山口 徹 (ヤマグチ トオル)

Yamaguchi, Toru

写真a

所属(所属キャンパス)

文学部 人文社会学科(史学系) 民族学考古学専攻 (三田)

職名

教授

HP

外部リンク

プロフィール 【 表示 / 非表示

  • 南太平洋オセアニアや日本の南西諸島をフィールドに、考古学と地球科学が協働するジオアーケオロジーの手法を用いて、島嶼世界の景観史の中に人と自然の「絡み合い(entanglement)」を読み解いてきました。近年は、考古学を触媒にした歴史生態学と歴史人類学の節合(文理融合)を目指しています。

教員からのメッセージ 【 表示 / 非表示

  • 南太平洋ポリネシアとミクロネシアの島嶼社会を対象に、考古・民族誌・地形のさまざまな側面から文化景観の形成プロセスに関心をもっています。近年は、地球温暖化にともなう気象災害と環礁社会のレジリエンスに関心をもち、ポリネシアの北部クック諸島にあるプカプカ環礁でフィールドワークを続け、自然の営力と島民の営為のインタラクティブな景観史にアプローチしています。

その他公開情報 【 表示 / 非表示

  • 慶應義塾大学が所蔵し、民族学考古学研究室が管理するメラネシア民族資料の整理と研究も進めています。20世紀前半に収集された貴重な資料です。その成果の一部は、ウェッブデータベースとして公開しています。

総合紹介 【 表示 / 非表示

  • ラロトンガ島の島景観

    南太平洋オセアニアや日本の八重山諸島をフィールドに、考古学と地球科学が協働するジオ考古学の手法を用いて、島嶼世界の景観史のなかに人と自然の「絡み合い(entanglement)」を読み解いてきました。近年は、クック諸島プカプカ環礁の調査プロジェクトを進めてます。また、18世紀中頃-20世紀初頭の植民地期に収集されたオセアニア造形物の歴史人類学的・博物館人類学的研究にも挑戦しています。

経歴 【 表示 / 非表示

  • 2000年03月
    -
    2004年04月

    千葉商科大学, 政策情報学部, 助教授

  • 1998年04月
    -
    2000年03月

    慶應義塾大学環境情報学部助手

  • 1997年04月
    -
    1998年03月

    慶應義塾大学文学部(講師)

  • 1998年04月
    -
    2000年03月

    山脇学園女子短期大学(講師)

  • 1998年04月
    -
    2001年03月

    慶應義塾大学文学部(講師)

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学歴 【 表示 / 非表示

  • 1982年04月
    -
    1986年03月

    慶應義塾大学, 文学部, 史学科

    大学, 卒業

  • 1986年04月
    -
    1988年03月

    慶應義塾大学, 文学研究科, 史学専攻(民族学考古学分野)

    大学院, 修了, 修士

  • 1989年04月
    -
    1994年03月

    慶應義塾大学, 文学研究科, 史学専攻(民族学考古学分野)

    大学院, 単位取得退学, 博士

  • 1994年04月
    -
    1997年09月

    オークランド大学, 人類学部

    ニュージーランド, 大学院, 修了, 博士

  • 1994年04月
    -
    1997年09月

    オークランド大学, 人類学部

    ニュージーランド

学位 【 表示 / 非表示

  • 修士(史学), 慶應義塾大学, 課程, 1988年03月

  • PhD in Anthropology, ニュージーランド国立オークランド大学, 論文, 2000年09月

職務上の実績に関する事項 【 表示 / 非表示

  • 2019年10月
    -
    2021年09月

    慶應義塾大学文学研究科委員長補佐

     活動内容を見る

    大学院文学研究科執行部業務

  • 2021年10月
    -
    2023年09月

    慶應義塾大学文学部学習指導主任

     活動内容を見る

    学生部案件対応

  • 2021年10月
    -
    2025年09月

    慶應義塾大学研究連携推進本部副部長

     活動内容を見る

    研究推進部門担当

 

研究分野 【 表示 / 非表示

  • 人文・社会 / 考古学 (Archeology)

