論文 - 川口　順二

「民間語源」と「学者語源」と「ことば遊び」

川口 順二

藝文研究 （慶應義塾大学藝文学会）  102   91-108 2012年06月

研究論文（学術雑誌）, 単著,  ISSN  0435-1630

固有名詞をめぐって

川口 順二

芸文研究 （東京 芸文学会）  101 （ 2 ） 1-16 2011年12月

研究論文（学術雑誌）, 単著

未来表現をめぐって

川口 順二

芸文研究 （東京　芸文学会）  92   202-186 2007年

研究論文（学術雑誌）, 単著

モダリティー動詞aller

川口 順二

芸文研究 （東京　芸文学会）  91 （ 3 ） 328-310 2006年

研究論文（学術雑誌）, 単著

借用語をめぐってーフランス語の中の英語ー

川口 順二

芸文研究 89   1-17 2005年

研究論文（学術雑誌）, 単著

形容詞のつく定名詞句の指示と文体

川口 順二

日本フランス語学会第２１０回例会 2003年07月

単著

感情表現の言語・文化的対照研究

川口 順二

２１世紀ＣＯＥプログラム　研究拠点形成費補助金 心の解明に向けての統合的方法論構築 平成１４年度成果報告書 （２１世紀ＣＯＥ人文科学研究拠点 心の統合的研究センター）  2003年

研究論文（研究会，シンポジウム資料等）, 共著

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「神秘」の感情惹起がスペイン語原文のテクストでどのようなメカニズムを基に表現されているかを考察し，英語・ドイツ語・フランス語・日本語における対応を調査した．

Semantique lexicale historico-contrastive : cas de client

川口 順二

2002年09月

単著

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Some regularities have been observed in the development ot meaning by a number of historical studies. The case of the French word "client" offers interesting properties in that French, English, German and Japanese all present a parallel meaning extension.

対照語彙論―「客」とclientをめぐって

「東西言語文化の類型論」特別プロジェクト研究成果報告書　平成１３年度 V   615-643 2002年03月

単著

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意味の歴史的変化における規則性の問題を概観し，「客」・client・customer・Kundeなどとの比較を通して，記号の性質を考察。

Extension semantique et nomination dans le lexique japonais

Faits de langues 17   65-72 2001年08月

単著

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川口（１９９８）「動物名から道具名へ―メトニミ・メタファ・意味の変化―」（『芸文研究』７５号）と川口（１９９９）「再び動物の名前をめぐって」（『芸文研究』７６号）では動物名の道具名への転用を認知・文化的メカニズムに求めたが，この問題についての日仏の異同を検証して範疇化の問題を論じた．日本語では範疇表示マーカーの介入がフランス語よりもずっと頻繁なことを確認し,これを河川名での固有名詞の扱い方と比較した。

語彙の意味と意味の変化

フランス語学研究 35   66-73 2001年06月

単著

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ドイツで行われる意味論の紹介と問題の提起。

命名における直喩と隠喩―動物，道具そして河川の名称

『東西言語文化の類型論的特別プロジェクト』研究報告書　平成１１年度 III   901-914 2000年03月

単著

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動物名から道具名への転義の問題と，日本語の地名の英訳で起こる問題の理論的解明の試み。

再び動物の名前をめぐって

芸文研究 77   109-123 1999年12月

単著

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日本語の「すずむし」の類は道具の名前が動物の名前に用いられているように見え，それは「動物名から道具名へ―メトニミ・メタファ・意味の変化」で述べた仮説の反例と思われうるが，実はそうではないことを主張。

動物名から道具名へ―メトニミ・メタファ・意味の変化

芸文研究 75   254-269 1998年12月

単著

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動物の名前が道具の名前に転義する現象は数多くあるが，その逆の方向への転義がまれであることを日・英・独・仏などを用いて検証し，仮説を提示する。

助数詞論

フランス語学研 32   1-14 1998年06月

単著

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フランス語の助数詞をE.Benvenisteの記述を援用してフランス語の助数詞の補完性という性質に注目。

