Reviews, Commentaries, etc. - Uchida, Hiroyuki

興奮性アミノ酸に注目した精神疾患の病態生理解明・新規薬剤開発への期待

内田 裕之

臨床精神薬理 ((株)星和書店)  23 ( 8 ) 747 - 751 2020.08

ISSN  1343-3474

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精神疾患の病態解明の模索と薬物療法の開発は、モノアミンを中心に展開してきたが、臨床家と研究者はモノアミン仮説の限界に遭遇している。そうした中で、強い期待とともに注目されているのが興奮性アミノ酸である。興奮性アミノ酸のグルタミン酸は中枢神経系における興奮性神経伝達物質であり、様々な神経機能を担っており、有望な知見が集積されている。グルタミン酸を中心とする興奮性アミノ酸ですべての精神疾患の病態生理の謎が解明されるほど単純なものではない可能性もある。従来のモノアミン、抑制性アミノ酸などを考慮に入れた多面的なアプローチが肝要かもしれない。一方で、グルタミン酸に焦点を当てた精神疾患研究はまだまだ途上にあり、特にヒトにおけるAMPA受容体研究は端緒についたばかりである。今後多くの有意義な知見が集積され、精神疾患の病態生理解明・新規薬剤の創出に繋がり、一人でも多くの患者に役立てることが強く期待される。(著者抄録)

【透析患者の薬ちゃちゃっとガイド　ナースが服薬指導に使える418製剤の要点ぎゅっ!】(第2章)透析患者が合併する他科疾患の治療薬　抗血栓薬

内田 裕之

透析ケア ((株)メディカ出版)   ( 2020夏季増刊 ) 154 - 161 2020.06

ISSN  1341-1489

How common is pulmonary embolism compared to acute myocardial infarction among patients with severe mental illnesses?

Ishida T., Takahashi K., Sugiyama K., Hamabe Y., Mimura M., Suzuki T., Uchida H.

Psychiatry and Clinical Neurosciences (Psychiatry and Clinical Neurosciences)  74 ( 4 ) 277 - 278 2020.04

ISSN  13231316

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Correction: Factors associated with successful antipsychotic dose reduction in schizophrenia: a systematic review of prospective clinical trials and meta-analysis of randomized controlled trials (Neuropsychopharmacology, (2020), 45, 5, (887-901), 10.1038/s41386-019-0573-7)

Tani H., Takasu S., Uchida H., Suzuki T., Mimura M., Takeuchi H.

Neuropsychopharmacology (Neuropsychopharmacology)  45 ( 5 ) 902 2020.04

ISSN  0893133X

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© 2020, The Author(s), under exclusive licence to American College of Neuropsychopharmacology. In the original version of this Article, the DOI doi.org/10.1016/j. schres.2019.09.013 was incorrectly listed for reference 9. It should instead be listed for reference 10. This has been corrected in both the PDF and HTML versions of the Article.

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【脳画像解析による精神疾患の診断・評価の可能性】精神疾患におけるAMPA受容体PETの応用

内田 裕之

臨床精神医学 ((株)アークメディア)  49 ( 4 ) 533 - 537 2020.04

ISSN  0300-032X

Psychiatry Forum　AMPA受容体PETの現状とこれから

内田 裕之

精神科臨床Legato ((株)メディカルレビュー社)  6 ( 1 ) 36 - 38 2020.03

ISSN  2189-4388

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グルタミン酸の受容体の1つであるAMPA受容体について、臨床家のこの受容体に対する関心はいまだ不十分である。だが、このたびヒト生体内においてAMPA受容体を可視化するPETリガンドが開発された。このリガンドを用いることで、精神疾患の病態生理の解明、新規診断および治療法開発が進むことが期待されている。(著者抄録)

主治医の見過ごし・勘違い　より良いコミュニケーションをめざして

内田 裕之

やまがた精神保健福祉 (山形県精神保健福祉協会)   ( 60 ) 9 - 28 2020.03

【Clozapineによる臨床の新たな展開】長期在院者の退院促進実績を有する日本の「好事例病院」におけるclozapine使用状況

宮田 量治, 三澤 史斉, 藤井 康男, 武田 俊彦, 内田 裕之, 安西 信雄

臨床精神薬理 ((株)星和書店)  23 ( 1 ) 15 - 24 2020.01

ISSN  1343-3474

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安西により規定された「重度かつ慢性」基準を満たす患者の治療・支援および発生予防における「好事例病院」を紹介し、日本の好事例病院における長期在院者の退院促進について考察した。次いで、われわれが行った統合失調症薬物療法実態調査からclozapineに関するデータを抜粋・紹介し、好事例病院のclozapine使用にみられる特徴として、その他病院よりclozapine使用率が高いこと、「重度かつ慢性」患者への入院後最初の1年間にclozapine使用率は2.7%から12.4%に増加すること、clozapineの使用について好事例病院勤務医は積極的な態度を有していないものの、治療抵抗例へのclozapine使用にためらいが少ないこと等について述べた。好事例病院は、長期在院者の退院促進に実績を有し、「格好の事例」として業界が参考とすべき医療を行っている病院群と言えるが、必要例に対するclozapineの早期導入は、好事例病院にとっても改善すべき課題であることを指摘した。(著者抄録)

性別違和感のカムアウトを受けた母親へのインタビュー　高校進学を控えたFTMの事例

上田 直志, 内田 裕之

GID(性同一性障害)学会雑誌 (GID(性同一性障害)学会)  12 ( 1 ) 209 - 210 2019.12

ISSN  1883-5228

「重度かつ慢性」患者への包括支援実践ガイドに収載された統合失調症薬物療法ガイドの作成と臨床的位置づけ

宮田 量治, 三澤 史斉, 藤井 康男, 武田 俊彦, 内田 裕之

日本臨床精神神経薬理学会・日本神経精神薬理学会合同年会プログラム・抄録集 (日本臨床精神神経薬理学会・日本神経精神薬理学会)  29回・49回   134 - 134 2019.10

