総説・解説等 - 田村　法子

コンパッション(Compassion)とは何か?マインドフルネスプログラムを体験した医療従事者が思うコンパッション

朴 順禮, 藤澤 大介, 佐藤 寧子, 瀧田 結香, 田村 法子, 森下 純子, 佐渡 充洋, 二宮 朗, 小杉 哲平, 三村 將

Palliative Care Research （(NPO)日本緩和医療学会）  15 （ Suppl. ） S595 - S595 2020年08月

【わが国におけるBPSD予防のための新しい動き】認知症家族介護者に対する集団認知行動療法　日本版START(家族のための戦略)プログラム

色本 涼, 田村 法子, 田島 美幸, 石川 博康, 原 祐子, 重枝 裕子, 吉崎 崇仁, 船木 桂, 田渕 肇, 三村 將, 藤澤 大介

老年精神医学雑誌 （(株)ワールドプランニング）  31 （ 4 ） 346 - 353 2020年04月

ISSN  0915-6305

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家族介護者の介護負担感や心理ストレス(うつ・不安)に対しては、心理教育、行動マネジメント、介護者自身のストレス・マネジメントなどの複合的介入(multi-component intervention)が効果的であることが系統的レビューで示されている。筆者らのグループでは、イギリスにおける大規模ランダム化比較試験で効果検証された、STrAtegies for RelaTives(START)プログラムを日本の現状に即したかたちに修正し、集団認知行動療法や訪問看護として実践と効果検証研究を行っている。(著者抄録)

認知症介護者における主観的幸福感に関連する心理社会的因子の検討

色本 涼, 藤澤 大介, 田村 法子, 入江 幸子, 岩下 覚, 三村 將

Dementia Japan （(一社)日本認知症学会）  33 （ 4 ） 537 - 537 2019年10月

ISSN  1342-646X

【認知症の非薬物療法と介護資源の利用法】診察室ですべき認知症の人と家族への非薬物療法

色本 涼, 田村 法子, 藤澤 大介

日本医事新報 （(株)日本医事新報社）   （ 4964 ） 24 - 29 2019年06月

ISSN  0385-9215

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＜Point＞▼認知症治療の目標は、残存した機能を最大限に生かし生活の質(QOL)を維持し、心理・社会的背景にも気を配り、本人のニーズや尊厳を重視した患者本位の治療を行うことである▼専門的な介入でなくとも、様々な技法を部分的にでも日々の対話やケアに取り入れることで、本人や家族の心理状態の向上、行動・心理症状(BPSD)の軽減、ひいては生活の質の向上につながる(著者抄録)

認知症家族介護者の認知行動療法START(家族のための戦略)プログラム　基礎編

藤澤 大介, 色本 涼, 田村 法子, 石川 博康, 田島 美幸

保健師ジャーナル （(株)医学書院）  75 （ 2 ） 148 - 152 2019年02月

ISSN  1348-8333

【認知症トータルケア】心理検査と行動評価尺度　認知症の行動・心理症状の評価　CMAI

田村 法子, 藤澤 大介

日本医師会雑誌 （(公社)日本医師会）  147 （ 特別2 ） S183 - S184 2018年10月

ISSN  0021-4493

【マインドフルネス認知療法】大学病院におけるマインドフルネス認知療法の取り組み　不安障害、ウェルビーイングを中心に

佐渡 充洋, 二宮 朗, 小杉 哲平, 朴 順禮, 佐藤 寧子, 瀧田 結香, 田村 法子, 竹内 麻理, 藤澤 大介

マインドフルネス研究 （日本マインドフルネス学会）  2 （ 2 ） 58 - 65 2018年07月

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マインドフルネスに対する関心が,近年急速に高まっている。諸外国ではマインドフルネス的介入についての実証的研究成果が蓄積される一方,日本では,まだその効果に関するエビデンスがほとんどない。そこで,我々の大学で進めている,不安障害やウェルビーイングに対する介入研究について,先行研究の結果を含めて紹介する。そのあとで,われわれの取り組みから見えてきた,マインドフルネス認知療法(Mindfulness-Based Cognitive Therapy:MBCT)を実施するにあたっての注意点や課題について,適用,個人の問題の解決法を扱わない点,不快な体験の強度の問題,ネットを用いたアドヒアランスを高めるための工夫の4点について考察を行った。(著者抄録)

