倉田 敬子 (クラタ ケイコ)

Kurata, Keiko

写真a

所属(所属キャンパス)

文学部 図書館・情報学専攻 (三田)

職名

名誉教授

研究室住所

東京都港区三田2-15-45慶應義塾大学研究室棟341

外部リンク

プロフィール 【 表示 / 非表示

  • 現在の主たる関心は学術コミュニケーションと情報メディアです。情報メディアとは単に技術的な側面のみを指すわけではなく,社会的機能,言語的特性が有機的に関連した概念と考えています。デジタル化が急速に進んでいる学術コミュニケーションの動向を,情報メディアを焦点に研究を進めています。オープンアクセス,オープンデータといった最近の動向だけでなく,デジタルリーディングや一般人の専門的情報の探索についても研究しています。

経歴 【 表示 / 非表示

  • 1988年04月
    -
    1993年03月

    大学助手(文学部)

  • 1993年04月
    -
    2001年03月

    大学助教授(文学部)

  • 1999年10月
    -
    2003年09月

    大学文学部学習指導主任

  • 2001年04月
    -
    継続中

    大学教授(文学部)

  • 2004年04月
    -
    継続中

    大学院委員(文学研究科)

学歴 【 表示 / 非表示

  • 1981年03月

    慶應義塾大学, 法学部, 政治学科

    大学, 卒業

  • 1984年03月

    慶應義塾大学, 文学研究科

    大学院, 修了, 修士

  • 1987年03月

    慶應義塾大学, 文学研究科

    大学院, 単位取得退学, 博士

 

研究分野 【 表示 / 非表示

  • 人文・社会 / 図書館情報学、人文社会情報学 (図書館情報学)

研究キーワード 【 表示 / 非表示

  • 学術コミュニケーション

  • オープンサイエンス

  • オープンアクセス

  • 学術情報流通

  • 情報メディア

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著書 【 表示 / 非表示

  • 学術情報流通とオープンアクセス

    倉田敬子, 東京、勁草書房, 2007年08月

  • 図書館情報学第二版

    上田修一,倉田敬子編著, 東京,勁草書房, 2017年03月

    担当範囲: 全体編集/2.1/2.6/4.3/4.4

  • 図書館情報学

    上田修一,倉田敬子, 東京,勁草書房, 2013年02月

  • 電子メディアは研究を変えるのか

    倉田敬子,上田修一,村主朋英,高島寧,松林麻実子,森岡倫子,酒井由紀子,角家永, 東京,勁草書房, 2000年11月

  • 情報の発生と伝達

    上田修一,倉田敬子, 東京,勁草書房, 1992年

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論文 【 表示 / 非表示

  • Initial insight into three modes of data sharing: Prevalence of primary reuse, data integration and dataset release in research articles

    Sakai Y., Miyata Y., Yokoi K., Wang Y., Kurata K.

    Learned Publishing (Learned Publishing)  36 ( 3 ) 417 - 425 2023年

    ISSN  09531513

     概要を見る

    While data sharing has received research interest in recent times, its real status remains unclear, owing to its ambiguous concept. To understand the current status of data sharing, this study examined primary reuse, data integration, and dataset release as the actual practices of data sharing. A total of 963 articles, chosen from those published in 2018 and registered in the Web of Science global citation database, were manually checked. Existing data were reused in the mode of data integration (13.3%) as frequently as they were for the mode of primary reuse (12.1%). Dataset release was the least common mode (9.0%). The results show the variation in data sharing and indicate the need for standardization of data description in articles based on thorough registration and expansion in public data archives to close the loop that results in the virtuous cycle of research data.

  • Advantages of Data Reuse Based on Disciplinary Diversity and Citation Count

    E Ishita, Y Miyata, K Kurata

    International Conference on Asian Digital Libraries, 162-169 2023年

  • Monitoring the transition to open access through its mode of implementation: A principal component analysis of two surveys

