論文 - 二瓶　栄輔

コアに色素を含有した複屈折低減ポリマー光ファイバーの応力誘起吸収

Keigo Uzawa, Takamichi Tozaki, Kentaro Yano, Eisuke Nihei, and Rei Furukawa

Japanese Journal of Applied Physics （The Japan Society of Applied Physics）  59 （ SD ） DF06-1 - DF06-7 2019年12月

研究論文（学術雑誌）, 共著, 査読有り,  ISSN  00214922

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A poly[(methyl methacrylate/2,2,2-trifluoroethyl methacrylate/benzyl methacrylate) = 52/42/6 (w/w/w)] copolymer was used to form the core of a
polymer optical fiber (POF) with the purpose of fabricating a birefringence-reduced core (BRC). The fabricated POF showed almost no phase shift,
regardless of the stress that was applied to the fiber. Therefore, it is possible to maintain the polarization in the POF core, which is an important
factor for detection of the direction in which stress is applied to the POF. To detect the stress direction, the core of a BRC–POF was doped with
dichroic dye. A doped BRC–POF that was fabricated using magenta dye showed variations in its output under operating conditions where the
stress vector and the incident polarization formed different angular relationships. The results presented here are considered to be applicable to
detailed structural monitoring using POFs.

Proposal and Fabrication of Negative-Type Refractive Index Distribution Polymer Optical Fiber

Kenji Tsukada Yumi Nakagawa Kouichi Asakura Eisuke Nihei

International Journal of New Technology and Research （Nextgen Research Publication）  2 （ 11 ） 45 - 50 2016年11月

研究論文（学術雑誌）, 共著, 査読有り,  ISSN  2454-4116

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In this paper, we propose a new type of graded index polymer optical fiber (GI-POF). We call its distribution “negative refractive index distribution (N-GI)” where the refractive index is lowest around the central axis and highest at the core-cladding boundary. The N-GI-POF was successfully fabricated by multi-step interfacial gel polymerization technique and UV assisted frontal polymerization technique.

Color control of electrochemiluminescence based on duty ratio of applied waveform voltage

西村 亮一 二瓶 栄輔

Japanese Journal of Applied Physics （The Japan Society of Applied Physics）  55   042101-1 - 042101-5 2016年03月

研究論文（学術雑誌）, 共著, 査読有り

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We succeeded in controlling the light-emitting color obtained from the light-emitting surface of an organic electrochemiluminescence (ECL) device with a duty ratio of the applied voltage.

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Ray tracing method in arbitrarily shaped radial graded-index waveguide

塚田 賢治 二瓶 栄輔

applied optics （Optical Society of America）  54 （ 29 ） 8795 - 8799 2015年10月

研究論文（学術雑誌）, 共著, 査読有り

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　中心軸対称な屈折率分布を有するファイバー（円柱）導波路における光線追跡は、直線状の形体以外では、円弧の形状の場合のみ報告されていたが、本研究では、任意形状を有するファイバー導波路の光線追跡を高速に実現する新たな方法を提案し、この方法が高精度であることを明らかにした。

Fabrication of Defocus Graded-Index Optical Waveguide for Evanescent Wave Optical Amplifier

平井 隆行 二瓶 栄輔

OPTICAL REVIEW （Optical Society of Japan）  Vol.21, No.2   110 - 112 2014年04月

研究論文（学術雑誌）, 共著, 査読有り,  ISSN  1340-6000

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光発散特性を持つプラスチック光導波路を蛍光色素溶液に浸漬させ、この溶液を励起状態に保つことで、エバネッセント波に基づく光増幅素子を作製し、実際に増幅現象を確認した。これにより、これまで報告されていなかったプラスチック光ファイバー用の連続光増幅素子を実現することができることを明らかにした。

ペリレンを発光補助剤として利用したポリ-3-オクチルチオフェン-2,5-ジイル電気化学発光素子の作製

Daimon Tatsuya NIHEI EISUKE

Materials （MDPI）  6   1704 - 1717 2013年04月

研究論文（学術雑誌）, 共著, 査読有り,  ISSN  1996-1944

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発光材料として、π共役系高分子を用いた有機ECL素子に対し、発光補助剤としてペリレンを少量加えることで、発光寿命や発光強度の大幅な特性改善を実現することができることを明らかにした。

