論文 - 菱田　公一

Turbulent flow past a bubble and an ellipsoid using shadow-image and PIV techniques

A.Tokuhiro, M.Maekawa, K.Iizuka, K.Hishida and M.Maeda

International Journal of Multiphase Flow Vol.24 （ No.8 ） 1383-1406 1998年12月

研究論文（研究会，シンポジウム資料等）, 共著, 査読有り

Turbulence Structure of Dispersed Two-Phase Flows (Measurements by Laser Techniques and Modeling)

Koichi Hishida and Yohei Sato

Multiphase Science and Technology Vol.10, Issue 4   323-347 1998年10月

研究論文（研究会，シンポジウム資料等）, 共著, 査読有り

噴霧流を用いた改質用蒸発装置の開発

菱田公一,　荒井清志

日本機械学会論文集B編 64巻 （ 623号 ） 2174-2181 1998年07月

研究論文（研究会，シンポジウム資料等）, 共著, 査読有り

　概要を見る

次世代エネルギー源の一つである水素製造に関し、新しいメタノール水蒸気改質装置の提案をした。噴霧を用いて高温面に直接衝突させ、95パーセントの蒸発効果が得られるシステムを開発した。

気泡を含む流れ場の乱流構造（PIVによる気泡近傍の流動場の計測）

藤原暁子,前川宗則,飯塚功二,菱田公一,前田昌信

日本機械学会論文集Ｂ編 64巻 （ 622号 ） 1697-1704 1998年06月

研究論文（研究会，シンポジウム資料等）, 共著, 査読有り

　概要を見る

気泡を含む界面金属での流れ場を蛍光粒子を用いることで詳細に測定した。さらに近赤外光を用いて，気泡の変形を同時に収録し，気泡変形による乱れの生成について議論した。

ラグランジアン計測による矩形管内乱流中の固体粒子運動の解明

佐藤洋平,林慈朗,菱田公一

日本機械学会論文集Ｂ編 64巻 （ 619号 ） 701-708 1998年03月

研究論文（研究会，シンポジウム資料等）, 共著, 査読有り

　概要を見る

粒子画像流速計を流れと同速度で連動させ，分散粒子群のラグラジアン計測を可能にした。管内乱流中での粒子運動と，その流体との時系列の速度場から粒子に伝用する種々の力の評価を行った。

Development of a Multi-Point LDV by using Semiconductor Laser with FFT-Based Multi-Channel Signal Processing

Hachiga,T., Furuichi,N., Mimatsu,J., Hishida,K. and Kumada,M.

Experiments in Fluids 24   70-76 1998年02月

研究論文（研究会，シンポジウム資料等）, 共著, 査読有り

　概要を見る

点計測であるレーザ流速計を多点に拡張し，1ビットFFT法を用いて簡便に多チャンネルの信号処理システムを開発した。それにより，多点からの時系列データを収録することで，乱流の輸送を明らかにした。

Effective Size of the Measuring Cross-Section of a Phase-Doppler Anemometry

Maeda,T., Morikita,H., Hishida,K. and Maeda,M.

Developments in Laser Techniques and Fluid Mechanics Selected Papers from the 8th International Symposium, Lisbon, Portugal 8-11 July, 1996, Springer-Verlag 1997    181-202 1997年11月

研究論文（研究会，シンポジウム資料等）, 共著, 査読有り

　概要を見る

位相ドップラー法に粒径測定の誤差について検討した。粒子での反射・屈折の影響が測定体積内の位置により依存することを明らかにし，より精度向上のための手法を提案した。

Vortex structure and heat transfer in the stagnation region of an impinging plane jet (simultaneous measurements of velocity and temperature fields by digital particle image velocimetry and laser-induced fluorescence)

JUN SAKAKIBARA, KOICHI HISHIDA and MASANOBU MAEDA

Int. J. Heat Mass Transfer Vol.40   3163-3176 1997年01月

研究論文（研究会，シンポジウム資料等）, 共著, 査読有り

Transport process of turbulence energy in particle-laden turbulent flow

Sato, Y. and Hishida, K.

Int. J. Heat and Fluid Flow Vol.17 （ No.3 ） 202-210 1996年06月

研究論文（研究会，シンポジウム資料等）, 共著, 査読有り

　概要を見る

粒子群を含む流れの乱流エネルギーの伝達をモデル化した．粒子介在による付加的なエネルギーの散逸と生成を，それぞれのスケールに対応させて，モデル化することにより，乱流エネルギーの生成と抑制の両者を同一のモデルにより表現することが可能になった．

Effect of Dispersed Phase on Modification of Turbulent Flow in a Wall Jet

Sato, Y., Hishida, K. and Maeda, M.

Journal of Fluids Engineering : ASME Vol.118   307-315 1996年06月

研究論文（研究会，シンポジウム資料等）, 共著, 査読有り

　概要を見る

壁面噴流中の固気二相流による乱れ構造の変化について，実験および数値計算によりその特性を明らかにした．固体粒子添加による乱流の抑制について，特に発達した流れ場において顕著に現れ，数値計算と良い一致を見た．

励起された二次元衝突噴流のよどみ域の熱伝達

榊原潤，菱田公一

日本機械学会論文集Ｂ編 62巻 （ 597号 ） 284-291 1996年05月

研究論文（研究会，シンポジウム資料等）, 共著, 査読有り

　概要を見る

前報で明らかにされた，よどみ点近傍での渦構造と壁面を加熱した際の熱伝達の関連を実験的に調べた．温度場にはレーザ誘起蛍光法を用いて，空間的な温度分布を測定した．

Measurement of Size and Velocity of Arbitrary Shaped Particles by LDA Based Shadow Image Technique

Morikita, H., Hishida, K. and Maeda, M.