  • 人文・社会 / 文化人類学、民俗学

  • 人文・社会 / 地域研究

研究キーワード 【 表示 / 非表示

  • オセアニア

  • ジオアーケオロジー

  • ジオアーケオロジー

  • 先史学

  • 博物館人類学

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研究テーマ 【 表示 / 非表示

  • オセアニア環礁社会を支えるタロイモ栽培の天水田景観と気象災害のジオアーケオロジー, 

    2017年04月
    -
    2022年03月

     研究概要を見る

    本研究の目的は、オセアニアの環礁社会を支える天水田の構築・放棄・修復・再利用にかかわる動態を気象災害との関連において解明することである。そのために、考古学・地球科学・文化人類学の手法を領域横断的に用いて、北部クック諸島プカプカ環礁で現地調査を継続している。

  • 気象災害連鎖の渦中にあるオセアニア環礁社会のアイランド・レジリエンスに関する研究, 

    2016年11月
    -
    2018年11月

  • サンゴ礁学-複合ストレス下の生態系と人の共生共存未来戦略, 

    2008年04月
    -
    2013年03月

  • 環礁上に成立する小島嶼国の地形変化と水資源変化に対する適応策に関する研究, 

    2008年04月
    -
    2010年03月

  • オセアニア環礁景観の考古学的・歴史人類学的綜合研究とその現在的活用策の検討, 

    2006年
    -
    2008年

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著書 【 表示 / 非表示

  • 世界歴史19:太平洋海域世界

    山口徹, 岩波書店, 2023年05月,  ページ数: 290

    担当範囲: コラム:日本に渡ったウリ像-小嶺コレクション,  担当ページ: 246-247

  • ようこそオセアニア世界へ

    山口徹, 昭和堂, 2023年02月,  ページ数: 333

    担当範囲: 第3章:島嶼-島景観にみる自然と人間の営み,  担当ページ: 57-71

  • ヒトはなぜ海を越えたのか:オセアニア考古学の挑戦

    秋道 智彌,印東 道子,山口徹 他, 雄山閣, 2020年03月,  ページ数: 264

    担当範囲: ラロトンガ島の祭祀遺跡タプタプアテア―クック諸島にも届いていたオロ信仰

  • アイランドスケープ・ヒストリーズ : 島景観が架橋する歴史生態学と歴史人類学

    山口 徹, 風響社, 2019年02月,  ページ数: 362p

  • 海民の移動誌:西太平洋のネットワーク社会

    山口徹, 2018年03月,  ページ数: 394

    担当範囲: コラム:海域ネットワークが生み出したリモートオセアニアの島嶼景観,  担当ページ: 387-391

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論文 【 表示 / 非表示

  • Origin and migration of trace elements in the surface sediments of Majuro Atoll, Marshall Islands

    Ito L., Omori T., Yoneda M., Yamaguchi T., Kobayashi R., Takahashi Y.

    Chemosphere (Chemosphere)  202   65 - 75 2018年07月

    研究論文(学術雑誌), 共著,  ISSN  00456535

     概要を見る

    © 2018 Elsevier Ltd The sediments of Majuro Atoll, Marshall Islands, consist of bioclastic materials, including foraminifera and coral debris. The sedimentary depth profiles of elements showed that various elements including zinc (Zn) and copper (Cu) were enriched in the upper layers of the islands of Majuro Atoll. Carbon-14 dating revealed that the sedimentation of the upper layer was completed before 1670 and 542 cal BP in Laura and Calalen, respectively. The enriched elements could be categorized by their origins: (a) terrestrial elements transported as dust (aluminum (Al) and rare earth elements (REEs)); (b) anthropogenic elements (Zn and Cu); and (c) elements supplied by seabirds (phosphorus (P)). From the results of the total amount of Al supplied to sediments for ca. 2000 years, Al in Majuro Atoll was suggested to be airborne origin. The enrichment factors of the elements normalized to Al concentration of continental crust showed that REEs were also transported as dust, while Zn and Cu were mainly of anthropogenic origin. The speciation analysis by X-ray absorption near-edge structure (XANES) showed the presence of Zn–Cu alloys originated from industrial products. It was also revealed that Zn was enriched in the surface due to anthropogenic emission after urbanization on Majuro Atoll and fixed by carbonate and phosphate at the upper layer, which inhibits migration of Zn into the deeper layer and its release to the groundwater and costal water. Hence, the fixation of heavy metals at the surface prevents their exposure to aquatic organisms and residents via fresh groundwater in the island.

  • Influence of acidification on carbonate sediments of majuro atoll, Marshall Islands

    Ito L., Yamaguchi T., Kobayashi R., Terada Y., Takahashi Y.