    K Kurata, K Yokoi, T Morioka, Y Minami, M Kawai

    PloS one 17 (7), e0271215 (PLoS ONE)  17 ( 7 July )  2022年

    ISSN  19326203

     概要を見る

    Open access (OA) is transforming scholarly communication. Various modes of OA implementation have emerged, which reflect the complexity surrounding OA development. This study aimed to examine this development from the perspective of how OA is implemented. The sample comprised 2,368 randomly selected articles published in 2013 and 2,999 published in 2018 indexed in the Web of Science. We also conducted searches in Google and Google Scholar in 2015 for articles published in 2013 and in 2020 for articles published in 2018. Selected articles were categorized as either an “OA article,” “electronic subscription journal article,” or “not available online.” OA articles were classified into 10 implementation modes: Gold, Hybrid, Delayed, Bronze, Subject Repositories, Institutional Repositories, Personal/Institutional Websites, Academic Social Networks (ASNs), Others, and Web Aggregator. Overall, 56.5% of all sampled articles in 2013 were available for free on at least one website in 2015, while 61.7% of all sampled articles in 2018 were freely available on at least one website in 2020. Concerning implementation mode, ASNs had the highest frequency (44.4% in 2015 and 56.0% in 2020), followed by Subject Repositories (35.0% in 2015 and 39.6% in 2020) and Gold (24.1% in 2015 and 37.4% in 2020). To obtain an overview of OA implementation, we conducted principal component analysis with OA implementation mode as the variable for both 2015 and 2020. The first principal component was the axis indicating the number of overlapping OA implementations for each article in 2015 and 2020, while the second principal component was the axis orthogonal to the first, which was difficult to interpret. We identified three groups of OA implementation in each plot of the principal component scores for articles in 2015 and 2020; however, the OA implementation of each group differed in 2015 and 2020. This diversity reflects the respective positions of various stakeholders regarding OA.

  • オープンサイエンス時代の大学の研究支援プラットフォーム

    倉田敬子

    科学 92 (8), 713-717 2022年

  • 慶應義塾大学における図書館専門職養成 (特集 図書館員養成 100 周年)

    倉田敬子

    図書館雑誌= The Library journal 115 (5), 276-278 2021年

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KOARA(リポジトリ)収録論文等 【 表示 / 非表示

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研究発表 【 表示 / 非表示

  • 画面遷移と利用者特性からみた大学生におけるOPACの閲覧

    三根慎二;小泉公乃;宮田洋輔;國本千裕;汐崎順子;石田栄美;倉田敬子;上田修一

    2007年度三田図書館・情報学会研究大会発表論文集 (慶應義塾大学) , 

    2007年11月

    口頭発表(一般), 三田図書館・情報学会

  • 日本の医学研究者の電子メディア利用とオープンアクセスへの対応

    倉田敬子;三根慎二;森岡倫子;酒井由紀子;加藤信哉;松林麻実子;上田修一

    2007年度三田図書館・情報学会研究大会発表論文集 (慶應義塾大学) , 

    2007年11月

    口頭発表(一般), 三田図書館・情報学会

  • 大学生はOPACをどのように見ているのか

    石田栄美;三根慎二;小泉公乃;宮田洋輔;國本千裕;汐崎順子;倉田敬子;上田修一

    第55回日本図書館情報学会研究大会発表要綱 (鶴見大学) , 

    2007年10月

    口頭発表(一般), 日本図書館情報学会

  • The current status of Open Access in biomedical field: the comparison of countries relating to the impact of national policies

    Matsubayashi,M.;Kurata,Keiko;Sakai,Y; Morioka, T.; Kato, S.; Mine,S. ; Ueda, S.

    American Society for Information Science and Technology, 2006 Annual Meeting (ASIS&T 2006) (オースティン) , 

    2006年11月

    口頭発表(一般), American Society for Information Science and Technology

     概要を見る

    生物医学分野における2005年刊行論文のオープンアクセス状況を調査し、国別に比較した。主な結果として、全体のOA率は25%で、OA雑誌もしくはハイブリッドOA雑誌によって実現されているものが73%と圧倒的で、セルフアーカイビングは1割以下にとどまった。

  • 「情報特性」と「情報源の選択基準」:大学生の日常生活におけるインターネットの位置づけ

    國本千裕、土屋陽子、倉田敬子

    第54回日本図書館情報学会研究大会発表要綱 (九州女子大学) , 

    2006年10月

    口頭発表(一般), 日本図書館情報学会

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競争的研究費の研究課題 【 表示 / 非表示

  • DMPを中核とする研究プロセスへの変革:オープンサイエンス時代の研究データ管理

    2024年04月
    -
    2028年03月

    倉田 敬子, 基盤研究(B), 補助金,  研究代表者

  • オープンサイエンス時代の学術コミュニケーション変容に関する総合的研究

    2019年04月
    -
    2022年03月

    文部科学省・日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 倉田 敬子, 基盤研究(B), 補助金,  研究代表者

