Details of a Researcher - Hosoya, Makoto

Reviews, Commentaries, etc. - Hosoya, Makoto

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【フローチャートと検査一覧で　ひと目でわかる耳鼻咽喉科診療】耳科編　耳鳴・聴覚過敏　急性耳鳴,慢性耳鳴,無難聴性耳鳴,心因性疾患

細谷誠, 神崎晶

耳鼻咽喉科・頭頸部外科 ((株)医学書院) 92 ( 5 ) 053 - 058 2020.04

ISSN 0914-3491

【難聴を治す-2020年版】感音難聴とiPS創薬

藤岡正人, 細谷誠

JOHNS ((株)東京医学社) 36 ( 1 ) 101 - 104 2020.01

ISSN 0910-6820

ヒトiPS細胞を用いた内耳疾患研究および治療法開発

細谷誠, 藤岡正人

日本耳鼻咽喉科学会会報 ((一社)日本耳鼻咽喉科学会) 122 ( 12 ) 1508 - 1515 2019.12

ISSN 0030-6622

感音難聴に対する治療法の開発は、診断学の向上に比べて進捗が乏しい。その一つの原因は生検による患者内耳細胞の直接の観察が解剖学的に困難なことにある。これまでに代替手法として細胞株やモデル動物を用いた研究が展開され、有用な情報をもたらしてきたものの、いまなお未解明な科学的課題も多数残されている。近年、既存の手法で克服できなかった科学的課題に対し、ヒト細胞および組織の代替となる新しい研究ツールとして、ヒトiPS細胞を用いた検討が医学のさまざまな分野で展開されている。山中らによって2006年にマウスで最初に報告されたiPS細胞だが、続く2007年にはヒトiPS細胞の樹立方法が報告され、約十年の間にその応用方法は飛躍的な発展を遂げている。本細胞は体内のありとあらゆる細胞に分化誘導可能という特徴を持つ。この性質を利用することによって、体外で目的の細胞を作成し、細胞移植治療や病態研究、さらには創薬研究への応用が可能である。国内においても、すでに網膜や脳に対する移植が臨床研究レベルで行われているほか、複数の疾患においてiPS細胞を用いて発見された治療薬候補の臨床検討が開始されている。ヒトiPS細胞を用いた研究は、内耳疾患研究および治療法開発にも応用が可能である。ほかの臓器と同様に、本細胞からの体外での内耳細胞誘導が可能であり、誘導されたヒトiPS細胞由来内耳細胞を用いた研究が展開できる。内耳研究においてもこれまでに、(1)細胞治療への応用、(2)内耳病態生理研究への応用、(3)創薬研究への応用、がなされており、そのほかにも老化研究や遺伝子治療法の開発への貢献などさまざまな可能性が期待されている。本稿では、ヒトiPS細胞の内耳研究への応用およびiPS細胞創薬の展望を概説するとともに、最新の試みを紹介する。(著者抄録)

Correction: ClinGen expert clinical validity curation of 164 hearing loss gene–disease pairs (Genetics in Medicine, (2019), 21, 10, (2239-2247), 10.1038/s41436-019-0487-0)

DiStefano M.T., Hemphill S.E., Oza A.M., Siegert R.K., Grant A.R., Hughes M.Y., Cushman B.J., Azaiez H., Booth K.T., Chapin A., Duzkale H., Matsunaga T., Shen J., Zhang W., Kenna M., Schimmenti L.A., Tekin M., Rehm H.L., Tayoun A.N.A., Amr S.S., Abdelhak S., Alexander J., Avraham K., Bhatia N., Bai D., Boczek N., Brownstein Z., Burt R., Bylstra Y., del Castillo I., Choi B.Y., Downie L., Friedman T., Giersch A., Goh J., Greinwald J., Griffith A.J., Hernandez A., Holt J., Hosoya M., Ying L.J., Jain K., Kim U.K., Kremer H., Krantz I., Leal S., Lewis M., Liu X.Z., Low W., Lu Y., Luo M., Masmoudi S., Ming T.Y., Moreno-Pelayo M.A., Morín M., Morton C., Murray J., Mutai H., Nara K., Pandya A., Pei-Rong S.K., Smith R.J.H., Jamuar S.S., Suer F.E., Usami S.I., Van Camp G., Yamazawa K., Yuan H.J., Black-Zeigelbein E., Zhang K.

