論文 - 田代　和生

Foreign Relations during the Edo Period

Journal of Japanese Studies （University of Washington）  8 （ 2 ） 22-35 1982年

研究論文（学術雑誌）, 単著, 査読有り

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近世の対外交流について概観し、とくに長崎貿易をしのぐ対馬藩の朝鮮貿易の実態についえ触れる。

寛永六年対馬使節の朝鮮国『御上京之時毎日記』とその背景（一）〜（三）

朝鮮学報 （朝鮮学会）  ９６輯・９８輯・１０１輯   96輯85-94　98輯63-76 101輯51-108 1980年07月

研究論文（学術雑誌）, 単著, 査読有り

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後金国（後の清国）の朝鮮国都侵攻後、情勢探索のため漢城（ソウル）へ上京する対馬使節の歴史的背景と往復旅程の詳細を明らかにする。

寛永六年御上京之時毎日記

朝鮮学報 （朝鮮学会）  ９５輯   75-115 1980年04月

研究論文（学術雑誌）, 単著, 査読有り

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寛永六年(1629)朝鮮の都へ上京した使節の副使が残した日記の全文を校訂し、解説を付す。

対馬藩の倭館貿易

映像文化協会編『江戸時代の朝鮮通信使』毎日新聞社 （毎日新聞社）     70-106 1979年12月

研究論文（学術雑誌）, 単著

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近世日朝関係を概観し、朝鮮釜山の倭館、および貿易のシステムについて触れる。

日朝貿易における白糸・絹織物の輸入と京都販売

史学雑誌 （東京大学史学会）  ８７編 （ 1 ） 23-48 1978年01月

研究論文（学術雑誌）, 単著, 査読有り

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１８世紀、長崎よりも大量かつ廉価に中国産白糸・絹織物を輸入していた対馬藩の京都における販売実績を、三井（越後屋）京都本店の独自の商法とともに明らかにする。

鎖国成立期日朝貿易に関する一考察

中央史学 （中央大学文学部日本史）  創刊号   64-76 1977年10月

研究論文（大学，研究機関等紀要）, 単著, 査読有り

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いわゆる「鎖国令」発令直後、幕府が対馬藩へ発令した貿易拡大要請と、その後の朝鮮側の対応をみていく。これと同時期、琉球やオランダへ出された拡大要請と比較し、１６３０年代の「鎖国」は、貿易縮小を目的にしたものでないことを明らかにした。

日朝関係の展開

中田易直編『近世対外関係史論』有信堂出版    182-220 1977年09月

研究論文（学術雑誌）, 単著

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日朝関係について、「鎖国」成立前後の時期に焦点を絞り、とくに朝鮮側が接待費の削減を目的に設定した「兼帯の制」が、結果的に「近世的」な通交貿易成立に大きな役割を果たしたことを実証した。

１７世紀末〜１８世紀日本銀の海外輸出

社会経済史学会編『新しい江戸時代史像を求めて』東洋経済新報社 （東洋経済新報社）     47-68 1977年07月

研究論文（学術雑誌）, 単著

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これまで等閑視されてきた対馬経由の銀輸出を明らかにし、「鎖国」時代の藩貿易の意義を明確にする。

17世紀初頭における日朝貿易の形態

東方学 （東方学会）  ５４輯   77-94 1977年07月

研究論文（学術雑誌）, 単著, 査読有り

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中世期の遺制を残した近世初期の日朝貿易の仕法を、渡航船のありかた、乗組員の構成から考察する。

17・１８世紀日朝貿易の推移と朝鮮渡航船

朝鮮学報 （朝鮮学会）  ７９輯   13-46 1976年04月

研究論文（学術雑誌）, 単著, 査読有り

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近世初期から中期にかけて、朝鮮貿易の形態と渡航船運行の実態変化を明らかにする。

徳川時代における銀輸出と貨幣在高

梅村又次ほか編『日本経済の発展』日本経済新聞社 （日本経済新聞社）     223-239 1976年04月

研究論文（学術雑誌）, 単著

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国内の銀貨幣在高について、朝鮮および琉球輸出分を明らかにし、これと長崎輸出分を加算した差額から算出するべきであるとする。その結果、これまで定説とされていた正徳・享保銀の在高は、過小評価されていたことを指摘する。

Tsushima-Han's Krean Trade, 1684-1710

Acta Asiatica 30   85-105 1976年02月

単著, 査読有り

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対馬藩による朝鮮貿易の取引量について、1684年〜1710年の帳簿を分析し、考察する。

日鮮貿易はどのような方法と規模で行われていたのか

箭内健次編『海外交渉史の視点２』日本書籍 （箭内健次編『海外交渉史の視点２』日本書籍）     158-161 1976年01月

研究論文（研究会，シンポジウム資料等）, 単著

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朝鮮貿易のやり方と、取引品目、数量などについて簡潔にまとめた入門書。

１７世紀末より１８世紀初に至る対馬藩の朝鮮貿易経営

社会経済史学 41 （ 1 ） 1-19 1975年05月

研究論文（学術雑誌）, 単著, 査読有り

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朝鮮貿易経営の藩営化の一環として、対馬藩に設置された元方役に焦点をあて、御用商人の系譜を明らかにしながら、私貿易経営の合理化がいかにはかられたかを明らかにする。

近世日鮮私貿易における数量的考察

中央大学大学院研究年報 ３   199-220 1974年03月

研究論文（大学，研究機関等紀要）, 単著

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近世日朝貿易のうち、私貿易（朝鮮商人との相対貿易）帳簿を分析し、１７世紀末〜１８世紀にかけての貿易総額、品目、価格等について、数量的に考察する。

対馬藩の朝鮮輸出銅調達について

朝鮮学報 ６６輯   143-208 1973年01月

研究論文（学術雑誌）, 単著, 査読有り

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朝鮮へ輸出した銅について、輸出額、価格、幕府の設定した銅座との関係等を明らかにする。

近世対馬藩における日鮮貿易の一考察

日本歴史 ２６８   88-114 1970年09月

研究論文（学術雑誌）, 単著, 査読有り

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朝鮮輸出用の特殊銀貨「特鋳銀」について、鋳造理由、経過、鋳造額、銀座からの引渡等について明らかにする。