論文 - 浜　日出夫

記憶のトポグラフィー

浜　日出夫

『三田社会学』(三田社会学会）  （ 5 ） 4-16 2000年07月

研究論文（学術雑誌）, 単著

社会学理論と「知の反省」

浜　日出夫

『三色旗』（慶應義塾大学通信教育部）  （ 622 ） 7-10 2000年01月

研究論文（学術雑誌）, 単著

シュッツ科学論とエスノメソドロジー

浜　日出夫

『文化と社会』（マルジュ社）  （ 1 ） 132-153 1999年10月

研究論文（学術雑誌）, 単著

Ethnomethodology　and the Rashomon Problem

Human Studies(Kluwer Academic Publishers) 22 （ 2-4 ） 183-192 1999年10月

研究論文（学術雑誌）, 単著, 査読有り

ジンメル＜宗教社会学＞の特質

浜　日出夫

『ジンメル研究会会報』（ジンメル研究会）  （ 4 ） 19-21 1998年10月

研究論文（学術雑誌）, 単著

NON AES SED FIDES

浜　日出夫

『ジンメル研究会会報』（ジンメル研究会）  （ 3 ） 1-4 1998年06月

研究論文（学術雑誌）, 単著

歴史はいかにして作られるか

浜　日出夫

『社会学ジャーナル』（筑波大学社会学研究室）  （ 23 ） 151-162 1998年03月

研究論文（大学，研究機関等紀要）, 単著

「地球村」と「テレビの祭日」

浜　日出夫

『大航海』（新書館）  （ 17 ） 53-61 1997年08月

研究論文（学術雑誌）, 単著

博物館のリテラシー

浜　日出夫

『大航海』（新書館）  （ 16 ） 12-13 1997年06月

研究論文（学術雑誌）, 単著

もうひとつの秩序問題

浜　日出夫

『社会学史研究』（日本社会学史学会）  （ 18 ） 27-37 1996年07月

研究論文（学術雑誌）, 単著, 査読有り

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ガーフィンケルがパーソンズのホッブズ問題を批判することを通して新たに定式化した秩序問題と、ガーフィンケルがその秩序問題に与えた解決を整理したうえで、これを社会学史のうえに位置づけた。とくに、ガーフィンケルの信頼論とジンメルの信頼論を比較して、両者の同型性を確認し、パーソンズが描いた「共通価値」への収斂という図式とは異なる、もうひとつの収斂図式の可能性があることを示した。

秩序問題のパラダイム転換

『社会科学の新しいパラダイム』（筑波大学大学院社会科学研究科）    119-132 1996年03月

研究論文（研究会，シンポジウム資料等）, 単著

ガーフィンケル信頼論再考

浜　日出夫

『年報筑波社会学』（筑波社会学会）  （ 7 ） 55-74 1996年02月

研究論文（学術雑誌）, 単著

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ガーフィンケルが秩序問題に対して与えた解決である「信頼」の概念を、彼の行なった違背実験を手がかりとして考察した。とくに「三目並べ実験」を取り上げ、社会秩序がルールそのものによって支えられているのではなく、ルールの間主観的妥当性に対する信頼によって支えられていることを明らかにした。さらにこの信頼概念は、社会秩序は根拠をもたないという含意をもつことを論じた。

エスノメソドロジーと「羅生門問題」

浜　日出夫

『社会学ジャーナル』（筑波大学社会学研究室）  （ 20 ） 103-112 1995年03月

研究論文（大学，研究機関等紀要）, 単著

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ガーフィンケルがパーソンズのホッブズ問題の定式化に対して行なった批判を整理するとともに、この批判を通して新たにみいだされた秩序問題の構造を、映画『羅生門』と対比しつつ考察し、ガーフィンケルが新たにみいだした秩序問題を「羅生門問題」と名づけた。さらに、映画『羅生門』と原作『藪の中』を比較して、「羅生門問題」の解決の手がかりが「信頼」にあることを示した。

マクルーハンの銀河系

浜　日出夫

『情況』（情況出版）  （ 33 ） 67-81 1993年07月

研究論文（学術雑誌）, 単著

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マクルーハンのメディア論を、ハヴロックやイニスといった同時代のトロントで活躍した研究者たち（トロント・コミュニケーション学派）の仕事のなかに位置づけて検討した。これによって、マクルーハンは、「電気時代の予言者」というよく知られている側面のほかに、「声の文化の発見者」というもうひとつの側面をもっていることを明らかにし、両者を統一的に理解する必要があることを示した。

アルフレッド・シュッツ遺稿目録

浜　日出夫

『社会学ジャーナル』（筑波大学社会学研究室）  （ 18 ） (92)-(103) 1993年03月

研究論文（大学，研究機関等紀要）, 単著

Alfred Schutz and a New Idea of the Social Sciences

浜　日出夫

『社会学ジャーナル』（筑波大学社会学研究室）  （ 16 ） 49-57 1991年12月

研究論文（大学，研究機関等紀要）, 単著

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シュッツの「自然的態度の構成的現象学」の学問論的性格を検討し、それが自然主義的社会学と超越論的現象学の中間に位置する新しい社会科学の理念を提示するものであることを明らかにした。同時に、シュッツが、「自然的態度の構成的現象学」の担い手として、「専門人」と「日常人」の中間に位置する「自省的市民」という新しい人間像を提示していることを示し、これが「自然的態度の構成的現象学」の学問論的性格に対応することを論じた。

シュッツ＝パーソンズ論争

浜　日出夫

『社会学ジャーナル』（筑波大学社会学研究室）  （ 14 ） 47-57 1989年03月

研究論文（大学，研究機関等紀要）, 単著

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シュッツとパーソンズの間でかわされた論争を取り上げて、その論点を整理した。とくに行為理論の「主観的観点」をめぐる両者の見解のすれちがいに注目して、ふたりの行為理論の学問論的性格の相違を明確にした。そのうえで、今日の現象学的社会学と社会システム論の対立を、この論争の延長上に位置するものとしてとらえなおし、現代の社会学理論の課題を整理した。

パラドクスとしての社会科学

浜　日出夫

『MAYDAN』（国際大学中東研究所）  （ 4 ） 4-5 1985年04月

研究論文（大学，研究機関等紀要）, 単著

ピグマリオンとメドゥーサ

浜　日出夫

『社会学評論』（日本社会学会） 33 （ 1 ） 64-77 1982年06月

研究論文（学術雑誌）, 単著, 査読有り

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シュッツとパーソンズの論争およびシュッツのフッサール批判を手がかりとして、シュッツの「現象学的社会学」の学問論的性格について考察した。現象学的社会学が実証科学と超越論的哲学の中間に位置し、実証主義に対する批判として「現象学的」であると同時に、超越論主義に対する批判において「社会学」であることを明らかにし、シュッツの現象学的社会学の統一像の提示を試みた。

「日常」の社会学

浜　日出夫

『年報人間科学』（大阪大学人間科学部社会学・人間学・人類学研究室）  （ 1 ） 113-126 1980年01月

研究論文（大学，研究機関等紀要）, 単著

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ウェーバーの理解社会学に対するシュッツの批判を整理するとともに、これを手がかりとして、シュッツの思想が、「社会科学の基礎づけ」という学問論的モチーフと「日常生活の世界の解明」という社会学的モチーフから成り立っていることを明らかにした。