Genetics in Medicine (Genetics in Medicine) 21 ( 10 ) 2019.10

ISSN 10983600

© 2019, American College of Medical Genetics and Genomics. In the original version of this Article, the address for affiliation 8, Division of Hearing and Balance Research, National Hospital Organization Tokyo Medical Center, Tokyo, Japan, was incorrectly given as Laboratory of Auditory Disorders and Division of Hearing and Balance Research, Tokyo, Japan. Furthermore, the address for affiliation 9, Medical Genetics Center, National Institute of Sensory Organs, National Hospital Organization Tokyo Medical Center, Tokyo, Japan, was incorrectly given as Medical Genetics Center, National Institute of Sensory Organs, National Tokyo Medical Center, Tokyo, Japan. They have now been corrected in both the PDF and HTML versions of the Article.

Access to Document (DOI)

聴力対称の耳鳴患者におけるDPOAEと耳鳴ピッチ・マッチ検査の有用性

鈴木成尚, 藤岡正人, 神崎晶, 大石直樹, 細谷誠, 北村充, 長谷部夏希, 小川郁

Audiology Japan ((一社)日本聴覚医学会) 62 ( 5 ) 524 - 524 2019.10

ISSN 0303-8106

聴神経腫瘍患者における耳鳴の重症度と補聴器による音響療法の効果に関する検討

北村充, 大石直樹, 鈴木法臣, 長谷部夏希, 細谷誠, 鈴木成尚, 藤岡正人, 神崎晶, 小川郁

Audiology Japan ((一社)日本聴覚医学会) 62 ( 5 ) 512 - 512 2019.10

ISSN 0303-8106

自宅連日検査によるPendred症候群の臨床像の探索と解析

山野邉義晴, 藤岡正人, 忰田かおり, 細谷誠, 長谷部夏希, 鈴木成尚, 西山崇経, 野口勝, 勝沼紗矢香, 鈴木法臣, 南修司郎, 神崎晶, 大石直樹, 小川郁