    Chemistry Letters (Chemistry Letters)  47 ( 4 ) 566 - 569 2018年

    研究論文(学術雑誌), 共著,  ISSN  03667022

     概要を見る

    © 2018 The Chemical Society of Japan. Influence of acidification on carbonate sediments in Majuro Atoll, Marshall Islands was studied by chemical and mineralogical methods coupled with synchrotron-based X-ray ¯-CT. We found that the lowering of soil pH near the surface layer caused decrease of Mg concentration and increase of porosity of foraminifera (Calcarina spp.) due to the selective dissolution of magnesian calcite in Calcarina spp.test.

  • Revisiting late Holocene sea-level change from the Gilbert Islands, Kiribati, west-central Pacific Ocean

    Hiroya Yamano, Hajime Kayanne, Toru Yamaguchi, Tomomi Inoue, Yukira Mochida, Shigeyuki Baba

    QUATERNARY RESEARCH (CAMBRIDGE UNIV PRESS)  88 ( 3 ) 400 - 408 2017年11月

    査読有り,  ISSN  0033-5894

     概要を見る

    New coral microatoll data allow presenting an updated late Holocene sea-level curve for the Gilbert Islands of Kiribati. Examination of build-up elevation and spatial distribution of microatolls, along with radiocarbon age data from coral samples, suggest an approximately 1 m sea-level high stand, possibly lasting from similar to 3500 to 1900 cal yr BP. Our sea-level curve, which is similar to the one reported from the Marshall Islands, is a baseline to reconstruct the evolution of reef flats and reef islands. In addition, it provides important contextual data to infer human settlement on islands in the west-central Pacific.

  • The geoarchaeology of shoreline transition and alluvial landscapes on Ishigaki (Ryukyu Islands): disentangling natural and anthropogenic processes of landscape formation.

    山口 徹

    第8回世界考古学会議    168 - 168 2016年08月

    研究論文(国際会議プロシーディングス), 共著, 査読有り

     概要を見る

    Late Holocene relative sea level fall should be considered in the context of eustatic change, local isostatic adjustment and local tectonic movement. We present a case study of shoreline retreat and lowland formation for the Nagura region of Ishigaki Island in the southern RYukyus.

  • ウリ像をめぐる絡み合いの歴史人類学-ビスマルク群島ニューアイルランド島の造形物に関する予察-

    山口 徹

    史学 (三田史学会)  85 ( 1-3 ) 401 - 439 2015年07月

    研究論文(学術雑誌), 単著, 査読有り,  ISSN  0386-9334

     概要を見る

    本稿では、慶応義塾に所蔵されるニューアイルランド島のウリ像を出発点に、民族誌的情報を整理したうえで、西欧の収集者にかかわるコロニアル・ヒストリーや博物館の近代史研究を概観し、多様な立場にあった人々のあいだの絡み合いを析出する足掛かりとする。

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KOARA(リポジトリ)収録論文等 【 表示 / 非表示

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総説・解説等 【 表示 / 非表示

  • モノから「収集の歴史」を考える-ニューアイルランド島のウリ像を対象にして-

    山口 徹・臺浩亮

    日本文化人類学会第50回大会発表要旨集 (日本文化人類学会第50回大会実行委員会)  2016   58 - 58 2016年05月

    研究発表ペーパー・要旨(全国大会,その他学術会議), 共著

     概要を見る

    ウリとは、ビスマルク群島ニューアイルランド島の村々で製作された木製祖霊像である。おもに、独領ニューギニアの植民地経営が確立した20世紀初頭に収集され、欧米を中心に博物館や個人コレクションとして255体あると言われている。発表では、収集側と土着の人びとの目論見の交差、すなわち「ダブル・ビジョン」の歴史的産物として、これらウリ像の形態的特徴を分析しうるか検討する。

  • ”歴史する”アプリ「慶應時空ぷらっと」

    山口 徹

    塾 289   20 - 20 2016年01月

    速報,短報,研究ノート等(大学,研究機関紀要), 単著

  • 環礁社会の多様性を通時的に把握する

    山口 徹・深山直子, et al.