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Fabrication of organic electrochemiluminescence devices with π-conjugated polymer materials

大門 竜也 二瓶 栄輔

Journal of Materials Chemistry C （The Royal Society of Chemistry）  1 （ 16 ） 2826-2833 2013年03月

研究論文（学術雑誌）, 共著, 査読有り

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単純な構造を有する有機ＥＣＬ素子の発光材料として、π共役系高分子を用いることで、ルテニウム系の低分子化合物を用いた素子に比べて、長時間の発光寿命を実現することができた。また発光材料の濃度や印加する電圧の周波数も発光寿命にとっては重要なパラメータであることを明らかにした。

Preparation and characterization of organic-inorganic microcomposite cylindrical GRIN lens

二瓶 栄輔 #H大元 純一#H #H木村 聡一郎#H #H朝倉 浩一#H

Polymer Journal （東京・高分子学会）  42   941-946 2010年10月

研究論文（研究会，シンポジウム資料等）, 共著, 査読有り,  ISSN  0032-3896

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無機材料からなるマトリクスに、屈折率の異なる２種類の有機モノマーを順次拡散させることで、マイクロコンポジット材料からなる高耐熱性屈折率分布型光学素子の作製に成功した。また用いる有機モノマーの種類や拡散時間を変化させることで、屈折率分布の形状を制御ができることを明らかとした。

Determination of the refractive index profile of polymer optical fiber preform by the transverse ray tracing method

二瓶 栄輔、清水 重洋

Optics Communications （Elsevier）  275 （ 1 ） 14-21 2007年07月

研究論文（研究会，シンポジウム資料等）, 共著, 査読有り

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We proposed the new refractive index distribution measurement technique using the numerical analysis method based on the ray equation.

ポリアニリンをシェルとするコアシェル粒子の合成と応用

石井 崇之、二瓶 栄輔、川口 春馬

高分子論文集 （高分子学会）  64 （ 1 ） 56-61 2007年01月

研究論文（研究会，シンポジウム資料等）, 共著, 査読有り

Spontaneous Generation of Hot and Reacted Region to Form Propagating Front in a Reaction System of Free-radical Polymerization of Methyl Methacrylate

K.Asakura, A.Ikumo, H.Harasawa, S.Osanai, E.Nihei

Polymer Preprints （American Chemical Society）  43   823-824 2002年08月

研究論文（研究会，シンポジウム資料等）, 共著

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蓄熱効果を利用して自発的にフロンタル重合を開始させることに成功し、重合容器中心部付近から重合を開始させることを可能とした。

Preliminary Experiment for Polymer Waveguide-Type Optical Isolator:A Pulsed Optical Isolator Operation in Poly(l-Methylmethacrylate/Benzylmethacrylate) Copolymer Slab Waveguide

武藤真三、石山潔、二瓶栄輔、小池康博

Jpn. J. Appl. Phys. vol.37 （ part 1 ） No.8 1998年08月

共著

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旋光機能を有するｌ-メンチルメタクリレートと高屈折率を有するベンジルメタクリレートの共重合体材料を用いて導波路タイプのアイソレーターを作製した。このアイソレーターを１８Kエルステッドの磁場中で動作させたところ、波長441.6nmで１５ｄBのアイソレーション特性を示した。

Graded-Index Polymer Optial Fiber with High Thermal Stability of Bandwidth

石榑崇明、佐藤真隆、二瓶栄輔、小池康博

Jpn. J. Appl. Phys. vol.37   3986-3991 1998年07月

共著

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全フッ素化ポリマー光ファイバーの伝送帯域と、その透明性を理論的に、解析し、さらにPMMA材料からなる屈折率分布型ポリマー光ファイバーの屈折率分布形状の熱的安定性とガラス転移鈍度との関係を明らかにしている。