Audiology Japan ((一社)日本聴覚医学会) 62 ( 5 ) 418 - 418 2019.10

ISSN 0303-8106

霊長類モデル動物コモンマーモセットをちょう聴覚基礎研究とその展望　再生医療・遺伝子医療研究のプラットフォームとしての魅力

細谷誠

Audiology Japan ((一社)日本聴覚医学会) 62 ( 5 ) 451 - 451 2019.10

ISSN 0303-8106

高齢者の聴覚と暮らし方と健康に関する学術調査(第2報)　GWASによる老人性難聴関連遺伝子多型の探索

野口勝, 藤岡正人, 忰田かおり, 北村充, 堀明美, 薬師丸令子, 粕谷健人, 西山崇経, 石川徹, 細谷誠, 鈴木成尚, 長谷部夏希, 岡本康秀, 小川郁

Audiology Japan ((一社)日本聴覚医学会) 62 ( 5 ) 435 - 435 2019.10

ISSN 0303-8106

高齢者の聴覚と暮らし方と健康に関する学術調査(第2報)　老人性難聴のリスクファクターの探索

忰田かおり, 藤岡正人, 北村充, 堀明美, 薬師丸令子, 野口勝, 粕谷健人, 西山崇経, 石川徹, 細谷誠, 鈴木成尚, 長谷部夏希, 岡本康秀, 小川郁

Audiology Japan ((一社)日本聴覚医学会) 62 ( 5 ) 568 - 568 2019.10

ISSN 0303-8106

CE-Chirp音を用いたABR検査波形の考察

堀明美, 大石直樹, 忰田かおり, 細谷誠, 鈴木成尚, 長谷部夏希, 北村充, 藤岡正人, 神崎晶, 小川郁

Audiology Japan ((一社)日本聴覚医学会) 62 ( 5 ) 562 - 562 2019.10

ISSN 0303-8106

改訂版THI、BDI-IIを用いた耳鳴患者評価

長谷部夏希, 大石直樹, 北村充, 細谷誠, 鈴木成尚, 藤岡正人, 神崎晶, 小川郁

Audiology Japan ((一社)日本聴覚医学会) 62 ( 5 ) 520 - 520 2019.10

ISSN 0303-8106

小児症例における軟骨伝導補聴器試聴者の臨床的検討

西山崇経, 大石直樹, 神崎晶, 藤岡正人, 鈴木成尚, 野口勝, 細谷誠, 北村充, 長谷部夏希, 小川郁

Audiology Japan ((一社)日本聴覚医学会) 62 ( 5 ) 395 - 395 2019.10

ISSN 0303-8106

Vibrant Sound Bridgeを用いた振動刺激誘発聴性脳幹反応の術中測定の試み

細谷誠, 藤岡正人, 長谷部夏希, 神崎晶, 北村充, 鈴木成尚, 大石直樹, 小川郁

Audiology Japan ((一社)日本聴覚医学会) 62 ( 5 ) 479 - 479 2019.10

ISSN 0303-8106

聴神経腫瘍診療の未来　聴神経腫瘍診療における「早期発見、早期治療」　小・中型腫瘍に対する聴力温存手術の役割

大石直樹, 細谷誠, 野口勝, 西山崇経, 鈴木成尚, 粕谷健人, 鈴木法臣, 宮崎日出海, 小川郁

Otology Japan ((一社)日本耳科学会) 29 ( 3 ) 211 - 214 2019.09

ISSN 0917-2025

MRIの普及に伴い、より小・中型の聴神経腫瘍が診断される機会が増えてきている。「早期発見」によって、聴神経腫瘍における疾患予後である「腫瘍の大きさが制御され、より良好な機能が温存される」症例の増加が期待される。疾患の自然経過を踏まえたうえで、「早期治療」をすべき症例を選別することが重要である。当科では、聴力温存・経側頭骨手術である後迷路法に近年取り組み、精度の高い術中持続神経モニタリングを併用し約4年間で施行した聴神経腫瘍手術は68例であり、その6割で後迷路法を施行した。後向きの検討から、術前ABR/DPOAEの結果により、より高い確率で聴力温存を果たし得る症例を選別できることが判明した。現在当科では、将来に聴力を喪失するあるいは腫瘍が増大する可能性が高いと判断される症例に対し、小腫瘍あるいは聴力が比較的良好な段階で聴力温存手術を施行する治療プロトコールを採用し、聴力温存率の向上に取り組んでいる。(著者抄録)

遺伝性難聴Pendred症候群/DFNB4の難聴・めまいに対する新規療法の医師主導治験

藤岡正人, 細谷誠, 西山崇経, 野口勝, 鈴木成尚, 矢部はる奈, 吉浜圭祐, 松永達雄, 宇佐美真一, 小川郁

小児耳鼻咽喉科 (日本小児耳鼻咽喉科学会) 40 ( 2 ) 123 - 123 2019.05

ISSN 0919-5858

【内耳病態研究の未来】ヒトiPS細胞の内耳病態研究への応用と未来への展望　その長所・短所と位置付け

細谷誠

Otology Japan ((一社)日本耳科学会) 29 ( 2 ) 131 - 136 2019.05

ISSN 0917-2025

ヒトiPS細胞は2007年に樹立が報告され、再生医療の強力なツールとして注目されている。当教室では、慶應義塾大学医学部生理学教室(岡野栄之教授)との共同研究のもと、iPS細胞を用いたヒト内耳病態生理研究を進めてきた。現在では、ヒトiPS細胞から内耳細胞を誘導し、in vitroモデルとして、疾患研究に用いることにより、動物モデルとは異なる視点から病態生理研究を展開することが可能となっている。また、iPS細胞由来内耳細胞を創薬研究に応用することも可能である。一方で、iPS細胞を用いた研究は、原理的に細胞ベースの実験であり、その適応には科学的手法としての限界がある。本稿においては、ヒトiPS細胞を用いた内耳病態研究への応用方法の実際を俯瞰し、長所・短所についてまとめたうえで、未来への展望を述べる。(著者抄録)

3 hands surgeryでの経外耳道的内視鏡下耳科手術(TEES)

