論文 - 牧　英之

歪印加によるカーボンナノチューブバンドギャップ制御と光素子応用

牧 英之、佐藤徹哉、石橋幸治

日本電子材料技術協会会報 40   41 - 44 2009年11月

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本研究では、一本のカーボンナノチューブに歪印加可能な素子を新たに開発することで、歪印加に伴うバンドギャップの連続制御に成功した。

Electrical detection of ferromagnetism in Pd nanoparticles by magnetoresistancce measurement

Takao Okamoto, Hideyuki Maki, Yojiro Oba, ShinYabuuchi, Tetsuya Sato, Eiji Ohta

Journal of Applied Physics 106   023908/1-5 2009年07月

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Pd微粒子を用いた2次元超格子において、磁気抵抗測定を行った結果、保磁力における磁気抵抗の増大を確認し、電気的に強磁性を検出することに成功した。

Size effect in magneto-optical properties of Co nanoparticles dispersed systems

Shinsuke Ozaki, Hiroaki Kura, Hideyuki Maki, Tetsuya Sato

Journal of Applied Physics 105   113913/1-7 2009年06月

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絶縁体媒質中に磁性ナノ粒子が分散した系のFaradayスペクトルを実験とシミュレーションの2つのアプローチで調べた。Faraday回転角の大きさは粒子の体積分率にのみ比例しており、スペクトルの形状は粒子のサイズに依存していることが分かった。

Multi-Back-Gate Control of Carbon Nanotube Double-Quantum Dot

Hideyuki Maki, Tomoyuki Mizuno, Satoru Suzuki, Tetsuya Sato, Yoshihiro Kobayashi

Japanese Journal of Applied Physics 48   04C201/1-4 2009年04月

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局所バックゲート構造を有するカーボンナノチューブトランジスタを作製し、2重結合量子ドット特性を観測することに成功した。

Spin Glass Dynamics:Effects of Field and Finite Size on Microfabricated Mesoscopic Samples

Katsuyoshi Komatsu, Yuuki Mizuno, Hideyuki Maki, Tetsuya Sato

Journal of Physical Society of Japan 77   127410/1-6 2008年12月

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スピングラス材料であるAgMnに対して微細加工を行うことにより均一な微粒子を作製し磁気測定を行った。その結果、スピングラスの振る舞いにおいて、有限サイズ効果を示すことが実験的に明らかとなった。

Measurement of Anomalous Hall Effect in Reentrant Spin Glass Ni(Pt)Mn Thin Film

Katsuyoshi Komatsu, Yuuki Mizuno, Hideyuki Maki, Tetsuya Sato

Journal of Physical Society of Japan 77   064702/1-5 2008年06月

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リエントラントスピングラスであるNi(Pt)Mn薄膜において、異常ホール抵抗と磁化の同時測定を行った。様々な磁場での温度特性より、スピングラスに特徴的な性質を観測するとともに、カイラリティーメカニズムに基づいてそれらの挙動を説明した。

Direct observation of the deformation and the band gap change from an individual single-walled carbon nanotube under uniaxial strain

Hideyuki Maki, Tetsuya Sato, Koji Ishibashi

Nano Letters 7 （ 4 ） 890 - 895 2007年04月

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一本のCNTに対して圧電素子を用いて引っ張り応力を印加可能な素子を新たに開発し、CNTの構造の歪によりフォトルミネッセンスの発光波長のシフトが観測され、歪によるバンドギャップの連続制御に成功した。

Band gap narrowing and electron doping by potassium encapsulation into single-walled carbon nanotubes

Hideyuki Maki, Satoru Suzuki, Tetsuya Sato, Koji Ishibashi

Japanese Journal of Applied Physics 46 （ 4B ） 2486 - 2489 2007年04月

研究論文（学術雑誌）, 共著, 査読有り

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K内包CNTを電気測定にすることにより、K金属からCNTへの電子ドーピングを示すとともに、K内包に伴うCNTのバンドギャップ減少を明らかにした。

カーボンナノチューブトランジスタの電極仕事関数選択・K内包によるキャリア制御

牧 英之

高分子学会　高分子エレクトロニクス研究会 2007年01月

単著

Electric properties of single-walled carbon nanotube film field effect transistors with various work function electrodes: a comparison between pristine and potassium-encapsulated nanotubes

Hideyuki Maki, Tetsuya Sato, Koji Ishibashi

The 2006 International Conference on Solid State Devices and Materials(SSDM2006)    246 - 247 2006年09月

