研究発表 - 鷲見　洋一

Dictionnaires et planches － génétique des mots, génétique des images －

Yoichi SUMI

パリ高等師範学校での連続講演第４回目 （パリ高等師範学校） , 

2001年04月

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公開講演，セミナー，チュートリアル，講習，講義等, パリ高等師範学校

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全体に「生成研究」の成果を報告。前半は、文字表現のレベルで行われた生成研究。『百科全書』派が当初モデルとした英国のチェインバーズの『サイクロピーディア』が、『百科全書』第一趣意書(1745年)に部分訳出されている事実から出発。『百科全書』第３巻にダランベールが寄せた序文などを使いながら、初期から１７５０年代にかけて、フランスの当事者たちが英国のモデルといかに関わろうとしたかを説明。後半は、図版の生成過程研究の紹介。膨大な事物や存在の集合記述装置というべき「博物誌」および「博物図鑑」について、とりわけ、図鑑で使用される版画技術を細部にわたって解明するために、「デジタル・マイクロスコープ」を使用して、２５倍から１７０倍程度に情報を拡大してえられる発見をいくつかケーススタディの成果として紹介した。

Présence et absence chez Diderot

Yoichi SUMI

パリ高等師範学校での連続講演第３回目 （パリ高等師範学校） , 

2001年03月

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公開講演，セミナー，チュートリアル，講習，講義等, パリ高等師範学校

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ディドロの本質的な特徴として、「不在」を取り上げ、その場にいない存在の欠如感（愛人、後世、亡霊、遠隔の他者など）こそが、彼の充足への熾烈な願望の原動力になっていることを証明。とりわけ、『ラモーの甥』における人格と人称の分裂現象を典型的な症例として分析した。

Pour une théorie de l’intersubjectivité littéraire － autour de l’improvisation collective －

Yoichi SUMI

パリ高等師範学校での連続講演第２回目 （パリ高等師範学校） , 

2001年03月

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公開講演，セミナー，チュートリアル，講習，講義等, パリ高等師範学校

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前半は過去１年半にわたる慶應義塾大学における共同研究の成果を踏まえて、全世界を対象に、各領域における「即興」の諸相を詳述した。とりわけ、動画像を多用して、慶應義塾大学アート・センターがそれまでに手がけた即興をテーマとする催事の記録を見せながら、異分野のアーティストらによる試みの事例を紹介。後半部は、世界にも類例のない日本文学における「連句」の実践例を芭蕉と門弟たちの「七部集」に求め、仏訳を使ってその規則や付け合いの呼吸を説明した。

Le Moulin dans les panoramas du monde

Yoichi SUMI

パリ高等師範学校での連続講演第1回目 （パリ高等師範学校） , 

2001年03月

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公開講演，セミナー，チュートリアル，講習，講義等, パリ高等師範学校

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黒沢明の「七人の侍」からルイ・マル「恋人たち」まで、間に旧約聖書、ブリューゲルの風景画、コメニウスの著作、ブーシェの風景画、ディドロの『絵画論』、『百科全書』の項目＜水車＞、シューベルトの歌曲集「美しき水車小屋の娘」などを並べ、「水車」という自然と人間社会を媒介する装置の文化史的、社会史的な領域横断記述を試みた。

アーカイブの中の記憶術と博物図鑑

鷲見　洋一

２０００年度ＳＦＣ研究セミナー （東京、六本木アークヒルズ） , 

2001年02月

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公開講演，セミナー，チュートリアル，講習，講義等, 慶應義塾大学ＳＦＣ

アーカイヴの中の記憶術と博物図鑑　

鷲見　洋一

SFCフォーラム（アカデミー・ヒルズ教室） （東京） , 

2001年02月

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公開講演，セミナー，チュートリアル，講習，講義等, 慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス

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筆者が進めているヨーロッパ文化史の記述の一端を紹介。古代から伝わる記憶術の重要性をまず説き、その延長線上に位置づけられるべきさまざまな近代の試みのうち、膨大な事物や存在の集合記述装置というべき「博物誌」および「博物図鑑」について解説した。とりわけ、図鑑で使用される版画技術を細部にわたって解明するために、「デジタル・マイクロスコープ」を使用して、２５倍から１７０倍程度に情報を拡大してえられる発見をいくつかケーススタディの成果として紹介した。

On Genetic Archives

Yoichi SUMI

COE国際シンポジウム （慶應義塾大学三田キャンパス東館） , 

2000年12月

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シンポジウム・ワークショップ パネル（指名）

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慶應義塾大学の藤沢キャンパスを中心に５年間推進されたCOE研究企画の成果報告を兼ねた国際シンポジウムでの発表である。前半は古代記憶術から昨今のデジタル・メディアまでを通底する「記憶装置」への偏執を強調。後半では、筆者が所長を務める慶應義塾大学アート・センターにおいて構築中の「ジェネティック・アーカイヴ」を代表する「土方巽アーカイヴ」を紹介する。