藤岡正人, 小澤宏之, 野口勝, 西山崇経, 細谷誠, 鈴木成尚, 神崎晶, 大石直樹, 小川郁

日本耳鼻咽喉科学会会報 ((一社)日本耳鼻咽喉科学会) 122 ( 4 ) 617 - 617 2019.04

ISSN 0030-6622

自宅連日検査によるペンドレッド症候群の聴力変化の記録とその解析検討

山野邉義晴, 藤岡正人, 西山崇経, 野口勝, 鈴木成尚, 細谷誠, 矢部はる奈, 吉浜圭祐, 勝沼紗矢香, 鈴木法臣, 野口佳裕, 川島慶之, 藤川太郎, 神崎晶, 大石直樹, 小川郁

日本耳鼻咽喉科学会会報 ((一社)日本耳鼻咽喉科学会) 122 ( 4 ) 622 - 622 2019.04

ISSN 0030-6622

ClinGen Hearing Loss Working Groupによる難聴遺伝子バリアント評価のガイドライン

松永達雄, 奈良清光, 務台英樹, 井上沙聡, 山本修子, 細谷誠, 和佐野浩一郎, 南修司郎, 加我君孝

日本耳鼻咽喉科学会会報 ((一社)日本耳鼻咽喉科学会) 122 ( 4 ) 623 - 623 2019.04

ISSN 0030-6622

耳科領域における再生医療最前線　ヒトiPS細胞と霊長類モデル動物を用いた内耳疾患病態生理解明と治療法開発

細谷誠

日本耳鼻咽喉科学会会報 ((一社)日本耳鼻咽喉科学会) 122 ( 4 ) 431 - 431 2019.04

ISSN 0030-6622

当院の神経線維腫症2型症例におけるNF2遺伝子の分子遺伝学的検討

野口勝, 藤岡正人, 大石直樹, 吉浜圭祐, 松永達雄, 務台英樹, 奈良清光, 西山崇経, 鈴木成尚, 細谷誠, 松崎佐栄子, 神崎晶, 小川郁

日本耳鼻咽喉科学会会報 ((一社)日本耳鼻咽喉科学会) 122 ( 4 ) 705 - 705 2019.04

ISSN 0030-6622

当院における難聴遺伝外来の現況とこころみ

細谷誠, 藤岡正人, 野口勝, 吉浜圭祐, 西山崇経, 鈴木成尚, 大石直樹, 神崎晶, 松永達雄, 小川郁

日本耳鼻咽喉科学会会報 ((一社)日本耳鼻咽喉科学会) 122 ( 4 ) 622 - 622 2019.04

ISSN 0030-6622

当院における外耳道癌症例の検討

鈴木成尚, 大石直樹, 小澤宏之, 神崎晶, 藤岡正人, 西山崇経, 野口勝, 細谷誠, 関水真理子, 小川郁

日本耳鼻咽喉科学会会報 ((一社)日本耳鼻咽喉科学会) 122 ( 4 ) 596 - 596 2019.04

ISSN 0030-6622

小児滲出性中耳炎における血液学的炎症指標を用いた予後関連因子の検討

西山崇経, 大石直樹, 利國桂太郎, 羽生昇, 神崎晶, 藤岡正人, 野口勝, 鈴木成尚, 細谷誠, 小川郁

日本耳鼻咽喉科学会会報 ((一社)日本耳鼻咽喉科学会) 122 ( 4 ) 607 - 607 2019.04

ISSN 0030-6622

国立病院機構(NHO)感覚器研究班によるエビデンスの検証

角田晃一, 橋本省, 舘田勝, 瀬成田雅光, 石井豊太, 瀧口哲也, 三澤逸人, 増田佐和子, 黒田浩之, 田中藤信, 田代昌継, 鈴木法臣, 中谷宏章, 南修司郎, 伊藤文展, 遠藤理奈子, 橋本陽介, 石川直明, 細谷誠, 二藤隆春

