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Affiliation
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Faculty of Science and Technology (Mita)
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Position
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Professor Emeritus
KEIO RESEARCHERS INFORMATION SYSTEM |
Details of a Researcher
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Tanaka, Shigeru
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“拡散スクラバー法”は、ガスの拡散を利用したガスの捕集法であり、例えば、多孔質のテフロンチューブに空気を流すと空気中のガス成分は拡散し、テフロンチューブ内壁の孔を透過する。テフロンチューブの外側にガスを吸収する水等を配置しておけば、そのままガス成分を吸収することができる。又、空気中の粒子は、ガスと異なり拡散係数が小さいので、そのまま空気の流れと共にテフロンチューブを通過する。従って、シンプルな多孔質テフロンチューブを用いるだけで、粒子と分別して、空気中のガス成分のみを捕集することができる画期的なガスの捕集方法である。 多種類の有害物質が氾濫する現代社会においては、ごく低濃度でも有害性を発する物質が数多く検出されている。そこで、拡散スクラバー法を用いたシンプルな装置による簡便性・経済性に優れた多種類の有害ガス成分の簡便なモニタリング装置を開発した。拡散スクラバーをミニチュア化し、有害ガス成分をわずか1ml程度の極めて少ない溶液中に捕集することが可能となれば、旧来の比色分析でも十分に測定が行えるので、結果的に高感度で優れた機動性を持つ新たな有害ガスの分析手法となる。従って、従来の高価で比較的大きな機器分析装置を用いてラボにおいて行っていた分析を安価で容易に持ち運べるコンパクトなLED(発光ダイオード)簡易比色計を用いて現場で行い、現場でのリアルタイムでの有害ガスの測定を可能とした。 現在、室内空気汚染への社会的関心の高まりから、多数の空気清浄技術の研究が行われている。 しかしながら、問題の重要性に比較して、その多くの技術は、既存の化学フィルター法、活性炭等の吸着剤による除去技術を単に転用したものが多く、実際に有害ガスの除去能力や処理量が充分とは言えない。 一方、拡散スクラバー法は、空気を濾過して処理を行うフィルターや活性炭等の吸着剤とは異なり、通気抵抗が極めて少なく、簡便な装置により連続的に大量の汚染空気を処理できる。従って、今後、住宅、ビル、トイレ、病院、美術館、クリーンルーム、動物飼育舎等の様々な生活・生産の室内環境において、拡散スクラバー法による空気清浄技術が、国内外で広く利用され普及することが期待できる。
米国フロリダ州立大学, 海洋学科, 留学
慶應義塾大学, 工学部応用化学科, 助手
米国ロードアイランド大学, 海洋学大学院, 訪問研究員
慶應義塾大学, 理工学部応用化学科, 専任講師
慶應義塾大学, 理工学部専任者会議, 幹事会委員
Keio University, Faculty of Engineering, 応用化学科
University, Graduated
Keio University, Graduate School, Division of Engineering, 応用化学専攻
Graduate School, Completed, Master's course
Keio University, Graduate School, Division of Engineering, 応用化学専攻
Graduate School, Completed, Doctoral course
Natural Science / Space and planetary sciences (Geochemistry)
Nanotechnology/Materials / Analytical chemistry ("Separation, Refining and Identification")
Environmental Science/Agriculture Science / Environmental dynamic analysis (Environmental Dynamic Analysis)
Environmental Science/Agriculture Science / Environmental impact assessment (Environmental Preservation)
Development of measurement method of air pollutants and its application for environmental chemistry,
Development of air cleaning technology by using diffusion scrubber method,
Monitoring of chemical constituents in rain water and study on production mechanism of acid rain,
Study on transport and cycle of substances in global scale,
ネットワーク観測による首都圏の酸性雨の研究
Interested in joint research with other research organizations (including universities, etc.)
