Papers - Nihei, Eisuke

Present Prospect of Graded-Index Plastic Optical Fiber in Telecommunication

二瓶栄輔、石榑崇明、谷尾宣久、小池康博

IEICE Transactions on Electronics (Electronics and Communications in Japan) (1997) Vol.E80-C ( No.1 ) 117-122 1997.01

Joint Work

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屈折率分布型ポリマー光ファイバーを情報伝送媒体として用いることを考え、現在の伝送損失特性、情報伝送特性の改善を試みた。新規な材料である全フッ素化ポリマーを用いることにより、実際に作製された屈折率分布型ポリマー光ファイバーの伝送損失は、これまで通常の炭素-水素結合からなるポリマー材料では達成不可能であった近赤外領域での高透明性を実現し、また、伝送帯域も理論的にこれまでの材料に比べて約３倍以上優れていることを明らかにした。

High Speed POF

小池康博、石榑崇明、二瓶栄輔

Transaction of the Materials Research Society of Japan (Invited) Vol.22   32-35 1996.12

Research paper (scientific journal), Joint Work

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これまでポリマー材料では用いることのできなかった近赤外領域（波長１.３μｍ）での、初めての光通信の報告である。材料として全フッ素化ポリマーを用い、屈折率分布型ポリマー光ファイバーを作製した。伝送損失値は波長１.３μｍにおいて約50dB/kmであり、またこの波長において622Mbpsのアイパターン信号を130m伝送することに成功した。

High Bandwidth Graded-Index Polymer Optical Fiber for Near Infra-Red Use

二瓶栄輔、石榑崇明、小池康博

Applied Optics (1996) Vol.35 ( No.36 ) 7085-7090 1996.12

Joint Work

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屈折率分布型ポリマー材料に、含フッ素材料を用いることにより、通常の炭素-水素結合からなるポリマーでは伝送損失の値が数100dB/km以上となる、688nmや773nmの近赤外領域の波長において、それぞれ約56dB/kmと約773dB/kmの低損失を実現した。また伝送帯域についても100mで５.12GHzを達成し、これまでのポリマー材料での値よりも約２倍程度優れた値であることを実験的にも確認した。

ＰＯＦ

二瓶栄輔、小池康博

工業材料’９６    29-34 1996.10

Research paper (scientific journal), Joint Work

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現在、マルチメディア社会を実現する上で最も大きな問題となっているドロップラインなどの近距離高速情報伝送の媒体として、屈折率分布型ポリマー光ファイバーの利用を提案し、その作製方法から光学特性までを明らかにしている。

Compensation for Birefringence of Oriented Polymers by Random Copolymerization Method

岩田修一、塚原宇、二瓶栄輔、小池康博

Jpn. J. Appl. Phys. Vol.35 ( No.7 ) 3896-3901 1996.07

Joint Work

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ポリマー材料を光学素子に用いる場合、その光学的特性を劣化させてしまう現象に、配向複屈折現象がある。この現象により、ポリマー材料内部を通過する光線の偏光が維持されないため、偏光を利用するような光学媒体、材料にポリマーを用いることは難しい。そこで正、負の配向複屈折を有するポリマーを共重合させ、配向複屈折の減少を試みたところ配向複屈折を全く生じないポリマー材料の開発に成功した。

Optimum Refractive-Index Profile of the Graded-Index Polymer Optical Fiber, toward Gigabit Data Links

石榑崇明、二瓶栄輔、小池康博

Applied Optics Vol.35 ( No.12 ) 2048-2053 1996.04

Joint Work

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屈折率分布型ポリマー光ファイバーの最適な屈折率分布係数を、材料分散、及び光源の波長分散まで考慮に入れて理論的に正確に求めた。その結果、含フッ素ポリマーを用いた場合の最大伝送帯域は、100mの長さに於いて約10Ｇｂｐｓであることが示された。

TE-TM Mode Converter Using Optically Active Polymer

武藤真三、坂上友康、坂根好彦、鯰江彰、二瓶栄輔、小池康博

Optical Review Vol.3 ( No.2 ) 120-123 1996.03

Joint Work

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大きな旋光能とベルデ定数を有するポリマー材料をTE-TMコンバーターとして用いることを提案し、その理論解析を行った。その結果、側鎖にメンチル基を有するポリメンチルメタクリレートを用いて作製された素子において、約６０％以上のモード変換特性の実現が明らかとなり、実験的にも確認された。