日本耳鼻咽喉科学会会報 ((一社)日本耳鼻咽喉科学会) 122 ( 4 ) 587 - 587 2019.04

ISSN 0030-6622

側頭骨内顔面神経鞘腫42例の臨床像

大石直樹, 野口勝, 井上泰宏, 神崎晶, 藤岡正人, 西山崇経, 鈴木成尚, 細谷誠, 平賀良彦, 原田竜彦, 神崎仁, 小川郁

日本耳鼻咽喉科学会会報 ((一社)日本耳鼻咽喉科学会) 122 ( 4 ) 640 - 640 2019.04

ISSN 0030-6622

ヒトiPS細胞と小型霊長類コモンマーモセットを用いた内耳性難聴治療法開発

細谷誠

日本医学会総会会誌 (日本医学会) 30回柱3 - 6 2019.04

どのような臨床実習が医学部生の興味をひくのか?

神崎晶, 細谷誠, 國弘幸伸, 関水真理子, 小澤宏之, 大石直樹, 藤岡正人, 佐々木俊一, 松永達雄, 今西順久, 羽生昇, 小川郁

日本耳鼻咽喉科学会会報 ((一社)日本耳鼻咽喉科学会) 122 ( 4 ) 625 - 625 2019.04

ISSN 0030-6622

EYA4遺伝子変異4症例から樹立したiPS細胞由来内耳細胞と難聴の表現型についての検討

松崎佐栄子, 藤岡正人, 細谷誠, 小川郁

日本耳鼻咽喉科学会会報 ((一社)日本耳鼻咽喉科学会) 122 ( 4 ) 580 - 580 2019.04

ISSN 0030-6622

Preoperative electrophysiological analysis predicts preservation of hearing and facial nerve function following vestibular schwannoma surgery with continuous intraoperative neural monitoring: Clinical outcomes of 22 cases

Hosoya M., Oishi N., Nishiyama T., Noguchi M., Kasuya K., Suzuki N., Miyazaki H., Ogawa K.

Clinical Otolaryngology (Clinical Otolaryngology) 44 ( 5 ) 875 - 880 2019

ISSN 17494478

Access to Document (DOI)

【内視鏡下耳科手術】当科での経外耳道的内視鏡下耳科手術における工夫　3 hands techniqueを中心に

藤岡正人, 小澤宏之, 野口勝, 粕谷健人, 石川徹, 猪狩雄一, 西山崇経, 細谷誠, 神崎晶, 大石直樹, 小川郁

Otology Japan ((一社)日本耳科学会) 28 ( 5 ) 659 - 662 2018.12

ISSN 0917-2025

光学機器の進歩と各種器具の上市を背景に、昨今急速に普及している経外耳道的内視鏡下耳科手術(TEES)は、その近接した広い視野角による死角の減少と微細で鮮明な映像情報とを利点とする反面、片手操作ゆえの不便さが常に伴う。一方、鼻科領域で標準術式となっている内視鏡下鼻副鼻腔手術は経鼻内視鏡頭蓋底手術(EESBS)へと発展を見せており、EESBSでは二人の術者による"4 hands surgery"が一般的である。当科ではEESBSの手法をTEESに導入し、助手が内視鏡を持ち視野を作る、"3 hands surgery"によるTEESを積極的に行っている。術者が両手操作で作業を行うことができ、かつ内視鏡が術野の変化に合わせて迅速に移動できるため、出血をコントロールしながら、近接した死角の少ない視野を確保することが可能である。一方で、TEESでは鼻副鼻腔以上に狭いスペースで手術が展開されるため、スコーパーの臨機応変、迅速かつ的確な内視鏡操作により、視野とワーキングスペースを同時に確保することがEESBS以上に厳しく要求される。内視鏡操作と術操作を異なる術者が行うと、術者の遠近感の把握感覚が異なるため、EESBS同様、特殊な手技として修練を経験することが望ましい。術者とスコーパーが相補的な手技を同時に行うチームワークが手術の円滑な進行には不可欠であり、EESBSの手術教育を基盤とした手技習得と、cadaver dissectionによる十分なトレーニングが肝要と私達は考えている。(著者抄録)