High-Speed Photonics Polymer and its Application

小池康博、石榑崇明、佐藤真隆、二瓶栄輔

Journal of Pure and Applied Optics Vol.7 （ N.2 ） 201-210 1998年03月

共著

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全フッ素化ポリマー光ファイバーの伝送帯域と、その透明性、さらにPMMA材料からなる屈折率分布型ポリマー光ファイバーの熱的安定性を示している。実際全フッ素化材料が優れた伝送帯域特性を有し、さらにその透明性も赤外領域で十分に実用になることを明らかにし、またPMMA材料からなるポリマー光ファイバーでは、ガラス転移温度と屈折率分布の熱的安定性の関係を明らかにしている。

High-Bandwidth and High-Thermal Stability Graded-Index Polymer Optical Fiber

石榑崇明、佐藤真隆、二瓶栄輔、小池康博

SPIE Optoelectronics'98 1998年01月

共著

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屈折率分布型ポリマー光ファイバーの屈折率分布と伝送帯域の関係をWKB理論を用いて明らかにし、さらに屈折率分布を形成させるコア材料を適切に選択することで、耐熱性に優れたポリマー光ファイバーが開発できることを示した。

Giga Bit Transmission in High-bandwidth Low-Loss Perdeuterated Polymer Base Graded-Index Polymer Optical Fiber Link

石榑崇明、二瓶栄輔、小池康博

繊維学会誌 Vol.53 （ No.12 ） 520-525 1997年12月

共著

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全重水素化ＰＭＭＡを用いて屈折率分布型ポリマー光ファイバーを作製し作製されたファイバーが１６０ｍあたり、１Ｇｂｉｔ以上の伝送帯域を有していることを明らかにし、またその透明性が近赤外領域の波長（700nm〜800nm)でも実用化が可能な２００ｄＢ／ｋｍ以下であることを示した。

Formation of the Refractive Index Profile in the Graded Index Polymer Optical Fiver for Gigabit Data Transmission

石榑崇明、佐藤真隆、高梨紀、二瓶栄輔、丹生隆之、山崎俊太郎、小池康博

Journal of Lightwave Technology Vol.15 （ No.11 ） 2095-2100 1997年11月

共著

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屈折率分布型ポリマー光ファイバーの伝送帯域と屈折率分布の関係を理論的に考察しており、ポリメチルメタクリレートから作製された屈折率分布型ポリマー光ファイバーの伝送帯域が、理論的に計算された伝送帯域の限界（３GHz・ｋｍ）と致していることを示した。

Transparent Zero-birefringence Copolymer and Its Optical Properties

岩田修一、塚原宇、二瓶栄輔、小池康博

Applied Optics vol.36 （ No.19 ） 4549-4555 1997年07月

共著

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ポリマー材料固有に存在する複屈折現象を減少させるため、符号の異なる複屈折性を有するポリマーを共重合させることにより、透明性に優れた複屈折の生じない共重合ポリマーを作製することが出来た。また得られたポリマーを射出成形しても複屈折が生じないことが明らかとなった。

High Gain and High Power Organic Dye-Doped Polymer Optical Fiber Amplifiers:Absorption and Emission Cross Sections and Gain Characteristics

多加谷明広、小林毅之、中塚史朗、二瓶栄輔、小池康博

Jpn. J. Appl. Phys. Vol.36 （ No.5A ） 2705-2708 1997年05月

共著

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屈折率分布型ポリマー光ファイバーアンプに増幅物質としローダミン６Bを用いることにより、これまでに無い高増幅率（３６ｄB)、高出力（１２００W)な増幅特性を付与することに成功した。

High-Power and High-Gain Organic Dye-Doped Polymer Optical Fiber Amplifiers:Novel Techniques for Preparation and Spectral Investigation

多加谷明広、寺本茂弘、二瓶栄輔、佐々木敬介、小池康博

Applied Optics vol.36 （ No.3 ） 572-578 1997年01月

共著

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屈折率分布型ポリマー光ファイバーアンプに増幅物質としてオキサジン４パークロレートを用いることにより、屈折率分布型ポリマー光ファイバーで利用可能な波長領域（550〜650nm)において増幅特性を発現させることに成功した。また、同様にローダミンBを用いることで、620Wの高出力と、33dBの増幅利得を達成した。

