柚崎 通介 (ユザキ ミチスケ)

Yuzaki, Michisuke

写真a

所属(所属キャンパス)

医学部 生理学教室 (信濃町)

職名

教授

HP

外部リンク

プロフィール 【 表示 / 非表示

  • 1985年 自治医科大学医学部卒業 1985-1989年 大阪府立総合医療センター・吹田保健所勤務(予防対策課) 1989-1993年 自治医科大学大学院博士課程(生化学、香川靖雄教授) 1992-1993年 日本学術振興会 特別研究員(DC,PD) 1993-1995年 ヒューマンフロンティアサイエンス長期海外研究員 米国ロッシュ分子生物学研究所博士研究員 (分子神経生物学部:John A. Connor教授) 1995-2002年 米国セントジュード小児研究病院 助教授(発達神経生物学部) 1997-2002年 米国テネシー大学医学部 助教授(併任) 2002-2003年 米国セントジュード小児研究病院 准教授 2003年-  慶應義塾大学医学部生理学 教授

経歴 【 表示 / 非表示

  • 2003年04月
    -
    継続中

    慶應義塾大学, 医学部生理学, 教授

学歴 【 表示 / 非表示

  • 1985年03月

    自治医科大学, 医学部, 医学科

    大学, 卒業

  • 1993年03月

    自治医科大学, 医学研究科, 神経科学

    大学院, 修了, 博士

学位 【 表示 / 非表示

  • 医学博士, 自治医科大学, 課程, 1993年03月

 

研究分野 【 表示 / 非表示

  • ライフサイエンス / 神経科学一般 (神経科学一般)

研究キーワード 【 表示 / 非表示

  • グルタミン酸受容体

  • シナプス可塑性

  • シナプス形成

  • 小脳

研究テーマ 【 表示 / 非表示

  • 記憶・学習の基盤となる形態的・機能的シナプス可塑性, 

    2003年04月
    -
    継続中

 

著書 【 表示 / 非表示

  • Long-Term Depression at Parallel Fiber–Purkinje Cell Synapses

    Yuzaki M., Essentials of Cerebellum and Cerebellar Disorders: A Primer For Graduate Students, Second Edition, 2023年01月

     概要を見る

    Long-term depression (LTD) at parallel fiber (PF)–Purkinje cell (PC) synapses plays an important role in cerebellar oculomotor control and classical conditioning. Climbing fiber inputs represent an error signal to generate specific temporal and spatial Ca2+ dynamics at PC spines leading to endocytosis of postsynaptic AMPA receptors at PF synapses during LTD induction.

論文 【 表示 / 非表示

  • The C-terminal juxtamembrane region of the δ2 glutamate receptors controls its export from the endoplasmic reticulum

    '松田 信爾, HANNEN ROSALIND, 松田 恵子, 山田 伸明, TUBBS THOMAS, 柚﨑 通介'

    European Journal of Neuroscience 19   1683-1690 2004年02月

    研究論文(学術雑誌), 共著, 査読有り

  • Specific assembly with NR3B subunit controls surface expression and calcium permeability of NMDA receptors.

    '松田 恵子, FLETCHER MATT, 紙谷 義孝, 柚﨑 通介'

    Journal of Neuroscience  ( 23 ) 10064-10073 2003年

    研究論文(学術雑誌), 共著

  • Novel role of δ2-glutamate receptors in AMPA receptor trafficking and cerebellar learning

    '平井 宏和, LAUNEY THOMAS, MIKAWA SUMIKO, TORASHIMA TAKASHI, YANAGIHARA DAI, KASAURA TSUYOSHI, MIYAMOTO AKIHIRO, 柚﨑 通介'

    Nature Neuroscience  ( 6 ) 869-876 2003年

    研究論文(学術雑誌), 共著

  • A hot spot for hotfoot mutations in the gene encoding δ2 glutamate receptor.

    'WANG YING, 松田 信爾, DREWS VALERIE, TORASHIMA TAKASHI, MEISLER MIRIAM H., 柚﨑 通介'

    European Journal of Neuroscience  ( 17 ) 1581-1590 2003年

    研究論文(学術雑誌), 共著

  • New insights into the structure and function of glutamate receptors - The orphan receptor δ2 reveals its family’s secrets.