     研究概要を見る

    研究プロセスがデジタル化し,研究成果とデータの共有を目指すオープンサイエンスの時代に,学術コミュニケーションの将来を考えることは重要な課題である。本研究は,①オープンサイエンスで提案されてきた政策等の分析,②学術雑誌論文と研究データのオープン化のマクロな動向の把握,③個別の研究プロセスと研究データのミクロな調査の3つのアプローチから,学術コミュニケーション全体の生態系を具体的な根拠に基づき明らかにする。
    本研究は,研究プロセスがデジタル化していく中,研究成果のオープンアクセスのみならず,研究データの共有も促進しようとするオープンサイエンスの動きを踏まえて,①オープンサイエンス関連の政策・方針の分析,②論文と研究データのオープン化に関するマクロな動向の把握,③個別の研究プロジェクトにおける研究データのあり方に関するミクロな分析の3つのアプローチから研究を行った。特にマクロな動向把握に力をいれ,多くの調査を実施した。代表的な成果としては,2015年と2020年のオープンアクセス状況をOA種別から特徴づけた。また,学術雑誌論文におけるデータ共有を再利用と公開の観点から3類型で分析した。
    オープンサイエンスに関する関心は高まっており,その推進を目指す政策等も出されているが,実際にオープンアクセス,オープンサイエンスがどの程度どのように進んでいるのかについては日本ではあまり知られていない。本研究は,学術雑誌出版を中心とする伝統的な学術コミュニケーションの強固な体制の中で,オープンアクセス,オープンサイエンスを巡る最新の状況を具体的に,実証的に検討している点で大きな意義がある。日本でも公的資金助成における研究データ管理計画の提出の義務化政策がだされており,本研究で得られた情報は当該分野の研究者だけでなく大学等の研究機関や研究者などにも役立つものとなりうる。

  • オープンサイエンスとデジタル時代における知の構築と学術コミュニケーション

    2014年04月
    -
    2017年03月

    文部科学省・日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 倉田 敬子, 基盤研究(B), 補助金,  研究代表者

     研究概要を見る

    学術研究において,デジタルを基盤とするオープンと共有がどのように進んできているかを明らかにすることが本研究の目的である。研究成果のオープンアクセス化は全分野で半分を超え,電子ジャーナルではデジタルで読みやすい新しい論文形式が進んだ。研究データ共有の体制が整備されている先進事例も見られたが,多くの研究者のデータへの意識は非常に複雑で多様であり,研究実践と深く関わらざる得ないデータ共有は,成果のオープン化以上に実現に困難が多く,多様な視点から検討する必要がある。

  • デジタル化時代の学術情報利用

    2013年04月
    -
    2017年03月

    科学研究費助成事業, 佐藤 義則, 竹内 比呂也, 倉田 敬子, 小山 憲司, 三根 慎二, 逸村 宏, 佐藤 翔, 基盤研究(B), 研究分担者

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    国内45機関の参加・協力の下,2014年11月から12月にかけ電子ジャーナルおよび電子情報資源の利用に関するアンケート調査を実施し,広範囲の主題領域の研究者(教員,博士後期課程大学院生)から3,933の回答を得た。これらのデータを多方面から分析した結果,電子ジャーナルの利用がより広範囲にかつ深く浸透するようになっただけでなく,学術論文をPCまたはモバイル端末の画面で読む比率が増加している等,利用者の行動も大きく変化していることが明らかとなった。

  • イーリサーチとオープンアクセス環境下における学術コミュニケーションの総合的研究

    2011年04月
    -
    2014年03月

    科学研究費助成事業, 倉田 敬子, 上田 修一, 松林 麻実子, 三根 慎二, 酒井 由紀子, 加藤 信哉, 森岡 倫子, 林 和弘, 國本 千裕, 横井 慶子, 基盤研究(B), 補助金,  研究代表者

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    イーリサーチと呼ばれる研究プロセスの特徴,および学術コミュニケーションのデジタル化とオープン化の現状を明らかにすることが本研究の目的である。研究計画ごとにインタビュー,質問紙調査,ウェブの検索・データ収集などの多様な方法により調査を行った。主要な成果は,日本人研究者のデータを巡る実践と意識のモデルの構築,日本の学術雑誌のデジタル化の現状の把握,生物医学分野のデジタル化現況,一般人の医療情報等専門情報のニーズと探索の実態の把握である。

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受賞 【 表示 / 非表示

  • 科学技術への顕著な貢献 2010(ナイスステップな研究者)