    日本サンゴ礁学会第18回大会講演要旨集 (日本サンゴ礁学会第18回大会実行委員会)     131 - 131 2015年11月

    研究発表ペーパー・要旨(全国大会,その他学術会議), 共著

  • 「伝統」を裏付ける構築された景観-北部クック諸島プカプカ環礁の考古学的情報とその歴史人類学的解釈-

    山口 徹・棚橋訓

    日本文化人類学会第48回研究大会発表要旨集 (日本文化人類学会第48回研究大会実行委員会)     106 - 106 2014年05月

    研究発表ペーパー・要旨(全国大会,その他学術会議), 共著

  • 石垣島名蔵の離水マイクロアトールから見る相対的海面低下と沖積低地の形成

    山口 徹・山野博哉・渡邊剛・菅浩伸・川本智仁

    日本サンゴ礁学会第16回大会講演要旨集 (日本サンゴ礁学会第16回大会実行委員会)     44 - 44 2013年12月

    研究発表ペーパー・要旨(全国大会,その他学術会議), 共著

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研究発表 【 表示 / 非表示

  • 景観の民族考古学-経験されたトンガレヴァ環礁のマラエ(祭祀遺跡)-

    山口徹

    日本オセアニア学会 (同志社大学) , 

    2023年03月

    口頭発表(一般), 日本オセアニア学会

     概要を見る

    南北貿易風帯には環礁が数多く分布する。サンゴ礁の上の未固結な砂礫が州島を形成する。低平な地形で、植生は限られる。特徴の少ない空間だが、そこに人間が住み着くことで方角が設定され、微妙な高低差が意識され、ナラティブが付与されてきた。人文主義地理学に準えれば、身体経験を通して構築・更新されてきた景観が環礁にもあったはずである。マラエと呼ばれる東ポリネシアの祭祀遺跡は興味深い研究対象の1つだろう。しかし、考古学は痕跡の物質性を記述できても、人間の具体的な経験まで踏み込むことは難しい。「景観」という概念は学際的視点を我々に求めてくる。本発表では、北部クック諸島トンガレヴァ環礁のマラエに民族考古学的にアプローチし、経験された景観として論じる。ソサエティ諸島などの事例と同様に、方形の区画、基壇/配石、そして立石を基本要素とするマラエである。幾何学的な建造物だが、前後左右に対称というわけではない。基壇や立石が区画の一方に偏ることで、外洋方向への指向性をもつ。区画が内と外を限り、居住址から距離的に隔てられてもいる。これらの不均質性が儀礼の場面で立場によって異なる仕方で経験され、そうした経験の束が社会的に共有されることで、マラエは景観として更新されていたと考えてみたい。経験の内容に迫れるのは、キリスト教伝来直前の18世紀中頃に1年近く滞在した米国商人ラモントの民族誌的記録が利用できるからである。

  • Symposium on Monument Studies of the Pacific: ethnoarchaeological approaches to ritual

    Nojima, Y & Yamaguchi, T.

    Trekking shores, crossing water gaps, and beyond: Maritime aspects in the dynamics of "Out of Eurasia" civilizations (Honolulu, Hawaii) , 

    2023年03月

    シンポジウム・ワークショップ パネル(指名), 新学術領域研究:出ユーラシアの総合的人類史学

  • Ethnoarchaeology of ritual landscape in Tongareva Atoll, the northern Cook Islands

    山口 徹

    The Out of Eurasia, Hawai'i Conference, 

    2023年03月

    シンポジウム・ワークショップ パネル(指名)