「目」の文法化をめぐって

芸文研究 74   91-106 1998年06月

単著

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日本語「目」は多くの身体部位名称と同様に多義を展開している．このうち文法化の対象となった「少なめ」の「め」や「３人目」の「め」までをも含めた意味的考察。

文法化

阿部宏

フランス語学研究 30   51-58 1996年06月

単著

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フランス語では当時はまだ少なかった「文法化」現象を解説。

数量とその質的解釈

フランス語学研究 29   73-76 1995年06月

単著

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フランス語における数量表現の諸相をある論文集に収録された論文をもとに考察。

plusを用いる比較級について

芸文研究 67   219-231 1995年03月

単著

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２つの性質を比べる比較構文の意味構造を考察。

フランス語の成立と書き言葉

フランス語学研究 28   52-60 1994年06月

単著

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社会言語学的観点からは書き言葉は話し言葉とは異なる特性を持つ．これを中世フランスにおける書き言葉の成立という問題に焦点を当てて考察。

-ant形容詞の意味論

川口 順二

フランス語学研究 27 1993年06月

研究論文（学術雑誌）, 単著, 査読有り

plutotと多義性

フランス語学研究 27 1993年06月

単著

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plutotが多義であることに注目して，用法分類の後に，それらの用法の詳細な記述と，その発話理論的な解釈を提示。

同定と属性付与構文再考

芸文研究 59   258-271 1991年03月

単著

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すでに行った考察の問題点を再び取り上げる。

B.Pottierの言語論

フランス語学研究 23   89-97 1989年06月

単著

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フランスで最も重要な位置を占める言語学者の１人であるB.Pottierの意味論を批判的に考察。

A propos de 'il parait que'

古石篤子

Equinox 51 1989年

共著

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フランス語のil parait queという表現は伝聞に用いられる．日本語の「（行く）そうだ」と類似して，構文的に多くの制約がある．意味的解釈を進めることで，伝聞の概念の解明にも迫る。

文法教育について

フランス語フランス文学 6   81-93 1988年03月

単著

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文法教育は規則を教え込むことではなく，むしろ現象の理解が重要であることを，いくつかの具体例に即して主張する。

N.FURUKAWAの冠詞論

フランス語学研究 21   56-71 1987年06月

単著

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古川直世の展開するフランス語の冠詞論を詳細に跡付け，反論を展開する。

Proprietes aspecto-temporelles de l'expression japonaise'p-koto-ga-aru'

Etudes de linguistique generale et de linguistique latine offertes en hommage a Guy SERBAT    317-345 1987年

単著

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日本語「．．．ことがある」にはさまざまな用法があるので，これを分類し，ついで事象の実現を表す用法について，アスペクト・テンス的問題を考察。

「同定」と「属性付与」の一構文

芸文研究 51   119-136 1987年

単著

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「XはPだ」という構文ではPがXの同定に用いられるか，またはPがXの属性記述を提示する．このメカニズムを考察。

海外の言語学―フランス

言語 15 （ 5 ） 130-132 1986年05月

単著

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フランス言語学の解説

海外の言語学―フランス

言語 14 （ 12 ） 122-124 1985年12月

単著

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フランス言語学の解説

海外の言語学―フランス

言語 14 （ 6 ） 108-110 1985年06月

単著

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フランス言語学の解説

Encyclopaedia Universalisの新版

学灯 82 （ 2 ） 60-61 1985年02月

単著

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百科事典の紹介

現代フランスの二人の言語学者―キュリオリとポティエ

フランス 60 （ 1 ） 88-89 1985年01月

単著

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フランスを代表する２人の言語学者たちの紹介

形容詞の対照研究―日本語とフランス語

日本語学 4 （ 3 ） 51-56 1985年01月

単著

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日仏両語における形容詞の用法のずれをいくつかの具体的例に即して考察。

ソンナ＋Nについて―日西英対照

芸文研究 46   74-114 1984年12月

単著

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「ソンナ＋N」構文をフランス語との対照を射程に入れながら分析。

海外の言語学―フランス

言語 13 （ 5 ） 98-100 1984年05月

単著

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フランス言語学の解説

telについて（I）

フランス・ドルヌ，小林康夫，六鹿豊

フランス語学研究 18   37-56 1984年05月

共著

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フランス語の不定形容詞・代名詞のtelの用法を分類し，発話論的記述を試みる。