    倉田 敬子, 2010年12月, 文部科学省科学技術政策研究所, 研究活動の情報基盤構築に向けて対応の遅れを警告するフロントランナー

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    インターネットによる情報流通変革によって、論文誌などのメディアの電子化が急速に進展しました。最近では、研究者がデータや成果をオープンにし、その共有から新たな知見を生み出していくe-Science と呼ばれる新しい研究スタイルも進展しつつあります。倉田氏は図書館情報学の研究者として、電子化が急激に進んだ論文誌の変化や自然科学系の研究者自身による論文のオープンアクセス化の進展に注目してきました。研究者の研究活動そのものが今後はより大きく変化をしていく可能性があり、倉田氏は研究者集団に対してその変化と影響を説明すると同時に,大学図書館や論文誌出版など研究を支援する関係者に対しても、早急に根本的変革が必要になることを多くの機会を通じて説いています。このような変化への対応には、人文系の研究者と自然科学系の科学者との議論が必須で、倉田氏はこの領域における日本全体の対応の遅れを警告するフロントランナーです。

  • 第37回日本図書館情報学会賞

    倉田 敬子, 2008年11月, 日本図書館情報学会, 『学術情報流通とオープンアクセス』(勁草書房)の顕著な業績

    受賞区分: 国内学会・会議・シンポジウム等の賞

  • 1986年度三田図書館・情報学会賞

    倉田 敬子, 2008年11月, 三田図書館・情報学会, 「日本の物理学者の生産性に影響を及ぼす要因」Library and Information Science. No.23, p.115-123(1985)に対して

    受賞区分: 国内学会・会議・シンポジウム等の賞

  • 科学研究費助成事業審査員の表彰

    倉田 敬子, 2011年09月, 日本学術振興会

    受賞区分: その他

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    本会では、学術研究の振興を目的とした科研費の業務を行っており、適正・公平な配分審査に努めているところです。配分審査は、専門的見地から第1段審査(書面審査)と第2段審査(合議審査)の2段階で行われますが、審査の質を高めていくことが大変重要となっております。このため、学術システム研究センターにおいては、審査終了後、審査の検証を行い、その結果を翌年度の審査委員の選考に適切に反映しております。さらに、検証結果に基づき、第2段審査(合議審査)に有意義な審査意見を付していただいた第1段審査(書面審査)委員を選考し表彰することとしています。

  • 科学研究費助成事業審査員の表彰

    倉田 敬子, 2014年09月, 日本学術振興会

    受賞区分: その他

     説明を見る

    本会では、学術研究の振興を目的とした科研費の業務を行っており、適正・公平な配分審査に努めているところです。配分審査は、専門的見地から第1段審査(書面審査)と第2段審査(合議審査)の2段階で行われますが、審査の質を高めていくことが大変重要となっております。このため、学術システム研究センターにおいては、審査終了後、審査の検証を行い、その結果を翌年度の審査委員の選考に適切に反映しております。さらに、検証結果に基づき、第2段審査(合議審査)に有意義な審査意見を付していただいた第1段審査(書面審査)委員を選考し表彰することとしています。

 

担当授業科目 【 表示 / 非表示

  • 学術情報メディア論

    2024年度

  • リサーチ・スキルズ

    2024年度

  • 情報メディア特殊研究Ⅱ

    2023年度

  • 情報メディア特殊研究Ⅰ

    2023年度

  • 情報学特殊研究Ⅱ

    2023年度

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社会活動 【 表示 / 非表示

  • 文部科学省科学技術・学術審議会学術分科会学術情報委員会

    2013年
    -
    2015年
  • 文部科学省科学技術・学術審議会学術分科会研究環境基盤部会学術情報基盤作業部会

    2009年03月
    -
    2012年12月
  • 文部科学省大学設置・学校法人審議会(大学設置分科会)

    2006年04月
    -
    2008年03月
  • 文部科学省科学技術・学術審議会学術分科会

    2005年01月
    -
    2006年03月
  • 国立国会図書館科学技術関係資料整備審議会

    2004年04月
    -
    2018年12月

所属学協会 【 表示 / 非表示

  • Association for Information Science and Technology, 

    2005年
    -
    継続中
  • 日本図書館情報学会, 

    1982年11月
    -
    継続中
  • 三田図書館情報学会, 

    1982年04月
    -
    継続中
  • 科学技術社会論学会, 

    2005年
    -
    継続中

委員歴 【 表示 / 非表示

  • 2014年04月
    -
    2020年03月

    副会長, 日本図書館情報学会

  • 2019年04月
    -
    継続中

    委員, 学術情報流通推進委員会

  • 2002年04月
    -
    2008年03月

    常任理事, 日本図書館情報学会

  • 2013年
    -
    2015年

    専門委員, 文部科学省科学技術・学術審議会学術分科会学術情報委員会

  • 2009年03月
    -
    2012年

    専門委員, 文部科学省科学技術・学術審議会学術分科会研究環境基盤部会学術情報基盤作業部会

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