大西 広 (オオニシ ヒロシ)

Ohnishi, Hiroshi

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所属(所属キャンパス)

経済学部 (三田)

職名 (名誉教授授与大学名)

名誉教授 (京都大学)

外部リンク

プロフィール 【 表示 / 非表示

  •  大学院を修了後、最初の大学では近代経済学の原論を担当し、その後、京大で経済統計学を担当した後、現在の慶應経済ではマルクス経済学の原論を担当している。これらはまったく違った三分野に見えるがそうではない。現代のマルクス経済学では数学利用は当たり前のことで、かつまた主流派近代経済学との接点も非常に多い。これは、主流派経済学がゲーム論などの開拓で発展してきたことにもよるが、他方で、マルクス経済学が「反主流派」的な傍流意識を捨てさえすれば得られる結論でもある。もう少し言うと、マルクスが『資本論』で主に解明したのは、詐欺瞞着も暴力もない純粋な等価交換の世界でも労働搾取が成立していることであった。だから、ここでの経済像はまったく新古典派的な「純粋資本主義」でも一向に構わない。そうであっても、搾取が存在するということがマルクスの主張の中心点だったからである。  したがって、私が開拓してているモデルは基本的には一切の外部性も、情報の不完全性も、そして経済主体の非合理性もない新古典派的な世界のものである。これを前提としても労働搾取の存在することはすでに置塩信雄によって証明されているが(「マルクスの基本定理」)、私はそれを動学モデルとして拡張し、資本主義の死滅を証明した。ここで言う「資本主義の死滅」とは「資本蓄積が社会の第一義的課題であることを辞めること」を意味している。  数学モデルの良いところは、個々のモデルの前提が明示され、したがって、その限界を次の研究で突破することができることである。このため、私の研究グループは各方面にこのモデル(「マルクス派最適成長モデル」)の拡張作業を行なっている。その概要は、大西広『マルクス経済学(第二版)』慶應義塾大学出版会、2015年で見ることができる。 

経歴 【 表示 / 非表示

  • 1985年04月
    -
    1991年03月

    立命館大学, 経済学部, 助教授

  • 1991年04月
    -
    2012年03月

    京都大学, 経済部部/経済学研究科, 助教授→教授

学歴 【 表示 / 非表示

  • 1975年04月
    -
    1980年03月

    京都大学, 経済学部, 経済学科

    大学, 卒業

  • 1980年04月
    -
    1982年03月

    京都大学, 経済学研究科

    大学院, 修了, 修士

  • 1982年04月
    -
    1985年03月

    京都大学, 経済学研究科

    大学院, 単位取得退学, 博士後期

学位 【 表示 / 非表示

  • 経済学博士(京都大学), 京都大学, 課程, 1991年01月

    社会統計学における数量モデルと統計的認識論

 

研究分野 【 表示 / 非表示

  • 人文・社会 / 理論経済学

  • 人文・社会 / 経済統計

研究キーワード 【 表示 / 非表示

  • マルクス経済学

  • 史的唯物論

  • 最適成長論

 

著書 【 表示 / 非表示

  • マルクス経済学(第2版)

    大西 広, 慶應義塾大学出版会, 2015年08月

  • 中国の少数民族問題と経済格差

    大西 広, 京都大学学術出版会, 2012年09月

  • 資本主義以前の「社会主義」と資本主義後の社会主義--工業社会の成立とその終焉

    大西 広, 大月書店, 1992年02月

  • 環太平洋諸国の興亡と相互依存--京大環太平洋モデルの構造とシミュレーション

    大西 広, 京都大学学術出版会, 1998年04月

  • 経済=統計学

    大西 広, 昭和堂, 2008年04月

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論文 【 表示 / 非表示

  • 労働者階級が社会運動に参加・団結する条件について

    大西 広

    季刊経済理論 (経済理論学会)  55 ( 2 )  2018年07月

    単著, 査読有り

  • Birth of agriculture and its development caused by population pressure

    Tazoe Atsushi, Onishi Hiroshi

    Information (Japan) (International Information Institute)  18 ( 3 ) 965 - 975 2015年03月

    ISSN  1343-4500

     概要を見る

    <p>Capital is Marx's most important achievement and publication. While this is true, he also prioritized the analysis of pre-capitalistic modes of production and left a note on this work. This note was found in 1939 in the Soviet Union and subsequently published as the title of Pre-Capitalistic Economic Formations. In this note, we can find numerous new (at that time) academic contents. This implies that Marx was devoted to study the newest archaeological and historical findings. He believed that these researches, as well as the content of Volumes 2 and 3 of Capital, are very important. Therefore, "Marxian economics" should also be updated with associated archaeological and historical scientific knowledge in the twenty-first century, and we should update our understanding of pre-capitalistic economic systems. For this purpose, here, we want to provide a clear definition of agricultural society including slavery system and serfdom using Boserup's theory of population pressure.</p>

  • Superstructure Determined by Base

    大西 広

    World Review of Political Economy (World Association for Political Economy)  6 ( 1 )  2015年

    単著, 査読有り

  • 社会構成員数、生産物種類数と貨幣経済の成立条件

    大西 広、金江亮

    季刊経済理論 (経済理論学会)  51 ( 3 )  2014年

    共著, 査読有り

  • Merit of Specialization, Division of Labor and Money

    大西 広

    Proceedings of the Sixth International Conference on Information (International Information Institute)  2013年05月

    単著

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KOARA(リポジトリ)収録論文等 【 表示 / 非表示

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受賞 【 表示 / 非表示

  • Marxian Economics Award

    2017年11月, 世界政治経済学会

    受賞区分: 国内外の国際的学術賞

  • Distinguished Achievement of Political Economy in the 21st Century

    2009年05月, 世界政治経済学会

    受賞区分: 国内外の国際的学術賞

  • 21世紀世界政治経済学賞

    2008年05月, 世界政治経済学会

 

担当授業科目 【 表示 / 非表示

  • マルクス経済学Ⅰ

    2024年度

  • マルクス経済学特論

    2024年度

  • マルクス経済学Ⅱ

    2024年度

  • 制度・政策論特論

    2024年度

  • 独占資本主義論b

    2024年度

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担当経験のある授業科目 【 表示 / 非表示

  • 経済統計学

    京都大学

    2018年04月
    -
    2019年03月

  • マルクス経済学

    慶應義塾

    2014年04月
    -
    2015年03月

    通年, 講義, 専任, 1時間, 350人

  • 経済原論(近代経済学)

    立命館大学

    2018年04月
    -
    2019年03月

  • 現代資本主義論

    慶應義塾

    2014年04月
    -
    2015年03月

    通年, 講義, 専任, 1時間, 300人

  • 現代資本主義論

    慶應義塾

    2015年04月
    -
    2016年03月

    通年, 講義, 専任, 1時間, 200人

    資本主義

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所属学協会 【 表示 / 非表示

  • 世界政治経済学会, 

    2006年05月
    -
    継続中
  • 経済理論学会

     
  • 基礎経済科学研究所

     
  • 北東アジア学会

     
  • 国際アジア共同体学会

     

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委員歴 【 表示 / 非表示

  • 2014年09月
    -
    2017年09月

    会長, 北東アジア学会

  • 2013年04月
    -
    継続中

    幹事, 経済理論学会

     特記事項を見る

    2001年から2010年にかけても幹事を務めた。

  • 2011年09月
    -
    継続中

    副理事長, 基礎経済科学研究所

  • 2006年09月
    -
    2011年09月

    理事長, 基礎経済科学研究所

  • 2006年05月
    -
    継続中

    Vice-chairman, World Association for Political Economy

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