  • 歴史生態学と解釈考古学の節合-オセアニアの環礁景観を事例に-

    山口徹

    日本考古学協会 (早稲田大学) , 

    2022年05月

    シンポジウム・ワークショップ パネル(指名), 日本考古学協会

    公開用PDF1

  • 北部クック諸島プカプカ環礁の初期居住期を再考する

    山口徹

    第38回日本オセアニア学会大会 (オンライン) , 

    2021年03月

    口頭発表(一般), 日本オセアニア学会

     概要を見る

    リモート・オセアニアの環礁では、河川による堆積作用はもちろん、火山噴火による降灰が期待できないため、島民の生活面は過去から現在までほとんど変わらず、考古学にとっては層位発掘が難しいフィールドである。しかし、サトイモ科根茎類の天水田掘削にともなって周りに積上げられてきた廃土の下に、しばしば過去の地表面がパックされている。プカプカ環礁ではこれまでに、4つの天水田の廃土堤で 6 地点のトレンチ発掘を実施した。年代測定の信頼性を確保するために、採取した炭化材の樹種同定を行い、ヤシの実の内果皮など短命部位の炭化試料を選択 した。 AMS 年代測定の結果は、いずれの地点でも最下文化層で600cal.yr.BP 前後の較正年代を示すことが明らかとなった。プカプカ環礁初の考古学的発掘調査が慶應大の調査隊によって1985 年に行われ、 1988年刊行の英文概報で 2310 65yr.BP という 14C 年代が掲載された。当時は、ビショップ博物館の篠遠喜彦博士がポリネシアの移住史を「オーソドックス・シナリオ」として取り纏めていた時期である。西ポリネシアから東ポリネシアへの最初期の移住ルートはサモア・トンガからマルケサス諸島と考えられ、その時期は 17 00 1600 年前と見積られた。ただし、サモアやトンガの初期居住期が 2800 年前だから、両地域のあいだにある 1000 年余りのギャ
    ップが課題だった。プカプカはまさに東西ポリネシアの中間に位置する北部クック諸島の環礁であり、それゆえ 2300 年前に遡る初期居住の年代は、オーソドックス・シナリオの蓋然性を高める証拠として注目を集めてしまった。しかし、当時の年代測定はベーター線計測法によるもので、AMS 法に比べると精度が低い。また、測定試料ごとに異なる同位体分別効果(δ 13C 値)を加味した補正年代(コンベンショナル 年代)は得られていない。何よりも、測定試料の材が炭化物か海産貝類か不明である。現在の基準に照らすと、残念ながら信頼性の低い測定年代である。その後、東ポリネシアの移住史にかかわる14C 年代の信頼性が厳密に評価され、初期居住期はタヒチで 1000 年前、マルケサス、ハワイ、イースター島、ニュージーランドで 800年前と推定されている。天水田を取り囲む廃土堤下から得た 600cal.yr.BP 前後の較正年代を現在の通説に当てはめると、プカプカ環礁の初期居住は、タヒチやマルケサスなど火山起源の高い島々への移住が進んだ後ということになる。東西ポリネシアには、 1000 年前以降も往来があったと考える歴史言語学的研究がある。プカプカ環礁はその中継地として居住が始まった可能性がある。

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競争的研究費の研究課題 【 表示 / 非表示

  • 人工的環境の構築と時空間認知の発達

    2019年06月
    -
    2024年03月

    東京大学, 科学研究費助成事業, 鶴見 英成、北條 芳隆, 関口 和寛, 光本 順, 後藤 明, 杉山 三郎, 野嶋 洋子, 山本 睦, 笹生 衛, 山口 徹, 片岡 修, 新学術領域研究(研究領域提案型), 未設定

     研究概要を見る

    ユーラシア大陸を離れ、南北アメリカ大陸・日本・オセアニアなどに渡ったヒトは、どのように自然環境や時間の流れを認知し、特有のニッチ(生態的地位)を構築したのか。その特性を解明するべく、人工的環境を大きく規定するモニュメントの形成について研究する。神殿・都市・墳墓などを現地調査してデータを収集し、文献調査を加え、さらに人為の及ばない天体の運行を視野に入れ、人工的環境を総合的に検討する。

  • オセアニア環礁社会を支えるタロイモ栽培の天水田景観と気象災害のジオアーケオロジー

    2017年04月
    -
    2021年03月

    文部科学省, 科学研究費補助金(文部科学省・日本学術振興会), 山口 徹、山野 博哉, 基盤研究(A), 補助金,  研究代表者

     研究概要を見る

    課題番号17H01647:本研究の目的は、オセアニアの環礁社会を支える天水田の構築・放棄・修復・再利用にかかわる動態(景観史)を気象災害との関係において解明することである。そのために、ジオアーケオロジーの手法を用いて、ポリネシア中部のプカプカ環礁(北部クック諸島)で現地調査を実施する。

  • 気象災害連鎖の渦中にあるオセアニア環礁社会のアイランド・レジリエンスに関する研究

    2016年11月
    -
    2018年11月

    住友財団, 山口徹, 補助金,  研究代表者

     研究概要を見る

    課題番号163214:オセアニアには多くの環礁が分布する。温暖化による水没が懸念されるサンゴ礁の島々である。しかし、海面上昇以上に喫緊の問題はサイクロンや干ばつの激化である。多くが離島社会であることを踏まえると、気象災害に対するローカルなレジリエンス(回復戦略)のあり方を把握しなければならない。本研究では、2004年にサイクロン被害を受けたプカプカ環礁の復興過程を明らかにするために、文理融合チームで現地調査を行う。

