論文 - 磯部　徹彦

Silica-[Fe(bpy)3]2+ composite particles with photo-responsive change of color and magnetic property

C. Nakanishi, S. Ikeda, T. Isobe, M. Senna

Mater. Res. Bull. 37 （ - ） 647-651 2002年05月

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ゾルゲル法により塩化鉄と2,2'－ビピリジンを含むシリカ微粒子を調製した。シリカ中では標記錯体は形成しないが、ＵＶ照射によって中心鉄(III)イオンの配位子交換と還元が誘起されシリカ微粒子中で鉄(II)イオンが遊離し、2,2'－ビピリジンとの間に標記錯体が形成する。錯形成の結果、金属から配位子への電子移動により赤色を呈する。以上の機構により光応答性のシリカ微粒子を得た。(5頁)

Enhancement of photoluminescence of ZnS:Mn nanocrystals modified by surfactants with phosphate or carboxylic groups via a reverse micelle method

T. Kubo, T. Isobe, M. Senna

J. Lumin. 99 （ - ） 39-45 2002年05月

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ZnS:Mnナノクリスタル蛍光体をリン酸基あるいはカルボキシル基を持つ界面活性剤とAOT界面活性剤とのハイブリッド逆ミセル中で合成した。共存官能基によってZnS:Mnの発光強度が増強することを見出した。（7頁）

Solid-state double nuclear magnetic resonance study of the local structure of calcium phosphate nanoparticles synthesized by a wet-mechanochemical reaction

T. Isobe, S. Nakamura, R. Nemoto, M. Senna, H. Sfihi

J. Phys. Chem.B 106 （ 20 ） 5169-5176 2002年05月

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Ca(OH)2粉体をH3PO4水溶液に混合し、マルチリング型微粉砕機で処理して得られたヒドロキシアパタイトナノ粒子に関して、1Hおよび31P固体高分解能核磁気共鳴法によって局所構造解析を究明した。（8頁）

Synthesis of perovskite Pb(Zn1/3Nb2/3)O3 powders via a polymer complex solution route with a large excess of polyethylene glycol

W.S. Lee, T. Isobe, M. Senna

Ad. Powder Technol. Vol.13 （ No. 1 ） 43-54 2002年02月

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ポリマー錯体法を用いて、Pb(NO3)2, ZnCl2, NbCl5およびポリエチレングリコール(PEG)を含む溶液からPb(Zn1/3Nb2/3)O3を作製した。PEGの添加量の増加によって、より低温でペロブスカイト相が出現することがわかった。（12頁）

A thermoluminescence study on the state of Cl in ZnS:Ag by electron beam

T. Igarashi, T. Kusunoki, K. Ohno, T. Isobe, M. Senna

Mater. Res. Bull. Vol. 37 （ - ） 533-539 2002年02月

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カソードルミネッセンスにおける電子線によるZnS:Ag,Clの劣化挙動をサーモルミネッセンスによって研究した。（7頁）

Comparison between ZnO and Y2O3 nanosize particles for degradation protection of ZnS-based phosphor

T. Igarashi, T. Kusunoki, K. Ohno, T. Isobe, M. Senna

J. Electrochem. Soc. Vol. 148 （ No. 12 ） J59-J62 2001年12月

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ZnSを母体とした蛍光体に、ZnOまたはY2O3をコロイド化学的にコーティングし、電子線照射による蛍光体の劣化挙動を比較検討した。（4頁）

蛍光体材料のナノサイズ化による発光の高量子効率化

磯部徹彦

応用物理 70 （ 9 ） 1087-1091 2001年09月

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逆ミセルを構成する界面活性剤の一部をカルボキシル基やリン酸基を持つ界面活性剤に置換すると、ZnS:Mn2+ナノ粒子の発光強度および発光量子収率が増大することを紹介した。（5頁）

Molecular dynamic-molecular orbital combined study on the solid state interfacial reaction under mechanical stressing.

M. Senna, Y. Fujiwara, T. Isobe, J. Tanaka

Solid State Ionics (Proc. 14th International Symposium on Reactivity of Solids) 141-142 （ - ） 31-38 2001年07月

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MDおよびMO計算により、メカニカルストレス印加時の反結合性軌道と結合生成軌道のポプュレーションの変化を検討した。（8頁）

Stability of amorphous indomethacin compounded with silica

T. Watanabe, N. Wakiyama, F. Usai, M. Ikeda, T. Isobe, M. Senna

Int. J. Pharm. Vol. 226 （ - ） 81-91 2001年07月

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混合粉砕および急冷によってシリカと複合化したインドメタシンの安定性に関して比較検討した。（11頁）

Stress-induced ligand field distortion and consequent multi-mode spin crossover in FeII(phen)2(NCS)2 and FeII[HB(pz)3]2