高齢者の聴覚と暮らし方と健康に関する学術調査(第1報)　老人性難聴のリスクファクターの探索

忰田かおり, 藤岡正人, 堀明美, 薬師丸令子, 粕谷健人, 野口勝, 西山崇経, 石川徹, 細谷誠, 鈴木成尚, 大石直樹, 神崎晶, 今西順久, 小川郁

Audiology Japan ((一社)日本聴覚医学会) 61 ( 5 ) 302 - 302 2018.09

ISSN 0303-8106

耳鳴に対する補聴器による音響療法の長期経過

大石直樹, 稲垣洋三, 野口勝, 西山崇経, 鈴木成尚, 細谷誠, 藤岡正人, 神崎晶, 新田清一, 小川郁

Audiology Japan ((一社)日本聴覚医学会) 61 ( 5 ) 338 - 338 2018.09

ISSN 0303-8106

聴神経腫瘍症例における難聴急性増悪時のステロイドの治療効果

野口勝, 大石直樹, 西山崇経, 細谷誠, 鈴木成尚, 藤岡正人, 神崎晶, 小川郁

Otology Japan ((一社)日本耳科学会) 28 ( 4 ) 388 - 388 2018.09

ISSN 0917-2025

超高齢社会における聴覚医学の課題と使命　高齢者の聴覚と暮らし方と健康に関する学術調査(第1報)　老人性難聴関連遺伝子多型の探索

野口勝, 藤岡正人, 粕谷健人, 西山崇経, 石川徹, 細谷誠, 鈴木成尚, 堀明美, 忰田かおり, 薬師丸令子, 大石直樹, 神崎晶, 今西順久, 小川郁

Audiology Japan ((一社)日本聴覚医学会) 61 ( 5 ) 317 - 317 2018.09

ISSN 0303-8106

軟骨伝導補聴器購入者・非購入者における臨床的特徴について

西山崇経, 大石直樹, 岡本康秀, 神崎晶, 藤岡正人, 鈴木成尚, 野口勝, 細谷誠, 小川郁

Audiology Japan ((一社)日本聴覚医学会) 61 ( 5 ) 348 - 348 2018.09

ISSN 0303-8106

高齢者における人工内耳手術前後のうつおよび不安傾向の変化

新井雄裕, 細谷誠, 前川明日彩, 片岡ちなつ, 神崎晶, 小川郁

Audiology Japan ((一社)日本聴覚医学会) 61 ( 5 ) 311 - 311 2018.09

ISSN 0303-8106

Cadaverを用いた内視鏡下耳科手術(TEES)のトレーニング

藤岡正人, 神崎晶, 大石直樹, 小澤宏之, 西山崇経, 野口勝, 鈴木成尚, 細谷誠, 小川郁

Otology Japan ((一社)日本耳科学会) 28 ( 4 ) 452 - 452 2018.09

ISSN 0917-2025

日本語版PANQOL質問紙を用いた聴神経腫瘍患者術後QOLの検討

西山崇経, 大石直樹, 野口勝, 細谷誠, 鈴木成尚, 神崎晶, 藤岡正人, 小川郁

Otology Japan ((一社)日本耳科学会) 28 ( 4 ) 387 - 387 2018.09

ISSN 0917-2025

成人人工内耳手術前後におけるエゴグラムの変化

前川明日彩, 細谷誠, 片岡ちなつ, 新井雄裕, 浅野和海, 森隆範, 野口勝, 神崎晶, 小川郁

Audiology Japan ((一社)日本聴覚医学会) 61 ( 5 ) 308 - 308 2018.09

ISSN 0303-8106

後迷路法による聴神経腫瘍手術における術後聴力予測因子の検討

細谷誠, 大石直樹, 粕谷健人, 野口勝, 西山崇経, 石川徹, 鈴木成尚, 藤岡正人, 神崎晶, 宮崎日出海, 小川郁

Otology Japan ((一社)日本耳科学会) 28 ( 4 ) 386 - 386 2018.09

ISSN 0917-2025

小型霊長類コモンマーモセット内耳発生の解析　霊長類有毛細胞への再生医学的アプローチの基礎的知見として

細谷誠, 藤岡正人, 小川郁

Audiology Japan ((一社)日本聴覚医学会) 61 ( 5 ) 373 - 373 2018.09

ISSN 0303-8106

内耳病態研究の未来　ヒトiPS細胞の内耳病態研究への応用と未来への展望　その長所・短所と位置付け

細谷誠

Otology Japan ((一社)日本耳科学会) 28 ( 4 ) 210 - 210 2018.09