【マインドフルネス認知療法】慶應義塾大学病院におけるがん・緩和ケア領域のマインドフルネス介入の取り組み

藤澤 大介, 朴 順禮, 佐藤 寧子, 瀧田 結香, 田村 法子, 竹内 麻理, 橋口 さおり, 小杉 哲平, 二宮 朗, 佐渡 充洋

マインドフルネス研究 （日本マインドフルネス学会）  2 （ 2 ） 50 - 57 2018年07月

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慶応義塾大学にて進行中の,乳がん患者さん対象のマインドフルネス認知療法,J.HalifaxらのGRACEプログラムを参考に開発した,緩和ケア医療従事者を対象とした,マインドフルネスに基づいた燃え尽き防止のプログラムを紹介した。(著者抄録)

医療従事者へのマインドフルネスプログラム(Mindfulness for health professionals building resilience and compassion:MHALOプログラム)の実施可能性に関する研究

朴 順禮, 藤澤 大介, 佐藤 寧子, 佐渡 充洋, 二宮 朗, 小杉 哲平, 瀧田 結香, 田村 法子, 森下 純子, 竹内 麻理, 橋口 さおり

Palliative Care Research （(NPO)日本緩和医療学会）  13 （ Suppl. ） S262 - S262 2018年06月

認知症家族介護者に対する集団認知行動療法プログラムの開発

藤澤 大介, 色本 涼, 田村 法子, 平野 祥子, 神庭 瑠美子, 下村 雄太郎, 入江 幸子, 岩下 覚, 三村 將

老年精神医学雑誌 （(株)ワールドプランニング）  29 （ 増刊II ） 206 - 206 2018年06月

ISSN  0915-6305

【栄養指導に活かす行動医学の視点-患者のこころとからだを支えるために】(Part 2)行動変容に関する代表的理論・概念・技法　認知再構成

田村 法子, 藤澤 大介

臨床栄養 （医歯薬出版(株)）  132 （ 6 ） 741 - 746 2018年05月

ISSN  0485-1412

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＜Key Point＞■認知行動療法で用いる技法の一つで、自動思考を検証し、考えの幅を広げることによってつらい気持ちを和らげ、問題に対処しやすくするものである。■ネガティブな思考をポジティブな思考に変換するものではない。■治療者が答えを述べるのではなく、質問や要約をしながら、相談者が自分の力で自己の認知を発見・修正していくことを助けていくコミュニケーションを用いる。(著者抄録)

精神医療に関するガイドラインの現状と問題点　法的位置付けも含む

田村 法子, 木ノ元 直樹, 橋本 亮太, リー・アンドリュー・キセイン , 倉田 知佳, 岸本 年史, 細田 眞司, 鹿島 晴雄, 吉村 公雄

臨床精神薬理 （(株)星和書店）  20 （ 12 ） 1407 - 1415 2017年12月

ISSN  1343-3474

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診療ガイドラインは、「診療上の重要度の高い医療行為について、エビエンスのシステマティックレビューとその総体評価、益と害のバランスなどを考量して、患者と医療者の意思決定を支援するために最適と考えられる推奨を提示する文書」と定義されている。診療ガイドラインの歴史的背景には、医師の経験による診療のため、医師間だけでなく国や地域によっても診療にばらつきがあったこと、また昨今のあふれかえる情報の中、医師がすべての情報にアクセスするのは不可能なことがある。本稿では、EBMの実践、診療ガイドライン作成・普及の模範とされるイギリスNICEガイドラインの紹介とイギリス精神医療に与えた影響について概説し、わが国の現状、診療ガイドラインの課題と法的側面について述べる。(著者抄録)

乳がん患者へのマインドフルネス認知療法の有効性　無作為化比較対照試験

朴 順禮, 藤澤 大介, 佐藤 寧子, 佐渡 充洋, 瀧田 結香, 田村 法子, 竹内 麻理, 中川 敦夫, 二宮 朗, 小杉 哲平, 高橋 麻衣子, 林田 哲, 神野 浩光, 武田 祐子

日本サイコオンコロジー学会総会・日本臨床死生学会総会合同大会プログラム・抄録集 （(一社)日本サイコオンコロジー学会・日本臨床死生学会）  30回・23回   188 - 188 2017年10月