N. Tsuchiya, A. Tsukamoto, T. Ohshita, T. Isobe, M. Senna, N. Yoshioka, H. Inoue

Solid-State Sci. Vol. 3 （ No. 6 ） 705-714 2001年06月

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FeII(phen)2(NCS)2 および FeII[HB(pz)3]2結晶性粉末固体に機械的な外部応力を印加して誘起されるスピンクロスオーバーの特性に関して追究した。（10頁）

Degradation proof modification of ZnS-based phosphors with ZnO nanoparticles

T. Igarashi, T. Kusunoki, K. Ohno, T. Isobe, M. Senna

Mater. Res. Bull. Vol. 36 （ - ） 1317-1324 2001年05月

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ZnS:Ag,Cl蛍光体にZnOを離散的にコーティングしたときに電子線照射による劣化が低下することを報告した。（8頁）

有機／無機複合型ZnS:Mnナノクリスタル蛍光体の発光機構と局所構造解析

磯部 徹彦

表面科学 22 （ 5 ） 315-322 2001年05月

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有機／無機複合型ZnS:Mnナノクリスタル蛍光体の発光機構と、発光中心の周囲の局所構造との関係を解説した。（8頁）

Enhancement of photoluminescence of ZnS:Mn nanocrystals by hybridizing with polymerized acrylic acid

M. Konishi, T. Isobe, M. Senna

J. Lumin. Vol. 93 （ - ） 1-8 2001年05月

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Mn2+を固溶したZnSナノクリスタルをメタクリル酸モノマーと複合化し、その後の80℃での熱処理によって重合すると、発光強度が増大することが明らかにされた。また、メタクリル酸のポリマーよりもモノマーで表面修飾する方が、発光強度増大効果が大きいことがわかった。（8頁）

Characterization of Mn2+coordination states in ZnS nanocrystal by EPR spectroscopy and related photoluminescence properties

T. Igarashi, M. Ihara, T. Kusunoki, K. Ohno, T. Isobe, M. Senna

J. Nanoparticle Res. Vol. 3 （ - ） 51-56 2001年05月

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ポリメタクリル酸と複合化したZnS:Mnナノクリスタルに存在するMn2+の配位状態を電子常磁性スピン共鳴によって解析した。その結果、Mn2+には表面および内部の２つのサイトが存在し、表面サイトのMn2+にはカルボキシル基が配位していることが明らかにされた。（6頁）

Hydroxyapatite nano sol prepared via a mechanochemical route

S. Nakamura, T. Isobe, M. Senna

J. Nanoparticle Res. Vol. 3 （ - ） 57-61 2001年05月

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結晶性ヒドロキシアパタイトが分散したゾルを、ポリアクリル酸アンモニウム分散剤共存下でCa(OH)2をH3PO4水溶液中で摩砕することによって合成できることを報告した。（5頁）

Direct synthesis of hydroxyapatite-silk fibroin nano-composite sol via a mechanochemical route

R. Nemoto, S. Nakamura, T. Isobe, M. Senna

J. Sol-Gel Sci. Technol. Vol. 21 （ - ） 7-12 2001年05月

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シルクフィブロインの存在下でヒドロキシアパタイトナノ粒子の低粘度ゾルを湿式メカノケミカル法によって合成した（6頁）

Properties of hydroxyapatite-silk fibroin nano composite particles synthesized by a one-step wet mechanochemical reaction

根本励、中村智、磯部徹彦、仙名保

Proc. ATP 2000 2000年12月

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シルクフィブロイン(SF)と分散剤の存在下でのメカノケミカル反応によって、分散性の高いヒドロキシアパタイト－SF複合ナノ粒子が室温で合成できることを報告した。（4頁）

Synthesis of phase pure Pb(ZnxMg1-x)1/3Nb2/3O3 up to x=0.7 from a single mixture via a soft-mechanochemical route

S. Shinohara, J.G. Baek, T. Isobe, M. Senna

J. Am. Ceram. Soc. 83 （ 12 ） 3208-3210 2000年12月

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PbO, Mg(OH)2, Nb2O5, 2ZnCO33Zn(OH)2を混合摩砕し、1100℃1hかねつして、Pb(ZnxMg1-x)1/3Nb2/3O3ペロブスカイト単相をX≦0.7の範囲で合成できることを報告した。（3頁）

Preparation of silica-silk fibroin-polyurethane composite films via a sol-gel route

M. Tsujino, T. Isobe, M. Senna

J. Sol-Gel Sci. Technol. 19 （ - ） 785-789 2000年12月

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シリカ、シルクフィブロイン、ポリウレタンを含むコンポジット膜を作成し、３成分の均一分散性や化学的な相互作用に関して検討した。（5頁）

Properties of hydroxyapatite nano sol prepared via a wet mechanochemical route

中村智、根本励、磯部徹彦、仙名保

Proc. ATP 2000 2000年12月

研究論文（国際会議プロシーディングス）, 共著

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Ca(OH)2粉体をH3PO4水溶液に混合し、マルチリング型微粉砕機で処理すると、ヒドロキシアパタイトのナノゾルが得られることを報告した。（5頁）