研究発表 - 柳町　功

近代的同族経営とトップ・マネジメント形成　―キッコーマンの事例― [韓国語]　

柳町 功

韓国・漢陽大学校グローバルＣＥＯプログラム、グローバル・エグゼクティブ・セミナー （神奈川） , 

2010年11月

, 

公開講演，セミナー，チュートリアル，講習，講義等, 漢陽大学校経営大学

　概要を見る

「近代的同族経営とトップ・マネジメント形成　―キッコーマンの事例―」と題し、日本を代表する同族企業であるキッコーマンにおいて、トップマネジメントがどのように形成されてきたのか、同社における「世襲への競争原理の導入」という仕組みを考察した。その上で、現在の同社の経営形態についても、CEOである茂木友三郎の理念を中心に分析した。

三星財閥創業者・李秉喆の挫折と再起 ―韓肥事件から三星電子の創業まで

柳町 功

経営史学会第46回全国大会 （札幌大学） , 

2010年10月

, 

口頭発表（一般）, 経営史学会

　概要を見る

韓国・三星（サムスン）財閥の創業者・李秉喆の企業家活動は戦前・戦後の韓国現代史の中で激変する政治変動との関連で形成され、特徴づけられてきた。特に1960年代には4.19学生革命（1960年）で李承晩政権が崩壊し、5.16軍事革命（1961年）が勃発すると三星の成長は否定され、前政権と結託した「不正蓄財者」としての厳しい試練を受けた。1960年代後半になると、三星は再び政治に翻弄される。韓肥事件（1966年）を境に、李秉喆は企業家として再び挫折を味わった。①工場建設が終了次第、同社を国家に献納、②事件の責任を取り自ら経営第一線から引退、という内容であった。三星にとっても深刻な危機であった。李秉喆は、一連の挫折からの再起の中で何を学んだのか。第一に、財閥経営の政治性を弱め、「不可遠、不可近」という距離感を維持した。第二に、グループ後継者問題において経営能力重視を明確化した。

財閥経営史における政治的側面　－三星・李秉喆時代を中心に－ [韓国語]

柳町 功

延世大学校経営大学経営研究所研究セミナー （韓国・ソウル） , 

2010年08月

, 

公開講演，セミナー，チュートリアル，講習，講義等, 延世大学校経営大学経営研究所

　概要を見る

「財閥経営史における政治的側面　－三星・李秉喆時代を中心に－」と題した研究報告の中で、挫折から再起に至る李秉喆企業家活動の特徴について、当時の韓国の政治性との関連の中で整理した。

三星財閥創業者・李秉喆の経営理念　―事業報国と人材第一を中心に―

柳町 功

経営史学会関東部会6月例会 （文京学院大学） , 

2010年06月

, 

口頭発表（一般）, 経営史学会

　概要を見る

三星財閥創業者である李秉喆の経営理念は主に3つあるが、本研究では特に中心的な2つの理念、すなわち、事業報国と人材第を中心に、その形成過程と具体的な実践の状況を考察した。

韓国電子企業の国際競争力問題　－三星、ＬＧの躍進とその背景－

柳町 功

日韓フォーラム 2010年4月例会 （東京） , 

2010年04月

, 

公開講演，セミナー，チュートリアル，講習，講義等, 日韓フォーラム

　概要を見る

躍進が続く韓国電子企業について、その国際競争力の源泉は何かについて、経営的な側面から議論した。具体的には三星、ＬＧの躍進とその背景を考察した。韓国を代表する両社ではあるが、経営文化や風土においては全く異なっており一般化は難しいものであった。

韓国財閥の発展と現代的課題

柳町 功

企業経済研究会2010年3月例会 （日本大学経済学部） , 

2010年03月

, 

口頭発表（一般）, 企業経済研究会

　概要を見る

「韓国　－財閥の形成、発展、諸問題－」(中川涼司・高久保豊編著『東アジアの企業経営　－多様化するビジネスモデル－』ミネルヴァ書房、2009年7月、23～47頁)での研究をふまえ、韓国におけるその後の財閥問題について特に三星を中心に考察した。