ISSN 0917-2025

低用量ラパマイシン経口投与はマウス蝸牛外らせん溝細胞においてオートファジーを誘導する

三枝智香, 細谷誠, 佐伯翼, 藤岡正人, 小川郁

Otology Japan ((一社)日本耳科学会) 28 ( 4 ) 522 - 522 2018.09

ISSN 0917-2025

ヒトiPS細胞由来外らせん溝細胞におけるPENDRIN結合因子の同定

佐伯翼, 細谷誠, 三枝智香, 藤岡正人, 小川郁

Otology Japan ((一社)日本耳科学会) 28 ( 4 ) 434 - 434 2018.09

ISSN 0917-2025

ヒトiPS細胞由来内耳オルガノイドを用いた薬剤性神経障害モデルの解析

栗原渉, 藤岡正人, 吉田知彦, 細谷誠, 小川郁, 小島博己

Otology Japan ((一社)日本耳科学会) 28 ( 4 ) 431 - 431 2018.09

ISSN 0917-2025

コモンマーモセット蝸牛におけるミトコンドリアの観察

鈴木成尚, 佐伯翼, 藤岡正人, 細谷誠, 三枝智香, 神崎晶, 大石直樹, 西山崇経, 野口勝, 小川郁

Otology Japan ((一社)日本耳科学会) 28 ( 4 ) 429 - 429 2018.09

ISSN 0917-2025

Tinnitus Sample Case History QuestionnairesとTHIを組み合わせた重症度別の耳鳴患者の臨床像

鈴木成尚, 小島敬史, 神崎晶, 大石直樹, 藤岡正人, 西山崇経, 野口勝, 細谷誠, 小川郁

Audiology Japan ((一社)日本聴覚医学会) 61 ( 5 ) 328 - 328 2018.09

ISSN 0303-8106

Mycobacterium abscessus subsp.abscessusによる中耳炎における手術時期についての考察

北村友理, 西山崇経, 神崎晶, 大石直樹, 藤岡正人, 山田浩之, 粕谷健人, 石川徹, 野口勝, 細谷誠, 戎野ちひろ, 角田真弓, 小川郁

Otology Japan ((一社)日本耳科学会) 28 ( 4 ) 312 - 312 2018.09

ISSN 0917-2025

Hippo経路構成因子のLats1キナーゼ欠損がマウス内耳に与える影響の解析

西山崇経, 藤岡正人, 大石直樹, 細谷誠, 神崎晶, 鈴木成尚, 野口勝, 小川郁

Otology Japan ((一社)日本耳科学会) 28 ( 4 ) 361 - 361 2018.09

ISSN 0917-2025

CRISPR/Cas9を用いたゲノム編集による遺伝性難聴DFNA5特異的iPS細胞作成と病態生理解析

細谷誠, 佐伯翼, 藤岡正人, 小川郁

Otology Japan ((一社)日本耳科学会) 28 ( 4 ) 394 - 394 2018.09

ISSN 0917-2025

「耳科領域の再生医学:臨床応用へのロードマップ」　ヒトiPS細胞を用いた遺伝性難聴治療薬の開発　疾患特異的iPS細胞樹立から新規病態生理解明、そして治験へ

細谷誠

Otology Japan ((一社)日本耳科学会) 28 ( 2 ) 83 - 90 2018.05

ISSN 0917-2025

ヒトiPS細胞は2007年に樹立が報告され、再生医療の強力なツールとして注目されている。当教室では、国立病院機構東京医療センターおよび慶應義塾大学医学部生理学教室(岡野栄之教授)との共同研究のもと、2013年から遺伝性難聴の一つであるPendred症候群研究にヒトiPS細胞研究を応用し、本症候群患者血液検体からiPS細胞を樹立し、病態生理研究を進めてきた。これまで、本症候群における進行性難聴のメカニズムは明らかにされていなかったが、疾患特異的iPS細胞研究の結果、細胞内凝集体に伴う細胞脆弱性に起因することが示唆され、神経変性疾患類似の「内耳変性疾患」であることが明らかとなった。さらに、iPS細胞創薬研究を進め、メトホルミンとラパマイシン(シロリムス)を治療候補薬として同定した。本稿では、これまでの当科におけるiPS細胞を用いた研究を紹介し、疾患特異的iPS細胞とそれを応用したiPS細胞創薬の観点から概説する。(著者抄録)