拡散スクラバー法による環境計測技術の開発
Interested in joint research with industry (including private organizations, etc.), Desired form: Funded Research
拡散スクラバー法による空気清浄技術の開発
Interested in joint research with industry (including private organizations, etc.), Desired form: Funded Research
大気汚染対策の基礎知識
田中茂、菱田一雄、加藤征太郎, 産業公害防止協会, 1988.05
Scope: 第7章 137-180
地球環境ハンドブック
田中茂他, 朝倉書店, 1994.05
Scope: 第6章第21節 282-285
二酸化炭素問題を考える
田中茂、土器屋由紀子、森康彦、小島紀徳、田中剛、茅野創、大隅多加志, 日本工業新聞社, 1994.05
Scope: 9-31
The Concentration Distribution and Chemical Form of Arsenic Compounds in Sea Water
TANAKA SHIGERU, Sri Juari Santosa, Biogeochemical Processes and Ocean Flux in the Western Pacific, 1995.10
Scope: 159-170
環境用語辞典
田中茂他, オーム社, 1997.05
Scope: 酸性雨モニタリング調査
亜硫酸水素ナトリウム溶液のpHコントロールによる二酸化硫黄希薄定濃度ガスの調製法
田中茂、橋本芳一
日本化学会誌 ( 3 ) 427 - 430 1977.03
Research paper (scientific journal), Joint Work, Accepted
Fluorescein Mercuric Acetate試業を用いた螢光分折による大気中の硫化水素の定量
田中茂、橋本芳一、中村圭吾
分析化学 26 ( 4 ) 241 - 246 1977.04
Research paper (scientific journal), Joint Work, Accepted
大気中の硫黄化合物(SO2,SO3,H2S)の挙動に関する研究
田中茂、橋本芳一
日本化学会誌 ( 5 ) 712 - 715 1977.05
Research paper (scientific journal), Joint Work, Accepted
亜硝酸ナトリウム溶液のpHコントロールによる窒素酸化物(一酸化窒素,二酸化窒素)希薄定濃度ガスの調製
田中茂、橋本芳一
分析化学 26 ( 5 ) 285 - 290 1977.05
Research paper (scientific journal), Joint Work, Accepted
螢光分析法による大気中の徴量硫化水素の挙動に関する研究
田中茂、橋本芳一
日本化学会誌 ( 8 ) 1226 - 1230 1977.08
Research paper (scientific journal), Joint Work, Accepted
Measurement of acidity of PM2.5 in Beijing, China and the production process of acidic particle
Tanaka, Shigeru
学事振興資金研究成果実績報告書 (慶應義塾大学) 2017
Tanaka, Shigeru
科学研究費補助金研究成果報告書 2015
Tanaka, Shigeru
科学研究費補助金研究成果報告書 2011
Tanaka, Shigeru
科学研究費補助金研究成果報告書 2009
PM2.5中酸性度(pH)と化学イオン成分濃度の自動連続測定技術の開発
田中茂
平成28年度第1回技術交流会,
Oral presentation (invited, special), 日本環境技術協会
”拡散スクラバー法”を用いた大気環境計測技術と空気清浄技術の開発
田中茂
平成25年度大気環境学会学術賞・受賞講演,
Oral presentation (invited, special), 大気環境学会
排気ガス中揮発性有機塩素化合物(VOCC)の除去処理技術の実用化
田中茂
第27回環境工学連合講演会,
Oral presentation (invited, special)
中国北京市におけるPM2.5粒子の酸性度の測定と強酸性粒子の生成プロセス
TANTAKA SHIGERU
第58回大気環境学会年会 (兵庫県) ,
Oral presentation (invited, special), 大気環境学会
PM2.5粒子捕集のアーティファクトの問題を防ぐ酸又は塩基を塗布したろ紙シートの平行板型拡散スクラバーによる大気汚染ガスの捕集
TANTAKA SHIGERU
第58回大気環境学会年会 (兵庫県) ,
Oral presentation (general), 大気環境学会
中国北京市でのPM2.5 の酸性度(pH)の実態と酸性化プロセスの解明