三星創業者・李秉喆の理念と行動　－人材経営を中心に－ [韓国語]

柳町 功

湖巖李秉喆先生誕辰100周年記念国際学術シンポジウム （韓国・ソウル） , 

2010年02月

, 

口頭発表（招待・特別）, 全国経済人連合会・韓国経営学会・三星経済研究所

日本の学者が見た湖巖の成功と挫折 [韓国語]　

柳町 功

月刊朝鮮主催「湖巖キャンプ」 （韓国・大邱） , 

2010年02月

, 

公開講演，セミナー，チュートリアル，講習，講義等, 月刊朝鮮

　概要を見る

三星グループ創業者の故李秉喆会長の生誕100周年記念行事として、グループ母体企業の発祥の地・大邱市で、大学生を対象として彼の企業家活動に関する連続講演の企画が作られ参加した。李秉喆は激動の政治変動の中で幾度も経営的に挫折を味わったが、その度ごとに再起に成功した。その根底には強力な国家意識と冷静で合理的に経営理念が存在していた。

グローバル競争構造と韓国企業の生存戦略　－歴史的存在としての財閥（ジェボル）問題－

柳町 功

福岡大学コーポレート・チェーン研究会研究セミナー （福岡大学（福岡）） , 

2009年12月

, 

公開講演，セミナー，チュートリアル，講習，講義等, 福岡大学コーポレート・チェーン研究会

世界同時不況克服に向けた韓国企業の対応と課題

柳町 功

アジア経営学会第16回全国大会 統一論題報告 （東京・拓殖大学） , 

2009年09月

, 

口頭発表（一般）, アジア経営学会

企業間提携関係からみた新しい韓日関係 [韓国語]

柳町 功

釜山商工会議所 特別講演 （韓国・釜山） , 

2009年08月

, 

公開講演，セミナー，チュートリアル，講習，講義等, 釜山商工会議所

　概要を見る

コーポレート・ガバナンス、協調と競争といったキーワードから説明される今日の「企業（ビジネス）の論理」は、今後の韓日・日韓関係の発展のために応用することができる。ＩＴと非ＩＴの発展と融合、地域研究者的人材の育成といった課題は、単に企業内部の問題にとどまらず、二国間関係の発展のカギとなりうる。

韓国企業における社外理事と理事会改革　―日本企業との比較を中心に― [韓国語]

柳町 功

第17回 East Asia Inter-regional Conference　国際学術釜山大会 （韓国・釜山） , 

2009年08月

, 

口頭発表（招待・特別）, 韓国East Asia Inter-regional Conference

　概要を見る

ＩＭＦ経済危機（1997年）の最中、経済再建を目指した金大中政権の政治目標の一つが財閥改革であり、他の政策とともに社外理事（取締役）制度の導入が強力に進められた。韓国財閥における社外理事制度と理事会改革の可能性を、特にSKグループを中心に考察した。また韓国の理事会改革を分析する手がかりとして、歴史的視点に基づいた日本の社外取締役制度に注目した。

韓国におけるコーポレート・ガバナンス　－会社機関による監視－

柳町 功

日本経営教育学会コーポレート・ガバナンス研究会 （大東文化大学大東文化会館） , 

2008年08月

, 

口頭発表（一般）, 日本経営教育学会コーポレート・ガバナンス研究会

　概要を見る

ＩＭＦ経済危機を起点に急進的財閥改革が始められ、10年が経過した。この10年間に韓国においてはコーポレート・ガバナンスの構築面でどのような変化が見られ、経営のあり方にはどのような影響が発生したか。理事会と株主総会に焦点を当て、会社機関によるガバナンスの特徴と問題点を整理・考察した。また財閥のコーポレート・ガバナンス改革における市民団体の役割について考察した。