聴神経腫瘍wait and scan患者に対する手術適応の検討

野口勝, 大石直樹, 粕谷健人, 西山崇経, 細谷誠, 石川徹, 藤岡正人, 神崎晶, 小川郁

日本耳鼻咽喉科学会会報 ((一社)日本耳鼻咽喉科学会) 121 ( 4 ) 586 - 586 2018.04

ISSN 0030-6622

聴神経腫瘍に対する後迷路法　術中持続神経モニタリングを併用した手術手技の工夫

大石直樹, 宮崎日出海, 野口勝, 西山崇経, 細谷誠, 粕谷健人, 石川徹, 藤岡正人, 神崎晶, 小川郁

日本耳鼻咽喉科学会会報 ((一社)日本耳鼻咽喉科学会) 121 ( 4 ) 586 - 586 2018.04

ISSN 0030-6622

聴神経腫瘍手術における顔面神経根誘発筋活動電位を用いた術中持続顔面神経モニタリングの有用性の検討

細谷誠, 大石直樹, 粕谷健人, 野口勝, 西山崇経, 石川徹, 藤岡正人, 神崎晶, 宮崎日出海, 小川郁

日本耳鼻咽喉科学会会報 ((一社)日本耳鼻咽喉科学会) 121 ( 4 ) 585 - 585 2018.04

ISSN 0030-6622

聴覚過敏を主訴とした感覚過敏症患者の臨床的特徴について(第2報)

神崎晶, 粕谷健人, 石川徹, 西山崇経, 野口勝, 細谷誠, 大石直樹, 藤岡正人, 小川郁

日本耳鼻咽喉科学会会報 ((一社)日本耳鼻咽喉科学会) 121 ( 4 ) 584 - 584 2018.04

ISSN 0030-6622

PANQOL日本語版を用いた聴神経腫瘍wait and scan患者のQOL評価

西山崇経, 大石直樹, 小島敬史, 粕谷健人, 神崎晶, 藤岡正人, 野口勝, 石川徹, 細谷誠, 小川郁

日本耳鼻咽喉科学会会報 ((一社)日本耳鼻咽喉科学会) 121 ( 4 ) 585 - 585 2018.04

ISSN 0030-6622

当科での経外耳道的内視鏡下耳科手術(TEES)

藤岡正人, 神崎晶, 小澤宏之, 大石直樹, 粕谷健人, 野口勝, 西山崇経, 石川徹, 細谷誠, 小川郁

日本耳鼻咽喉科学会会報 ((一社)日本耳鼻咽喉科学会) 121 ( 4 ) 570 - 570 2018.04

ISSN 0030-6622

側頭骨炎症性腫瘤性病変に対する治療方針

粕谷健人, 大石直樹, 神崎晶, 藤岡正人, 西山崇経, 野口勝, 石川徹, 細谷誠, 小川郁

日本耳鼻咽喉科学会会報 ((一社)日本耳鼻咽喉科学会) 121 ( 4 ) 529 - 529 2018.04

ISSN 0030-6622

"偽耳鳴症"口腔咽頭鏡が診断に有効であったミオクローヌス症例

角田晃一, 細谷誠, 小林理香

音声言語医学 (日本音声言語医学会) 59 ( 1 ) 85 - 85 2018.01

ISSN 0030-2813

「声の衛生教育」　患者啓発による声帯ポリープの保存的治療、その有効性の検証　啓蒙から啓発へ

小林理香, 細谷誠, 角田晃一, 石井豊太, 三澤逸人, 田中藤信, 黒田浩之, 上羽瑠美, 藤巻葉子, 二藤隆春, 山岨達也

音声言語医学 (日本音声言語医学会) 59 ( 1 ) 50 - 50 2018.01

ISSN 0030-2813

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