    柚﨑 通介

    The Keio Journal of Medicine  ( 52 ) 92-99 2003年

    研究論文(学術雑誌), 単著

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KOARA(リポジトリ)収録論文等 【 表示 / 非表示

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総説・解説等 【 表示 / 非表示

  • Correction: Calsyntenin-3 interacts with both α- and β-neurexins in the regulation of excitatory synaptic innervation in specific schaffer collateral pathways (Journal of Biological Chemistry (2020) 295(27) (9244–9262), (S0021925817503427), (10.1074/jbc.RA120.013077))

    Kim H., Kim D., Kim J., Lee H.Y., Park D., Kang H., Matsuda K., Sterky F.H., Yuzaki M., Kim J.Y., Choi S.Y., Ko J., Um J.W.

    Journal of Biological Chemistry 300 ( 7 )  2024年07月

    ISSN  00219258

     概要を見る

    An image was inadvertently reused in Figure 8D. A portion of the same image appears in both the “Nestin-Clstn3” and “+ Clstn3 Full (rescue)” panels of the “SLM” row. An incorrect image was also supplied for the “Ctrl” panel of GAD65-immunostained neurons of the SR layer in figure 9C. Corrected versions of both figures have been provided. The authors state the results and findings presented in the article remain unchanged.[Formula presented][Formula presented]

  • 【大規模データ・AIが切り拓く 脳神経科学 見えてきた行動、感情、記憶の神経基盤と精神・神経疾患の生物学的なサブタイプ】(第1章)実験動物を中心とした基礎研究 近接標識法と膨張顕微鏡法が解明するシナプスのすがた

    高野 哲也, 曽我部 拓, 柚崎 通介

    実験医学 ((株)羊土社)  42 ( 7 ) 1031 - 1037 2024年05月

    ISSN  0288-5514

     概要を見る

    神経細胞どうしのつなぎ目であるシナプスは神経回路の機能の鍵を握る.しかし脳内に存在する多様なシナプスに存在する分子群の実体とその局在様式は十分にわかっていない.近接ビオチン標識法による空間プロテオーム解析によって,特定のシナプス分子の近傍に存在する分子ネットワークを同定することができる.試料を膨張させることによって,通常の光学顕微鏡でもナノスケールの解像度を得ることができる膨張顕微鏡法は,多数のシナプス分子の局在と相互作用を明らかにできる.これらの技術を用いることによって,シナプスの異常と密接に関連した精神神経疾患の病態の解明や新しい治療法の開発につながることが期待される.(著者抄録)

  • シナプスオーガナイザーMDGA1に対するナノボディを用いた人工シナプスコネクターの創出

    横尾 尚典, 中木戸 誠, 松田 恵子, 木下 清晶, 柚崎 通介, 津本 浩平

    日本生化学会大会プログラム・講演要旨集 ((公社)日本生化学会)  96回   [1T06a - 12(2P 2023年10月

  • 若手研究者必見!他学会から学ぶ研究トピックスと新しい潮流 基礎神経科学研究のすゝめ ゲームチェンジを目指して

    柚崎 通介

    臨床神経学 ((一社)日本神経学会)  63 ( Suppl. ) S148 - S148 2023年09月

    ISSN  0009-918X

  • 脊髄損傷に対する人工シナプスオーガナイザーCPTX遺伝子を導入したヒトiPS由来神経幹前駆細胞を用いたEx vivo遺伝子治療

    西條 裕介, 名越 慈人, 末松 悠, 篠崎 宗久, 鈴木 邦道, 中村 雅也, 柚崎 通介, 岡野 栄之

    日本整形外科学会雑誌 ((公社)日本整形外科学会)  97 ( 8 ) S1696 - S1696 2023年08月

    ISSN  0021-5325

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研究発表 【 表示 / 非表示

  • Molecules controlling synapse structure and plasticity: Casting new light on two old molecules GluRδ2 and cerebellin

    柚﨑 通介

    Neurobiology Seminar Program at UAB ('Birmingham, AL, USA') , 

    2003年03月

    口頭発表(招待・特別)

  • The δ2 glutamate receptor and the Lurcher mutant: what happens when a good receptor goes bad?