Present Prospect of Graded-Index Plastic Optical Fiber in Telecommunication

二瓶栄輔、石榑崇明、谷尾宣久、小池康博

IEICE Transactions on Electronics (Electronics and Communications in Japan) (1997) Vol.E80-C （ No.1 ） 117-122 1997年01月

共著

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屈折率分布型ポリマー光ファイバーを情報伝送媒体として用いることを考え、現在の伝送損失特性、情報伝送特性の改善を試みた。新規な材料である全フッ素化ポリマーを用いることにより、実際に作製された屈折率分布型ポリマー光ファイバーの伝送損失は、これまで通常の炭素-水素結合からなるポリマー材料では達成不可能であった近赤外領域での高透明性を実現し、また、伝送帯域も理論的にこれまでの材料に比べて約３倍以上優れていることを明らかにした。

High Speed POF

小池康博、石榑崇明、二瓶栄輔

Transaction of the Materials Research Society of Japan (Invited) Vol.22   32-35 1996年12月

研究論文（学術雑誌）, 共著

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これまでポリマー材料では用いることのできなかった近赤外領域（波長１.３μｍ）での、初めての光通信の報告である。材料として全フッ素化ポリマーを用い、屈折率分布型ポリマー光ファイバーを作製した。伝送損失値は波長１.３μｍにおいて約50dB/kmであり、またこの波長において622Mbpsのアイパターン信号を130m伝送することに成功した。

High Bandwidth Graded-Index Polymer Optical Fiber for Near Infra-Red Use

二瓶栄輔、石榑崇明、小池康博

Applied Optics (1996) Vol.35 （ No.36 ） 7085-7090 1996年12月

共著

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屈折率分布型ポリマー材料に、含フッ素材料を用いることにより、通常の炭素-水素結合からなるポリマーでは伝送損失の値が数100dB/km以上となる、688nmや773nmの近赤外領域の波長において、それぞれ約56dB/kmと約773dB/kmの低損失を実現した。また伝送帯域についても100mで５.12GHzを達成し、これまでのポリマー材料での値よりも約２倍程度優れた値であることを実験的にも確認した。

ＰＯＦ

二瓶栄輔、小池康博

工業材料’９６    29-34 1996年10月

研究論文（学術雑誌）, 共著

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現在、マルチメディア社会を実現する上で最も大きな問題となっているドロップラインなどの近距離高速情報伝送の媒体として、屈折率分布型ポリマー光ファイバーの利用を提案し、その作製方法から光学特性までを明らかにしている。

Compensation for Birefringence of Oriented Polymers by Random Copolymerization Method

岩田修一、塚原宇、二瓶栄輔、小池康博

Jpn. J. Appl. Phys. Vol.35 （ No.7 ） 3896-3901 1996年07月

共著

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ポリマー材料を光学素子に用いる場合、その光学的特性を劣化させてしまう現象に、配向複屈折現象がある。この現象により、ポリマー材料内部を通過する光線の偏光が維持されないため、偏光を利用するような光学媒体、材料にポリマーを用いることは難しい。そこで正、負の配向複屈折を有するポリマーを共重合させ、配向複屈折の減少を試みたところ配向複屈折を全く生じないポリマー材料の開発に成功した。

Optimum Refractive-Index Profile of the Graded-Index Polymer Optical Fiber, toward Gigabit Data Links

石榑崇明、二瓶栄輔、小池康博

Applied Optics Vol.35 （ No.12 ） 2048-2053 1996年04月

共著

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屈折率分布型ポリマー光ファイバーの最適な屈折率分布係数を、材料分散、及び光源の波長分散まで考慮に入れて理論的に正確に求めた。その結果、含フッ素ポリマーを用いた場合の最大伝送帯域は、100mの長さに於いて約10Ｇｂｐｓであることが示された。