Optimization of the Refractive-Index Distribution of High-Bandwidth GI Polymer Optical Fiber Based on both Modal and Material Dispersions

石榑崇明、二瓶栄輔、小池康博

Polymer Journal Vol.28 ( No.3 ) 272-275 1996.03

Joint Work

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屈折率分布型ポリマー光ファイバーの最適な屈折率分布係数を、材料分散まで考慮に入れて理論的に正確に求めた。その結果、一般に市販されているポリマー光学素子に用いられているポリメチルメタクリレートを用いると、その１００ｍでの最大伝送帯域は約３Ｇｂｐｓであることが明らかとなり、実験値と良く一致していることが示された。

High-Power Optical Source Using Dye-Doped Polymer Optical Fiber

山本剛、藤井和人、多加谷明広、二瓶栄輔、小池康博、佐々木敬介

Journal of Nonlinear Optical Physics and Materials Vol.5 ( No.1 ) 73-88 1996.01

Joint Work

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有機色素をドープした屈折率分布型ポリマー光ファイバーアンプを、可視光領域での大出力パルス光源として用いることを提案し、実際に591ｎｍの波長で、約１ｋＷの出力を実現した。このような大出力のパルス光源を本論文のように容易に実現することは難しく、また、可視光領域全体にわたって実現可能であることから非常に興味深い。

Large Radial Graded-Index Polymer

呉上賓、二瓶栄輔、小池康博

Applied Optics Vol.35 ( No.1 ) 28-32 1996.01

Joint Work

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屈折率分布型大口径ポリマーレンズを作製するための新規な作製方法を提案し、この方法により、これまで報告されていた屈折率分布型レンズの約２倍以上の屈折率分布領域を有するレンズの作製に成功した。また、ここで報告されたレンズを用いることにより、より低収差の眼鏡レンズの実現の可能性を示した。

Theoretical and Experimental Investigation of Rhodamine B-Doped Polymer Optical Fiber Amplifiers

多加谷明広、寺本茂弘、山本剛、藤井和人、二瓶栄輔、小池康博、佐々木敬介

IEEE Journal of Quantum Electronics Vol.31 ( No.12 ) 2215-2220 1995.12

Joint Work

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屈折率分布型ポリマー光ファイバー増幅器の動作原理を、発光色素のエネルギー順位におけるレート方程式をたて、これを理論解析することにより明らかにし、現在作製されているポリマー光ファイバー増幅器よりも、優れた特性を実現するための方策を明らかにした。

Brighter Backlights Using Highly Scattered Optical-Transmission Polymer

堀部晃啓、出原潤、二瓶栄輔、小池康博

Journal of the Society for Information Display Vol.3 ( No.4 ) 169-171 1995.12

Joint Work

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新しい光源媒体として光の伝送と拡散出射の２つの機能を有する光散乱ポリマー導光体（ポリマー中に不均一構造を形成させ、光の散乱を高効率で行わせる素子）を用いて液晶用バックライトを作製することにより市販のバックライトに比べ約５０％高い輝度が達成された。ここでは光散乱理論に基づき、高散乱効率化のメカニズムを解明している。

High-Power Optical Fiber Amplifier

山本剛、藤井和人、多加谷明広、寺本茂弘、二瓶栄輔、小池康博、佐々木敬介

電子情報通信学会誌(Electronics and Communications in Japan) Vol.78 ( No.11 ) 36-44 1995.11

Research paper (scientific journal), Joint Work

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屈折率分布型ポリマー光ファイバーアンプに用いる有機色素を変えることにより、可視光領域における任意の波長の信号光の増幅の可能性を明らかにした。実験では用いる有機色素をローダミン6G、ローダミンB、ペリレンレッドと変えることにより、３つの信号光波長（571、591、621nm）での増幅現象を確認した。(No.18を英文に翻訳した内容)