    柚﨑 通介

    Spring Brain Conference 2004 ('Senoda, AZ, USA') , 

    2003年03月

    口頭発表(招待・特別)

競争的研究費の研究課題 【 表示 / 非表示

  • ドーパミン伝達を担う分子機構:非シナプス性接着部位の同定と機能の解明

    2023年03月
    -
    2025年03月

    科学研究費助成事業, 柚崎 通介, DILINA TUERDE, 特別研究員奨励費, 未設定

     研究概要を見る

    In the present study, I will investigate how dopaminergic pathways are formed to achieve their neurotransmission, focusing on the VTA-NAc mesolimbic dopaminergic pathway. I will accomplish three specific goals. First, I will characterize synaptic and non-synaptic contact sites along dopaminergic axons. Second, I will identify molecules involved in these contact sites. Finally, I will elucidate how synaptic and non-synaptic contact sites regulate dopaminergic functions. I expect to accomplish these goals and address long-standing questions in the mesolimbic dopaminergic pathway.
    ドーパミンは、認知・意思・行動に影響を及ぼす神経調節物質である。グルタミン酸やGABAなどの古典的な神経伝達物質は、シナプス小胞や神経伝達物質受容体が集積する「シナプス」を基点として情報伝達が行われる。一方、ドーパミンを含む小胞やドーパミン受容体は集積せず、容量伝達により情報伝達が行われると考えられてきた。しかし、私たちはドーパミン作動性神経線維は、ドーパミン受容体を発現する神経細胞との間に非シナプス性接着構造を形成することを見いだした。本研究では中脳辺縁系経路に焦点を当て、腹側被蓋野(VTA)のドーパミン作動性神経線維と側坐核(NAc)との間に形成される非シナプス性接着構造の分子実体とその機能的意義の解明を目指した。本研究成果は、統合失調症・パーキンソン病・自閉スペクトラム症などの精神神経疾患の理解を進めて、新たな診断・治療手段の開発につながる可能性がある。
    具体的には、NAcとVTAのそれぞれにN末側半分とC末側半分に分割した緑色蛍光タンパク質(GFP)をグリコシルホスファチジルイノシトールによってそれぞれの神経細胞膜上に発現させることによって、VTA軸索とNAcが物理的に近接する部位で再構成されたGFP蛍光によって可視化する技術(GRAPHIC)を用いることによって、以下の3つの目標を達成する。まず、VTA軸索とNAcが近接する部位を明らかにする。次にこれらの近接部位に局在する分子群を同定する。最後に、シナプスと非シナプスの接触部位がどのようにドパミン作動性機能を制御しているのかを明らかにする。
    本年度はドーパミン作動性ニューロンにおいてCreリコンビナーゼを発現する遺伝子改変マウスに対して、アデノ随伴ウイルス(AAV)を感染させることによって、VTA-NAcの近接部位をGFP蛍光で可視化することに成功した。
    計画通り、ドーパミン作動性ニューロンにおいてCreリコンビナーゼを発現する遺伝子改変マウスに対して、アデノ随伴ウイルス(AAV)を感染させることによって、VTA-NAcの近接部位をGFP蛍光で可視化することに成功した。この技術を用いることによって、ドーパミン作動性軸索に沿ったシナプスおよび非ナプスの接触部位の特徴や、これらの接触部位に関与する分子群の同定が可能になることが期待できる。
    VTA由来のドーパミン軸索とNAcの中型有棘神経細胞の間にはGFP蛍光で可視化される接着部位が存在した。この存在部位について免疫組織化学染色後に超解像顕微鏡観察を行うことによって、ドーパミン受容体やGABA受容体等のシナプス後部分子や、シナプス小胞分子や小胞放出分子群との位置関係を明らかにする。また接着部位の実体については再構成されたGFPに対する抗体を用いた免疫電子顕微鏡法によって明らかにする。近接部位に局在する分子群の機能的意義については、代表的な分子に対してノックダウンすることによって明らかにする。

  • 記憶メカニズムの多次元解析 - nmからメゾスケール/ミリ秒から日スケールまで

    2022年12月
    -
    2029年03月

    科学研究費助成事業, 林 康紀, 池谷 裕二, 柚崎 通介, 久保 郁, 根本 知己, 米原 圭祐, 三國 貴康, 国際共同研究加速基金(国際先導研究), 未設定

     研究概要を見る

    7研究室は分子解析チーム(林、柚﨑)、回路・行動解析チーム(池谷、久保、三國、米原)、技術開発チーム(根本)の3つに分かれる。分子解析チームはシナプス可塑性のナノスケールの分子機構に主眼を置く一方、新しい分子解析技術を回路・行動解析チームに提供する。神経回路・行動解析チームは、記憶に伴う神経回路の再構成をシナプス可塑性に重点を置き解析していく一方、分子解析チームに対して有用なプローブや操作技術などのアイデアを出す。このように3つのチームがそれぞれの研究を進める一方、国際先導研究の枠組みを活かして、国内拠点および海外拠点と相互交流することによって、新しい技術開発と研究を強力に推進する。