Keio University, Keio Gijuku Academic Development Funds, Research grant, Principal investigator
中国北京市でのPM2.5の酸性度(pH)の実態調査と酸性化プロセスの解明
平和中島財団, アジア地域重点学術研究助成, Commissioned research, Principal investigator
ネットワーク観測による首都圏の酸性雨の長期的動向
Keio University, Keio Gijuku Fukuzawa Memorial Fund for the Advancement of Education and Research, Commissioned research, Principal investigator
フィルターを用いない荷電ミスト噴霧によるPM2.5(微小粒子)の除去処理装置の試作と性能評価
鉄鋼環境基金, 鉄鋼環境基金2015年度研究助成金, Commissioned research, Principal investigator
PM2.5中酸性度(pH)と化学イオン成分濃度の自動連続測定技術の開発
Japan science and Technology Agency, 先端計測分析技術・機器開発プログラム環境問題解決領域, Research grant, Principal investigator
有害ガスの循環効率的な除去処理技術 -排気ガス中VOC除去後の除去液、活性炭繊維シートの再生技術-
TANAKA SHIGERU
TOKYO,
Other
拡散スクラバー法を用いたVOCの除去処理と再利用技術
TANAKA SHIGERU
TOKYO,
Other
研究プロジェクト紹介
TANAKA SHIGERU
KAWASAKI,
Other
拡散スクラバー法を用いた循環効率的な有害ガス除去処理技術
TANAKA SHIGERU
TOKYO,
Other
拡散スクラバー法を用いた有害ガスの高性能除去処理システムの開発
TANAKA SHIGERU
TOKYO,
Other
気体中の窒素酸化物の吸着管、これを用いた捕集・回収法、及びこれを用いた測定法及び装置
Date applied: 特願平6-233173 1994.09
Date issued: 特許第3406968号 2003.03
Patent, Single
気体中の酸性・塩基ガスの自動測定装置
Date applied: 特願平7-38038 1995.02
Date issued: 特許第3192342号 2001.05
Patent, Joint
窒素酸化物サンプラー
Date applied: 特願平9-56153 1997.03
Date issued: 特許第3377716号 2002.12
Patent, Joint
エアロゾル中化学成分の捕集抽出装置
Date applied: 特願平9-56154 1997.03
Date issued: 特許第3545161号 2004.04
Patent, Single
気体浄化装置
Date applied: 特願平11-15344 1999.01
Date issued: 特許第4782257号 2011.07
Patent, Joint
大気環境学会・学術賞
2013.09, 大気環境学会
Type of Award: Award from Japanese society, conference, symposium, etc.
大気環境学会学術賞
2013.09, 大気環境学会
第22回中小企業優秀新技術・新製品賞・優良賞
田中 茂, 2010.04, りそな中小企業振興財団, ガスボンベを用いない希薄標準ガス調製装置
Type of Award: Award from publisher, newspaper, foundation, etc.
UBSイノベーションアワード・特別賞
田中 茂, 2004.09, イノベーション・ジャパン2004, 快適環境を創造する室内空気汚染物質の高性能浄化技術
第15回中小企業優秀新技術・新製品賞・優秀賞
田中 茂, 2003.04, りそな中小企業振興財団, ミニチュア拡散スクラバーによる室内空気汚染ガスの簡易測定装置
Type of Award: Award from publisher, newspaper, foundation, etc.
ADVANCED COURSE OF ENVIRONMENTAL CHEMISTRY
2020
ADVANCED COURSE OF ENVIRONMENTAL CHEMISTRY
2019
大気環境学会常任理事
㈱マネジメントシステム評価センター 判定委員会(環境)
大気環境学会理事
放送大学客員教授
日本学術振興会 国際事業委員会 書面評価員
日本化学会,
日本分析化学会,
大気汚染研究協会(現:大気環境学会),
環境化学研究会(現:日本環境化学会),
環境科学会,
支部幹事, 日本分析化学会関東支部
評議員, 大気汚染研究協会
学会誌編集委員会委員, 大気汚染学会
客員研究員, 国立環境研究所
タイ環境研究研修センタープロジェクト国内委員会専門部会(大気汚染)委員, タイ環境研究研修センター