『百科全書』研究の現在

鷲見　洋一

特別講演 （名古屋大学経済学部） , 

1999年11月

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口頭発表（招待・特別）, 名古屋大学

Autour de l’improvisation collective

Yoichi SUMI

国際１８世紀学会 （アイルランドのダブリン） , 

1999年07月

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口頭発表（一般）, 国際１８世紀学会

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１年半にわたる慶應義塾大学における共同研究の成果を踏まえて、全世界を対象に、各領域における「即興」の諸相を詳述した。とりわけ、後半部は、世界にも類例のない日本文学における「連句」の実践例を芭蕉と門弟たちの「七部集」に求め、仏訳を使ってその規則や付け合いの呼吸を説明した。世の東西を問わず、即興には近現代の芸術観に根強い完成された「作品」概念に対する反発があり、その萌芽は芭蕉たち日本の俳諧師ばかりか、ディドロを中心とするフランス１８世紀の文学にも見られることを指摘した。

Quelques refléxions sur les journées d’octobre

Yoichi SUMI

国際１８世紀学会 （ドイツ、ミュンスター） , 

1995年07月

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口頭発表（一般）, 国際１８世紀学会

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共同研究で進めてきた、１７８９年１０月のいわゆる「ヴェルサイユ行進」と呼ばれる大事件に関する新聞報道の読解を踏まえ、それに終戦直後の日本における昭和天皇のいわゆる「巡幸」を重ねて、日仏両国における「旧体制」崩壊の瞬間に際して露出した、国民の「王」に対する微妙な共感と理解の断面を比較文化論の視野から示した。

外国語の学習について

鷲見　洋一

特別講演 （慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス） , 

1995年04月

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口頭発表（招待・特別）, 慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス語学研究所

『百科全書』図版の世界

鷲見　洋一

科学基礎論学会例会 （東京、慶應義塾大学） , 

1994年06月

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口頭発表（招待・特別）, 科学基礎論学会

Rencontre d’un original et d’un homme de génie ─ Mozart et la fin du siècle

Yoichi SUMI

ベルギー、ブリュッセルの自由大学での講演 （ベルギー、ブリュッセル） , 

1994年02月

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口頭発表（招待・特別）, ブリュッセル自由大学

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１８世紀後半期に活躍した楽聖モーツアルトと、同時期にディドロが書いた対話作品に登場するラモーの甥とを比べあわせ、天才と凡才、矜持と劣等感、多作と不毛など、近代芸術を彩ることになる様々なテーマの胚胎を、二人の生き方、あるいは作品のあり方に求めた。

L'enfant prodige et le musicien raté － Mozart et le neveu de Rameau

Yoichi SUMI

フランス、トゥール大学での講演 （フランス） , 

1994年02月

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口頭発表（招待・特別）, Université de Tours

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モーツアルト一家４名の「西方大旅行」と呼ばれる楽旅の途上で、パリに滞在した時期を取り上げ、その直前にディドロが書き始めていたとされる未刊の対話作品『ラモーの甥』の人物と、天才モーツアルトとを対比的に論じるという初めての試み。両者の社会背景や歴史的、文化的な状況までをも視野に収める。

ヨーロッパ世紀末のモーツアルト

鷲見　洋一

日本モーツアルト協会例会 （東京） , 

1992年01月

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口頭発表（招待・特別）, 日本モーツアルト協会

Pour une nouvelle lecture du Neveu de Rameau

Yoichi SUMI

Colloque franco-japonais Diderot et le XVIIIe siècle en Europe et au Japon （Kyoto, Japan） , 

1984年11月

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シンポジウム・ワークショップ パネル（指名）, Université de Kyoto

Traduire Diderot －style polype et style traduit

セーヴルで開催された国際ディドロ学会（没後２００年記念） （セーヴル） , 

1984年07月

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口頭発表（一般）, フランス１８世紀学会

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ディドロが愛人のソフィー・ヴォランに宛てて書いた１８０余通の手紙を、フランス語から日本語への「翻訳」という観点で捉えなおした。ディドロ自身が強調している「付帯観念」、すなわち現代の言語学でいうところの「コノテーション」を多用する恋愛書簡の文体が、主語や人称関係の曖昧な日本語にはことのほか相性がいいという奇抜な指摘を試みた。

フランス『百科全書』とその周辺

鷲見　洋一

（東京、港区、中央労働学院） , 

1980年05月

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口頭発表（招待・特別）, 中央労働学院

ディドロ『ラモーの甥』研究を巡って

鷲見　洋一

日本フランス語フランス文学会春季大会 （東京、学士会館） , 

1972年05月

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口頭発表（招待・特別）, 日本フランス語フランス文学会