TE-TM Mode Converter Using Optically Active Polymer

武藤真三、坂上友康、坂根好彦、鯰江彰、二瓶栄輔、小池康博

Optical Review Vol.3 （ No.2 ） 120-123 1996年03月

共著

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大きな旋光能とベルデ定数を有するポリマー材料をTE-TMコンバーターとして用いることを提案し、その理論解析を行った。その結果、側鎖にメンチル基を有するポリメンチルメタクリレートを用いて作製された素子において、約６０％以上のモード変換特性の実現が明らかとなり、実験的にも確認された。

Optimization of the Refractive-Index Distribution of High-Bandwidth GI Polymer Optical Fiber Based on both Modal and Material Dispersions

石榑崇明、二瓶栄輔、小池康博

Polymer Journal Vol.28 （ No.3 ） 272-275 1996年03月

共著

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屈折率分布型ポリマー光ファイバーの最適な屈折率分布係数を、材料分散まで考慮に入れて理論的に正確に求めた。その結果、一般に市販されているポリマー光学素子に用いられているポリメチルメタクリレートを用いると、その１００ｍでの最大伝送帯域は約３Ｇｂｐｓであることが明らかとなり、実験値と良く一致していることが示された。

High-Power Optical Source Using Dye-Doped Polymer Optical Fiber

山本剛、藤井和人、多加谷明広、二瓶栄輔、小池康博、佐々木敬介

Journal of Nonlinear Optical Physics and Materials Vol.5 （ No.1 ） 73-88 1996年01月

共著

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有機色素をドープした屈折率分布型ポリマー光ファイバーアンプを、可視光領域での大出力パルス光源として用いることを提案し、実際に591ｎｍの波長で、約１ｋＷの出力を実現した。このような大出力のパルス光源を本論文のように容易に実現することは難しく、また、可視光領域全体にわたって実現可能であることから非常に興味深い。

Large Radial Graded-Index Polymer

呉上賓、二瓶栄輔、小池康博

Applied Optics Vol.35 （ No.1 ） 28-32 1996年01月

共著

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屈折率分布型大口径ポリマーレンズを作製するための新規な作製方法を提案し、この方法により、これまで報告されていた屈折率分布型レンズの約２倍以上の屈折率分布領域を有するレンズの作製に成功した。また、ここで報告されたレンズを用いることにより、より低収差の眼鏡レンズの実現の可能性を示した。

Theoretical and Experimental Investigation of Rhodamine B-Doped Polymer Optical Fiber Amplifiers

多加谷明広、寺本茂弘、山本剛、藤井和人、二瓶栄輔、小池康博、佐々木敬介

IEEE Journal of Quantum Electronics Vol.31 （ No.12 ） 2215-2220 1995年12月

共著

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屈折率分布型ポリマー光ファイバー増幅器の動作原理を、発光色素のエネルギー順位におけるレート方程式をたて、これを理論解析することにより明らかにし、現在作製されているポリマー光ファイバー増幅器よりも、優れた特性を実現するための方策を明らかにした。

Brighter Backlights Using Highly Scattered Optical-Transmission Polymer

堀部晃啓、出原潤、二瓶栄輔、小池康博

Journal of the Society for Information Display Vol.3 （ No.4 ） 169-171 1995年12月

共著

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新しい光源媒体として光の伝送と拡散出射の２つの機能を有する光散乱ポリマー導光体（ポリマー中に不均一構造を形成させ、光の散乱を高効率で行わせる素子）を用いて液晶用バックライトを作製することにより市販のバックライトに比べ約５０％高い輝度が達成された。ここでは光散乱理論に基づき、高散乱効率化のメカニズムを解明している。

High-Power Optical Fiber Amplifier

山本剛、藤井和人、多加谷明広、寺本茂弘、二瓶栄輔、小池康博、佐々木敬介

電子情報通信学会誌(Electronics and Communications in Japan) Vol.78 （ No.11 ） 36-44 1995年11月

研究論文（学術雑誌）, 共著

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屈折率分布型ポリマー光ファイバーアンプに用いる有機色素を変えることにより、可視光領域における任意の波長の信号光の増幅の可能性を明らかにした。実験では用いる有機色素をローダミン6G、ローダミンB、ペリレンレッドと変えることにより、３つの信号光波長（571、591、621nm）での増幅現象を確認した。(No.18を英文に翻訳した内容)