精神医療・精神医学に関するガイドラインの現状と問題点(2)　医療訴訟における精神医療・精神医学に関する診療ガイドラインの取扱い

田村 法子

精神神経学雑誌 （(公社)日本精神神経学会）   （ 2017特別号 ） S218 - S218 2017年06月

ISSN  0033-2658

【精神医療・精神医学に関するガイドラインの現状と問題点】英国の精神医療におけるNICEガイドラインの影響

リー・アンドリュー・キセイン , 田村 法子, 吉村 公雄

精神神経学雑誌 （(公社)日本精神神経学会）  119 （ 3 ） 166 - 172 2017年03月

ISSN  0033-2658

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国立医療技術評価機構(NICE)は,英国保健省配下の政策遂行型政府外公共機関である.設立目的は医療の地域格差改善だったが,結果的に,臨床ガイドライン策定の模範として国際的に高い評価を得ることとなった.ガイドラインは,主として効き目(efficacy)と費用効果(cost-effectiveness)の評価に基づき,費用便益(cost-benefit)の境界線が明示されている.ガイドラインごとに,医療や介護の専門家,一般の代表,技術技師からなるガイドライン策定班が創設され,各班はエビデンスを検索・評価し,臨床的推奨を見出すことでガイドラインを策定する.利害関係者がコメントする機会も2回与えられている.ガイドラインは推奨する診療を医療従事者に対して提示するだけでなく,患者の自己選択を助け,患者と医療専門家とのコミュニケーションを改善し,研究活動への注目度を上げることも意図されている.現在,精神医療に関するガイドラインには,依存,アルコール使用障害,不安,注意欠陥障害,自閉症,双極性障害,幻覚,認知症,うつ病,摂食障害,パーソナリティ障害,統合失調症,自傷,その他がある.英国で働く精神科医は,教育やクリニカルガバナンスの監査を通じて直接的に,医療機関や患者の行動を通じて間接的に,NICE臨床ガイドラインから大きな影響を受けている.(著者抄録)

【ストレスチェック時代のストレスマネジメント】身体疾患のストレスとマインドフルネス

田村 法子, 朴 禮, 藤澤 大介

精神療法 （(株)金剛出版）  42 （ 5 ） 671 - 676 2016年10月

ISSN  0916-8710

精神医療・精神医学に関するガイドラインの現状と問題点　我が国における精神医療・精神医学ガイドラインの現状

田村 法子

精神神経学雑誌 （(公社)日本精神神経学会）   （ 2016特別号 ） S412 - S412 2016年06月

ISSN  0033-2658

【Depressionの神経学】うつ病の認知行動療法

田村 法子, 加藤 典子, 小林 由季, 大野 裕

神経内科 （(有)科学評論社）  79 （ 1 ） 105 - 112 2013年07月

ISSN  0386-9709

【ここまで進んだ認知行動療法】うつ病の認知行動療法　わが国における実証的研究

田村 法子, 中川 敦夫

医学のあゆみ （医歯薬出版(株)）  242 （ 6-7 ） 501 - 504 2012年08月

ISSN  0039-2359

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認知行動療法(CBT)は、患者の認知や行動に働きかけを行う構造化された短期精神療法である。うつ病の治療として中等症以上の重症度があれば、一般的には抗うつ薬を中心とした薬物療法が行われるが、海外を中心にランダム化比較試験などのエビデンスが蓄積され、中等症以上のうつ病治療およびうつ病の再発予防に対する認知行動療法の有効性が認められている。わが国のうつ病の認知行動療法研究については、ケースコントロール研究、症例報告が中心であったが、最近はランダム化比較試験(RCT)など前向き臨床研究の報告が散見されつつある。現在のところわが国では、(1)不眠症状が残遺するうつ病、(2)閾値下うつ、(3)労働者のうつ病、を対象にした3つのRCTが報告されており、いずれもうつ症状の改善が認められている。今後はさらにわが国の医療体制などを加味した費用対効果に関する検討やCBTへのアクセスの観点から、CBT実施者の育成に関する研究や、コンピュータCBTの有用性に関する実証的研究なども必要となってくるであろう。(著者抄録)

【Happy People Live Longer!】幸せにつながるアンチエイジング運動

田村 法子, 堀越 勝

アンチ・エイジング医学 （(株)メディカルレビュー社）  8 （ 3 ） 387 - 392 2012年06月

ISSN  1880-1579