High-Bandwidth, High-Numerical Aperture Graded-Index Polymer Optical Fiber

石榑崇明、堀部晃啓、二瓶栄輔、小池康博

Journal of Lightwave Technology Vol.13 ( No.8 ) 1686-1691 1995.08

Joint Work

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屈折率分布型ポリマー光ファイバーを作製する際の、ドーパント及びその量を制御することにより、得られる光ファイバーのコア領域における屈折率差を大きくし、高開口数（約０.３）を実現した。これまでの開口数（約０.２）のファイバーに比べ、曲げによる伝送損失を大幅に減少させることができることを理論的、実験的に明らかにした。

Gradient-Index Contact Lens

小池康博、浅川昭彦、呉上賓、二瓶栄輔

Applied Optics Vol.34 ( No.22 ) 4669-4673 1995.08

Joint Work

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屈折率分布を有する母材から作製されるコンタクトレンズの諸特性を明らかにした。特に均一屈折率のコンタクトレンズと比べて、表面の曲率のみだけではなく、コンタクトレンズ内部での光線の挙動を制御することが可能となったため、これまでその作製が難しかった低収差のコンタクトレンズや、今までと同じ光学特性を有しながら軽量化が実現できることを明らかにした。

High-Bandwidth Graded-Index Polymer Optical Fiber

小池康博、石榑崇明、二瓶栄輔

Journal of Lightwave Technology Vol.13 ( No.7 ) 1475-1489 1995.07

Joint Work

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屈折率分布型ポリマー光ファイバーの作製法、解析法、諸特性を総合的にまとめた。さらにこのファイバーが広帯域（２ＧＨｚ・ｋｍ）特性を有していることから、近未来のマルチメディア社会の近距離広帯域情報伝送媒体として用いることが可能であることを明らかにしている。

高出力ポリマー光ファイバー増幅器

山本剛、藤井和人、多加谷明広、寺本茂弘、二瓶栄輔、小池康博、佐々木敬介

(Electronics and Communications in Japan,) Vol.78 ( No.6 ) 282-288 1995.06

Research paper (scientific journal), Joint Work

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屈折率分布型ポリマー光ファイバーアンプに用いる有機色素を変えることにより、可視光領域における任意の波長の信号光の増幅の可能性を明らかにした。実験では用いる有機色素をローダミン6G、ローダミンB、ペリレンレッドと変えることにより、３つの信号光波長（571、591、621nm)での増幅現象を確認した。

Large-Core, High-Bandwidth Polymer Optical Fiber for Near Infrared Use

石榑崇明、二瓶栄輔、小池康博、Charles E. Forbes、Leslie LaNieve、Rich Straff、Hellmuth A. Deckers

IEEE Photonics Technology Letters Vol.7 ( No.4 ) 403-405 1995.04

Joint Work

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屈折率分布型光ファイバーの材料として部分フッ素化されたモノマーを用いることにより、これまでの炭素－水素結合のみからなるモノマーを用いる場合にはその達成が不可能であった近赤外領域（波長780nm）での低損失化（約135dB/km）を実現し、ポリマー光ファイバーが近赤外領域でも利用可能であることを初めて示した。

2.5Gbit/s 100m Data Transmission Using Graded-Index Polymer Oprical Fibre and High-Speed Laser Diode at 650nm Wavelength

石榑崇明、二瓶栄輔、山崎俊太郎、小池康博

Electronics Letters Vol.31 ( No.6 ) 467-468 1995.03

Joint Work

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屈折率分布形状を適切に制御した屈折率分布型ポリマー光ファイバーを用いて、光情報伝送の評価法であるアイパターン伝送実験を行った結果100mの長さで初めてギガオーダー（２.５Gbps）のアイパターン信号伝送に成功した。

Basic Performance of an Organic Dye-Doped Polymer Oprical Fiber Amplifier

多加谷明広、小池康博、二瓶栄輔、寺本茂弘、藤井和人、山本剛、佐々木敬介

Applied Optics Vol.34 ( No.6 ) 988-992 1995.02

Joint Work

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屈折率分布型ポリマー光ファイバー増幅器でドーパントとして用いられる各種有機色素の、吸収特性や蛍光特性を厳密に測定し、高効率(60%以上）な増幅特性を有するポリマー光ファイバー増幅器の作製に成功した。