High-Bandwidth, High-Numerical Aperture Graded-Index Polymer Optical Fiber

石榑崇明、堀部晃啓、二瓶栄輔、小池康博

Journal of Lightwave Technology Vol.13 （ No.8 ） 1686-1691 1995年08月

共著

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屈折率分布型ポリマー光ファイバーを作製する際の、ドーパント及びその量を制御することにより、得られる光ファイバーのコア領域における屈折率差を大きくし、高開口数（約０.３）を実現した。これまでの開口数（約０.２）のファイバーに比べ、曲げによる伝送損失を大幅に減少させることができることを理論的、実験的に明らかにした。

Gradient-Index Contact Lens

小池康博、浅川昭彦、呉上賓、二瓶栄輔

Applied Optics Vol.34 （ No.22 ） 4669-4673 1995年08月

共著

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屈折率分布を有する母材から作製されるコンタクトレンズの諸特性を明らかにした。特に均一屈折率のコンタクトレンズと比べて、表面の曲率のみだけではなく、コンタクトレンズ内部での光線の挙動を制御することが可能となったため、これまでその作製が難しかった低収差のコンタクトレンズや、今までと同じ光学特性を有しながら軽量化が実現できることを明らかにした。

High-Bandwidth Graded-Index Polymer Optical Fiber

小池康博、石榑崇明、二瓶栄輔

Journal of Lightwave Technology Vol.13 （ No.7 ） 1475-1489 1995年07月

共著

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屈折率分布型ポリマー光ファイバーの作製法、解析法、諸特性を総合的にまとめた。さらにこのファイバーが広帯域（２ＧＨｚ・ｋｍ）特性を有していることから、近未来のマルチメディア社会の近距離広帯域情報伝送媒体として用いることが可能であることを明らかにしている。

高出力ポリマー光ファイバー増幅器

山本剛、藤井和人、多加谷明広、寺本茂弘、二瓶栄輔、小池康博、佐々木敬介

電子情報通信学会誌 Vol.78 （ No.6 ） 282-288 1995年06月

研究論文（学術雑誌）, 共著

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屈折率分布型ポリマー光ファイバーアンプに用いる有機色素を変えることにより、可視光領域における任意の波長の信号光の増幅の可能性を明らかにした。実験では用いる有機色素をローダミン6G、ローダミンB、ペリレンレッドと変えることにより、３つの信号光波長（571、591、621nm)での増幅現象を確認した。

Large-Core, High-Bandwidth Polymer Optical Fiber for Near Infrared Use

石榑崇明、二瓶栄輔、小池康博、Charles E. Forbes、Leslie LaNieve、Rich Straff、Hellmuth A. Deckers

IEEE Photonics Technology Letters Vol.7 （ No.4 ） 403-405 1995年04月

共著

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屈折率分布型光ファイバーの材料として部分フッ素化されたモノマーを用いることにより、これまでの炭素－水素結合のみからなるモノマーを用いる場合にはその達成が不可能であった近赤外領域（波長780nm）での低損失化（約135dB/km）を実現し、ポリマー光ファイバーが近赤外領域でも利用可能であることを初めて示した。

2.5Gbit/s 100m Data Transmission Using Graded-Index Polymer Oprical Fibre and High-Speed Laser Diode at 650nm Wavelength

石榑崇明、二瓶栄輔、山崎俊太郎、小池康博

Electronics Letters Vol.31 （ No.6 ） 467-468 1995年03月

共著

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屈折率分布形状を適切に制御した屈折率分布型ポリマー光ファイバーを用いて、光情報伝送の評価法であるアイパターン伝送実験を行った結果100mの長さで初めてギガオーダー（２.５Gbps）のアイパターン信号伝送に成功した。

Basic Performance of an Organic Dye-Doped Polymer Oprical Fiber Amplifier

多加谷明広、小池康博、二瓶栄輔、寺本茂弘、藤井和人、山本剛、佐々木敬介

Applied Optics Vol.34 （ No.6 ） 988-992 1995年02月

共著

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屈折率分布型ポリマー光ファイバー増幅器でドーパントとして用いられる各種有機色素の、吸収特性や蛍光特性を厳密に測定し、高効率(60%以上）な増幅特性を有するポリマー光ファイバー増幅器の作製に成功した。