  • 細胞外足場タンパク質によるシナプス・非シナプス機能制御機構の解明

    2020年07月
    -
    2025年03月

    文部科学省・日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 柚崎 通介, 特別推進研究, 補助金,  研究代表者

  • 細胞外足場タンパク質によるシナプス・非シナプス機能制御機構の解明

    2020年04月
    -
    2025年03月

    文部科学省・日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 柚崎 通介, 基盤研究(A), 補助金,  研究代表者

  • 発達期と成熟後のスクラップ&ビルドによる小脳神経回路の動的制御

    2016年06月
    -
    2021年03月

    文部科学省・日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 柚崎 通介, 新学術領域研究(研究領域提案型), 補助金,  研究代表者

     研究概要を見る

    小脳神経回路においては、発達期から成熟後にかけてさまざまな破壊を伴う創造現象(スクラップ&ビルド)が観察される。まず、幼若プルキンエ細胞の複数の樹状突起は、生後8日目までに1本のみが選択的に強化されて残りは刈り込まれる。これまでに2光子顕微鏡を用いてin vivo小脳において樹状突起の選択的強化と除去を担う分子基盤の解明を進めた。プルキンエ細胞に発現するNMDA受容体の機能はこれまで謎であったが、細胞内Ca上昇とCaMKII活性化を介して、複数の樹状突起を1本化させることが判明した。また生後8日目以降になり、プルキンエ細胞に入力する複数の登上線維が刈り込まれて、1本の登上線維が選択的に強化される。この過程には登上線維が分泌するC1qL1とその受容体であるBai3が必須であることは知られていたが、成熟後にC1qL1-Bai3シグナリングが果たす役割は不明であった。これまでに成熟後にBai3が過剰活性化されると再び複数の登上線維がプルキンエ細胞を支配することを発見した。このような現象は、他の動物種や脳領域においてもさまざまな発達時期において起きることが知られている。これらの他の類似現象との比較を通して、「創造と破壊」が一体どのように連動するのか、発達期と成熟期でどのような原理が連続/非連続的に用いられるのか、といった問いに答えることによってスクラップ&ビルド現象の基本原理の解明を目指した。
    令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
    令和2年度が最終年度であるため、記入しない。

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Works 【 表示 / 非表示

  • 学務委員会委員

    2003年10月
    -
    2005年09月

    その他

受賞 【 表示 / 非表示

  • 文部科学大臣表彰(科学技術賞)

    2012年

    受賞区分: その他

  • 時実利彦賞

    2012年

    受賞区分: 出版社・新聞社・財団等の賞

  • 三四会北里賞

    柚﨑 通介, 2005年

    受賞区分: 塾内表彰等

 

担当授業科目 【 表示 / 非表示

  • 生理学演習

    2024年度

  • 生理学実習

    2024年度

  • 生理学Ⅰ

    2024年度

  • 生理学

    2024年度

  • 人体探検

    2024年度

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社会活動 【 表示 / 非表示

  • Cerebellum誌

    2006年
    -
    継続中
  • Frontiers in Molecular Neuroscience誌

    2008年
    -
    継続中
  • European Journal of Neuroscience誌

    2008年
    -
    継続中
  • Journal of Physiology

    2015年
    -
    継続中
  • Neuroscience Research

    2009年
    -
    継続中

所属学協会 【 表示 / 非表示

  • 日本生理学会, 

    2008年
    -
    継続中
  • 日本生理学会, 

    2008年
    -
    継続中
  • 日本神経科学学会, 

    2008年
    -
    継続中
  • 日本神経科学学会, 

    2006年
    -
    継続中
  • 日本生理学会, 

    2007年
    -
    2008年

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委員歴 【 表示 / 非表示

  • 2008年
    -
    継続中

    常任幹事, 日本生理学会

  • 2008年
    -
    継続中

    生理学用語委員, 日本生理学会

  • 2008年
    -
    継続中

    理事, 日本神経科学学会

  • 2008年
    -
    継続中

    Director, 日本神経科学学会

  • 2006年
    -
    継続中

    ホームページ編集小委員会委員長, 日本神経科学学会

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