韓国における財閥問題と市民団体

柳町 功

慶應義塾大学東アジア研究所・研究プロジェクトＣＳ研究会, 

2008年07月

, 

公開講演，セミナー，チュートリアル，講習，講義等

　概要を見る

慶應義塾大学東アジア研究所の研究プロジェクト「アジア、ラテンアメリカを中心とした地域における中間組織と多元的市民社会の可能性」に参加。
　韓国におけるコーポレート・ガバナンスを研究する視点として、新たなガバナンス主体として登場してきた市民団体に焦点を当て、財閥問題とのかかわりを中心に考察した。韓国における現代政治の中での市民団体の政治的役割・意義・歴史を概観し、財閥問題に厳しく批判的に関わる参与連帯や経済改革連帯の動き、それへの対抗団体として位置づけられる自由企業院など保守勢力の動きなどを分析した。

創業企業家　李秉喆の成功と挫折 [韓国語]

柳町 功

韓国企業経営学会国際学術セミナー （神奈川） , 

2008年07月

, 

口頭発表（招待・特別）, 韓国企業経営学会

　概要を見る

韓国を代表する財閥である三星グループの創業者・李秉喆の企業家活動は「韓国近代史の縮小版」と呼ばれるに相応しい、起伏に富んだ内容を持っている。激しい政治変動の中で彼の企業家活動は実践され、度々の挫折を味わうものの、そのたびごとに困難を克服し再起に成功した。この過程で彼は何を学んだのか。多くの財閥企業家一般とは異なる、特異な経営者能力の根底にある価値観や理念を分析した。

韓国財閥の昨日と今日　－三星－ [韓国語]

柳町 功

成均館大学校　東アジア研究院特別講演 （韓国・ソウル） , 

2007年11月

, 

公開講演，セミナー，チュートリアル，講習，講義等, 成均館大学校東アジア研究院

　概要を見る

韓国を代表する三星グループを題材に、創業者・李秉喆（イ・ビョンチョル）の時代と、2代目・李健熙（イ・ゴンヒ）の時代のそれぞれの企業家活動を考察した。歴史的視点から、韓国建国後から現在に至る政治変動と企業家活動の関係を分析した。70年の歴史を刻む三星の場合、紆余曲折を経て現在に至ったが、韓国経済を先導する圧倒的な経営力は着実に継承され、発展してきた。

創業期のトヨタ自動車と三星電子　－新規事業展開とファミリービジネス－ [韓国語]

柳町 功

アジア・ヨーロッパ未来学会創立5周年記念国際学術大会　－世界化時代のアジアとヨーロッパの協力関係：回顧と展望－ （韓国・ソウル） , 

2006年11月

, 

口頭発表（招待・特別）, （社団法人）アジア・ヨーロッパ未来学会（韓国）

　概要を見る

創業期のトヨタ自動車（1930年代末）と三星電子（1960年代末）における新規事業展開について、その成功諸要因を分析し、両社がファミリー・ビジネス形態であったこととの関連から考察した。創業者であった豊田喜一郎と李秉喆について、事業構想や企業家精神などについても分析した。

日韓企業間の戦略的協力関係の構築について

柳町 功

第5回日韓ミレニアムフォーラム （慶應義塾大学（三田キャンパス）） , 

2006年10月

, 

シンポジウム・ワークショップ パネル（指名）, 日韓ミレニアムフォーラム

日韓企業間の戦略的協力関係の構築について

柳町 功

第5回　日韓新世紀フォーラム　－日韓新しい課題への挑戦－ （早稲田大学） , 

2006年10月

, 

公開講演，セミナー，チュートリアル，講習，講義等, 高麗大学校、延世大学校、慶應義塾大学、早稲田大学

　概要を見る

日本と韓国の企業間で進行する戦略的提携の現状を整理し、特に中国を舞台にした日韓企業の企業間提携を分析した。合わせて、今後東アジア次元での充足的な多国間関係が深まるにつれて企業間の戦略的提携がどのように変化していくのか展望し、それらと政治的ファクターとの関係にも触れた。

韓国における経営の特徴と問題点

柳町 功

かわしん創発塾講演　 （川崎） , 

2005年04月

, 

公開講演，セミナー，チュートリアル，講習，講義等, かわしん創発塾