The Large Dimensional Radial GRIN Polymer

呉上賓、二瓶栄輔、小池康博

Polymer Journal Vol.27 （ No.1 ） 21-25 1995年01月

共著

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本論文で新規に提案する拡散法を用いて、大口径（直径70ミリ）を有する屈折率分布型ポリマーレンズの作製に成功し、レンズ内に適切な屈折率分布を形成させることにより、球面収差のない眼鏡レンズや、遠近両用の眼鏡レンズを作製可能であることを理論的に明らかにした。

High-Power Polymer Optical Fiber Amplifier and Their Applications

山本剛、寺本茂弘、多加谷明広、二瓶栄輔、木下岳司、小池康博、佐々木敬介、藤井和人

Proceeding of SPIE- Doped Fiber Devices and Systems Vol.2289   142-152 1994年07月

研究論文（研究会，シンポジウム資料等）, 共著

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高出力ポリマー光ファイバー増幅器を作製し、ファイバー長0.25ｍにおいて信号光利得30dB(最大１kW)の光増幅機能を確認した。また様々なレーザー用有機色素による光増幅の可能性が確認され、ポリマー光ファイバー増幅器のみを用いた固体光源か可能であることを示した。

Graded-Index Polymer Optial Fiber for High Speed Data Communication

石榑崇明、小池康博、二瓶栄輔

Applied Optics Vol.33 （ No.19 ） 4261-4266 1994年07月

共著

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界面ゲル重合法における高屈折率材料として、未反応のドーパントを使用することにより、低損失（90dB/km）かつ広帯域（１GHz・km）な屈折率分布型光ファイバーの作製に成功した。ここではその光学特性、伝送特性、機械特性等について報告した。

High Bandwidth and High Numerical Aperture Graded-Index Polymer Optical Fiber

石榑崇明、堀部晃啓、二瓶栄輔、小池康博

Electronics Letters　 Vol.30 （ No.14 ） 1169-1171 1994年07月

共著

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大口径（直径が約0.5ミリ〜1.0ミリ）・広帯域（586MHz・km）・低損失(150dB/km)・高開口数(Δ=0.28)を有する屈折率分布型ポリマー光ファイバーの作製に成功した。高開口数化の達成により、従来の屈折率分布型光ファイバーに比べ著しく曲げ損失特性の向上が達成された。

Spherical Gradient-Index Polymer Lens with Low Spherical Aberration

小池康博、金光昭佳、二瓶栄輔、大塚保治

Applied Optics Vol.33 （ No.16 ） 3394-3400 1994年06月

共著

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新規の懸濁重合法を開発し、これを用いて屈折率分布型球レンズを作製した。作製された球レンズは理想的な屈折率分布を有しており、球レンズ内に屈折率分布を持たせることにより、球面収差の低減化が達成されることを、理論的にも実験的にも明らかにした。

光学活性と磁気光学特性を有するプラスチックによる偏光方向維持型光アイソレーターの検討

塚本亨、武藤真三、二瓶栄輔、小池康博

日本光学会誌「光学」 Vol.23 （ No.3 ） 212-215 1994年03月

研究論文（学術雑誌）, 共著

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旋光性ポリマーによる光機能素子化の試みとして、光学活性能と磁気光学能の２種類の旋光性を有するポリマー材料の合成と、素子の試作を行い、光アイソレーターへの応用についての基礎的検討及び実験を行い、実現の可能性を示した。

Low-Loss High-Bandwidth GI Polymer Optical Fiber

石榑崇明、堀部晃啓、二瓶栄輔、小池康博

IUMRS-ICAM'93 (Trans. Mat. Res. Soc. Jpn. ) Vol. 15A   181-184 1993年09月

共著

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低損失・広帯域屈折率分布型ポリマー光ファイバーにおいて、用いるモノマー、ドーパントの違いによる光学特性、伝送損失への影響について、またその低損失化、広帯域化についての現状を報告した。