プラセボ反応をどう理解し、どのように克服するのか　統合失調症患者のプラセボ反応を予測する

熊谷 迪亮, 久保 馨彦, 三村 將, 内田 裕之

日本臨床精神神経薬理学会・日本神経精神薬理学会合同年会プログラム・抄録集 (日本臨床精神神経薬理学会・日本神経精神薬理学会)  29回・49回   108 - 108 2019.10

プラセボ反応をどう理解し、どのように克服するのか　抗精神病薬の臨床試験におけるプラセボ反応の歴史

久保 馨彦, 熊谷 迪亮, 三村 將, 内田 裕之

日本臨床精神神経薬理学会・日本神経精神薬理学会合同年会プログラム・抄録集 (日本臨床精神神経薬理学会・日本神経精神薬理学会)  29回・49回   108 - 108 2019.10

ステロイド性抗炎症薬内服者の向精神薬処方パターン　本邦のレセプトデータ解析(Prescription patterns of psychotropic drugs in patients who were receiving steroidal anti-inflammatory drugs: analysis of Japanese national prescription data)

彌富 泰佑, 内田 貴仁, 竹内 啓善, 倉持 信, 三村 將, 内田 裕之

日本臨床精神神経薬理学会・日本神経精神薬理学会合同年会プログラム・抄録集 (日本臨床精神神経薬理学会・日本神経精神薬理学会)  29回・49回   148 - 148 2019.10

クロザピン用グラスゴー抗精神病薬副作用評価尺度(GASS-C)日本語版の信頼性と妥当性の検討

北川 航平, 宋 龍平, 野村 信行, 水野 裕也, 内田 裕之, 三澤 史斉, 児玉 匡史, 竹内 啓善

日本臨床精神神経薬理学会・日本神経精神薬理学会合同年会プログラム・抄録集 (日本臨床精神神経薬理学会・日本神経精神薬理学会)  29回・49回   162 - 162 2019.10

エビデンスを整理して腎を護る薬物療法を実践しよう!　レニン・アンジオテンシン・アルドステロン系抑制薬の心・腎保護効果の再検証

内田 裕之

日本腎臓病薬物療法学会誌 (日本腎臓病薬物療法学会)  8 ( 特別号 ) S77 - S77 2019.10

ISSN  2187-0411

うつ病増強療法の増強期間に関するシステマティックレビュー(Effects of discontinuation of drugs used for augmentation on treatment outcomes in depression: a systematic review and meta-analysis)

加藤 英生, 小泉 輝樹, 竹内 啓善, 三村 將, 内田 裕之

日本臨床精神神経薬理学会・日本神経精神薬理学会合同年会プログラム・抄録集 (日本臨床精神神経薬理学会・日本神経精神薬理学会)  29回・49回   155 - 155 2019.10

機械学習を用いた高齢合失調症患者における抗精神病薬のドーパミン受容体占有率と疾患重症度による認知障害分類(Machine learning for classification of cognitive impairment according to antipsychotic dopamine receptor occupancy and illness severity in late-life schizophrenia)

楠戸 恵介, 越智 涼, 中島 振一郎, 内田 裕之, 鈴木 健文, Caravaggio Fernando, Rajji Tarek K., Mar Wanna, Gerretsen Philip, Mulsant Benoit H., Pollock Bruce G., 三村 將, Mamo David C., Graff-Guerrero Ariel

日本臨床精神神経薬理学会・日本神経精神薬理学会合同年会プログラム・抄録集 (日本臨床精神神経薬理学会・日本神経精神薬理学会)  29回・49回   150 - 150 2019.10

統合失調症患者における抗精神病薬持効性注射剤中断者のその後の処方　診療録調査(Prescription patterns in patients with schizophrenia discontinuing long-acting injectable antipsychotics: a chart-review)

浅野 圭介, 鈴木 健文, 西 晃, 遠藤 亜希, グナリディス 愛, 三村 将, 内田 裕之

日本臨床精神神経薬理学会・日本神経精神薬理学会合同年会プログラム・抄録集 (日本臨床精神神経薬理学会・日本神経精神薬理学会)  29回・49回   161 - 161 2019.10

統合失調症患者における幻聴体験の概日リズム　時間薬理学への可能性(Circadian Patterns of Hallucinatory Experiences in Patients with Schizophrenia: Potentials for Chrono-pharmacology)

小泉 輝樹, 谷 秀明, 長井 信弘, 多田 光宏, 野村 健介, 桐野 創, 齋藤 雄太, 三浦 元太郎, 小松 直樹, 風間 弘毅, 小澤 千紗, 石附 知実, 三村 將, 内田 裕之

日本臨床精神神経薬理学会・日本神経精神薬理学会合同年会プログラム・抄録集 (日本臨床精神神経薬理学会・日本神経精神薬理学会)  29回・49回   134 - 134 2019.10

統合失調症におけるモデルを利用した向精神薬の服薬量の減量　単一盲検無作為化比較試験(Model-Guided Antipsychotic Dose Reduction in Schizophrenia: A Single-Blind Randomized Controlled Trial)

小澤 千紗, Bies Robert R., Pillai Nikhil, 鈴木 健文, 三村 將, 内田 裕之

日本臨床精神神経薬理学会・日本神経精神薬理学会合同年会プログラム・抄録集 (日本臨床精神神経薬理学会・日本神経精神薬理学会)  29回・49回   125 - 125 2019.10