  • 新学術領域研究(研究領域提案型)「サンゴ礁学-複合ストレス下の生態系と人の共生共存未来戦略」の計画研究B02班「サンゴ礁-人間共生系の景観史」

    2008年04月
    -
    2013年03月

    文部科学省, 科学研究費補助金(文部科学省・日本学術振興会), 山口徹, 補助金,  研究代表者

     研究概要を見る

    課題番号20121005:本計画研究では、サンゴ礁と人間の新たな共生・共存系のモデルを構築する。そのために、ジオ・アーケオロジー、動物考古学、形質人類学の手法によって環境利用史(漁労や農耕)を解明する。また、現在のサンゴ礁が直面する複合ストレスの規模や強度は、過去のものとは比較にならないほど大きいため、この状況への対応策の1つとして、グローバル化のなかで拡大し続ける社会的ネットワークの活用を考える。先史から現在まで連綿と続く「絡み合う人と自然の景観史」を描出し、生計資源・観光資源・ 文化資源としてのサンゴ礁の活用方法を諸学との協働によって探求する。

  • 「環礁上成立する小島嶼国の地形変化と水資源変化に対する適応策に関する研究」のサブテーマ2「人間居住と農耕史に関する研究」

    2008年04月
    -
    2010年03月

    地球環境研究総合推進費, 受託研究,  未設定

     研究概要を見る

    課題番号0810BA009

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Works 【 表示 / 非表示

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その他 【 表示 / 非表示

  • 2015年11月

     内容を見る

    日本サンゴ礁学会第18回大会実行委員長(慶應義塾大学)

 

担当授業科目 【 表示 / 非表示

  • 民族学考古学特殊講義Ⅱ

    2023年度

  • 民族学考古学特殊講義演習Ⅱ

    2023年度

  • 民族学考古学特殊講義演習Ⅰ

    2023年度

  • 民族学考古学研究法Ⅳ

    2023年度

  • 民族学考古学研究法Ⅲ

    2023年度

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教育活動及び特記事項 【 表示 / 非表示

  • 展示活動「出会い、さまざまなカタチ:2018年度慶應義塾大学民族学考古学資料展」

    2020年01月
    -
    2020年02月

    , 教育内容・方法の工夫

     内容を見る

    慶應大メディアセンター展示室にて、慶應大所蔵の考古学・民族学資料を、民族学考古学専攻の学部生と展示。

  • 展示活動「人を模る造形の世界:南洋・東洋・中近東」

    2017年01月
    -
    2017年02月

     内容を見る

    慶應大メディアセンター展示室にて、慶應大所蔵の考古学資料・民族学資料を、民族学考古学専攻の学部生とともに展示。

  • 展示活動「語り出す南洋の造形:慶應大所蔵・小嶺磯吉コレクション」

    2015年01月
    -
    2015年02月

    , 教育内容・方法の工夫

     内容を見る

    慶應大メディアセンター1F展示室にて、慶應大所蔵のメラネシア民族資料(小嶺磯吉収集コレクション)を民族学考古学専攻の学部生とともに展示。

 

所属学協会 【 表示 / 非表示

  • 日本文化人類学会, 

    1992年04月
    -
    継続中
  • 日本オセアニア学会, 

    2007年04月
    -
    継続中
  • 日本考古学協会, 

    2006年04月
    -
    継続中
  • 日本サンゴ礁学会, 

    2005年11月
    -
    継続中
  • 日本植生史学会, 

    2010年04月
    -
    継続中

委員歴 【 表示 / 非表示

  • 2021年04月
    -
    2023年03月

    理事(学会誌担当), 日本オセアニア学会

  • 2020年04月
    -
    2021年03月

    科学研究費基盤S審査・評価第二部会A小委員会審査委員・副幹事, 日本学術振興会

  • 2019年04月
    -
    2020年03月

    科学研究費基盤S審査・評価第二部会A小委員会審査委員, 日本学術振興会

  • 2018年04月
    -
    2019年03月

    科学研究費基盤S審査・評価第二部会A小委員会審査委員, 日本学術振興会

  • 2014年12月
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    2015年11月

    第18回研究大会実行委員長, 日本サンゴ礁学会

     特記事項を見る

    公開シンポジウム「サンゴ、〈野生の科学〉と出遭う」開催

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