研究論文（研究会，シンポジウム資料等）, 共著, 査読有り

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カーボンナノチューブ電界効果トランジスタにおいて、電極の仕事関数制御およびカーボンナノチューブへのK金属内包により、電子・正孔注入制御やバンドギャップ制御・電子ドーピングが可能であることを明らかにした。

Transport characteristic control if field-effect transistors with single-walled carbon nanotube films using electrode metals with low and high work functions

Hideyuki Maki, Tetsuya Sato, Koji Ishibashi

Japanese Journal of Applied Physics 45 （ 9A ） 7234-7236 2006年09月

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カーボンナノチューブ電界効果トランジスタにおいて、電極の仕事関数を制御することにより、電子・正孔の注入を制御できることを明らかにした。さらに、低・高仕事関数の同時形成により電子・正孔同時注入に不可欠なアンバイポーラー特性を得ることに成功した。

Spin glass behabior in zero magnetic field using tunnel resistance

Yoji Takeuchi, Katsuyoshi Komatsu, Hideyuki Maki, Tomoyasu Taniyama, Tetsuya Sato

International Conference on Magnetism(ICM2006)    417 2006年08月

研究論文（研究会，シンポジウム資料等）, 共著, 査読有り

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ゼロ磁場中でのスピングラスの挙動を観測するため、トンネル磁気抵抗素子を作製し、2つのスピングラス層の磁気的相関が磁気抵抗に現れていることを示した。

Size and field effect on mesoscopic spin glass

Katsuyoshi Komatsu, Hideyuki Maki, Tomoyasu Taniyama, Tetsuya Sato

International Conference on Magnetism(ICM2006)    416 2006年08月

研究論文（研究会，シンポジウム資料等）, 共著, 査読有り

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スピングラスドメインを空間的に制限するためにスピングラス微粒子を作製し、その時期的特性を調べた。スピングラスの挙動の微粒子径および磁場依存性を明らかにした。

Epitaxial Growth of Wurtzite ZnO Crystals in an Aqueous Solution System

Tetsuo Kawano, Junko Yahiro, Hideyuki Maki, Hiroaki Imai

Chemistry Letters 35   442-443 2006年04月

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水溶液中の成長によりZnO単結晶上にZnOナノワイヤーをホモエピタキシャル成長させることに成功した。またそのナノワイヤーを電子顕微鏡により形態・配向性を評価した。

Electrical properties of carbon nanotube sheets with Ni and Mg electrode metals

Hideyuki Maki, Tetsuya Sato, Koji Ishibashi

Transactions of Materials Research Society of Japan 27   215 2006年03月

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Electronic transport of a carbon nanotube quantum dot in different coupling regime

Hideyuki Maki, Yoishi Ishiwata, Masaaki Suzuki, Koji Ishibashi

Japanese Journal of Applied Physics 44   4269 - 4271 2005年06月

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カーボンナノチューブ量子ドットにおいて、電子の閉じ込めの強弱が量子輸送特性や縮退構造に与える影響を調べた。

Large spin injection into single-and multi-walled carbon nanotubes

Yoichi Ishinashi, Hideyuki Maki, Daiki Tsuya, Masaki Suzuki, Koji Ishibashi

Physica Status Solidi(c) 2 （ 8 ） 3137 - 3140 2005年05月

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カーボンナノチューブへ磁性金属電極を形成することにより、大きな磁気抵抗を観測した。

Epitaxial growth of Ag₂S films on Mg(001)

Hiroshi Nozaki, Mitsuko Onoda, Ken Yukino, Keiji Kurashima, Kousuke Kosuda, Hideyuki Maki, Shunichi Hishita

Journal of Solid State Chemistry 177   1165 - 1172 2004年04月

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研磨熱処理および壁開したMgO(001)基板上にAg2S薄膜を成長した。また、その薄膜をX線回折により詳細に解析した。

Local change of carbon nanotube-metal contacts by current flow through electrodes

Hideyuki Maki, Masaki Suzuki, Koji Ishibashi

Japanese Journal of Applied Physics 43   2027 - 2030 2004年04月

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カーボンナノチューブ導体と量子ドットデバイスにおいてコンタクト制御の新規プロセスである電極への通電加熱を試みた。接触抵抗の局所制御やトンネルバリア制御に成功した。

Nitrogen Ion Behavior on Polar Surfaces of ZnO Single Crystals

Hideyuki Maki, Isao Sakaguchi, Naoki Ohashi, Hajime Haneda, Junzo Tanaka, Noboru Ichinose

Japanese Journal of Applied Physics 42   75 - 77 2003年01月

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窒素ラジカルを照射したZnO単結晶に対して熱処理を行い、窒素イオンの挙動を光電子分光により解析することにより、アクセプタードーピングを表面の立場から考察した。