかかわり

鈴木 秀和, 松崎 潤太郎, 日比 紀文

Helicobacter Research （(株)先端医学社）  13 （ 3 ） 213 - 220 2009年06月

ISSN  1342-4319

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Helicobacter pylori(H.pylori)が胃炎や消化性潰瘍の原因であるという知見は、消化器病領域の新時代を築いた。近年、H.pyloriと非胃・十二指腸疾患との関連についての報告がなされており、消化器病領域を超えた、H.pylori感染症の病態が注目されている。特発性血小板減少性紫斑病(ITP)、鉄欠乏性貧血、動脈硬化性疾患に関してはすでに多くの報告がなされている。また肝疾患とH.pyloriおよびその他のHelicobacter属のかかわりについての報告も多くみられた。(著者抄録)

microRNAを介した胃癌の新規予防・治療戦略

斎藤 義正, 鈴木 秀和, 松崎 潤太郎, 岩崎 栄典, 今枝 博之, 日比 紀文

潰瘍 （(一社)日本潰瘍学会）  36 （ 1 ） 49 - 51 2009年05月

ISSN  2189-7956

新消化管の分子生物学　胃粘膜の萎縮・再生の分子生物学

鈴木 秀和, 松崎 潤太郎, 日比 紀文

G.I.Research （(株)先端医学社）  17 （ 1 ） 72 - 80 2009年02月

ISSN  0918-9408

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胃粘膜萎縮や腸上皮化生は、おもにH.pylori感染が原因で生じる胃癌の前癌病変であり、現在までに、本病変発生にかかわる分子が多数同定されている。成体においても胃底腺内で発現し分泌されるモルフォゲンであるsonic hedgehog(以下Shh)は、胃粘膜の萎縮に伴って発現が低下し、胃底腺の分化軸を破綻させる。腸上皮の分化を制御する主要な転写因子であるホメオボックス遺伝子Cdxは正常胃腺では発現しないが、腸上皮化生に伴って発現が上昇し、腸上皮化生腺管における多くの蛋白の発現を調節している。また、シクロオキシゲナーゼ(COX)は、胃粘膜の病態への関与が常に議論されてきた蛋白であるが、そのうちのCOX-2は胃の異形成に伴って発現が上昇し、近年では、COX-2阻害薬の発癌抑制効果が注目されてきた。一方、trefoil factor family(TFF)は粘膜の分化維持や修復に重要と考えられているが、腸上皮化生に伴い、その発現様式が変化することがわかってきた。(著者抄録)

消化管　機能性ディスペプシアに対するコンセンサス治療

鈴木 秀和, 松崎 潤太郎, 日比 紀文

Annual Review消化器 （(株)中外医学社）  2009   66 - 73 2009年01月

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FDは消化器病領域において非常に頻度の高い疾患である.FDの治療法として酸分泌抑制やH. pylori除菌は一定のエビデンスが得られている.消化管運動機能改善薬も有効とされるが,開発段階や市販後に副作用のために断念された薬剤も多い点に注意を要する.一方,制酸薬,胃粘膜防御因子増強薬は,全般にプラセボ以上の効果を認めない.抗うつ薬は効果が十分に確かめられていないが使用されることも多い.精神心理学的療法や代替医療も有効とする報告があるが,まだ検証としては不十分である.新規治療薬としてスマトリプタン,アコチアミド(Z-338),メラトニン,シルデナフィル,クロニジン,CCK受容体遮断薬,κ-オピオイド作動薬,ニューロキニン阻害薬,カンナビノイド,カプサイシンなどの候補があがっているが,まだ検討段階である.(著者抄録)

Lifestyle-related diseases and H. pylori

Suzuki, H. and Matsuzaki, J. and Hibi, T.

Nippon rinsho. Japanese journal of clinical medicine 67 （ 12 ） 2366 - 2371 2009年

ISSN  00471852

プロトンポンプ阻害による胃底腺壁細胞の水チャンネルaquaporin-4とK+チャンネルKCNQ1の発現様式

松崎 潤太郎, 鈴木 秀和, 菅井 恵津子, 斎藤 義正, 津川 仁, 岩崎 栄典, 平田 賢郎, 安井 正人, 日比 紀文

The GI Forefront （(株)メディカルレビュー社）  4 （ 2 ） 165 - 165 2008年12月

ISSN  1349-9629

バレット食道の取り扱い　内視鏡的に診断されたバレット粘膜のリスク要因の検討

松崎 潤太郎, 鈴木 秀和, 日比 紀文

日本消化器病学会雑誌 （(一財)日本消化器病学会）  105 （ 臨増大会 ） A680 - A680 2008年09月

ISSN  0446-6586

上部消化管の慢性炎症から発癌まで　その病態と機序について　H.pylori添加AGS細胞でのmicroRNA発現

的場 優介, 鈴木 秀和, 斎藤 義正, 松崎 潤太郎, 岩崎 栄典, 中川 いずみ, 日比 紀文

胃病態機能研究会誌 （(株)勁草書房コミュニケーション事業部）  40   39 - 39 2008年07月

ISSN  1880-3652

Barrett粘膜およびBarrett食道の診断　上部消化管内視鏡検査所見に基づくBarrett粘膜の危険因子

松崎 潤太郎, 鈴木 秀和, 斎藤 義正, 細江 直樹, 今枝 博之, 日比 紀文

Progress of Digestive Endoscopy （(一社)日本消化器内視鏡学会-関東支部）  73 （ 1 ） 70 - 70 2008年06月

ISSN  1348-9844

【胃食道逆流症(GERD)の診かた】診断　胸やけの発生機序と機能性胸やけの位置づけ

鈴木 秀和, 松崎 潤太郎, 日比 紀文

治療 （(株)南山堂）  90 （ 6 ） 1905 - 1909 2008年06月

ISSN  0022-5207

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胸やけの症状発生には酸の逆流のほかにも、食道粘膜の知覚過敏、十二指腸液の逆流、気体の逆流、食道蠕動障害、精神的因子など複数の機序が混在している。症状は典型的な胸やけであっても胃食道逆流の関連を確認できない機能的胸やけ(functional heartburn:FH)と称される病態もある。FHは機能性ディスペプシア(functional dyspepsia:FD)との関連が示唆されている。(著者抄録)