Highly Scattered Optical-Transmission Polymer and Its Application

小池康博、二瓶栄輔

IUMRS-ICAM'93 (Trans. Mat. Res. Soc. Jpn. ) (Invited) Vol. 15A   175-180 1993年09月

共著

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新しい光源媒体として光の伝送と拡散出射の２つの機能を有する光散乱ポリマー導光体を提案した。これはポリマー中に不均一構造を形成させここでの光散乱を積極的に利用するものであり、このポリマー導光体を用いて液晶用バックライトシステムを作製したところ、これまでの透明ポリマーを用いるものと比較して約５０％高い輝度が達成された。

Polymer Optical Fiber Amplifier

多加谷明広、小池康博、木下岳司、二瓶栄輔、山本剛、佐々木敬介

Applied Physics Letter Vol.63 （ No.7 ） 883-884 1993年08月

共著

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屈折率分布型ポリマー光ファイバーのコアに有機色素をドープすることにより、屈折率分布型ポリマー光ファイバー増幅器を作製した。この光ファイバー増幅器を用いて増幅実験を行ったところ、波長591nmにおいて、１Ｗの信号光を６９０Ｗに増幅することに成功した。

Waveguide Devices from Nonlinear Organic Materials

佐々木敬介、木下岳司、二瓶栄輔、小池康博

Mol. Cryst. Liq. Cryst. Sci. Technol. -Sec. B:Nonlinear Optics Vol.3   61-68 1992年03月

共著

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有機非線形材料であるＤＲ－１を側鎖に有するポリマーを合成し、この材料をパイレックスガラス基盤上にスピンコートすることにより導波路を作製し、この素子を用いて初めてチェレンコフ放射を利用した第２次高調波発生を実現することに成功した。

Graded-Index Polymer Optical Fiber by New Random Copolymerization Technique

小池康博、本道幸枝、二瓶栄輔

Proceeding of SPIE- The Inter-national Society for Optical Engineering　 Vol. 1592   62-72 1991年11月

研究論文（研究会，シンポジウム資料等）, 共著

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ランダム共重合するモノマーの組み合わせを用い、屈折率分布を適切に制御することにより作製された屈折率分布型ポリマー光ファイバーの伝送帯域を測定した結果、市販されている段階屈折率型光ファイバーの伝送帯域に比べ、約２００倍程度優れていることを明らかにした。

Graded-Index Optical Fibers of Methyl Methacrylate-Vinyl Benzoate Copolymer with Low Loss and High Bandwidth

大塚保治、二瓶栄輔、小池康博

Applied Physics Letter Vol.57 （ No.2 ） 120-122 1990年07月

共著

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新規にビニルベンゾエートとメチルメタクリレートをモノマーとして用いることにより、界面ゲル共重合法で作製された屈折率分布型ポリマー光ファイバーの伝送損失を、これまで報告されていた値よりも９dB/kmほど低減化することに成功した。

Graded-Index Plastic Optical Fiber Composed of Methyl Methacrylate and Vinyl Phenylacetate Copolymers

小池康博、二瓶栄輔、谷尾宣久、大塚保治

Applied Optics Vol.29 （ No.18 ） 2686-2691 1990年06月

共著

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屈折率分布型ポリマー光ファイバーの作製方法として、界面ゲル共重合法を新たに開発し、これを用いて作製されたＧＩ型ポリマー光ファイバーの伝送損失は、それまで報告されていた1000dB/kmを大きく下回る143dB/km（波長651nm）を達成することができた。

Gradient-Index Polymer Materials and their Optical Devices

小池康博、谷尾宣久、二瓶栄輔、大塚保治

Polymer Engineering and Science Vol.29 （ No.17 ） 1200-1204 1989年09月

共著

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低損失な屈折率分布型（ＧＩ型）ポリマー光ファイバー、ＧＩ型分岐導波路やGI型球レンズの作製方法、応用、特性評価についてまとめたものであり、屈折率分布型材料が均一屈折率光学材料に比べ優れた光学特性を有していることを明らかにしている。