中世仏語における発話上の一現象について

フランス語学研究 17   106-116 1983年05月

単著

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B.Cerquigliniが発見した中世フランス語marの意味特性を考察。

海外の言語学―フランス

12 （ 5 ） 124-126 1983年05月

単著

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フランス言語学の解説

人称の概念について―日・英・仏を中心にして

日本語学 24   49-62 1983年04月

単著

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人称の概念を日本語・英語・フランス語を中心に述べ，特に表面的に見ても気づきにくい日本語の人称に関わる意味的現象を論じる。

ダレカ＋NP

芸文研究 44   110-126 1982年12月

単著

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日本語の「だれか＋名詞」構文の予測しにくい制約を明らかにし，その説明をフランス語との対比において試みる。

Un grammairien japonais du XVIIIe s. Et la langue japonaise

Langages 68   45-62 1982年12月

単著

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富士谷成章の『かざし抄』での「なほ」の記述をO.Ducrotの語用論を援用して解釈する試み。

Quelques problemes aspectuo-temporels des adjectifs en francais

六鹿豊

フランス語学研究 16   1-28 1982年06月

共著

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アスペクトは一般に動詞について議論されるが，形容詞でも問題があることを指摘し，Benvenisteなどを援用してそのアスペクト特性を記述。

海外の言語学―フランス

言語 11 （ 3 ） 110-112 1982年03月

単著

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フランス言語学の解説

感嘆文と対照言語学

三田評論 815   21 1981年06月

単著

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感嘆文の発話理論的解釈を日仏対照の観点から考察。

Une construction appreciative en 'il y a' de l'ancien francais

L'information grammaticale 5 1980年03月

単著

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中世フランス語でのil y aの評価的用法を取り上げ，その構文・意味的特性を記述。

J.-Cl.Chevalier: Verbe et phrase. Les problemes de la voix en espagnol et en francais

フランス語学研究 14 1980年03月

単著

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スペイン語動詞の態についてのChevalierの記述をフランス語との比較において考察。

Recherche en syntaxe, de Travaux du Groupe de linguistique japonaise

Cahiers de linguistique Asie-Orientale 7   85-96 1980年03月

単著

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フランスの日本語研究の状況を最近の雑誌を取り上げて考察．データの不備や理論的考察の不十分さを検証。

C. Fuchs et A.M.Leonard: Vers une theorie des aspects: les systemes du francais et de l'anglais

フランス語学研究 14 1980年03月

単著

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英語動詞のアスペクトを扱うFuchs et Leonardの詳細な紹介と問題点の指摘。

Etre et avoir chez Benveniste

L'information grammaticale 3 1979年09月

単著

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E.Benvenisteのetreとavoirの記述の問題点を批判し，代わりにギヨーム的解釈を提示。

国立科学院（C.N.R.S.)における言語学研究活動

1979フランス語学研究 12 1979年06月

単著

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フランス国立科学院での言語学者たちの研究を概観し，発話理論や論拠づけ理論の特徴を考察。

国立科学院（C.N.R.S.)における言語学研究活動

フランス語学研究 12 1979年06月

単著

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フランス国立科学院での言語学者たちの研究を概観し，発話理論や論拠づけ理論の特徴を考察。

松原秀治『フランス語の冠詞』

フランス語学研究 13 1979年06月

単著

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松原秀治氏の冠詞論を概観し批判的に考察。

Interrogation, intonation et la particule -ka en japonais

Cahiers de linguistique Asie-Orientale 5   5-18 1979年03月

単著

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日本語の助詞「か」の終助詞や不定詞形成要素（「だれ＋か」等）の用法から，「か」が走査という発話的操作のマーカーであることを示す。

Naoyo FURUKAWA: Le nombre grammatical en francais contemporain

フランス語学研究 12   97-100 1978年06月

単著

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古川直世の名詞の数についての論考を批判的に考察。

Etre et Avoir--description psychosystematique

フランス語学研究 8   1-34 1974年06月

単著

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フランス語のbe動詞とhave動詞とを一緒に分析し，心機構論的解釈を試みる。