Developments in Laser Techniques and Applications to Fluid Mechanics : Springer,    354-375 1996年04月

研究論文（研究会，シンポジウム資料等）, 共著, 査読有り

　概要を見る

非球形粒子の形状測定法として開発された、シャドードップラー流速計を用いて、自由落下する変形した粒子の姿勢と速度の関連が測定された。

励起された二次元衝突噴流のよどみ域の渦構造

榊原潤，菱田公一，前田昌信

日本機械学会論文集Ｂ編 62巻 （ 596号 ） 1369-1376 1996年04月

研究論文（研究会，シンポジウム資料等）, 共著, 査読有り

　概要を見る

二次元衝突噴流のよどみ域の渦構造を明にするために，粒子画像流速計を用いて，時空間的な速度場の測定を行った．周期的に噴流を励起することで位相空間への変換を行い，３次元的な渦の構造を明らかにした．

Mixing enhancement in axisymmetric turbulent isothermal and buoyant jets

Mastorakos, E., Shibasaki, M. and Hishida, K.

Experimental in Fluids Vol.20 （ No.4 ） 279-290 1996年02月

研究論文（研究会，シンポジウム資料等）, 共著, 査読有り

　概要を見る

乱流の浮力噴流の混合促進について実験的研究を行った．周期的な外乱を与えることにより混合が促進できることが示され，効果的な外乱の周波数が示された．

固液二相矩形管内流の乱流構造（第２報、２スケール二相乱流モデル）

佐藤洋平，菱田公一

日本機械学会論文集Ｂ編 62巻 （ 593号 ） 26-33 1996年01月

研究論文（研究会，シンポジウム資料等）, 共著, 査読有り

　概要を見る

PIVによる実験結果から，粒子介在による乱流の生成と抑制の両者を表せる単一のモデルで開発した．従来の乱流モデルを改良し多重スケール化する事で，乱れの生成を表現できた．

Enhancement Mechanism in Convective Heat Transfer by an Effective Utilization of Droplet Inertia

Hishida, K.

Thermal Science & Engineering Vol.4 （ No.1 ） 49-57 1996年01月

研究論文（研究会，シンポジウム資料等）, 単著, 査読有り

　概要を見る

対流伝熱を促進させる方法として，流体中に含まれる大規模な渦と液体の微粒子の有する慣性力の相互作用を併用することにより，高温加熱面に液滴を搬送することが可能となり，その蒸発潜熱により効果的な伝熱促進が達成できた．

固液二相矩形管内流の乱流構造（第１報、DPIVによる流れ場の測定）

菱田公一，半澤陽，榊原潤，佐藤洋平，前田昌信

日本機械学会論文集Ｂ編 62巻 （ 593号 ） 18-25 1996年01月

研究論文（研究会，シンポジウム資料等）, 共著, 査読有り

　概要を見る

粒子画像流速計を用いて，鉛直下降に流れる固液二相流の乱流挙動について詳細な測定を行った．その結果，粒子介在による乱れの生成が局所的な粒子の濃度変動に起因していることが明らかにされた．

Buoyancy effects on the wake behind a heated obstacle immersed in a turbulent boundary layer

Mori, Y.S., Hishida, K. and Maeda, M.

International Journal of HEAT AND FLUID FLOW Vol.16 （ No.5 ） 405-416 1995年10月

研究論文（研究会，シンポジウム資料等）, 共著, 査読有り

　概要を見る

乱流境界層内に埋没した加熱物体からの熱伝達とその後流での浮力を伴う流れの乱流混合について実験と数値計算との両面から研究を行った．加熱物体後流で浮力の影響が顕著なところで乱流エネルギの生成が増加することが示された．

Interactions between Particle Wake and Turbulence in a Water Channel Flow (PIV Measurements and Modelling for Turbulence Modification)

Sato, Y., Hanzawa, A., Hishida, K. and Maeda, M.

Advance in Multiphase Flow 1995 : Elsevier,    27-40 1995年10月

研究論文（研究会，シンポジウム資料等）, 共著, 査読有り

　概要を見る

鉛直下流に流れる固液二相乱流の微細構造を明らかにした．流れ場には面的で時系列の測定が可能な粒子画像流速計を用いて，粒子と周囲流体の面的な速度場を明らかにした．さらに，これらの結果から，二相乱流モデルの構築を行い，従来では予測できなかった粒子介在による乱れの生成を表現することができた．

Augmentation of convective heat transfer by an effective utilization of droplet inertia

Hishida, K., Nagayasu, T. and Maeda, M.

International Journal of Heat Mass Transfer Vol.38 （ No.10 ） 1773-1785 1995年06月

研究論文（研究会，シンポジウム資料等）, 共著, 査読有り

　概要を見る

噴霧気流を用いた伝熱促進法に関して，伝熱面に効果的に液体粒子が運ばれ，蒸発することによって伝熱の促進が行える方法を提案した．後ろ向きステップ流れに関して実験および数値解析を行い，単相流に対して２，３倍の伝熱促進が得られた．